先っちょマンブログ

20240318-1

15日(金)の仕事帰り、大阪駅の10番ホームと11番ホームにめちゃくちゃ大勢の人がいた。カメラを持っている人が多かったので、いわゆる撮り鉄と呼ばれる鉄オタが集まっていたようだ。
たまに駅のホームでカメラを持っている鉄オタを見かけるが、なにを撮るために待ち構えているか分からない。撮影している電車を見ても、なにが特別なのかまったく分からない。

大阪駅に集まっていた鉄オタの目的も不明だが、16日(土)からのダイヤ改正で15日はなんらかの電車のラストランだった可能性が高い。大阪駅の10番ホーム、11番ホームは特急電車が停車するホームで、なんとなく北陸行き特急の「サンダーバード」「しらさぎ」関連のような気がした。
だが、調べてみると16日から北陸新幹線が敦賀まで延伸しても、「サンダーバード」や「しらさぎ」が廃止になるわけではないらしい。ただ、金沢発着が廃止になり、敦賀止まりになるようで、もしかすると最後の金沢行きの「サンダーバード」だか「しらさぎ」だかを撮影するためだったのだろうか。

私は鉄道や飛行機が好きではあるが、あくまでも移動手段として好きなだけであって、意味もなく単に乗りたいと思ったことなど一度もない。写真に収めたいと思ったことももちろんない。
鉄オタには、乗りたい人、写真を撮りたい人、走る音を聞きたい人、ダイヤを眺めたい人など多種多様で興味深い。まあ自分が鉄オタになることはないと思うが。

そんな鉄オタを主人公にした漫画がいろいろあるが、唯一読んでいるのがビッグコミックオリジナル連載の「テツぼん」だ。鉄オタのフリーターだった主人公が、国会議員だった父が急逝したことで後釜に据えられ、地盤を引き継いで立候補したら当選してしまい、鉄オタであることを隠して国会議員をやるという漫画だ。アニメ化された「ツヨシしっかりしなさい」で知られる永松潔の作品である。
鉄道の政治がテーマで、主人公の仙露鉄男は父親と同じく与党の道路族の派閥に属している。派閥としては道路行政を進めていきたいのだが、国土交通政務官となった仙露鉄男は鉄オタの知識を活かして鉄道の発展を模索する。とはいえ、鉄オタなので地方視察の目的は単に各地の電車に乗ったり、鉄道関連の施設を見て回りたいだけなのだが。

その「テツぼん」の連載で、昨年に私が住む滋賀編があった。滋賀編は北陸新幹線がテーマだった。そこで問題として取り上げられたのが、北陸新幹線の敦賀からの延伸についてだ。
仙露鉄男が所属する派閥では、敦賀から京都を結ぶルートを推進し、実際にそうなるようにたが、滋賀の議員が米原ルートに変更しようと模索していた。
仙露鉄男は滋賀の有権者に向けた演説で、派閥の意向は関係なしに、京都ルートでも米原ルートでもない、別の提案をしていた。

現在、東海道新幹線のダイヤが過密状態で、米原に延伸しても北陸新幹線の米原からの乗り入れは難しい。乗り換えしかないが、新たに新幹線の線路を新設するのでは工期も費用もかかる。
そこで、東北新幹線で採用されているように在来線を走るミニ新幹線の方式にすればいいと提案していた。
普通鉄道は狭軌と呼ばれる幅が短いレールで、新幹線は標準軌と呼ばれるレールであるが、三線軌条という両方が混在できるレールにすれば解決する。

仙露鉄男は東日本大震災で東北への鉄道輸送が滞ったことを踏まえ、東海道新幹線がトラブルに見舞われたときの代替輸送路として北陸新幹線の京都・大阪方面への延伸をすぐに進めるよう、工期が短く、費用も安いミニ新幹線方式を提案していた。派閥の意向にそぐわないだけでなく、滋賀の議員の鉄道利権も吹き飛んでしまう提案で、どちらからも目の敵にされてしまうが、現実的な提案ではある。

