20171121-1

先週から世間を賑わしている日馬富士暴行事件があらぬ方向へ向かおうとしている。
先輩風を吹かせてモンゴル人力士の後輩である貴ノ岩をボコボコにしたのは日馬富士なのに、どういうわけか貴乃花親方と貴ノ岩への風当たりが強くなってきた。

一部のメディアが日本相撲協会の意向を受けたのか、協会の理事で巡業の責任者でもある貴乃花親方が協会に報告しなかったことが悪いとし、貴乃花親方が協会の八角理事長に責任を取らせて追い落とすために横綱の暴力事件を利用しているとの陰謀論が吹き荒れている。
貴乃花親方への風当たりはきつく、貴ノ岩を休場させたこと、貴乃花親方がなにも語らないことも併せて、なかなかのバッシングを受けている。

貴乃花はいかにも変なヤツであまり好きではないが、このことで貴乃花親方を責めるのはどうかしているように感じる。日本相撲協会という組織のことを考えれば、あとから右往左往させられることを考えれば報告しろということになるが、根本から信用されていないことを協会自体が理解するべきだろう。
よく言われているが、親方の弟子は親方にとって実の息子のようなものであって、自分の息子が学校で暴力を受けたときに学校をすっ飛ばして警察に相談するのも当然だろう。貴乃花は協会の幹部であるので事情は少し異なるが、それでもめちゃくちゃ責めるようなことでもない。
これは、社内の内部告発部門に告発せず、外部機関にいきなり告発した会社員が責められるのとよく似ている。

貴乃花親方と八角理事長はウマが合わないようなので、これを機に協会をどうにかしようとか、理事長に責任を取らせようとしているのかも知れないが、そんなものは実際どうか分からない。日馬富士と貴乃花親方が同じくらい悪いヤツのように一部のメディアで扱われていることに違和感しか感じない。

これについて、立川志らくが情報番組の「ひるおび!」で次のようにコメントをしていた。

【スポーツ報知】立川志らく、日馬富士暴行事件で「一生懸命、被害者を悪くしようとしている」(11/21)

多くのメディアが「貴乃花も相当悪い」という風潮に持っていこうとしているなか、ちゃんとした意見を述べていると思う。昨日のエントリでも書いたが、ものごとはシンプルに考えるべきだ。仮説だらけの陰謀論に持っていく方がどうかしている。

よく喧嘩両成敗などというが、どちらかが一方的に暴力を振るったのであれば、そいつだけが責められるべきである。仮に、殴られた側が言動をしていようとも、殴った方がどう考えても悪い。
ビール瓶で殴ったかどうかが争点になっているが、カラオケ機のリモコンで殴ろうが素手で殴ろうが、貴ノ岩は10針縫う怪我を負った。それをやったのは日馬富士だ。

貴乃花の言動の動機などどうでもいい。事実は明らかだ。日馬富士が貴ノ岩を殴って、貴ノ岩が怪我をしたいうだけ。朝青龍が知人を殴って追放されたのだから、日馬富士も同じような目に遭わせる必要がある。

それにしても恐ろしいのが日本相撲協会だ。幹部らは貴乃花親方への批判を隠そうともせずメディアに話し、白鳳や池坊とかいう評議員会議長の婆さんに日馬富士を擁護させる。あらゆるツテを利用して日馬富士を擁護し、理事長の脅威となり得る貴乃花親方にも問題があると言いふらす。
これだけ見ても、日本相撲協会がめちゃくちゃ陰険な組織であることがよく分かる。外部に漏れたらマズい問題は内々で処理できるようにまずは報告しろと言い、その問題がバレたら全力で火消しをし、誰か別の対象に火を付けてごまかそうとする。
ブラック企業ならぬブラック協会だ。誰がそんな組織を信用するのだろうか。

動機がどうあれ、今回の件は日本相撲協会に反旗を翻すような状態になっている貴乃花親方を応援するほかない。こんなクソ組織はめちゃくちゃにしてやればいいのである。