20170706-1

以前、このブログに海外でもインターネット接続が簡単にできるようになり、Googleマップを使うことで海外旅行がずいぶん楽になったと書いた。
海外で短期間のSIMを購入してSIMフリースマホで使用してネット環境を作り、Googleマップには予め行く予定の場所をマークしておくことで1秒も時間をムダにせず移動することができる。
先月、プライベートなひとり旅と仕事で台湾に行ったが、Googleマップ等の利用でさらに便利になっていたことを実感した。

どちらも台中市に行ったのだが、そこでGoogleマップの実力がいかんなく発揮された。
台中市は2020年前に市内に地下鉄を走らせるため工事をしている。台北は地下鉄が張り巡らされているので地下鉄でホイホイ移動できるが、台中は市内をバス移動することになる。台湾がタクシーが高くないのでタクシーでもいいが、台中で節約したいのならバス移動しかない。なぜなら、台中市は8キロまでの移動であればバスが無料だからである。

そんなことをして市の財政はどうなっているのかと思うが、とにかく台中市民だろうが外国人だろうが、交通系ICカードを持っていれば、乗るときと降りるときにバス内の機械に読み取らせることで無料になる。
だから、歩き回ってよほど疲れたとき以外、バス移動していた。

台湾のバスはどこもメチャクチャ複雑で、台中市内も150くらいの路線がある。現地の人でも自分が普段使う路線以外はなにがなんだかよく分かっていない。
そんなバス路線を利用するのは不安になるが、Googleマップがあれば楽勝である。
目的地を指定し、出発点を現在地や特定の場所に指定したうえで「経路」ボタンを押すと、最短ルートを調べてくれる。車マークを押せば車移動のルートが出るが、電車みたいなマークを押せば、台中市内ならバス移動のルートが出る。
20170706-2
バス停が英語で表示されてしまうので、分かりにくくなるのがたまにキズではある。日本人からすれば、バス停は現地の漢字表示の方が分かりやすい。
それはともかく、表示されている系統の番号のバスが来れば、タクシーを止めるように手を上げてアピールしてバスを止めて乗り込むだけ。降りるバス停もマップを見て、英語で電光掲示板表記されるバス停を確認しておけば間違いない。

どの系統のバスがいつ頃来るのかもGoogleマップに表示される。日本で使うと、バス停の時刻表に合わせたものが出ることがほとんどのようだが、台湾のバスはリアルタイムでの進行状況が管理されていて、Googleマップもそれを利用しているため、バスが到着する時間が「3分後」などと出る。到着したバスは「たった今」などと表示され、「これスゲー」と思わず口にしてしまったくらいだ。
利用者が多いバス停には、○○系統のバスは△△分後と表示されているが、Googleマップがあれば手元で分かるのである。

Googleマップ以外に、「台灣公車通」というAndroidアプリがあり、これをインストールしておけば、どの系統のバスがどのバス停に何分後に到着し、路線上のどこをバスが走っているかをリアルタイムで確認することができる。
20170706-3
バス停でぼさっとしていて、目当てのバスが通り過ぎてしまうことが何度かあった。バス停に誰かいるから勝手に止まってくれるほど台湾のバスは優しくない。道の遠くにいるバスの表示を見て何番系統か確認しないといけないので、目が悪いと直前に止めることになって困るのだが、アプリである程度確認できれば問題も起きない。

10年くらい前、会社の先輩が台湾出張で「空港からバスに乗れ」と言われ、「2時間半乗ったバス停で降りろ」とすごく曖昧な指示を受けて困っていた。その出張がどうなったのか知らないが、道の混雑具合もお構いなしに2時間半で降りる指示とか頭オカシイのかと思った。
当時は、出張する人間が中国語を聞き取れない場合、バスがどこを走っているかも分からない状況ではバスに乗って台湾のどこかに移動するなど至難の業だった。

ところが今ではネット環境とGoogleマップさえあれば、なんら困ることはない。バスに乗っている間、回りをキョロキョロして不安になる必要もなく、スマホで次に行く場所にあるお店でも調べる余裕も持てる。

便利な世の中になったものだとつくづく思う。
ほんの10年ほど前なら、ほとんどなにも知らない外国でバスに乗ってスイスイ移動できるとは思わなかった。インターネットもさることながら、Googleにも感謝したいくらいである。