とりあえず北陸新幹線は東京から上信越、北陸を通って敦賀まで開通したが、問題はそこから最終地点の大阪までどうつなぐかだ。
2017年に小浜を経由して敦賀と京都をつなぎ、京都からは松井山手経由で新大阪までつなぐことになっているが、路線の大半は地下40メートル以上の大深度地下と呼ばれる地下トンネルになる。2017年の試算では2.1兆円だったが、現時点で4兆円を超すと見られる。
工期は15年で、2046年の完成予定だ。あのリニア中央新幹線の東京-大阪間の開業予定が2045年なので、それよりも遅い。名古屋-大阪間の当初の建設費が3兆6000億円とされていて、同じように値上がりしていると考えると今は7兆円くらいかも知れないが、そうだったとしても、北陸新幹線の敦賀と大阪を結ぶ路線のコスパは悪すぎないか。

私が滋賀県民だからというわけではないが、北陸新幹線は米原に接続するのが一番いいように思えてならない。京都ルートと比較し、工期15年が10年になり、費用も4分の1に。
「テツぼん」にあったが、新幹線の米原駅は北陸への延伸を見据えて線路やホームを増やせるようになっている。在来線と共有するミニ新幹線がいいか分からないし、滋賀県民でもほとんど利用しない米原駅での乗り換えなんか不便で仕方がないが、北陸新幹線の需要や京都の環境への影響、費用負担を考えると、敦賀から京都はもちろん、その先の大阪まで伸ばして意味あるのかと思えてならない。
2017年の時点で費用便益比(B/C)が1.1しかなかったものが、今や1を大きく割り込んでいる。それに対して米原ルートはB/Cが2くらいあるとされている。

京都新聞も16日(土)の社説で京都ルートを見直して、現実的な米原ルートにするよう主張していた。だが、米原ルートにすると新幹線の路線がなくなるJR西日本にはうまみがなくなり、必ず反対するだろうとされている。米原ルートになると滋賀県の負担が多くなるが、それがもっとも現実的に思える。
京都ルートの場合、「サンダーバード」が走るJR湖西線が新幹線の並行在来線扱いとなり、JRから切り離されて第三セクターへの移管せねばならないため、滋賀県が猛烈に反対している。京都を走る新幹線のせいで滋賀の路線が並行在来線となるのはどう考えてもおかしいが、条件的にはそうなってしまう。
湖西線がJRから経営分離されて第三セクターになったら、ダイヤの本数が大幅減、運賃値上げは間違いない。大津市の湖西線沿線で新築マンションの分譲が行われているが、今から湖西線沿線の一戸建てやマンションを買う人は、そのリスクを分かっているのかと思う。

かといって、米原ルートになった場合、北陸本線が並行在来線になってしまうため、福井県は米原ルートを強固に反対している。滋賀県も北陸新幹線の京都ルートはデメリットがあまりにも多いため、湖西線沿線の大津市などを中心に湖西線の並行在来線化に反対している。
並行在来線としてJRの路線が経営分離されるのは周辺自治体の同意が必要とされているが、実際はどうなるか分からない。

北陸新幹線が敦賀まで延伸されてお祝いムードだが、問題はその先の京都、大阪までどうやってつなぐかだ。特に敦賀から京都の接続については問題だらけに思える。
金だけの問題ではなく、並行在来線の問題も大きいし、大深度地下の影響が読みにくい環境アセスメントの問題もある。一番いいのは米原ルートだと思うが、JR東海もJR西日本も反対し、京都ルートを決めた議員や関係者の利権などもあって変更は難しいのだろう。
誰のための北陸新幹線かと思うが、利用者や沿線住民のことなんかどうでもいいに違いない。
北陸新幹線のことを調べれば調べるほど白けてしまう。いっそのこと、このまま敦賀を終点にしてもいいのかも知れない。

20240317-1

ここのところ、産経新聞が日本におけるクルド人難民問題を積極的に取り上げている。トルコ人に対して我が国がビザ免除をしていることをいいことに、トルコ国籍のクルド人が来日し、日本で難民申請を出している。その数、15年で1万人。
クルド人はトルコで差別を受けて入るもの、難民というほどでもない。これまでに難民申請が認められたクルド人が1名しかおらず、原則全員却下となっている。

