先っちょマンブログ

20180618-1

インターネット上に「でもFPSやめれないんだけどwww」という名言がある。迷言というべきか。
2011年3月11日の東日本大震災のおり、「コールオブデューティ ブラックオプス」という一人称の戦争ゲーム(FPS)の実況プレイをしていたプレイヤーが地震をものともせずにプレイを続けて言い放った一言だ。自分の命よりもプレイヤーキャラクターの命を守った伝説の勇者だと揶揄されている。

本人は確か千葉県在住で、かなり大きな揺れに驚いた母親が家から飛び出し、母親が家の外から早く出てくるように大きな声を出しているにも関わらず、揺れを耐え忍んでFPSを続けていたというとんでもない猛者だ。
頭オカシイといえばそうなのだが、揺れに恐怖を感じつつも半笑いでFPSを続けながら実況する様子が面白く、YouTubeなどで見られる配信動画を見ると不謹慎ながら笑ってしまう。

今朝、大阪を中心に震度6弱の地震があり、ネトゲの名言とされる「FPSやめれないんだけど」発言を思い出した。
地震が起きた8時前、私は会社の最寄り駅を出たところでポケモンGOをやっていた。歩いていたら妙な大きな揺れを感じ、ドーンという音が聞こえたような気がしたので、近くを通った大型トラックが事故を起こしたのかと思ったが、すぐに地震だと分かった。揺れている時間は短かったがかなり大きな揺れだったので、嫁さんに連絡して滋賀の自宅が大丈夫か確認しようとメインスマホのLINEで連絡。パート先だったのでどうなっているか分からず、仕方ないと思ってすぐさまポケモンGOを続けた。
「ポケモンGOやめられないんだけどwww」と心のなかで思っていた。

近くにいた外国人は怯えた様子だった。海外であんな大きな地震はあまりないだろうから、地震がない地域から来ている人は死ぬほどビビったに違いない。
しかし日本人は揺れているときに多少身構えていたものの、揺れが収まったら皆がスマホを見ながら、まるで何事もなかったかのようにどこかに行ってしまった。極めて落ち着いている。

私も特に地震を気にせずポケモンやりながら会社に着いたら、既に出社済みだった人がヘルメットを被って避難訓練どおりに敷地内の駐車場に集まっていた。
私が所属している部署はビルの8階なのだが、避難していた同僚の話によるととてつもなく揺れたらしい。それで、私の席だけとんでもないことになっていると言われた。
余震も起きなさそうなので、止まっているエレベーターを脇目に8階に上がって自分の席に行ってみてビックリした。私の机の向かいにあった本棚が机の方向に倒れていて、机も傾き、机の上にあったパソコンやモニターはどこかに飛んでいっていた。
私の机はフロアの端の方にあり、背を向けた本棚に向かうように置かれていたのだが、本棚を突っ張り棒で固定していなかったためにメチャクチャになってしまった。棚の固定は絶対に必要だと思った。

私の席がメチャクチャになっているのを見て同僚が笑っていたが、もし席に座っていたら圧死していたかも知れない。今朝、大阪駅前で途中下車し、駅前のソフトバンクでポケモンGOのレイドをやって、ラプラスとラッキーが取れるフィールドタスクを取りに行ってから出勤したので地震があったときに会社に向かって歩いている途中だった。もし大阪駅前でレイドがなかったら、そのまま出勤して、本棚と机の下敷きになって死んでいたかも知れない。
ポケモンGOに命を救われたようなもんである。

今日はいろいろ仕事があったのに、地震のせいで予定がめちゃくちゃになってしまった。本棚をどかすのか若い後輩がやってくれたが、自分の机を元に戻すのは自分でやらねばならない。パソコンは無事だった。開発途中のソースコードが自分のパソコンにしか入っていなかったため、パソコンが潰れていたらとんでもないことになっていたが大丈夫だった。液晶モニターも傷が付いた程度で、画面を拭けば見られるように。

とりあえず自分の席の回りがグチャグチャのまま、すぐさまパソコンだけ起動させ、ソースコードの無事を確認し、客先や他部署からのメールの対応をしたりと朝から大忙しだった。
出勤途中で会社近くまで来ていた社員は徒歩で出社し、歩いて来られそうにない社員は待機だ。どうせなら家を出る前に地震が起きて電車が止まってくれた方が助かった。
朝から電車がずっと止まっていて、今日は家に帰れそうにない。死にかけた人がいるかどうかは分からないが、出社が大変だったとか、帰宅できないという人が山ほどいるに違いない。

