20170811-1

北朝鮮とアメリカが口ゲンカをし、北朝鮮がグアムにミサイルを撃つとかなんとか脅した件について、昨日10日(木)の参院外交防衛委員会でアントニオ猪木(無所属)との答弁で防衛省の防衛政策局長が「核弾頭を搭載した弾道ミサイルを迎撃しても起爆しない」という認識を示した。
このニュースを報じたYahoo!ニュースを見ると、コメント欄に「なにが起こるか分からない」などとたくさん書かれてあった。

どういう意味のコメントが分からないが、「核爆発するかも知れない」と考えている人も多そうだったのが驚いた。核爆弾が火薬でできていると思っているのだろうか。原爆は核分裂や連鎖反応を起こして起爆させることが難しいから何度もテストをするわけで、弾道ミサイルをぶっ壊したついでに核弾頭が起爆するくらい簡単なものならそこらのテロリストが作りまくれるだろう。

核弾頭まで木っ端微塵になったら放射性物質がばらまかれることになり、それに対して心配する人もいるだろうが、正直、そんなことを心配するよりも、北朝鮮が核ミサイルを撃ったということの方がよほど心配すべきだろう。もしそんな事態になれば、東アジアどころか世界中がただでは済まない。
核ミサイルを1発でも撃ってしまえば、米軍が本気を出して北朝鮮を攻撃し、1時間後には軍事基地が焦土と化し、金正恩も死んでいることだろう。そうなったら、ヤケクソで核ミサイルを撃ちまくるに決まっていて、もしグアムとかハワイに落ちでもすれば、アメリカからの報復の核攻撃もあり得るし、朝鮮半島を中心にメチャクチャになることは間違いない。日本にも2、3発核ミサイルが撃ち込まれるのではないか。

そんなことを考えれば、弾道ミサイルに核弾頭が付いていたとして、それが爆発するとかしないとか、放射性物質がばらまかれるかなど、ほんの小さなことでしかない。

そもそもの話として、今のミサイル迎撃システムでは朝鮮半島から発射されて上昇しているミサイルを迎撃するのは難しいという。基本的に日本に落ちてくるミサイルを狙いすますもんであって、グアムに飛んでくミサイルを撃ち落とすのは実質的にムリなようだ。
想像すれば分かる。北朝鮮が撃った火星12とかいうミサイルよりパワーがあってメチャクチャ早い迎撃ミサイルがあればいいが、ちょっと速いくらいでは追いかけるように撃ったところで追いつかない。かといって、弾道ミサイルの進路を予測してミサイルをぶち当てることなど、ピッチャーがマウンドから投げたボールに向かってベンチにいる選手がボールを投げて当てるようなもんだ。

核とミサイルで周辺国を脅す北朝鮮というならず者国家があり、それに対応するアメリカのトランプ大統領が街中での口ゲンカのノリで言い返すから収集がつかなくなっている感がある。
北朝鮮がテレビの情報番組ではグアムの領海の外にミサイルを撃ち込むのであれば、アメリカも日本の国際ルールではミサイルを撃ち落とすことはできないとしていた。だから、北朝鮮にミサイルを撃たせないよう説得すべきだとコメンテーターがしたり顔で述べていた。
なんか腹立たしい主張である。

ミサイルの着弾点が日本やアメリカの領土領海でない場合は、日本もアメリカもミサイルに手出しができない。ミサイルが領空侵犯していると思うのだが、大気圏外に行くようなミサイルやロケットは撃ち落とせないという。日本が人工衛星を搭載したロケットを打ち上げ、それがどこぞの国の領土のはるか上空を飛んでも撃ち落とされないのと同じ理屈らしい。

いろんな理屈はあるのだろうし、一定のルールを守らないと国際秩序がメチャクチャになるのはよく分かるが、それを逆手に取って国際秩序をメチャクチャにしようとしている北朝鮮や金正恩がのうのうとやっていけているのが納得できない。
金正恩などさっさと殺して、北朝鮮など更地にして韓国か中国に併合させればいい。金正恩はもちろん、北朝鮮の住民が死んでもなんとも思わない。

政府は北朝鮮をこれ以上つけあがらせないように努力して貰いたいものだが、どうもうまくいかない。国会は未だに加計学園や自衛隊の日報のことで盛り上がり、北朝鮮をどうにかしようと思っているのが疑わしい。
どう考えても北朝鮮は脅威なのに、沖縄では米軍や自衛隊が脅威だとして市民運動に勤しむ輩がいる。

考え方によってものごとの優先度は変わるのだろうが、北朝鮮問題より重要とされる問題が日本には多すぎる。