しかし、退去が確定しても送還されるまで人道的観点から収容所に入れておけないため、仮放免という処置で施設の外に住まわせている。仮放免となったクルド人を含め、元から日本で仕事をしていたクルド人などが集まっているのが埼玉県川口市だ。

そのクルド人たちが病院で暴れて救急搬送をストップさせたり、女子中学生がクルド人にレイプされるなど川口市で社会問題化しているにも関わらず、新聞であまり取り上げられないと産経新聞が報じていた。

【産経新聞】川口クルド問題 朝日、共同などの報道状況を検証 事件報道わずか、イベントには好意的 (2024/03/16)

クルド人のイベントについては朝日新聞などが積極的、好意的に報じるものの、クルド人が起こした問題については「トルコ国籍」とか「外国籍」と報じ、クルド人が起こした事件であることを隠しているという。
在日韓国人や在日朝鮮人が刑事事件を起こしたとき、本名を報道せず通名で報道するケースとよく似ている。いいことはクルド人として、悪いことはトルコ人として報じる。
どうしてクルド人に肩入れするのか理解できないが、難民だと主張するマイノリティの都合のいいようにやるのが左派マスコミの使命とでも思っているのだろう。

新聞やテレビでは虚偽の報道をしてはならないことになっている。実際、嘘八百が報じられることはあまりないが、問題を矮小化して報じたり、まったく報じなかったり、あるいは都合のいい部分だけ報じるという取捨選択の手法はよく取られる。
10年くらい前からネットで「It's Media」という風刺画(元の絵は1985年のものらしい)をよく見かけるが、まさにその状態だと思う。

20240317-2

マスコミには好きなことを報じたり報じなかったりする権利はあるのだろうが、あまりにも恣意的である報道も散見される。
最近、それを如実に感じるのがダウンタウンの松本人志の報道だ。

読売テレビ制作のミヤネ屋は、松本人志の性加害疑惑を報じた週刊文春の記事を年明けから連日取り上げ、出演者や弁護士等がああでもないこうでもないと議論している。しかし、その内容は基本的に松本人志を批判するもので、文春の報道に沿ったものでしかない。
週刊文春は一連の松本人志報道で、ここへ来て若干分が悪くなってきて、多くの批判を浴びるようになった。そのことをミヤネ屋はまったく取り上げていないという。

週刊文春2月8日号で、11人目の告発者として元グラビアアイドルというJ子が登場した。2016年夏にたむらけんじに誘われて、リッツカールトン大阪での参加したが、部屋のみであることを事前に知らされなかったなど、第1弾の強制猥褻を彷彿させる飲み会が度々行われていたことを示し、週刊文春が"真実相当性"とやらを積み重ねるために記事にした。

ところが、今月3日になって、その飲み会に参加した霜月るなというAV女優がXで記事について「嘘だらけ」と反論していた。J子はたむらけんじに誘われたとあったが、実際は霜月るながたむらけんじに誘われ、友人だったJ子も連れて行ったというものだった。さらに、リッツカールトンの部屋のみであること、松本人志がいることなども事前に伝えていて、飲み会では携帯の没収もなければ、松本と寝ていいか尋ねられる「たむけんタイム」なるものもなかったと暴露した。

この件は非常に重要だ。このAV女優が参加した飲み会だけただの飲み会だったとか、そういうことではない。記事に「ギャル系セクシー女優」と出てくるのが霜月るなであるのに、週刊文春は霜月に対して一切取材をせず、J子の言い分だけ聞いて、それを事実だとして報じていたのだ。
名前を出して言っている霜月るなの主張には信憑性があり、J子の話は嘘だらけであると推測される。となると、ほかの記事の信憑性にも疑いが生じる。ちゃんと取材してんのかと疑われて当然だろう。