20180618-2

それでも皆が平静に出社し、仕事をしているのだからある意味すごいもんである。何人か亡くなるという不幸があったが、震度6弱くらいでは日本人はうろたえもしない。
台風のときに出社して仕事をするのとよく似ていて、「大地震があっても仕事やめられないんだけどwww」という状況ではないのか。
地震のさなかに必死にゲームをしている人のことを笑っていられないように思える。

20180617-1

テレビの番組で視聴者からたくさん批判を浴びているのに、出演者が批判そっちのけで感動しているイベントが24時間テレビのマラソンだろう。毎年毎年「もうやめろ」と言われているのに行われ、ランナーとなるタレントに巨額のギャラが支払われているのにチャリティーだと押し通し、なぜか最後に走り終えたランナーや出演者らが泣いている。

ギャラとして1000万円もくれるなら、そこらへんのサラリーマンなら誰でもやるだろう。ウルトラマラソンのように厳しいタイム制限があるわけでもない。24時間マラソンをしているというより、24時間テレテレ歩いているだけ。カネのためならなんだってできる。
最後に流す涙が嬉し泣きの涙なのだろう。これほど視聴者と当人の気持ちが乖離したテレビ番組も珍しい。

昨日、テレビを見ていて「24時間テレビを彷彿させるな」と感じたのがAKB48グループの選抜総選挙だった。次回リリースされるシングル曲を歌う選抜メンバー16人を人気投票で選ぶイベントだが、AKB48に興味がない人間からするとメンバーらが結果を知らされ、嬉しかったり悲しかったりして泣いているのを見て寒気がする。
前に書いたが、AKBの選抜総選挙とやらはキャバクラの売り上げ順位と同じで、メンバーのファンがCDをどれだけ買って投票するかの結果であって、メンバーは売り上げにどれだけ貢献したかを表彰されるのと同じだ。キャバクラのシステムにも似ているが、ディストリビューターの売り上げを表彰するアムウェイなどのマルチ商法にも似ている。

今回、タイで爆発的人気になったBNK48のメンバー10名が立候補し、予想では2名ほど100位圏内にランクインしそうとのことだったのでフジテレビの中継を録画して早送りで見てみた。
BNK48でセンターを務めるミュージックは2万106票を集めて72位、BNK48のリーダーでグループ内一番人気のチャープランが2万6202票で39位だった。

BNK48がタイで発売するCDには投票券が入っていない。得票の大部分はタイ人ファンが日本に来てCDを何千枚も購入し、投票したのだという。
CD1枚が1600円だから、ミュージックのために使われたカネが約3300万円で、チャープランのために使われたのが約4200万円だ。ランクインしていないメンバー分も含めたら、総額で8000万円くらいになるだろうか。日本のBNK48ファンがいくらか投票したとはいえ、ほとんどがタイから搾取したカネである。

BNK48ファンのあるタイ人は、総選挙の投票期日に合わせて来日し、5千枚購入して手動でせっせとミュージックに投票したという。購入したCDは持って帰るのにも邪魔なので、一部を除いて破棄するためにゴミ処理業者までちゃんと手配していたという。
やったのは本人の意志とはいえ、恐ろしい搾取システムである。

ちなみに、どうでもいいが選抜総選挙の上位を確認したら19万4453票で松井珠理奈というSKE48のメンバーが1位だった。ゴリラっぽい顔でやや大きく、30くらいかと思ったら21歳という驚きの老け顔だった。スピーチもクソサブくて、なにがいいのか分からなかったが、こんなのでも後押ししてくれるファンがいるのだろう。

AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 開票結果

選抜メンバーの16名はほとんど誰も知らなかった。3位の宮脇咲良というのが韓国のテレビ番組で人気で、6位の横山由依が総監督とやらをやっていることは知っているが、ほかは誰も知らない。神セブンと呼ばれたメンバーの多くがやめ、立候補しなかったため、誰が誰やら分からないのばかりが争っていたわけだ。
こんなもんをテレビで生中継する意味が分からん。おのおのの順位に悲喜こもごもあるのだろうが、泣かれてもなにがなにやらサッパリ分からん。まさに「嫌なら見なけりゃいい」ってことなのだろうが、スカパーだけで放送しておけばいいように思えてならない。

