先っちょマンブログ

20200923-1

NETFLIXで新しく配信された「パラメディック -闇の救急救命士-」というNETFLIXオリジナルのスペイン映画を見た。
職務中に不慮の事故で下半身不随となった救急隊員の性格がどんどん歪んでいき、別れた恋人のストーカーとなって次々と犯罪を犯すようになるという内容だ。
特に面白くもつまらなくもないスリラー映画だった。

映画の中で2020年の年明けを迎えるのだが、正月早々にかつての知り合いが勤めている病院に赴いた主人公が乗っていた車のラジオで、中国の市場で発生した新型コロナウイルスの感染者が何人で、何人が死んだというニュースが流れていた。
2020年の年明けすぐに新型コロナウイルスに関してここまで関心を寄せていた国はほとんどないだろう。ちょうどその頃仕事で台湾にいたが、中国の動向を初期から監視していた台湾ですら、テレビや新聞で新型コロナウイルスが騒がれだしたのは1月中旬以降だった。

欧州では東アジアで騒動になっていても「自分たちには関係ない」といわんばかりだった。欧州での感染拡大の中心地となったイタリアやスペインはその最たるものである。
そんなスペインで、2020年年明けに新型コロナウイルスを注目していたとは思えないし、仮にそうだったとしても映画のストーリーと一切関係ないのでわざわざニュースとして映画の中で流す必要はなかったが、中国発信の新型コロナウイルスの感染が拡大してめちゃくちゃになった2020年を迎えたことを強調したかったのだろう。

10年ほど経って新型コロナウイルスの記憶が薄れても、こういう映画を見ることでそれを思い返すことになる。
これはスペインの映画制作者の中国への意趣返しに思える。商業映画ならば中国人を怒らせたり、中国政府を刺激するような表現を絶対にしないが、NETFLIXは中国でサービスを展開していない。NETFLIXはクリミア、北朝鮮、シリア、そして中国という4か国でのみサービスを提供していないので、中国政府を怒らせようがどうなろうが、中国でサービスを停止させられる恐れもない。
だから、主演したブラッド・ピットが中国を出禁になった「セブン・イヤーズ・イン・チベット」もNETFLIXで配信することができる。

中国を除く世界中の人々は、新型コロナウイルスは中国で発生し、中国のせいで世界に広まったと認識しているだろう。中国政府がいうには、武漢で広まる前の昨年10月頃には欧州ですでに広まっており、武漢での感染拡大にいち早く気がついた中国が感染拡大対策を行い、医療支援などで世界に貢献しているとのことだが、誰がそんな話を信じるのだろうか。

中国がやったことは徹底的な情報の隠蔽だ。2019年の年末から2020年の年明けにかけてのニュースでは、新型コロナウイルスは人から人へ感染せず、武漢の市場で売られていたコウモリ由来で感染するという話だった。ところが、市場に出入りしたことのない感染者の家族が感染したことが明らかになり、すぐに人-人感染が疑われたが、中国政府は頑なに否定し、WHOも中国の言い分どおり人から人への感染を否定していた。

情報を隠蔽している間、中国が不織布マスクや医療用防護服などを必死でかき集めていたことも明らかになっている。人から人への感染力の強さを明らかにして世界中で医療品の争奪戦を展開させるのではなく、自分たちだけが十分な量を集めていたという中国の狡猾さを見れば、この国だどれだけ腐っているかがよく分かる。
その後、中国は他国にマスクを譲って恩を売るマスク外交なるものを展開したわけで、転んでもタダでは起き上がらない中国の貪欲さやしたたかさも見て取れる。

そんな中国に対し、感染とそれに伴う被害が拡大して欧米諸国が中国に対して腹立たしい思いをしているのは想像に難くない。中国にべったりなイタリアでは、あれほどの被害が出ても中国批判が控えめらしいが、世界中のほとんどの国で中国に対するイメージが下がっているという。