また、週刊文春がいう「SEX上納システム」で女をアテンドしたとされるクロスバー直撃の渡邊センスに対して取材を行おうと、週刊文春の記者が大阪のなんばグランド花月で直撃取材を敢行していたが、その対象はまったく別人の放送作家だった。突撃取材された放送作家は渡邊ではないと否定したが、嘘をつかないでちゃんと答えろと迫られ、写真を撮られたという。
吉本を通じて週刊文春に人違いであることを連絡し、最終的に文春がミスを認めたが、連絡しなかったら別人を記事にしていた可能性が高い。
渡邊センスは私でも見て分かるが、週刊文春は誰か分からないまま、吉本に張り付いて渡邊に似た人物を渡邊本人として突撃取材したわけだ。あまりにもめちゃくちゃである。

昨年末に週刊文春がセンセーショナルに報じて以降、文春が記事を積み重ねて「松本人志はこれだけヤバい芸人」と報じ、ミヤネ屋もそれに従ってきたが、なんとなく雲行きが怪しくなってきた。文春はしっかり取材をしている感じを出していたが、かなりデタラメな記事があるのも分かってきた。
それよりもヤバいのは、週刊誌の受け売りで報じるテレビのワイドショーだろう。特にミヤネ屋は週刊文春におんぶに抱っこで、文春の広報機関のようになっている。少しは独自取材をすりゃいいのに、「週刊文春によると...」という報じ方ばかりだ。しかも、文春に都合の悪いことは取り上げない。霜月るなの抗議も、渡邊センスの抗議も一切無視。
これでは、ネットを見ずにテレビばかり見ている年寄りの世代には一方的な情報しか伝わらない。

メディアには公正性もへったくれもない。インターネットの普及によって多くの人が知ることとなったが、未だに旧態依然として、会社の方針やイデオロギーに基づいて偏向報道ばかりするマスコミが多い。新聞やテレビがオワコンだと言われて久しいが、そんなことを今も続けていたら、オワコンと見なされるのは当たり前だろう。

20240315-1

BS朝日で毎週火曜日の午後10時半から放送されている「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」という番組をときどき見ている。TVerでもでも視聴可能だ。
番組ホストのスギちゃんが世界各地に行って鉄道に乗り、ふらりと降りた駅前にある食堂で食事をするという番組だ。

以前はヒロシがホストを務めていて、嫁さんは「ヒロシの方がよかった」と言うが、私はスギちゃんの方がいい。ヒロシはごちゃごちゃ文句を言うことが多かった。スギちゃんは面白くはないが、人のよさがよく出ている。

12日(火)放送は台湾の台南での様子が放送されていた。数か月前に何回か放送されたものは1年ほど前に台北市を中心にロケが行われたものだったが、今年の1月に別のロケで台湾南部を訪れたらしい。


4年も前になるが、3週間も台南に滞在して、歩きやホテルで借りた自転車で台南市内をくまなく巡ったので、台南に関してめちゃくちゃ詳しい。スギちゃんが台鉄の台南駅で降りて市場を歩いていたが、神農街近くの水仙宮市場だとすぐに分かった。
スギちゃんはそこの素食(ベジタリアン向けの食事)の食堂と、台北から修学旅行で来ていた高校生を連れて小洒落た麵の店に行っていた。
台湾のグルメでいうと、牛肉麵というのがある。牛肉の塊みたいなのが入っているラーメンだが、正直おいしいと思ったことがない。その代わり、乾麵はめちゃくちゃうまい。日本でいう汁なし麵で、味の濃いタレをまぶして食べる麵だ。米粉(ビーフン)も汁ありと汁ありがあるが、断然乾米粉の方がうまい。
スギちゃんは小洒落た麵屋で高校生が勧める乾麵を食べていて、それがとてもおいしそうで、また台湾に行きたくなってしまった。

台湾旅行の醍醐味はなんといってもグルメだろう。低価格のB級グルメだ。台湾は北部と南部で結構違っていて、私は中華ちまきが好きなのだが、台北など北部の中華ちまきと違って、台南や高雄の中華ちまきはタレがかかっていて、これがうまさ倍増だ。
ただ、南部の食堂で青菜を頼むと、空芯菜ではなくレタスやサツマイモの葉っぱや茎であることが多く、空芯菜を食べたいのに出されたものがレタスなどだとガッカリさせられる。