今度のこの総選挙は世界選抜と銘打たれていて、台北のTPE48のメンバーも立候補していたが、当然のごとくランク外だった。
台湾の芸能情報をウォッチしているのだが、TPE48は芸能ニュースの話題にもならない。タイのBNK48はテレビ出演したりCMに起用されたりで大忙しだが、TPE48はネットで細々とやっているだけ。そんなのがランクインするわけないし、台湾には会えるアイドルグループが山ほどあるのだから、カネばかり搾取されるグループについていくファンなどごく少数だ。

しかもTPE48に金銭問題が浮上したと選抜総選挙の結果発表前日の15日に台湾の聯合報や三立新聞、TVBSなど主要メディアが報じていた。3か月間もスタッフに給料が未払いで、スタッフが立て替えていた経費の精算も行われず、未払い金額が300万台湾ドル(1100万円)を超えているという。
TPE48を運営する熙曜娯楽という芸能事務所はAKB48を統括する日本の株式会社AKSとの合資会社であるが、TPE48が発足したばかりだというのにもうメチャクチャである。メンバーへの給与支払いも滞っており、既にスタッフの半分は辞めているという。
多分TPE48は近いうちにフェードアウトして終わるのだろう。人気がないうえに運営会社がコレでは話にならない。

インドネシアのJKT48やタイのBNK48はたまたまうまくいっているが、中国のSNH48は地元企業の裏切りでコントロールが効かなくなりグループから排除され、台湾のTPE48はこの始末。
運営母体である日本のAKSだけは、日本人ファンに加えてタイ人ファンからも搾取してしっかり稼ぐ。今年の総選挙では投票総数が過去最多の383万6652票だったという。ファンクラブ会員が貰える投票権の票も含まれるているが、ムダにCDを売った結果が10年連続伸ばしている総得票数に表れている。
ファンを煽って売り上げを伸ばし、儲けを出しているが、海外の運営はほったらかしで給料未払いでも知らんふり。恐ろしい会社である。

そうやって海外のファンにまで日本のCDを売りつけ、海外スタッフに給料も支払わずに海外から恨みと悪評だけを買う。
AKSは日本の評判を落としてでも儲けに走る悪徳企業ではないのか。

20180615-1

インターネットが普及したおかげで、毎日のように炎上騒ぎが起きるようになった。大部分がネット上だけの騒動でボヤ程度の小規模なものだが、たまに一般のニュースで取り上げられるほどの大火事に発展する炎上もある。
インターネットによって以前なら得られなかったような情報が手に入るようになり、クレーマーが活躍する場が増えたからだ。炎上の素を得られやすくなり、炎上させた相手が慌てて消火するようすもつぶさに見学することができ、結果をすぐさま自慢することができる。
インターネットはクレーマーにとって最高の放火環境だろう。

今週もいくつか炎上騒ぎがあったが、比較的大きなものがRADWIMPSの軍歌騒動だろう。RADWIMPSは日本の4人組ロックバンドで、大ヒットした映画「君の名は」の挿入歌を複数提供したことで人気に火がついた。
そんなRADWIMPSが先週6日(水)にリリースしたニューシングル「カタルシスト」のカップリング曲である「HINORMARU」が絶賛炎上中だ。

【J-Lyric.net】HINOMARU 歌詞

どうも、ここらへんの歌詞が「軍歌を連想させる」として炎上の理由になっているという。
胸に手をあて見上げれば 高鳴る血潮、誇り高く
この身体に流れゆくは 気高きこの御国の御霊
さあいざゆかん 日出る国の 御名の下に
たとえこの身が滅ぶとて 幾々千代に さぁ咲き誇れ
曲はYouTubeで「RADWIMPS HINORMARU」と検索すればいくらでも聴けるが、別に軍歌っぽいとは思わない。歌詞は中学生が考えたみたいな中二病的なもので、特別いいとは思わないが、なにか問題あるとも思えない。

