20171129-1

一昨日のエントリで日馬富士なんかさっさと追放して帰国させろと書いたが、その日馬富士があっけなく引退した。日本相撲協会に自ら引退届を提出し、受理された。日本国籍を取得し、親方になろうとしていたそうだが、これで終わりだろう。日本でちゃんこ鍋屋を開くわけにもいかないだろうから、モンゴルに帰って朝青龍のように大統領付きの人間にでもなればいい。

こいつが起こした暴力事件は貴ノ岩に振るったものだけかは分からないが、たったひとつの暴力事件で人生パーである。人生の軌道から外れたくなければ、日頃から刑事事件を起こさぬよう生きていかねばならない。有名人なら尚更だろう。

それにしても、日馬富士の引退会見を見ると、コイツがいかにクソ野郎かが分かる。この期に及んでも貴ノ岩に対して礼儀がなっていなかったとし、礼儀を正すのが先輩の義務だと主張した。旭鷲山が貴ノ岩の怪我の写真を公開していたが、頭頂部に酷い裂傷を負っていて、医療用ホチキスを10針分も打たれていた。それが日馬富士が言う"指導"であるらしい。
貴ノ岩に対しても、礼儀を正して生きていくよう助言をする始末。
反省の色ゼロ。あくまでも正当な暴力行為であって、ちょっとやりすぎただけ。とんでもないヤツである。

日本相撲協会ではそのような"指導"をなくすためにやってきたはずなのに、横綱がこれではなにも変わっていないことがよく分かる。親方に暴力を振るわれて死んだ弟子は、ムダに命を落としたようなものだ。
そのうえ、協会の評議員会議長である池坊保子とかいうオバハンは、「貴乃花親方がちゃんと対応していれば日馬富士は引退せずに済んだ」と貴乃花親方を責める始末。協会を糺すはずの評議員のトップが協会べったりでこれなのだから、協会がよくならないのも納得である。

それに日馬富士がさっさと引退したのも日本相撲協会の意向なのだろう。放っておけば日馬富士は土俵際での粘りを見せ、最終的にうっちゃって大逆転無罪を勝ち取ったかも知れないが、協会が辞めさせたに違いない。「ゴチャゴチャなって追われるように辞めるより、自ら引け」と言われたのが目に浮かぶ。
不祥事を起こした政治家がさっさと辞任するのと一緒だろう。大概が政党から辞めろと言われて辞めることになる。不祥事を起こしたヤツのせいで政党が責められるのは困る。火種はさっさとどこかにやって、火消しに没頭した方がいいに決まっている。

日本相撲協会はそれでいいかも知れないが、本当にそれでいいのだろうか。公務員が懲戒免職になる前に退職金のために依願退職したようなもので、自ら引かせて日馬富士のプライドだけはなんとか保とうとした。そんなことをするからダメなのに、なにも分かっていない。

日本相撲協会は人が死んだり、指導と称した暴力行為が蔓延していてもどうとも思わない。
「腐りきった組織」などと言われば、多少は発奮して見返そうとするもんだが、そのようなプライドもない。
ないない尽くしでは、腐りきった組織はなにも変わらない。こういう協会が仕切っている以上、ファンは見限るしかない。

腐りきった協会といえば、ジャンルは全然違うが、アジアサッカー連盟(AFC)も相当腐っている。韓国が言うままに旭日旗を問題視するようなこの組織は、中東のオイルマネーにまみれていて、中東に甘々だ。
つい最近でも、浦和レッズが優勝したアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のベストイレブンを発表したのだが、そのなかに浦和レッズの選手がひとりも選出されないという驚きの結果になった。
準優勝だった金満チームのアル・ヒラル(サウジアラビア)から4人選出されたのに、大会MVPだった柏木陽介も、決勝戦で2得点を上げてレッズを優勝に導いたラファエル・シルバも、レッズキャプテンの阿部勇樹も選出されなかった。

これについて、世界のサッカーファンから疑問の声が寄せられている。どう考えてもオカシイ選定であるが、こうせざるを得ない理由がAFCにはあったのだろう。なんせ、「中東の笛」を許し、中東チームのサポーターが相手チームの選手をレーザーで攻撃してもなにもしない組織だから、なにかしら理由があるのである。

こういう腐った組織の下で行われている試合は見る価値が大きく下がる。審判が買収されてんじゃないかとか、どうしても訝った目で見てしまう。
相撲も同じ。あんな腐った組織が興行をやっていれば、モンゴル人力士が未だに星の配分をしているんじゃないか、八百長をしてるんじゃないかと思えてならない。若い力士は先輩横綱からいつもカラオケ機のリモコンで殴られているんだろうかと思ってしまう。
そう思わせる時点で純粋に楽しめなくしているわけで、それは協会側の問題だ。

アジアサッカー連盟は一度解体して、中東抜きにやり直すとかすればいいと思う。日本相撲協会も同様で、一旦解体して、好きなもん同士で組織を作り直せばいい。
ガラガラポンで出直すくらいしか、腐りきった組織を改善する方法などないと思う。