先っちょマンブログ

20171119-1

強烈な寒気の影響で、この週末はとんでもない寒さに見舞われている。実は先週、腰を痛めて毎晩のエクササイズを1週間休んでいた。なんとか治ってきたと思った矢先にこの寒さである。寒さは腰によくない。

そのうえ、今週末は我が家の家庭菜園での作業が必要だった。2週間前にタマネギの苗を植え、半月後の今週末に追肥をする必要があるのだ。腰が心配だったがなんとかよくなったものの、この寒さにぶつくさ文句を垂れながらタマネギの苗の条間に化学肥料を撒き、少し土を寄せておいた。

冬の時期は毎年タマネギとダイコンを育てている。タマネギもダイコンも育てるのは簡単な部類の野菜に入る。たまに病気になることがあるし、ダイコンは初期の頃に青虫に葉っぱを食われたり、堆肥や肥料が多すぎると葉っぱばかり育ったりすることがあるが、どちらも適当にやるだけで食べられるようになる。

私が住む滋賀の田舎では、用水路沿いの市や町が持っている土地を勝手に近所の住民が耕して畑にしている。東京では荒川やら多摩川やらで河川敷に畑が勝手に作られて問題になっているというニュースを見るが、あんな大きい川ではなく、川幅せいぜい1メートルの用水路だ。川でも用水路でも、水が流れる場所は市町村が管理せねばならず、そこを地域住民が勝手に畑にしている。

歴史の時間に習った墾田永年私財法のようになっていて、土地を耕して畑にした人が所有するような状態だ。かく言う我が家も、家のすぐそばを流れる用水路の土地を勝手に耕して家庭菜園にしている。そこでタマネギやダイコンを育てているのだ。
昔、実家の母が役場で家庭菜園を作ってるけど実際いいのかと尋ねたところ、役場の人が「大きい声では言えないが、畑をやって貰うと草刈りをする作業が不要になるので黙認している」と言われたという。
だからというわけではないが、皆がまるで我が土地であるかのように畑を耕している。

昔は家庭菜園の本を見て、今ではネットでタキイ種苗などのホームページを見て参考にしながら畑をやっている。近所のジジババがそうしているのかは分からない。
本やネットの情報を見ると、タマネギは畝の幅を60センチにし、苗は20~30センチ間隔で2条植えにするよう書いてある。ただ実際は、近所の家の家庭菜園を見る限りはもう少し間隔を狭めて植えているところが多い。我が家でもタマネギは15センチ間隔くらいで、ひとつの畝に3条で植えている。

理想は20~30センチかも知れないが、それだけ場所をとると植えられる苗の数が少なくなる。田舎とはいえ、用水路脇で耕せる土地は限られており、それほど広々と余裕を持って植えられないのだ。今年我が家では200本植えたが、もし30センチ間隔でやると3条から2条になり、1条あたりの苗の数も減るので、半分くらいしか植えられなくなる。
だからそこらへんは経験則で「こんくらいなら大丈夫だろう」と若干狭めて植えるわけだ。ギリギリのところを攻めているわけだが、日当たりのいいところに畑を持っている人のタマネギをみると、結構ギュウギュウに植えてもそこそこ育つようではある。

まあまあ育てやすいタマネギだから、それができるのかも知れない。
かつて、毛沢東や金日成が「田んぼに稲を2倍植えれば収穫が2倍になるではないか」として、稲を密集させて植えることを始動したところ、家の病気が蔓延して逆に収穫量が下がるという自体に陥ったことがあった。

毛沢東は「米を食い荒らすスズメはけしからん」として、人民に棒を持たせてスズメを徹底的に追い払うなどしてスズメを駆除させたところ、数年後にイナゴが大量発生して作物を食い荒らして飢饉をもたらし、何千万人という人民が死ぬハメになった。
金日成は「田や畑にする土地がなければ山を切り開けばいい」と指導した。単に木々を切り倒して棚田や畑を作ったものだから、治水がまったくなっておらず、大雨が降って山が崩れ、田んぼや畑がなくなるばかりでなく大災害をもたらした。

