20160914-1

先日、いちいち人をムカつかせるフランス人のことを書いた。フランス人は自国文化に対して自意識過剰で、多民族に対する差別意識が非常に強いように思える。

ムカつくフランス人 (8/29)

イギリスの一般的なイメージは、紳士の国で、ウィットに富んだユーモアのある人たちの国。
ドイツはクソマジメで冗談の通じない人たちの国。
フランスは、ただムカつくだけのヤツが多い国である。

フランス人は人の不幸を笑い、ジョークにするのが大好きな最低野郎が多い。
東日本大震災から間もない2011年3月14日から17日にかけて、フランスの有料テレビ局「カナル・プリュス」が放送した風刺番組「レ・ギニョル・ド・ランフォ」で東日本大震災をからかう特集を組んだ。
日章旗には原発マークをあしらい、福島第一原発の作業員はスーパーマリオに見立て、めちゃくちゃになった仙台の町並みを原爆投下直後の広島と比較し、「日本は戦後60年以上、復興に向けた取り組みをしていないらしい」などと笑い飛ばした。

フランス人はこのような皮肉で笑えるらしいが、なにが面白いのかサッパリ分からない。
フランスの日本大使館がテレビ局に2度も抗議をしたが、「番組の趣旨や言論の自由に反する」として謝罪を拒否した。

アホのフランス人は、自称風刺とするジョークが大好きなようだ。日本でも有名になった風刺新聞の「カナール・アンシェネ」や「シャルリー・エブド」も人の感情を逆なでするようなことを繰り返している。

東京五輪が決定した際、「カナール・アンシェネ」は腕が3本、足が3本ある吊り目の日本人が相撲を取り、それを外国人レポーターが「フクシマのおかげで、東京五輪に相撲が採用されました」と報告している漫画を掲載した。
この漫画を描いたフランス人漫画家は、「シャルリー・エブド」に移籍後、イスラム教徒の襲撃事件に巻き込まれて死んでしまう。因果応報というやつだろう。

「シャルリー・エブド」は「ユーモア」とか「言論の自由」を盾にイスラム教徒が嫌がることをやっている。イスラム教では偶像崇拝が禁じられており、預言者などを絵に描くことは絶対にできない。
ブッダとキリストが立川のアパートで同居するという日本のコメディ漫画「聖☆おにいさん」でも、ブッダやキリストは出ても、ムハンマドは絶対に出ない。仏教やキリスト教について描かれても、イスラム教のことには触れられていない。イスラム教への配慮があるからだ。

だが、「シャルリー・エブド」はイスラム教徒が嫌がることをやることが風刺、ユーモア、言論だと思っている。バカばかりが揃っている新聞なのだろう。
ムハンマドを小バカにしすぎて、テロリストからお仕置きを受けた。
それでも、イスラム教徒への嫌がらせを続けることは、言論の自由への戦いだと信じているらしい。バカは死んでも治らない。

これまでに何度も世界中で物議を醸してきた「シャルリー・エブド」であるが、イタリアで起きた地震についてもイタリア人の感情を逆なでしている。
「イタリア風地震」と題した漫画で、包帯を巻いた血だらけの負傷者を「ペンネのトマトソース」、やけどした人を「ペンネのグラタン」、がれきに押しつぶされた人々を「ラザニア」と評した。
300人もの人が死んでいるというのに、一体なにが面白いのか。
20160914-2
フランス人になればこの面白さが分かるのだろうか。
これが面白いと思えるような人間にはなりたくないものである。