それはともかく、海外旅行に行って食事をするなら、高級店よりも地元の人が行くような店の方がいいと思う人が多いのではないか。台湾の旅番組を見ると、鼎泰豐(ディンタイフォン)や點水楼(ディエンシュイロウ)など高級点で小籠包を食べているが、小籠包なんか別にそこらへんの地元密着の店でも十分にうまい。なにより安い。

初めて台湾に行った2012年は民主党政権時の超円高時代で1台湾ドルが2.6円だった。今は超円安のせいで4.7円だ。レートが倍くらい違うので高くなったと思うが、それでもまだ食事に関しては日本より安い。タピオカミルクティーなんかもそうだが、日本で台湾の食事をしようと思ったら、現地の3倍くらいかかる。

台湾の庶民向け食堂では、テーブルに置いてあるメニュー表に数字を書き込んで注文するスタイルがほとんどだ。店員がオーダーを取りに来るのはホテルのレストランなどごく一部で、そんなところには行ったことがない。
私はメニューを見ればだいたいどんなものか分かるが、中国語や台湾料理をまったく知らない人でも、漢字を見れば大体分かるだろう。観光客が多めに店は、英語や日本語のメニュー表もある。
日本人だと分かると店員が日本語のメニュー表を渡してくることがあるが、その日本語は自動翻訳したようなもので、なんのこっちゃ分からないものがある。日本語の内容から中国語のメニューを想像しないといけない場合もあるため、中国語のメニュー表の方が楽だったりする。

日本のメニューも中国語のメニューも、もちろん価格は一緒だ。現地の人が食べているものを、現地の人と同じ価格で買う。それが旅行でのグルメ体験というものだろう。
だが、最近の日本では外国人向けのぼったくり価格と言えるようなメニューが増え、外国人向けと日本人向けの二重価格にすべきだという声がチラホラ上がってきた。とんでもない話である。

自分が観光客として、渡された日本語メニューに書かれてある価格と、現地の人が受け取ったメニューの価格が違ったとしたら、外国人向けにぼったくられているようにしか感じない。
ハワイのゴルフ場の利用料やタイの寺院の拝観料が現地人と外国人で違うというのがあって、まだそういうのを許容する雰囲気はあるかも知れない。しかし、同じものを出しておきながら外国人だけ別価格というのは受け入れがたい。
どうやって外国人と判別するかがある。見た目が外国人で日本国籍なのに外国語メニューを渡されて外国人価格を請求されたとか、日本語ができる外国人ならどうするのかという問題もある。

そもそも、自分たちがやられたらイヤなことを人にやるべきではない。外国人向けのぼったくりもやめるべきではないのか。金を取れるところから取ろうというのは、資本主義ではなく単に卑しいやり方ではないか。
コロナ前に外国人向けのぼったくりが大阪の黒門市場などで横行していて、コロナ禍で外国人が来なくなり、日本人に見向きもされなくなって泣きついているクソみたいな店があった。
コロナ禍明けで「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の原理でまたぼったくり店が戻ってくるだろうと思ったら、案の定復活していた。

日本はもはやおもてなしの国でもなんでもないと思う。ソウルの明洞のように、観光客をカッペ扱いしてぼったくりをする飲食店、宿泊施設が増えまくる卑しい国だ。儲けるためならなんでもいいという考えには賛同しかねる。二重価格は論外だし、外国人向けに絞って日本人には「嫌なら来るな」と言う店もどうかと思う。人手不足でサービスも以前より低下している。

貧すれば鈍するという感じで、情けないかぎりだ。物価高をそれほど気にしないで済むほど日本人の給料が上がれば改善するだろうか。
多分、一度こうなったら変えられないと思う。日本は外国人向けにぼったくるのが普通の国になりつつある。そんな国、旅行の魅力半減ではないか。

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