先っちょマンブログ

20171103-1

昨晩、東京都内はイヴァンカ・トランプが来日したせいで、道路が大渋滞していたらしい。たかだかアメリカ大統領の娘のくせに交通規制までさせるほどで、そこらへんの国の宰相よりも重要警備を受けている。超VIP待遇で初めての日本を過ごすようだ。
新聞はvaを「ヴァ」と表記しないので、Ivankaを「イバンカ」と書く。ヴァイオリンとかイヴァンカと書くと気取っているようでイヤなのだが、Google日本語入力が「いばんかとらんぷ」を変換すると勝手に「イヴァンカ・トランプ」と変換するので、ここではイヴァンカとする。

そのイヴァンカであるが、トランプの娘で身長180センチとデカく、モデルをやっていたいうこともあってアホなのかと思いきや、ペンシルベニア大学を主席で卒業した才女なのだという。
「IVANKA TRUMP」という自身の名前を関したアパレルブランド事業を手がけており、そんなもん誰が買うのかと思うが、ハイソサエティなイヴァンカに憧れる女が購入するらしい。お値段はワンピースで100ドル前後と比較的リーズナブルで、イヴァンカのファンやトランプ支持者にはちょうどいいくらいの価格なのかも知れない。

イヴァンカが来日するにあたって、日本のマスコミが張り付いていた。アメリカ出国時、成田到着時、料亭に行ったときのファッションのチェックをしていて、アメリカ出国時と日本入国時で服が違うことについて「オシャレですね」と解説していた。飛行機に乗ったときと降りたときで服が違う意味がわからない。どこで着替えたのだろうか。ファーストクラスには着替えスペースでもあるのだろうか。それとも、空港のカネ持ち向けラウンジで着替えたのか。

イヴァンカのファッションチェックをしていたワイドショーでは、進行をしていた局アナが「イヴァンカさんがお召になっていた…」と、まるでイギリス王室の王女さまのことのように語っていた。繰り返すが、イヴァンカはただのアメリカ大統領の娘である。土地成金の娘でもいい。それに対して過剰な敬語を使うワイドショーの連中はアホなのだろうか。

アホなマスコミがダイアナ妃のようにイヴァンカ・トランプをチヤホヤするのは仕方がないとしても、日本政府が超VIP待遇でイヴァンカを迎え入れるのがどうも納得いかない。個人的にはそう思うのだが、イヴァンカはアメリカとの外交における重要人物らしい。

イヴァンカは大統領の娘であるが、同時に大統領補佐官も務めていて、トランプ大統領が信頼を寄せており、よくイヴァンカに相談するのだという。
安倍首相がまだ大統領になる前のトランプに会いに行ったことがあったが、そのときイヴァンカが安倍首相の印象について「とてもクレバーな人」と述べ、トランプに「安倍首相に従っていればいいのよ」などと助言したとトランプ大統領自身が明かした。娘の意見でトランプ大統領の安倍首相へのイメージが変わったというのだから、日本の外交的には重要なことが分かる。

にほんの役人や政治家が大統領の娘をチヤホヤするのはまるで漫画のようだが、トランプがやっていること自体漫画みたいなものなので、そうなるのもやむを得ない。
安倍首相がイヴァンカの基金に57億円を拠出すると決めたように、大統領の娘のご機嫌取りをする外交を情けなく思うが、恥を忍んでそういうことをやるのが外交なのだろう。

正直、イヴァンカなんぞチヤホヤせんでいいと思うのだが、日本のそんな状況に歯噛みしている国がある。お隣の韓国だ。
日本で国際会議に出席したあと、イヴァンカは韓国に行く予定だったが、急にアメリカで用事ができたとやらで韓国行きがキャンセルになった。それに憤っているのが韓国人である。彼の国はプライドだけは一人前なので、ドタキャンされたことに腹を立て、イヴァンカのご機嫌取りをしてトランプに付け入るチャンスを失ったと落胆している。

