20150527-1

中国の新浪微博(シナウェイボ)にアカウントを作って、台湾の芸能人をフォローしたり、中国人が盛り上がっている話題を確認したりしている。
新浪微博を始めとする微博(Weibo)は、「中国版Twitter」などと称されるが、TwitterとFacebookの機能を両方合わせたような感じで、Twitterより遥かにゴチャゴチャしている。中国のWEBサービスというのは基本的に日本以上にデザイン性皆無でゴチャゴチャしていて、ほかのサービスで評価されている機能を次から次へと全部ぶち込むので、メチャクチャになりがちだ。
新浪微博も例外ではなく、アプリの表示をひと言で表すと「カオス」という言葉がピッタリだ。

そんな新浪微博アプリが最近バージョンアップして追加された機能が「雷達」である。雷達とは英語のradarの漢字で表した中国語の当て字の言葉だ。
雷達ボタンをポチッと押すと、自分の周囲数キロにいるほかのユーザーが表示される。もともと、中国版LINEのような感じの微信(WeChat)にあった機能だが、ずいぶん経ってから新浪微博に導入された。

LINEにこんな機能があると、ただでさえ出会い系アプリとして使っているヤツらがより一層悪いことに使いそうである。中国人は気にしないのだろうか。

以前試しにインストールした微信でも新浪微博でもそうだが、このレーダー機能を使って周辺を調べてみると、中国人がうじゃうじゃ出てくる。GPSの位置情報を元に検索していると思うのだが、大阪市内のような都会はもちろん、私が住む滋賀でも「周囲数キロに中国人の新浪微博ユーザーがいったいどれだけいるのか」と驚かずにはいられない。
しかも、それぞれのアプリのユーザーが表示されるだけなので若いのが中心だが、在日中国人でいうともっとたくさんいるのだろう。
どうりで観光客以外の中国人を業務スーパーとか100円ショップでよく見かけるわけである。

元々、日本に住んでいる外国人は在日韓国人や在日朝鮮人が多かったが、帰化が進んだことで毎年その数が減っていき、今や50万人程度になった。代わりに日本にやって来た中国人がどんどん増え、65万人くらいいるらしい。
新浪微博のレーダー機能で見つかる中国人は殆どが若者で、どうやら留学してきた学生らしい。中国人留学生は外国人留学生のおよそ6割、8万人弱が毎年来日しているのだという。

昔、私が通っていた大学にいた女性の中国人留学生は、実家がかなりの金持ちらしく、毎日いい服を着て、いいカバンを持っていた。ひとりだけバブル全盛期の日本人みたいな感じだった。
成績もなかなか優秀で、NTTドコモに就職したのだが、今はどうしているだろうか。

そのような金持ちで優秀な中国人留学生ばかりだったらいいのだが、残念ながら現実はそうではない。中国の金持ちはアメリカに留学させることが多く、日本に来る留学生の多くは中流家庭で、留学署初期費用だけなんとか捻出して、学費や生活費を日本で働きながら稼いでいる学生が多い。
コンビニや飲食店のアルバイトと学業を両立させてくれりゃいいのだが、そこそこ稼がないとダメなのでアルバイトに専念するダメ学生が大勢いるし、学業にしても学生の数だけ集めたいFランクみたいな三流大学に来ている学生も多く、端からマジメに勉強するつもりがないのも一定の割合で存在する。
しかも、ひとりっ子政策後に中国で生まれた連中は甘やかされて育つため、子供の時分に"小皇帝"と呼ばれるほどワガママになり、そのまま大人になってしまったようなヤツが結構いる。

そういうヤツらは感情の抑制が利かず、日本でマジメに働く気がなくなると手っ取り早く金を稼ぐために犯罪に手を染めたりする。また、中国人同士や日本人との間でトラブルを起こして事件にするヤツも出てくる。

先週末、付き合っていた女から別れ話を切り出された中国人留学生の徐海培(25)なる中国人留学生の男が、東京都品川区にある女のマンションに侵入し、両親と揉めて韓国人の父親を刺殺、日本人の母親に重傷を負わせた上で、付き合っていた女を追いかけ回すという事件を起こした。逃げる女と包丁を手に追いかける徐の姿を撮影した動画がニュースで繰り返し報道されていた。
こんなニュースを見ると、「またか」と思ってしまう。

徐海培は、たった1か月しか付き合っていない女に別れ話を切り出され、激高して翌日にマンションに乗り込んだ。最初から殺すつもりだったらしく、娘をかばった父親と母親をメッタ刺しにした。
感情の抑制が利かず、自分の将来も考えられない破滅型の犯罪者である。

当初、被害者が日本の永住権を持つ韓国人であったため、在日韓国人一家が犯罪に巻き込まれたものと早とちりされていたが、実際は韓国生まれで日本在住の父親と日本人の母親、日本国籍の娘であった。事件を報じる共同通信の新浪微博のアカウントには、「日本在住の中国人が棒子(韓国人の別称)を殺ったんだから、ネトウヨは大喜びだろ」というコメントがあったが、間違いだった。中国人が日本人の娘に惚れ、韓国人の父親を殺害し、日本人の母親に重傷を負わせた事件だった。

日本人を殺害した中国人留学生や中国人窃盗団の犯行を見れば分かるが、中国人は驚くほど残虐である。中国人自身は「日本人は残虐」などと言うが、カッときてグサッとやったり、カネのために躊躇なく人を殺すのは中国人の特徴だ。
強盗が縛り上げた家人を見せしめで殺してしまうことなどしょっちゅうある。蛇頭などの犯罪組織に至っては、敵対勢力の人間を痛めつけるために目玉をスプーンで抉り出すとか、日本人ヤクザでもおよそやらないようなことをやってのける。

日本に住んでいたり、日本にやって来た中国人の犯罪が目立つのは、単にその人数が多いから、割合の問題で事件の数も増えているだけかも知れないが、残虐だったり凶暴だったり、印象的な事件が多すぎるという理由が間違いなくある。
大分で2002年、中国人留学生が留学の身元保証や身の回りの世話をしてくれた恩人の日本人を殺害し、奪ったキャッシュカードで厳禁を引き出そうとした強盗殺人事件があった。主犯格の朴哲と張越は事件後に出国して中国でのうのうと暮らし、11年も経った2013年に中国で別の事件を起こして身柄を拘束された。

中国人留学生が日本で殺人などの凶悪事件を起こすことはレアケースなのかも知れないが、それでも十分気になるほどの数が起こっている。在日外国人犯罪のうち、41%は中国人によるものだ。
以前にベトナム人留学生が学費や滞在費などのカネに困って窃盗事件を起こしていると書いたが、それは中国人でも同様で、とにかく数を受け入れようとする日本の留学制度にも問題がある。留学生はまさに玉石混淆で、受け入れの間口を広げれば広げるほど、石ころが入ってくる可能性が高くなる。

安倍政権は外国人ウェルカムの方針を拡大させ、留学生も増やそうとしているが、祖国で借金してまで留学し、日本で仕事をして取り戻そうとしている留学生が多い以上、その考えを改める必要がある。
日本語でしか授業を行っておらず、授業内容も底辺に近い大学で留学生がなにを学ぶというのか。結局は形を変えた労働者の受け入れでしかなく、トラブルが起こるのも当然だ。

学生の本分は学業である。仕事をしてカネを稼ぐことを一番の目的にしている学生はもはや学生とは呼べない。留学生ならなおさらである。