しかし、ネット上で「RADWIMPSが軍歌を作り、戦争を賛美している」と炎上していることを受けて、RADWIMPSのボーカルで「HINORMARU」の作詞作曲を担当した野田洋次郎が「この曲は震災や津波や台風があっても立ち上がって進み続ける日本人の歌である」と釈明しつつ、「いろんな意見を聞いて、戦争のことに結びつけて考えられてしまう可能性があると理解した」として、日本語と英語で"傷ついた人たち"に向けて謝罪文を出してしまった。
この曲で傷つくようなナイーブすぎる人がこの世の中に本当にいるのだろうか。

炎上させて屈服させたにも関わらず、クレーマーたちはそれでは満足しない。次は神戸で26日(火)に行われるRADWIMPSのライブで抗議集会を実施する予定だという。そいつらの要求は、CDの回収と廃盤、ライブで二度と歌わないこと、曲の内容がいかに間違っていたかを表明することだという。
バカを相手に謝罪してしまうから、バカをつけあがらせることになる。

抗議を主催する人物は「抗議行動は憲法で保証された表現の自由だ」と主張しているそうだが、それをいうならどんな曲を作ろうが表現の自由ではないか。
バカバカしくて相手にしていられない。こんな度が過ぎたクレーマーはRADWIMPSのファンに刺殺されたらいいと思うが、こいつらクレーマーは「ファンこそ立ち上がらなければならない」としている。
つける薬がない。

RADWIMPSが炎上しているさなか、漫画「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎もそこそこ炎上した。4日(月)発売の「ONE PIECE」89巻の作者自己紹介欄で、みなでご飯を食べているときに大皿に残った唐揚げ1個を「横井軍曹残ってるよ! 誰か戦争を終わらせて!」と使えるように、"横井軍曹"と名付けることにしたと書いていたという。
いうまでもなく戦争終結後もグアムに28年も残留していた残留日本兵である横井庄一のことを揶揄している。
発行元の集英社に「不謹慎だ」という批判が殺到し、集英社が謝罪文を出す騒動に発展した。

昔は「よっこいしょ」と言う代わりに「よっこいしょういち」と言うオッサンやオバハンが多くいて、横井庄一はなにかとネタにされやすかった。それを考えても、今さらめちゃくちゃ批判するようなことでもないように思える。いかにも問題が起こりそうな表現であることを事前に察知できなかったことは問題だろうが。だから出版社として謝罪しないわけにはいかなかったのだろう。

炎上騒動はどれを見ても、関係ない一部の外野が騒いで、当人が謝罪させられるパターンしかない。毎回「お気に召さない人がいて、その方の気分を害したことを謝罪します」という謝罪がなされるが、ごく一部に不快な思いをさせたという理由でいちいち謝罪せねばならないのだろうか。万人が納得するようなおとなしい内容の表現ばかりがあふれる世の中になっていいのだろうか。

炎上でいうと、アインシュタインが現代に生きていれば間違いなく炎上するであろう日記が出版された。米プリンストン大学出版会が出版したアインシュタインの旅行記は、アインシュタインが中東、極東地域を旅した1922年10月から1923年3月にかけて書かれた日記が元になっている。

アインシュタインはスリランカ人について「非常に不潔でかなりの悪臭がする地面に暮らし、ほとんど何もしないし、何も必要としない」と評した。
日本人については比較的好意的で「謙虚で上品で非常に魅力的」と評価する一方、「芸術的欲求と比べると知的欲求は弱いようだ。生まれ持っての気質なのか」と記した。
ボロクソに書いたのが中国人に対してで、「勤勉だが汚くて鈍い」「子供さえも活気なく鈍い」「椅子に座らず、用便をするようにしゃがんで静かに食事する」とした。また、中国人女性について「どんな魅力があって男を興奮させ、子供を産むことができるのか理解できない」とし、子供が多い中国人たちを見て「中国人があらゆる人種に取って代わるとすれば悲しいことで、考えるだけで憂鬱だ」とした。

イギリスのBBCなどはこれを「人種差別的」として批判的に報じているが、旅をしての個人の感想なのだから仕方がない。中国人の見立てについても事実のように思える。むしろ、先見の明があると思えるほどだ。個人の感想より、日記を勝手に出版する方が問題のように思う。

たとえ個人の感想でも、アインシュタインが生きていればメディアやネットで袋叩きにされていただろう。有名人が炎上すれば、それが賛否両論あろうともほとんどの人が謝罪をする。
アインシュタインは謝罪するだろうか。謝罪したとして、アインシュタインはなんと言っただろうか。

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