先っちょマンブログ

20150819-1

仕事で台湾に来た。元々今週あたりトラブル出張が入りそうだとは思っていたのだが、客先都合で今週はムリだと言われホッとしていたら、昨日の昼3時頃になって急遽木曜日の朝8時に来るよう言われて慌ててやってきた。

少し前なら無理そうな感じだが、今は格安航空のLCCが幾つか就航していて、インターネットで簡単にチケット予約ができる。
火曜日の夕方に焦って調べていたのだが、翌日のジェットスターなら14時50分関空発で、自宅からでも余裕で行ける。さっとチケットを取って、さっとやって来た。

台湾と言っても、現場は台湾のシリコンバレーと呼ばれる新竹なので、台湾の桃園空港から少し移動が必要だ。
だが、今は台湾の空港でSIMを買うことができる。SIMフリーのモバイル端末を持っていれば、SIMを買えば即インターネットに接続できる。台湾もようやく今年から4Gの契約ができるようになったので、空港で15日700元(2800円)のSIMカードを購入した。15日も滞在するつもりはないが、10日くらいになる可能性もあったので15日にした。4Gで通信料無制限のSIMは空港でしか契約できないのだ。

インターネットさえあれば、あとはどうとでもなる。桃園空港から705系バスで台湾高鉄(台湾新幹線)の桃園駅まで移動し、高鉄で新竹駅まで行く。そこから在来線の台鉄に乗って台鉄新竹駅に来た。あとはGoogleマップを見ながらホテルに到着。
めちゃくちゃ楽勝である。インターネットは世の中のあり方を変えたし、仕事の仕方、出張の仕方も変えた。大変素晴らしい変化だと思う。

ただ、今日は移動して客と晩飯を食って終わりだった。そのため、ブログの準備を何もしておらず、何も書けない。
台湾は、相変わらず街の店舗の前が段差だらけで、バリアフリーには程遠い国だと思った。在来線の台鉄も電車もドアを入ったところに理由が分からない段差があって、車椅子では絶対に乗り込めそうにない。ただそれを感じただけだった。
明日からはちゃんとネタ探しをしよう。

20150818-1

大学時代に同じサークルに所属していた女の同級生がてんかん持ちだった。図書館で勉強中に突然バタンと横に倒れ、ガクガク震えだし、周りにいた友人が噛まれないように気をつけながら口に何か詰めものをする対処をしていたのを覚えている。

自宅に帰る途中の通勤電車でもオッサンが急にぶっ倒れ、近くにいた人が「大丈夫ですか」と声をかける場面に遭遇したことがある。気を失っているようにも見えたそのオッサンは、しばらくすると何ごともなかったかのように立ち上がり、「大丈夫です」と言っていた。
おそらくそのオッサンもてんかんの持病があるのだろう。とても大丈夫そうには思えなかったのだが、慣れていると本人は大丈夫なのかも知れない。

かつててんかんは子供の病気だと思われていたそうな。歳を重ねるごとに全般発作と呼ばれる強い痙攣を伴う発作が出にくくなるらしいが、自覚がないほどの軽度の発作から重度の発作までいろいろあって、発症率は1%程度あるという。

ちなみに、我が家で飼っている柴犬もてんかんを持っている。犬もてんかん持ちが割りと多いそうだが、犬のてんかんは歳を取るごとに酷くなるものがあって、年数回の発作の間隔がどんどん狭まっていって、最終的に毎日、数時間おきに発作を起こすようになり、死んでしまう犬もいるらしい。
うちの犬も当初はそれを心配したが、老犬である10歳になった今でも年3~4回で収まっており、獣医師から「その年齢まで大丈夫なら問題ないでしょう」と言われた。
今はもう慣れたが、当初はかなり心配した。知り合いや見知らぬオッサンだとあまり心配にならなかったのだが、自分の犬は心配になる。
犬のてんかんの場合、息遣いが荒くなり、手足が硬直する。自分でオカシイと思っているのか、立ち上がろうとするためドタドタ転ぶことになる。倒れるとケガをするかも知れないので、立たないように抱きかかえ、3分から5分ほどで落ち着き、何ごともなかったような顔で普通に過ごすようになる。
家人が見ていないところでもてんかんが起きているのではないかと疑心暗鬼になるが、犬のてんかん発作が起きると床にヨダレが溜まるので大体分かる。どうやら留守中にてんかんになっている様子がなく、何となく不思議に感じている。