特に死者が20万人を超えるアメリカでは中国憎しの感情が日に日に高まっているようだ。
アメリカ人がもう少し感染拡大対策をできていれば被害はもっと少なかったはずだが、中国に対する反感は当然だろう。マスクをしようともしない自分たちをよそにアメリカ政府やトランプ大統領を批判するのはどうかと思うが、トランプ大統領はそれを逆手に取って国連で中国批判を展開していた。新型コロナウイルスを中国ウイルスと呼んだうえで、「中国が世界に拡散させた」とし、「国連は中国に責任を取らせねばならない」と強く非難した。

中国がちゃんと対応したうえで感染が世界に広まったのなら仕方がないが、初期に情報を隠蔽したうえ、WHOにウソ情報を流し、時間稼ぎして医療品をかき集めていたとなると弁解の余地はあるまい。
中国の言いなりになっているWHOにも責任の一端があり、中国とWHOが非難されて当然だ。WHOを抱える国連が中国に対して厳しい対応などできるわけがないが、トランプ大統領がこうやってジャブを打つことで、それに納得する人たちがなにもしない国連に批判の目を向けるのは間違いない。

11月の大統領選挙でトランプ大統領が再戦できるか分からないが、仮に民主党のバイデン候補が当選しても、アメリカ人の反中国の感情が高まっているために民主党政権であってもおいそれと中国への非難の声を緩めることはできないという。
中国包囲網の先陣に立っているのがアメリカのトランプ大統領であるが、バイデン候補に代わったとして同じように中国に厳しく対応できるかは未知数だ。
コロナの件があるので対中姿勢を緩めることは不可能ではあるが、トランプ大統領が進める経済のデカップリングはやらないと既に明言しており、経済的に中国と深く結びつく一方でコロナで中国に厳しい対応が取れるのかどうか疑問だ。これまでの中国を見る限り、金を盾にして他国に無理を通してきたわけで、金は欲しいが無理は受け付けないという対応が受け入れられるわけがない。

増長する中国を痛めつけられる政治家は今のところトランプ大統領以外にいそうにない。我が国の総理大臣がやってくれりゃいいのだが、とてもじゃないが無理だろう。
領土問題で周辺国を蔑ろにし、香港やウイグルの人たちの人権を蔑ろにし、新型コロナウイルスではふざけた対応を取っておきながら自国が世界を救うと吹聴する中国に誰かがお灸を据えないと、今後もっと増長するに決まっている。
新型コロナウイルスに関しても、発生させたことではなく、情報隠蔽などのその後の対策をもっと厳しく追求していいはずだ。

中国にお仕置きできるのはトランプ大統領しかいない。他国の政治家に期待しなければならないことが情けないが、それでも期待できるだけまだいい。
現状では再戦は厳しいが、陰ながら応援することにしよう。

20200922-1

以前から釈然としないテレビCMがある。今年3月から放送されている小林製薬のトイレの消臭元のCMで、お笑いコンビ和牛の水田がトイレの匂いについて「ニオイの元はこの隙間」と言い、「だから消臭元」というナレーションが入る。
トイレの匂いの元は接地面の縁の部分や便座の取り付け部分に溜まった汚れが原因らしい。そこから出る匂いを消臭元で取り除きましょうという趣旨のCMだ。



これはどう考えてもおかしい。匂いが気になるなら匂いの元を掃除すべきであって、匂いをごまかすために芳香剤を置いても何の解決にもならない。匂いがするということは、空気中に漂う匂いの粒子を鼻腔から吸い込んで嗅覚細胞に付着させているわけであって、その粒子を消臭元に吸着させることで解決しているかのように見えるが、匂いの根本原因を解決しないかぎりこの問題は永久に解決しない。

匂いの元をなくせば消臭元なんぞ置かなくても匂いがしなくなる。便器の接地面は拭けばいいし、便座の取り付け部分は簡単に外せる。温水洗浄便座であっても、今は簡単に外せるようになっているし、昔のタイプでも便座を外すのと同じ要領でネジを外せばいいだけだ。

