先っちょマンブログ

今日は全国紙の新聞各紙朝刊の社説で、核密約のことが取り上げられた。日経を除く産経、読売、毎日、朝日は2段ぶち抜きの大型社説で、核密約について説いた。

大雑把にまとめると、産経と読売は、「そんなこと前から分かっていたことじゃないか」、「非核三原則の"持ち込ませず"を見直す必要がある」と主張し、朝日と毎日は、「嘘つき自民党政権はなんと酷いのだろう」と嘆き、「非核三原則は死守」と主張した。

いつものパターンで、産経や読売は国防のことを考え、現実路線でどのようにすべきかを読者に説いた。対する朝日と毎日は、左派の読者層に合わせ、歴代の自民党政権を責め、非核三原則の見直しなんぞとんでもないと言ってみせた。

両紙は、核兵器を搭載した米軍の艦船が横須賀や佐世保に寄港していたことは間違いないから、非核三原則と矛盾していると説教し、その矛盾を解消するためにも、非核三原則を堅持しなければならいとしている。

この構図は、自衛隊の矛盾と全く同じだ。
自衛隊は普通に考えたら憲法9条に違反している。一応形式上は軍隊でないことになっているが、本来は軍隊であるべきだろう。
実態とそぐわないのだから、憲法を変えるべきなのだが、「会見してはならない」という空気が日本に未だ蔓延しているため、自衛隊にはいつまで経っても足枷がついたまま。

非核三原則もそれと同じで、実態は核は持ち込まれているのである。だったら、そのくだらない国是の方を変えるべきだが、憲法と同じで変えられない、変えさせないと主張する連中がいる。
自衛隊は今さら廃止できないが、核兵器を持ち込ませないことは可能だからそう言うのか。果たしてそれは本当なのだろうか。

まともな軍隊を持たない日本の国防は、アメリカにかかっている。日本はアメリカの核の傘に守られており、アメリカと安保条約を結んでいる。
だったら、日本に米軍の核兵器があったくらい、どうということはない。
それとも、核兵器を日本に持ち込ませないけれども、核の傘で守れと言うのか。或いは、核の傘自体いらないということか。

そもそも、日本人は核アレルギーが酷すぎる。いくらアメリカ人に核兵器を使われたからと言って、核兵器が「身近にあるのもイヤ」という拒絶反応は行き過ぎだろう。

核兵器が近くの港にあったら、ジンマシンでも出るのか。そうじゃなかろう。ただ嫌な気分になるから、近づけさせるなという感情的な考えでしかない。「外国人が近所に住んでいるのが不快だ」という意見と何ら変わりがない。

また、新聞やテレビでは大騒ぎだが、実際のところ、核密約を憂慮している国民はどれほどいるのだろう。もともと核廃絶に興味のある左巻きの人など、一部の人間だけが怒っているだけで、大部分は特に何とも思っていまい。

朝日新聞は、「自民党政権はこれまで何十年も国民を欺き続けてきた」と焚きつけているが、ただ知らんぷりしていただけのことを大袈裟に言いすぎだ。
国民を欺くというのは、毎月1500万円も母親から貰っておきながら、贈与税の脱税逃れをしているヤツの行為や、ゼネコンから裏金を貰い、さらにマネーロンダリングまでしておきながら、全部秘書のせいにしてシラを切り通しているヤツの行為のことを言う。

今回のこの日米間の密約の暴露は、一体誰が得をするのであろう。いわゆる「誰得」というヤツだが、鳩山首相は自民党を叩く材料をあぶり出せば、次の選挙で使えるとでも思っているのだろうか。とてもそんな風には思えないのだが。
どちらかというと、これから米軍の艦船などが日本に来たり、日本近海を通ったりする度に、核が搭載されていないか確かめる必要が出てきたり、騒がしい連中に説明したりと面倒が増えるだけじゃないのか。

結局のところ、得をしたのはしたり顔で自民党をしかりつけることができた朝日新聞など、一部のマスコミだけが得をするだけのような気がする。

 

この世の中にはたくさんの陰謀論がある。ユダヤ陰謀論、フリーメイソン陰謀論。どれも愉快で興味深い内容だが、そんなことを話すのは、陰謀マニア同士での会話か、飲み会の席だけにした方がいい。

それを全く分かっていないのが、民主党の参院議員で、国際局長を勤める藤田幸久議員だ。

藤田というこのオッサンは、これまで、2008年の参院外交防衛委員会で9・11陰謀説について自民党内閣について質問してみせたり、2009年6月には「たかじんのそこまで言って委員会」に出演し、9・11陰謀説をお茶の間の国民に説いてみせた。今年1月に発売された週刊朝日誌上でも、「9・11の犯人は特定されていない」、「ビル倒壊の原因も明らかになっていない」とぶちまけた。

そこまでは国内だけの話でよかったのだが、米紙ワシントンポストの記者の前で同じ話をしたもんだから、昨日付の社説で叩かれることになった。当選1回の鼻クソみたいな国会議員が、米紙の社説で叩かれるなんぞただごとではない。

[The Washington Potst] A leading Japanese politician espouses a 9/11 fantasy (3/8)

「日本を代表する政治家が9・11のファンタジーを支持している」と銘打たれた社説は、藤田議員を9・11の陰謀説を支持する日本の政治家とし、藤田氏の考えを奇怪で、中途半端で、知性に欠けると酷評している。
まったくもって正しい意見ではないか。