それはさておき、てんかんの発作を見てしまうと、てんかんの持病を持つ人が車の運転をするのは非常に危険に思える。薬である程度抑えられるらしいが、運転中に全身が痙攣するような発作が起きたら、運転者のみならず周囲の人間もただで済まない。正確にいうと、発作を起こした運転手の安全などどうでもいいが、それによる事故に巻き込まれたら堪ったもんじゃない。

2011年4月、栃木県鹿沼市でてんかんの持病を持ちながら、運転免許の取得や更新の際に一切申告していなかった男がクレーン車を運転して集団登校中だった児童の列に突っ込み、子供6人が死亡するという事故が起きた。
1年後の2012年には京都市で、これまたてんかんの持病を持つ男が運転する軽自動車が事故を起こし、運転者を含む8人が死亡した。

このふたつの重大事故を受け、てんかんなどを隠して運転免許の取得や更新を行った場合に罰則が設けられ、さらには2014年には自動車運転死傷行為処罰法が施行され、車の運転に支障をきたすような病気が起きるような状態で事故を起こしたときに危険運転致死傷に問えるようになった。

てんかんは病気の重い軽いが人によって異なり、薬の服用で抑えらるため、運転免許の欠格事項ににはなっていないが、発作の予兆があるのに車を運転したり、薬の服用を怠った状態で車を運転して事故を起こせば危険運転致死傷に問える。
16日(日)の夜に池袋で事故を起こし、女性ひとりを死亡させた金子庄一郎なる53歳の医師はてんかんの持病があり、免許更新時にそれを隠していた疑いが持たれている。そのため、警視庁池袋署は自動車運転処罰法違反から危険運転致死傷に切り替えて送検したという。

この金子という男は事故直後に警察官らに「酒を飲んで何が悪い」などと悪態をつき、さらに暴れたので現場で取り押さえられたが、とてもじゃないがてんかん発作の直後とは思えない。てんかん発作のあとは、ぼーっとしている人が多いのだが、こいつは相当暴れたのだという。
近隣の評判でもわりとキレやすい感じだったようで、ただの癇癪持ちが爆発し、アクセルを踏み込んで事故を起こし、事故後に暴れただけかも知れない。

それはともかく、これでまたてんかん患者の運転がクローズアップされることだろう。重度でないてんかん患者にとっては迷惑に違いない。自分はちゃんとやっているのに、ちゃんとしてないヤツらのせいで同じように見られるわけだから。

その気持は何となく理解できる。
私は昔から高血圧だった。就職するときに行った健康診断で、血圧の収縮期/拡張期が160/120だった。就職してからかなり体重を落としたが血圧が下がらず、母親も高血圧なので遺伝なのかも知れない。
仕事が猛烈に忙しくなった数年前、頭がふらふらするので血圧を測ったら、200/160というとんでもない値になっていた。通院して降圧剤を飲み、今は130/80くらいになっている。

高血圧を放置するといろいろよくないらしいが、私は高血圧の治療をしているために、これからはちゃんとした保険に入ることができない。「高血圧でも入れます」というちょっと分が悪い保険しかない。
世の中には高血圧を隠して生命保険などに加入した人は多いはずだ。健康診断書類を出さなくても、保険屋が適当にやって契約すれば加入できる。通院した形跡がなければ、あとで高血圧と知っていたと保険会社が証明もできない。

どう考えても、高血圧を隠して入っているヤツより、高血圧の治療をちゃんとやっているヤツの方がいいと思うのだが、そんなふうには判定してくれないのだ。
一生、高血圧患者という烙印がつきまとい、不利を被る。
これがてんかんになると、大したことなくてももっと不利になるのだろう。

それでもそれを受け入れなければならない。なりたくてなった病気ではないが、病気を持っている以上それを受け入れ、多少の不利益も受け止めねばならない。
世の中、そんなものなのである。

20150817-1

私が勤める会社は意地が悪いので、夏期休暇は13日(木)から17日(月)までだった。大手企業やマトモな企業だと12日(水)から16日(日)で、10日と11日に有給休暇をさらに重ねて9連休にした人も多かったはずだ。
それをやらせないために、こんな日程で設定したのである。

