20190909-1

Instagramでフォローされたらフォローするようにしている。すると、外国人を何千人もフォローすることになってしまい、タイムラインが誰だか知らない台湾人や香港人やタイ人の写真で埋め尽くされてしまった。しかしまあ、それはそれで面白い。
誰が誰だか分からないので、どこの国の写真かもよく分からないが、書いてあるコメントで台湾か香港、タイ、韓国、ロシア、中東のどこかなどが何となく分かる。英語やスペイン語だとどこの国か区別がつかない。

台湾と香港はどちらも繁体字中国語なのでパッと見では区別が付きにくいが、ここ2~3か月、香港人は反送中デモ(逃亡犯条例改正反対のデモ)関連の投稿ばかりなので、繰り返し表示されるアカウントのどれが香港人なのか覚えてしまった。
Instagramをやっている香港の若い人たちは結構熱心に反送中デモを支持しており、デモ鎮圧を図る行政長官や警察官に批判的だ。

逃亡犯条例の改正は行政長官が明言して完全撤回されたが、香港の若者たちの勢いは止まらない。行政府に突きつけた五大要求のうちひとつしか実現されていないため、今度もデモを続けていくようだ。
Instagramにも何日の何時にどこそこに集結せよと書かれてあるが、実際に現場でデモは行わないとある。政治集会が禁止されているため、各々で何となく集まり、各々が適当に散歩をするていになっている。

それで何万人も集まるのだから大したものである。中国に取り込まれ、自由を失うことに反撥する若者たちの運動は素直に評価したい。
香港人にとっては尻に火がついた状態で、学生らが必死になっているわけだが、平和ボケした日本にもこのくらいの危機があれば劇薬にようになって目を覚ます人が増えるかも知れない。

香港は中国の一部とはいえ、中国本土で禁止されているGoogleやFacebookの利用が可能だ。だからFacebookやInstagramで自由に集会を呼びかけ合うことができるわけだが、もしこれが中国に完全に取り込まれてしまった場合、中国政府に監視されたSNSしか利用できなくなり、香港の状況を世界へ発信することもままならなくなる。

私が中国に出張に行ったとき、日本で香港のSIMを買って中国で使っていた。自宅にVPNサーバーを立ててホテルや勤務先から繋いでいたのだが、数日で塞がれてしまった。中国本土でも香港SIMを利用すればGoogleなどが利用できるので、Gmailをチェックしたり、Amazonでタイムセールを見たりと日本と同じようにできていた。
香港の自由が奪われた場合、中国出張に行く日本人にも多大な影響が出ると思う。

香港で学生たちが特に怒っているのが警察の横暴で、インターネットを通じて世界中にアピールされている。香港の警察は抗議活動を行う人たちに襲いかかり、無抵抗にも関わらず警棒で滅多打ちにし、催涙スプレーを噴射する。男も女も関係なく、流血しようが何しようが関係ない。現場でボコボコにして適当に指紋採取して証拠品として逮捕している。警察官によって片目を潰された女性までいた。
香港警察は市民から「黒社会」と揶揄されている。ヤクザとかマフィアとかいう意味だ。ここまで市民に信用されていない警察は世界でも稀だろう。

とにかく6月頃から大変なことになっていて、観光に行くような場所でなくなった香港であるが、日本人から見た香港の雰囲気は台湾と似ている。中国本土の人間と違って親日的だし、下品極まりない中国本土の連中を嫌っている人が多い。インターネットの自由があり、言論の自由もある。
香港のこの状況が「明日は我が身」として台湾人が震え上がるのも頷ける。習近平が今年の新年の演説で30年以内に台湾を完全に併合し、武力行使も厭わないと発表した。もし台湾が中国に併合され、一国二制度とやらを敷かれても、香港のようになるのは目に見えている。

昨日、「Mr.サンデー」で台風15号のニュースのあとに香港の現状を伝える特集が組まれていた。そこには警察官に「誰の味方なのか」と文句を言った若い男が警官に追いかけられ、最終的にボコボコにされる様子が映っていた。カメラがあろうがなかろうが関係ない香港の警察は、かなり中国化が進んでいるようだ。普通の感覚ならば自由を求める丸腰の市民にあそこまでできないだろう。

その「Mr.サンデー」の香港特集のデモの映像の中に「日本北海道 貝柱」と書かれた大きな看板が映っていた。居酒屋のような店でホタテでも出しているのだろう。
その看板の背景は放射状になった旭日旗模様で、めちゃくちゃ目立つデザインだった。

どこぞの国のヤツらが見るといきり立ってしまうデザインであるが、台湾や香港では「日式○○」といった看板の背景が旭日旗に似た模様になっていることが多い。日本で連想されるデザインがそれで、とにかく目立つからよく使われるのだろう。こういうところでも香港と台湾の近さを感じることができる。

韓国は反旭日旗をアジアで推し進めたいらしいが、どう考えても無理だ。中国が乗ってくるかも定かではない。

サッカー日本代表の堂安律が加入したオランダのPSVがInstagramなどのSNSに堂安律の獲得を表すイラストを投稿したのだが、その背景が旭日旗模様だったことから韓国人を激怒させた。PSVのアカウントが炎上状態になり、PSVは「多くの人が不快に思う画像を投稿してしまった」と韓国語で謝罪した。「不快に思う画像」は、ヘタクソな堂安律のイラストのことではなく、旭日旗模様のことを指す。
韓国人はこうやってチマチマ嫌がらせをして相手を屈服させているが、このやり口が気に入らない。世界で韓国人以外誰も気にしていないイチャモンレベルのクレームなわけだが、旭日旗の模様を描いて「多くの人が不快に思う画像だった」と勝手に韓国人に謝罪しているのは間接的に日本を貶めているのと変わらない。

日本人にとってみれば、それこそが不快であり、侮辱でもある。韓国人と同じように謝罪を求めるべきとは思わないが、旭日旗を勝手に「不快なもの」として韓国人に謝罪されることを止めることはできないのだろうか。

台湾や香港を見ても日本人として特に不快に感じることはないが、そこに韓国が絡んでくると途端に不快になる。韓国がやっていることがいちいち脳裏をよぎり、韓国を思い出させて不快な気分にさせる。
日本人にとってこれほど害悪のある国があるだろうか。韓国は楽しい気分を台なしにさせる国である。できれば目に入らないよう、思い出さないようにしたいもんだが、どうしても目に入り、思い出してしまう。
そういう意味では、韓国は嫌がらせの天才だろう。嫌がらせのジャンルで韓国に勝てる国などあるわけないと思う。