私はこのCMのような場当たり的な対応が嫌いで、掃除をするのが面倒だからといって匂いを芳香剤でごまかすなんぞ最悪の対応だと思う。

社会人になりたての頃、職場の上司に大前研一の「実戦!問題解決法」という本を買わされた。内容は悪くなく、シンプルに要約すると「問題の根本原因を解決しないかぎり問題は解決しない」という内容だ。そうやって聞くと当然のように思えるが、意外とこれができていない社会人が多い。

私はIoT機器の開発の仕事をしているが、製品トラブルがあったときに問題の根本原因を探り、それを解消するという当然のアプローチを取る。ところが客の中にはこちらのやり方に納得せず、間違ったアプローチの仕方を提案してきたり、問題の根本原因を理解しない客が結構いる。

エンドユーザーという最終的に利用する客がそうなのはしょうがないが、IoT機器でシステムを組んで客に販売するSI業者にも呆れるほどバカなのがいて、問題の根本原因も対処方法もまったく理解しないのがいる。

小林製薬のトイレの消臭元のCMを見ると、仕事でやっているくせにアホ丸出しのSI業者を彷彿させる。「お客さんがトイレの匂いに困っています」、「よし、匂いを吸い取る芳香剤で匂いをごまかそう」。これがまともな人間の対応だろうか。

「毎日忙しい」とか言う人がいるかも知れないが、便座を取り外したりする掃除など毎日しなくても週1回くらいで十分だろう。週に1回、長くても10分くらいで終わるトイレ掃除に時間も割けない人間などいるわけがなく、「時間がないから芳香剤を置く」はただの言い訳でしかない。

世の中にいるどうかしている人の中には、根本的原因を間違える人もいる。その最たるものが原発対応だと思う。
福島第一原発の事故の原因は津波による電源消失だった。それさえなければメルトダウンはなかったように思う。原発事故は地震の直接被害というより、その後の津波による被害だった。万一のことを考えて地震対策を取るのは結構だが、本来なら原発事故の根本原因は電源消失であるため、電源を消失しないよう対策を取ればいいはずだ。

にも関わらず、原発は危ないから原子炉をすべて廃棄してしまえと主張する人がいる。その思考回路が理解できない。
単に主義主張のために論点をすり替えているだけだが、この考え方では「トイレの匂いの原因は便器にあるから、便器をなくしてしまえ」と言っているのと大して変わらないではないか。

問題解決にあたっては、根本原因を探すのが難しい。水が低きに流れるように、解決できそうなことを根本原因としたり、自分の主義主張のために根本原因ではないことを根本原因に仕立て上げようとしたりする。
それ以外にも、問題がなかったことにしたりもする。部屋がゴミで汚れているのならゴミを片付けて掃除すべきであって、目をつぶってゴミが視界に入らないようにすることは問題の解決法ではない。

問題があればその根本原因を探り、それを解決する。理解するは簡単だが、実践するのは難しい。しかし、その難しいことをやっていく必要がある。

20200921-1

嫁さんとイオンで買いものをしていたら、日用品のコーナーに「ビオレu 手指の消毒液」というアルコールスプレーがたくさん陳列されていた。ポンプを押し下げてアルコール液を噴出させるタイプのボトルで、前から欲しかった。家には新型コロナウイルスの感染拡大で品薄になる前に買っておいたアルコール消毒液がそこそこあるのだが、普通のスプレーボトルしかなかった。
いちいち手に取らなくても使用できるタイプが欲しかったので1個買った。税込みで630円くらいだったと思う。
これまで、このタイプのスプレーボトルを買おうと思ったら、アマゾンなどで出どころ不明の中国製の胡散臭いのに高価なボトルを買うしかなかったが、花王が出しているものなら問題ないだろう。

とはいうものの、家に帰ったら石鹸で手を洗うのでアルコールスプレーは使わない。だが、家に誰か来たときに石鹸で手を洗わせるわけにもいかないので、押すタイプのスプレーボトルがあれば便利だ。まあ、うちに誰か来て家に上がることなど滅多にないが、念のため備えておいた方がいい。