トランプ大統領はもうすぐアジア歴訪を始めるが、訪問予定の5か国のうち、日本、中国、ベトナム、フィリピンは2泊3日なのに、韓国だけ1泊2日であることについても韓国人は憤慨しているようだ。日本や中国はさておき、ベトナムやフィリピンよりも軽く見られていることが気に食わないようだ。
トランプ政権が発足してから駐韓米大使がなかなか決まらなかったことも含め、どうしてアメリカから軽んじられているのは分かりそうなものだが、韓国人はそうではないらしい。
自分たちが選んだ親北の大統領が北朝鮮に支援金目的で金銭を送ったり、習近平に跪いてTHAAD配備やミサイル防衛を否定したりすれば、信用されなくなって当然に思えるが、韓国人からすれば事大主義は当然であり、大国の間を揺れ動くのも当然だから、アメリカの不信感など分からないのだろう。

別に韓国は日本のようにアメリカにヘーコラして付いていく必要はない。好きな道を歩めばいいのだ。原点回帰で中国の属国となり、中国にだけ尻尾を振っていればいい。事大主義も、アメリカと中国のどちらも取るからおかしくなる。中国だけ選んでいれば、これからなんの問題もないではないか。
是非ともそうすることをお勧めする。

20171102-1

座間市の9人殺害事件はなかなかインパクトのある殺人事件だ。逮捕された白石隆浩の薄気味悪さ、頭部だけをクーラーボックスに保存するという事件の凄惨さを考えると、白石隆浩という犯人は、日本犯罪史はもちろん、世界の犯罪史にも名を残すようなシリアルキラーではなかろうか。

事件発覚の過程もなかなかのインパクトがある。
八王子市在住の23歳の女性がツイッターで自殺志願していることを知った兄が、事前に妹から聞いていたパスワードでツイッターにログインし、ダイレクトメッセージのやりとりをしていた正体不明の男を発見。男の情報を募ったところ、心当たりがあるという女性が名乗り出たことから、警察が女性に依頼して、男を小田急線・相武台前駅に呼び出した。
協力者の女性に顔を確認してもらい、警察が男を尾行。男がアパートへ入ったところに警察が踏み込んだ。警察官が23歳女性の居場所を尋ねると、男はクーラーボックスを指差したという。

もしこの兄が犯人を突き止めなかったら、被害者はもっと増えていたかも知れない。白石はたった2か月で9人も殺したからだ。

私は世界の殺人鬼について書かれた「マーダーケースブック」を全巻購読するくらい殺人鬼に興味があり、連続殺人の読み物が大好きで、殺人鬼評論家を自認している。
今度の事件の犯人(まだ容疑者ではあるが)の白石隆浩は非常に興味深い。

白石は男1人、女8人の計9人を殺害した。殺害理由について、金銭目的だったとか、一部の女性は強姦したと自供しているが、どう考えても怪しい。
金銭目的、性的衝動なら、死体(頭部)を自宅に置いておくのはリスクが高すぎる。周囲に匂いはするし、警察に踏み込まれたらその時点で終わりだからだ。

この連続殺人は、白石が知り合い女性を殺害したことが発端だ。それはどういう理由だったかは分からない。
そして、その女性を探しに来た男性も殺害した。女8人のなかに男がいるのはそのためだ。
このとき、白石は人を殺害したことで強い性的興奮を覚えたのではないか。連続殺人鬼のほとんどは、人殺しに性的興奮を感じる人間の仕業だ。

さらに白石は、遺体に対しても強い性的興奮を覚えたように思える。腐りやすい肉や内蔵はゴミで捨てたというが、骨も頭部も遺棄しようと思えばどうにかできたはずだ。それをせずにわざわざ自宅に置いていたのは、被害者の頭部を見て繰り返し性的興奮を感じていたからではないか。

白石は元々自暴自棄になっていることを父親らに告げていたらしいが、そんな状態で殺人で快楽を感じてしまい、殺人が止められなくなってしまった。2か月という短期間で9人も殺害したわけだが、快楽殺人はより強い快楽を得るために、殺人を実行する間隔がどんどん短くなっていくものだ。被害女性の兄が調査していなかったら、インターネットで自殺志願者を探さずに、そこらへんで手当たり次第に人を殺すようになっていたかも知れない。

白石隆浩が金銭目的だったと主張しているのは、人殺しに性的興奮を覚える変態だと思われたくない妙なプライドがあるからではないか。変態の人殺しが、金銭目的で人を殺したと主張して、"普通の人殺し"を演じようとしているようにしか見えない。