普段なら毎年余る有給休暇を消化するために3日追加で休みを取ってやるところだが、今年は9月にシルバーウィークなる5連休があるので、そこで休みを2日取って9連休にするからガマンしようと思った。

嫁さんもひとりで実家に帰っているのでのんびりできたはずなのだが、結局特になにをするでもなく終わってしまった。しかも最終日の今日は、朝に会社の営業から私のケータイに電話がかかってきて「近いうちに台湾に行ってもらわなアカン」などと言われ、その準備に追われて1日が終わってしまった。

夏期休暇に入る前からトラブっていた台湾のエンドユーザの精密部品工場の現地調査である。昨年12月に旅行に行って以来の台湾なので、台湾出張自体は嬉しいのだが、精密部品工場はクリーンルームというヤツで、専用の服と髪の毛などが落ちないような帽子などを被らされ、死ぬほど暑いのでウンザリする。
しかし、これまで台湾に旅行に行くと台北とか台南とかの都会で買い物や買い食いをしていただけなので、新竹という"台湾のシリコンバレー"などと呼ばれる街で1週間ほど過ごすのも悪くないかと思っている。
土日を挟むから、台北に出掛けていつもの中古CD屋巡りやCD屋でのポスター探しもできそうだ。

何年か前から台湾にはまっていて、特に台湾の歌手や芸能人の関連グッズなんぞを集めている。ついでに、気に入ったタレントが出演するテレビ番組もネットで見ている。
台湾のテレビは、テレビ局自体がYouTubeにオフィシャルチャンネルを開いて、放送直後に番組をアップしているのがあるし、ファンが勝手にアップしているのもある。YouTubeになくても、最悪は中国の動画配信サイトに行けば殆どすべての番組が視聴できる。

台湾は地上波のテレビ局以外にメジャーなケーブルテレビ局も多いのだが、数が多い分質がイマイチなことがあって、驚くほどつらまない番組がある。
ある好きなタレントが出ていたので、「女人我最大」というケーブルテレビ局の東森電視の番組を見ていたのだが、1時間ゲストの女性5人が自分が好きで集めているキャラクターグッズがいかにいいかを話すだけの内容だった。
「アメトーーク!」のように出演者が面白おかしく話すわけでもなく、本当にガールズトークみたいな内容だった。
この番組は月曜から金曜の21時に毎日放送されているのだが、出演者の女性がファッションやらメイクやらをごちゃごちゃ話すだけの内容で、よくこんなモンをプライムタイムに放送できるなと思ってしまう。

それはさておき、その番組で紹介されたキャラクターグッズであるが、ハローキティ、ちびまる子ちゃん、ドラえもん、くまモン、ダッフィーだった。
すべて日本のキャラクターである。ダッフィーは東京ディズニーシー発祥でディズニー本家が認めたクマのぬいぐるみだ。
正直、ちびまる子ちゃんのどこがいいのか分からないが、台湾では6月から9月まで25周年記念のイベントが開催されるなど人気なのだ。台湾の多くのタレントがイベントに行って撮った写真をInstagramにアップしていた。1100円も出して見ようとは思わないのだが、客入りはいいらしい。

【華山1914】櫻桃小丸子學園祭-25週年特展

番組で日本のキャラクターばかりが紹介されたのは、これは別に台湾人が親日とかいう話ではなく、日本のキャラクタービジネスがいかにスゴイかを物語っている。
世界的に見るとディズニーやらアメコミのキャラも強力ではあるが、日本の漫画、アニメ、ゲームは種類が多岐にわたっている上、サンリオのようにキャラクターグッズだけで成り立っている会社もある。

思えば、台湾の旅行番組で東京に来ると、キディランドかサンリオピューロランドがよく出てくる。日本で人気のキャラクターは大体が台湾に進出していて、"コップのフチ子"もメジャーだし、"ぐでたま"などの比較的新しいキャラも日本と同様に人気だ。

政府のいう「クールジャパン」は名前は最高にカッコ悪いが、こういうのを指すのだろう。日本でタレントをやっていた若槻千夏も、今や自作の"KUMATAN"というキャラクターを日本のみならず台湾でヒットさせ、台湾を拠点にして活動しているとか。

日本発のキャラクターは、かなり世界進出が進んでいる。台湾に出張に行って暇があれば、どんなもんか見てくることにしよう。

このページのトップヘ