20180415-1

先週、サッカーW杯まであと2か月というのに日本サッカー協会がハリルホジッチ監督を電撃解任した。理由として先月のテストマッチでの不振が挙げられているが、解任するにしてもあと2か月で本番だというこのタイミングでの解任は遅きに失した感がある。急遽日本代表監督に招聘し、アジア予選突破という結果を残したのだから、このまま一緒に心中すべきであった。

確かにどうかと思う選手起用はあったし、本田との確執を始め、ベテランの日本代表とうまくいっていなかったのかも知れないが、そういう頑固さも承知のうえで監督に就任させたのではないのか。
日本代表の選手をよく知るハリルホジッチが他国に情報を流す可能性も十分あり、リスクしかない。
なにより、今後の日本代表監督のことが心配だ。今は西野朗だが、急に任されてもうまくいかないだろう。ロシアW杯でお役御免になって新しい監督を探すことになると思うが、日本サッカー協会は選手と監督の仲よしクラブみたいな代表チームを作りたいと考えており、監督が自分の意見を曲げねば解任されてしまうという悪しき前例ができてしまった。そんなことで辞めさせられる代表チームの監督になりたがる名将とやらがいるのであろうか。

あとのことを考えないといけないのに、選手と監督がうまくいっていない今しか見ていないのが日本サッカー協会なのだろう。

どうも世の中には「アイツ気に入らないから辞めさせたらええわ」と安易にものを考える人が多いようだ。その対象になっているのが安倍首相だ。私は概ね安倍首相を支持しているので、森友、日報、加計の問題があろうがなかろうがこのまま総理大臣を続けるべきだと思っているが、世間には「安倍はダメ、辞めろ」と考えている人がそれなりにいるようだ。
だが、よく考えて貰いたい。安倍首相が退陣したところで、与党はそのままである。当然自民党の次の総裁が総理大臣になるわけで、その有力候補が岸田文雄と石破茂である。

岸田文雄は自民党のなかではリベラルな宏池会のトップであり、誰が見てもハト派の政治家だ。日和見的な平和主義を好みそうで、攻めまくって結果を出した安倍首相と比べれば外交力では大きく劣りそうに見える。中国、韓国、北朝鮮にヘラヘラしそうなイメージしかなく、この人が次の総理大臣でいいとは思えない。

石破茂は生理的に受け付けられない。脂ぎった顔でニヤついている変態オジサンみたいな見た目のイメージしかないのだが、その見た目が改善されたとしても、安倍首相のように保守本流の思想の持ち主ではないようで、首相の器ではないように思える。

安倍首相はアベノミクスでそれなりに結果は出したし、外交はよかった。安倍政権が安定することで諸外国の首脳からも一目置かれるようになった。これまで日本の首相は毎年のようにコロコロ変わるので、「相手にしてもムダ」と言わんばかりに軽くあしらわれてきた。
正直、モリカケなんかに比べれば、日本の外交の方が百万倍重要である。安倍首相に退陣を迫ることは、せっかくうまくいっている外交をみすみす捨てるようなものである。安倍首相が退陣して喜ぶのは、安倍首相に苦汁を舐めさせられてきた韓国の文在寅や北朝鮮の金正恩だろう。

安倍首相が辞めたとして、次の総理大臣になるやつのことを考えろと思うわけだが、マスコミは安倍退陣に必至だ。盤石だった安倍政権が揺らいでいる千載一遇のチャンスと捉えているのだろう。
テレビのニュースを見れば、小泉純一郎が「安倍3選は難しい」と話したことや、どこぞの評論家が「5月の連休明けに与党内から退陣要求が出て辞めるのではないか」という予測していると報じている。それだけ見た視聴者は「安倍首相の親分だった小泉元首相や政治評論家が言うなら安倍退陣は間違いない」と考えるようになる。「安倍=退陣」の意見ばかり報じていれば、そのうちそういう機運が高まってくる。
なぜテレビのニュースでは「安倍首相は辞めるだろう」という予測ばかり報じて、「安倍首相は難局を乗り切るだろう」という意見がほとんど聞かれないのか。

新聞は新聞でもっと酷い。安倍首相の宿敵である朝日新聞、毎日新聞はテレビ以上に安倍退陣の機運を作りだろうとしている。
毎日新聞は国会前に3万人が集まって安倍退陣を迫るデモを行ったとした。いつものごとく「主催者発表」の3万人である。ヘリコプターから3万人を撮影した写真が掲載されていたが、警察車両の数十メートル先は人がスカスカである。もっと引きの写真が必要なのだが、真実を示す写真は見せられない。

20180415-2

朝日新聞は憲法改正に反対するキャンドルデモが行われたとホームページで動画付きで得意げに報じていた。
キャンドルデモといえば、韓国のお家芸である。元は10年前にアメリカ産牛を食べたら自分たちも狂牛病になると思い込んだバカな韓国人たちが100日続けて参加者がロウソクを灯すデモをしたのが始まりだ。以降、どういうわけかそれが市民運動のシンボルとなった。今ではキャンドルデモは船が沈んで高校生が死んだら行われ、大統領を辞めさせるために行われ、韓国の衆愚を見せつけるデモになっている。

20180415-3

韓国人よりバカな日本人は、韓国が日本より民主主義の進んだ国だと思っていて、その韓国に倣うためにキャンドルデモをやる。
私ならバカな韓国人のマネなんか死んでもできない。子供にどこにでもウンコをさせたり、大人がどこにでも痰を吐く中国のマネをしていないのは、それを恥ずかしいこと、よくないことだと思っているからだろう。韓国人のキャンドルデモを恥ずかしいと思っていればマネなんかできないはずである。韓国の市民運動をマネたキャンドルデモを恥ずかしくないと思っている連中が何百人もいて、国会前に集まっているというのだから末期的である。

日本は大昔から外国のいい文化を取り入れ、自分たちで昇華させてきた。シナから漢字を始めとする優れた文化を取り入れたが、朝鮮とは違って宦官や纏足といった愚かな文化を盲目的に取り入れることはなかった。今の日本では、キャンドルデモをいいことだとして取り入れようとしている日本人がいる。
韓国のいい文化を取り入れ、韓国人が喜ぶように安倍首相の退陣を訴える。コイツらは本当に日本人なのか。

首相候補を想像すれば安倍首相続投しかないと思うわけだが、そうでなかったとしても、朝日新聞やキャンドルデモをするような連中が喜ぶようなことは絶対に阻止すべきだと改めて感じた。