コロナの影響で品薄になってなかなか手に入らなくなったもののひとつにアルコールスプレーがある。100円ショップにおいてあったアルコールを入れられるタイプの携帯スプレーはずっと品薄だったが、最近やっと買えるようになった。今ではそこらへんのスーパーでもボトルが売られるようになった。

にも関わらず、ネットでは未だにアルコール消毒液が高値では販売されている。花王のアルコールスプレーボトルが私が買った価格の1.5倍から2倍くらいの価格で売られている。転売のぼったくり価格で買わなくてもそこらへんで買えるのにこの価格設定なのは、それでも買う人がいるからだろう。忙しくて買いものに出かけられないのか、大型スーパーがない田舎に住んでいるのだろうか。
いずれにしても、家で使うのなら消毒液より液体石鹸で手を洗った方がよさそうに思える。

消毒液は若干の品薄感があるが、それでも半年前と比べるとずいぶんと手に入りやすくなった。マスクに至ってはもっと手に入りやすくなった。不織布マスクは以前よりも高いがどこでも売られていて、洗って繰り返し使えるマスクも飽和状態。ユニクロを覗いてみたが、改良版の方は在庫がなかったが、最初に発売された冬用にしか思えない分厚いマスクは山ほど置いてあった。イオンも独自ブランドの安価なマスクがたくさんあった。
マスクやらなんやら探し回らなくて済むのかと思うと、気持ち的にずいぶん楽になった人が多いのではないか。

コロナの対応にしても、余裕が出てきた感がある。現時点の新規感染者数は全国で500~600人程度で、この数字は緊急事態宣言が出るなどして上を下への大騒ぎとなっていた第1波の4月中旬と同じくらいの数字だが、いちいち誰も騒がなくなった。
「2週間すれば東京がニューヨークのようになる」と視聴者を脅かしていたテレビ朝日の「モーニングショー」ですら以前ほど騒がなくなった。PCR検査数などであれほど手本にしろといっていた韓国にも第2波が来て、またもロックダウンに近い状態になっているのだから、さすがに以前ほどの勢いで言えなくなってしまった。今では東京が加わったGoToキャンペーンの解説なんぞをするほどだ。

自粛することで新規感染者数を減らせることは明白だが、やり過ぎると経済を落ち込ませて自分たちの首を締めることが分かったのだから当然だろう。営業停止などの自粛、甲子園を含む各種スポーツ大会の中止はやり過ぎだった。ならば徐々に改善していけばいい。人が話すなど口を開いて飛沫が飛ぶことが問題であることは分かっているので、飲食店では身内だけ、スポーツ会場やコンサートでは声援を極力抑えつつマスク着用の義務化を行えばいい。完全に感染を防ぐことはできないが、それは普段の生活でも同じであって、リスクをゼロにしなければならないのではなく、抑えられるリスクは抑えるべきであるだけだ。
そうすれば、マスク着用の機会だけはどうしても増えるが、以前と同じ暮らしに戻すことは可能だろう。

冬になると空気が乾燥することでどうしても感染は増えると思う。第3波は必ず来るに違いないが、これまでの経験則を活かして買いだめなどは起きないだろうし、各個人でマスクや消毒液などの感染予防対策はそれなりにできるだろう。
それを考えると、日本人でよかったと思える。初めての経験に多少混乱はあったものの、徐々にではあるがおおむね合理的に行動できるようになった。マスクが必要そうな場面ではマスク着用する人がほとんどだ。全体主義だと批判するむきがあり、みなが同じように行動しないと許されないことを不満に思う人もいるが、なにがダメなのかと思ってしまう。マスク着用反対どころか、「マスクを着けるな」とデモを行うアホな欧米人がいて、欧米で感染拡大が防げていない状態を見ると、アホで不潔であることを自由だと履き違えている欧米人よりよほどマシに思える。

多くの日本人が第3波が来ることの覚悟はできていると思う。そのときに各々が落ち着いていられれば、それほどの騒動にならないで済むはずだし、経済を殺さずにも済むはずだ。
同じ失敗を繰り返すのはただのバカであって、日本人はそうでないことを願うばかりだ。

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