ものを知らないヤツが指導者になり、適当な思いつきで進めるとロクなことにならないといういい教訓である。絶対的な指導者がいて、それに対して間違っているなら間違っていると進言することができなければ、悪い結果しか生まない。
だから、指導的立場にある人の側近はイエスマンばかりではいけないのだ。イエスマンばかりで周囲を固めてしまうと、適切な判断ができなくなる。
身近な会社から行政や政治に至るまで、イエスマンばかりに囲まれたヤツが上にいるといいことは起きない。これは歴史から学べることである。

20171117-1

今日の産経ニュースの記事に、大阪府警の警察官が高齢女性に対する安否確認相談の届け出を放置していて、翌朝にその女性が死にかけの状態で発見されたという記事があった。

【産経WEST】巡査長、高齢女性の安否確認相談の届出に動かず、翌朝に意識障害で発見 「電話番号しか分かっていなかったので…」大阪府警 (11/17)

女性の知人から相談された巡査長は「女性の電話番号しか分からなかった」と意味不明な言い訳をしている。聞き取りした段階で住所や名前を確認せず、なぜか高齢女性宅の電話番号だけ聞いて、詳細はおって知らせろと知人女性任せにしていた。
結局、その知人女性が翌朝に高齢女性の元を尋ね、別の警官の手を借りて高齢女性は救助された。救助された高齢女性には後遺症が残る可能性が高いという。前の日の晩に助けられても同じだったかも知れないが、酷いもんである。

酷い話だが、警察のやることだからそんなもんだろうと思う人も多いのではないか。私もそのクチだ。頼りになるはずの警察官だが、実際はイラつかされることの方が多いし、適当な仕事しかしないイメージがある。
これらは桶川ストーカー殺人事件を始めとする警察の怠慢による事件のイメージによるものだろうか。警察に相談しても事件と確定していない限りなにもしてくれない。

逆に、事件性がありそうなものは熱心に捜査するようだ。

今年の夏だったが、夕方に家の前で水やりをしていたら、中学生か高校生くらいのクソガキが家の前の道を通るときにこちらを睨みつけてきた。そいつをまじまじと観察していたのだが、後ろ手にしていた手にエアガンの拳銃を持っていた。さらに、我が家を通り過ぎたところでズボンのポケットからバタフライナイフを取り出してカチャカチャしながらどこかへ行ってしまった。

中二病全開のバカに思えるが、本当にやばいヤツなのかも知れない。事件ではないが警察に相談したいとき、110番ではなく#9110という番号がある。そこに初めて電話してみたら、平日の9時から17時しか受け付けていないとアナウンスが流れた。その日は確か土曜日だった。
イラつきながら、しょうがないから110番に電話した。電話口で「緊急ではないが、#9110の時間外だったので110番に電話した」と伝えたら、「どうぞ」と言われた。

そこで、ヤバそうなクソガキがいた話をすると、警察官を家に寄越すと言ってきた。面倒臭いことになってしまった。
また、「空気銃を持っていた」と言ったのが悪かったが、受付の警察官に「何センチくらいなのか?」としつこく訊かれた。あとになって嫁さんに言われて納得したが、「エアガンを持っていた」ならオモチャのエアガンだと思うが、空気銃だと競技用のライフルタイプもあるので、警察官はそちらを想像したのかも知れない。
「何センチかなんか分からない」と言っても確認してくるので、「オートマチックのハンドガンだった」と伝えると、ようやく伝わったようだった。

電話を切って30分くらいすると警官がふたり来た。電話でした話をもう一度させられ、見回りしますと告げられた。別に見回りして欲しいとは思っていなかったのだが、2時間ほどしてまた家にやって来て、「見つからなかったので引き上げますが、見かけたらすぐ連絡ください」と言って帰っていった。
やらせておいてなんだが、そこまで大層にするから人手が足らなくなるのだろうし、ほかの面倒な仕事を蔑ろにしてしまうのではないか。