社説によると、最近のワシントンポスト紙のインタビューで、藤田議員は次のようなことを述べた。

「事前にテロ計画を察知した軍の関係者が株取引で利益を得た」
「ハイジャック犯19人のうち、8人は現在も元気に生きている」
「世界貿易センタービルが飛行機の衝突で崩壊したのはおかしい」
「WTC7ビルが倒壊したのもおかしい」

その主張は、ベンジャミン・フルフォードのような気が半分狂った自称ジャーナリストが唱える陰謀論と同じである。

ブッシュ政権が9・11のテロを故意に起こしたという陰謀論はかなり前からある。ただ、世間を賑わした事故やら事件には必ず陰謀論が付きもので、いちいち構っているようなシロモノではない。
「貿易センタービルは事前に仕掛けられた爆弾によって倒壊した」などと言われているが、ビルの解体爆破をするには綿密に爆破位置を計算し、何か月もかけて準備するもんだが、日に何十万人も出入りする貿易センタービルでそんなことが可能だったのだろうか。

そもそも、アメリカが9・11のテロを見逃すか、自作自演することによって国民を焚きつけ、イラクへの戦争に突き進んだなどと言われるが、アメリカみたいな国はどんな理由を付けたって戦争するだろう。
アメリカはイラクのフセイン大統領に、「大量破壊兵器がないことを証明しろ」という、絶対に不可能な否定の証明を強要し、無理矢理戦争に持ち込んで叩いてみせた。
そんなことができるのだから、テロの後押しがなくても何でもできるはずだ。テロの被害が少しは後押しになるかも知れないが、事前に止めても、後押しにはなっただろうに。

ワシントンポスト紙は、社説の最後で、鳩山首相が日中関係ををアメリカよりも緊密に結びつける成熟した関係にしたいとしている事実を書き、民主党が反米路線であるとした上で、藤田議員の陰謀論に基づく幻想について、「民主党や鳩山政権の反米志向を表している」と結論付けた。

日本の反米内閣には、9・11の陰謀論を堂々と唱える議員までいるというわけだ。
この認識は全て正しい。
藤田議員は、今になって「雑談で話したことで、内容がきちんと伝わっていない」などと泣き言を並べているが、今さら手遅れである。
こうやって大々的に取り上げられることで、アメリカからマークされるし、国内でも面倒なことになるに決まっている。
自身は前から「陰謀論を取り上げているのではなく、あくまでも事実を追求しているだけだ」と言っているが、それは本人と第三者による見方の違いでしかなく、誰から見ても陰謀論支持者以外の何ものでもない。

これは、身から出た錆と言うか、自身が昔から主張してきた内容を批判されただけなのだから、文句があれば反論すればいい。9・11がアメリカ政府の陰謀であったことを証明する証拠を突きつければ、ワシントンポスト紙も、アメリカ国民も黙ることだろう。

今さら「誤解だ」などと主張するのは、責任も男気もなさすぎる。

 

最近、日米間での密約でマスコミが騒がしい。沖縄返還において密約があったとか、核兵器の日本持ち込みで密約があったとかいうものだ。

沖縄返還での密約なんぞ、あって当たり前の話だろう。逆に密約のない外交なんてあるのだろうか。
戦争で負けて取り上げられた沖縄が、アメリカにちょっと金を工面するだけで返して貰える奇跡なんかあるわけがない。もうちょっと金を工面していたとしても、驚くような話でも何でもない。

何を今さら騒いでいるのだろうか。あったらしいのは前々から皆感じていたはずだ。今になってそれらしい証拠が出てきたから、歴代の政府が嘘をついていたというのが問題なのだろうか。

核兵器を搭載した艦船が日本に寄港していたという、核持ち込みの密約についても、「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則にもとるのかも知れないが、何となく分かっていた話で、これも驚くようなことではない。

鳩山首相は最近になって、非核三原則は堅持すると明言したが、非核三原則自体「持ち込ませず」についてはいいんじゃないかと言われていたくらいなんだから、どうということはない。

朝日新聞は、外務省が歴代の首相に米軍による核の持ち込みを説明しており、持ち込みを黙認していた歴代の自民党政権の責任は重いと記事で訴えている。これは、今まで嘘ついてきたクソ野郎を叩こうという意志証明であると思うが、政治家が建前で物事を話し、嘘ばかりつくのは当然の話だろう。

外務省に調査させることで核持ち込みを暴いてみせた鳩山首相だって、脱税しておきながらシラを切るという嘘を国民に対して平気で言う嘘つき政治家だ。
これまでの歴代首相が核が持ち込まれているのを知っていたと仮定して、敢えてそれを口にしなかったからと言って、何だというのか。
鳩山首相は、「バレたら税金払えばいいんだろ」と逆ギレしてみせたが、歴代首相も「バレたら白状してやるよ」と逆ギレしたらいい。

そもそも、非核三原則自体、自分で自分を縛り上げるアホみたいな取り決めなので、んなもんに従っていること自体どうかと思うし、それが破られたところで何だと言うのか。
テロリストの核兵器が気軽に持ち込まれていたら問題だろうが、アメリカの核兵器が、治外法権となる米軍の艦船にあり、米軍がきっちり管理している状態で、日本の領土、領海内にあったからといって、何の心配があるのだろう。
爆発したらタイヘンというわけか。それとも、核アレルギーがあるから、持ち込まれるだけで吐き気がするという感情的なものか。

鳩山首相は、今度から核兵器搭載の恐れがある米軍の寄港を拒否するつもりなんだろう。
国内左派へのアピールになるし、下がる一方の支持率回復、次の参院選での票集めになるか。

いずれにしても、こんな密約は大した話ではない。
今まで何となく分かっていたことが、ハッキリしただけの話じゃないか。
 

 

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