この事件を受け、ツイッターで一緒に自殺する人を探す行為をできないようにならないかとか、白石のような殺人鬼を再び出さないようにするためにはどうしたらいいかを考えるべきだとする声があるが、そんなもんはムダである。
自殺願望は止められないし、白石のような極めて例外的人間は生まれてくるもので、そいつらの思考は異常であり、異常者の行動も止められないのだ。後学のために白石の犯行動機などを調べておくことはいいかも知れないが、白石のような異常者を止めようとする努力など徒労に終わるだけである。

この社会は、このような突発的に出てくる異常者に対して為す術がない。なんとも無常なものである。

20171101-1

福岡県飯塚市の前の市長が平日の市役所開庁時に市内の雀荘で副市長らと賭け麻雀をしていたとして、6月に市民段階から単純賭博容疑で告発されたものの、福岡地検は26日付で不起訴処分とした。

福岡地検は「単純賭博の事実は認定したうえで諸事情を考慮した」としており、当の斉藤守史・前市長らが引責辞職していることを考えて、相応の社会的制裁を受けているから起訴するほどのものでもないと判断したのだろう。

福岡地裁のこの判断に憤っているのが、告発した市民団体だ。「飯塚の未来を考える市民の会」の会長は「納得いかない。全容を明らかにしてほしかった」との意見を述べた。
この市民団体が言うには、市長と副市長は今年4月から市施設の指定管理者となる会社社長らと賭け麻雀をしており、なんらかの密談があったはずだとしている。また、飯塚市と揉めていた建築会社の関係者に市長が雀荘に出入りする写真や動画を撮影されていて、それをネタに脅されていたという情報もあるそうだ。

とはいえ、容疑はただの賭け麻雀である。本人も認めており、裁判になったところでなにか新しいことが明らかになるわけでもない。千点何円で打ったのか知らないが、どうせ大した額ではなく、市長を辞職していることからも起訴するほどでもないと地検が判断するのもやむを得ないように感じる。

当初、斉藤守史・前市長は「賭け麻雀くらい誰でもやっている」という内容の発言をして反撥を食っていたが、これは間違いでもなんでもない。むしろ、賭けずに麻雀をしている人など、競技麻雀のプロか、ボケ防止のためにやっている老人くらいしかいない。賭けない麻雀などアホらしくてやっていられない。

市長らを告発した市民団体は、市長と副市長が昼間から賭け麻雀で遊んでいたことにムカついてしょうがないのだろうが、市長や副市長は公務員のように決められた時間に公務についていないといけないわけではない。市長や副市長は特別職であるため、勤務時間に規定はない。
それでも市民団体は、「市長らはどこぞの業者と賭け麻雀で親交して便宜を図っているに違いない」というゲスの勘ぐりを働かせつつ、とにかく気に入らないから違法性が問える賭博行為だけで告発したわけだ。それこそ無理筋というものではないか。

賭け麻雀くらいで起訴されたり犯罪者呼ばわりされていたら、そこらへんにある雀荘は犯罪者の巣窟になる。東尾修が捕まったときのように千点3000円で打っていれば捕まるが、千点100円程度で賭博呼ばわりするようなものでもない。漫画家の蛭子能収が賭け麻雀で逮捕されたことがあったが、あれは千点200円だった。サラリーマンでも打てるくらいのレートで、それで捕まえるのかと麻雀界では衝撃が走った事件だった。

飯塚市は賭け麻雀を争点にして次の市長選挙が行われ、市民団体が推した元市議の候補は落選してしまった。その候補者は「賭け麻雀以上の闇がある」としていたが、一体どんな闇があったのか。
結局、前市長に近い候補者が当選した。市民団体が推す候補者は「市民の良識に期待したが、訴えが及ばなかった」と敗戦の弁を述べたが、これは「飯塚市民には良識がない」と言っているも同然である。
市民団体の代表も「(他の候補に投票した)市民の考えが分からない。情けない」としていた。「オレたちの考えと違うヤツらはアホ」と言いたいのだろう。

福岡県飯塚市で、史上稀に見るしょーもない理由で市長選が行われ、なんだかよく分からない結果に落ち着いた。市民団体は推薦した候補者を当選させられず、市長も不起訴処分になって全戦全敗。"飯塚の未来を考える"前に、まずは市民団体のあり方や活動方法を考えてみたらどうか。

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