警察の人員の割き方には問題があるように思う。
今週の日曜日の晩、近所で自転車に乗っていたら横断歩道でキーホルダーを拾った。ルイヴィトンのキーホルダーで、家の鍵と思われるディンプルキーが付いていた。
家の鍵なんか落としたら帰ってから大変だろうと思ったが、駅前にある最寄りの交番まで自転車で15分くらいかかる。そのままにしておこうかと思ったが、私は人がいいのでわざわざ駅前の交番まで持っていくことにした。

駅前の交番についたら、扉が閉まっていて、「警察官が全員出払っているのでどこそこに電話しろ」という札がかけてあった。
緊急ならば110番に電話しているだろうし、落とし物を電話でどのように伝えるのか。落とし物を交番に届けて書類を書くだけでも面倒なのに、電話したらもっと面倒なのは容易に想像がつく。
交番のポストに鍵を突っ込んでいってやろうかと思ったが、そうなると落とした人は絶対に見つけられないだろうから、イラつきながら元あった場所に返してきた。
それで正しかったのか知らないが、警察のせいである。

住宅街や公園そばにある交番なら別だが、乗降客が多い駅前の交番から警官が全員出払う状況が分からない。よほどの大事件でもない限り、誰かひとり残しておくべきではないのか。その日は大事件なんぞなかった。
警察は本当にサービスが悪い。

こんなことなら、地域の巡回や交番に立たせるのをロボットにできないのか。ロボコップみたいな半分人間の警察官とは言わない。ソフトバンクのペッパーみたいなロボットでも交番よりいないよりマシだ。
年配の警察官はタメ口を利くことが多いが、ペッパーくんならタメ口は利かないだろうし、もしかすると人間の警察官より賢いかも知れない。外国語での受け答えもできるだろう。

必要なときにいないのが警察官である。
警察の仕事がそれほど忙しいのなら、代替手段を考えるべきだろう。AIとロボットを駆使すればそこそこ役に立ちそうではないか。
なにより、ロボットは仕事をめんどくさがらない。年寄りの安否確認はするし、書類仕事を面倒だと思って隠すこともないだろう。
それで警察の仕事がはかどり、市民も満足できるのなら、積極的に進めてもいいのではないか。

20171116-1

仕事中に知らない会社から私宛に電話がかかってきた。聞き覚えがない会社だったので、なんの会社なのかと聞くと、とある商社の子会社で、人材をスカウトする会社だと電話口の人物が答えた。
意味が分からなかったが詳しく尋ねてみると、とある技術に関する特許の申請書に私の勤め先と私の名前があり、その分野の技術者が求められているので11月か12月の週末のどこかで話を聞いて貰えないかという内容だった。
要するにヘッドハンティングのようなものらしいが、新卒で入った今の勤め先に転職したいほどの不満があるわけでもないので、そういうのは結構と答えて電話を切った。

私の名前が検索できるその特許というのは本当にしょーもない特許で、当時の社長が各部署に特許の申請何件というアホみたいなノルマを課したので、しょうがないから捻り出して申請したものが通ったというものだ。申請のためにむりやり捻り出した特許なので、新規の顧客獲得ができたわけでもなく、ライバル製品の販売に影響したわけでもなく、なんんと意味もなかった。特許取得で貰った1万円の報奨金は部署の飲み会の足しにした。

特許の内容がどうこうというわけではなく、使えそうな技術者を青田買いしているような状況らしい。
この話を上司との雑談で出したところ、「取り敢えず話を聞けばよかったのに」と言われた。上司も似たような話があって、自分がどの程度評価されているのか話だけ聞いたらしい。

私は別に会社に忠誠を誓っているわけではないが、なんか胡散臭さを感じたので即断った。会社が裏切り者を探すために仕掛けたトラップなんじゃないかとも思っていたが、そういうことがたまにあるらしい。
私が勤めている会社でもあるのだから、一流企業に勤めているならもっとあるのだろう。

いずれにしても、私は転職には否定的である。転職サイトの宣伝で「転職すれば年収アップ」とかやっているが、あれはウソだ。技術者が転職する場合、会社のランクが下がることが普通だ。よくて同程度。「転職して年収200万円アップ」などという話がゴロゴロ転がっているわけがない。
特に私くらいの能力の人間など、他社でいうほど活躍できると思えない。今の環境を変えて、どうなるか分からないところに行くにはリスクが大きすぎる。

にも関わらず、転職サイトの甘言に騙された若いヤツが会社を辞めていく。「よそに行ったところで、お前みたいな経験のないヤツを誰が評価するのか」とか、「お前みたいな堪え性のないヤツが転職先でどう見られるのか分かっているのか」と思うわけだが、そういうことは黙っておく。転職してよければそれでいいし、後悔しても個人の責任だ。

そういうことを考えると、脱サラして会社を立ち上げて成功したとかいう人の話を聞くとある意味尊敬する。私にはそのような思い切ったことはできない。脱サラはもちろん、転職もしないのだから、現状維持のままサラリーマン人生を終えることになる。
今の勤め先がそれまで続けばの話だが、現時点で給料で大きく不満があるわけではない。昔は超絶ブラック企業で、2か月で超過勤務200時間超でも1年も手当を支払わない会社だったが、今ではちゃんと残業代を出し、休日出勤すれば振替休日が取れるようになったので、労働環境にも文句はない。ならば、ほかに移る理由はない。

転職をする人というのは、多分前の職場に不満があったからだろう。人生を賭けて転職するのだろうが、脱サラして起業するほどではないにしても、なかなか思い切ったことをするとは思う。
人として、少しでも安定して、満足できる環境の職場に移りたいと思うのは当然なのだろう。

だから、政治家としてフラフラしている連中も少しは同情できる。特に、前原誠司が解散を宣言した民進党の議員がそうだ。ある日突然、出社したら会社が倒産していたようなもので、下っ端議員にとっては青天の霹靂であり、先行きに不安しか感じなかったことだろう。
有名議員で選挙地盤を持ち、資金も豊富なヤツらは無所属で選挙を戦うことができるが、それ以外の下っ端はどうしようもない。よさそうに見えた希望の党に飛びつくのも仕方がない。
希望の党では立候補にあたっていろんな条件をつけられたが、適当にあしらったのは採用面接で嘘八百を並べるのと同じだろう。

なんとか希望の党に"転職"できたと思いきや、その希望の党が地盤沈下して支持率を大きく落とし、当選できる議員が少なくなり、党の目玉だった小池百合子も今さら「都政に専念する」と言って去ってしまった。
希望の党に残されたのは、民進党から這い出てきた下っ端の残りカスばかりだ。残りカスになにができようか。

希望の党をよさそうな"転職先"に見せ、うまくいかなかったら党を放り出してしまう小池百合子は罪深い。甘い見込みで希望の党に飛びついた議員らも問題だと思うが、会社倒産という憂き目にあったのと同じだから同情の余地はある。小池百合子は政治家を騙しただけでなく、有権者も騙したのだから罪は倍である。

「こっちの水は甘いぞ」と簡単に釣られ、その挙句に希望の党で不満を垂れている民進党議員を見ると、転職サイトで釣られて転職先でも不満を口にしているサラリーマンに見えて仕方がない。
自分の元の就職先がよくない組織で、転職先もやはりダメだったというだけ。見る目がなかった。

破綻した旅行会社のてるみくらぶに就職した学生を社会学者の古市憲寿が「見る目がなかった」と論評して炎上していた。銀行が見抜けない粉飾決算を学生が見抜くことなどできるわけないが、それでも結果的には見る目がなかったのだから間違いではない。よさそうに思えて実はダメだったというのは、結局は選んだ方の見る目がなかったわけだ。

そういう私も、会社を見る目も人を見る目もマトモなものを持ち合わせていない。結婚はまあよかったし、就職先もそこそこ。これ以上いいものがあるかと問われても、そういいものは転がっていないだろう。これで満足するしかない。
見る目がないヤツが、もっといいのがあると考えてしまうと失敗する。そうやって失敗した人が山ほどいるのだから、それを教訓にすべきなのである。

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