先っちょマンブログ

2009年10月

誰も興味ないと思うが、我が家の壊れたシャープのテレビについてのその後について書く。

金曜日の夜、仕事から帰ってきて11時頃からテレビの何が問題なのかを調べることにした。ブロックノイズのようなものが画面中に出て困っていたのだが、どういうわけかケーブルテレビのSTB経由だとキレイに映る。だから、もしかしたらキレイに映せるようになるかも知れないと考えたからだ。
私は三度の飯よりテレビが好きで、週末にバラエティ番組なしというわけにはいかない。録画した番組を見られるように頑張ることにした。

D端子接続のケーブルを変更するなどしてみたが、何も変わらず、仕方なしに別の作業をすることにした。ノートPCのHDDの交換作業だ。500GBのSATAのHDDに現在の120GB HDDをクローンコピーし、それをノートPCに入れる。取り出した120GBのHDDをPS3に差すことにした。

その作業の過程で、PS3の再設定をしているときに気が付いた。どうもうちの壊れたテレビは、プログレッシブでまともに映らず、インタレースにするとちゃんと映るらしい。
PS3で映像出力を1080iにすると、キレイに映った。だから、HDDレコーダの出力設定をD4(780p)からD3(1080i)にしたら、これも同じくキレイに映った。

テレビの映像の方式には大まかに分けてプログレッシブとインタレースという2種類の方式がある。インタレースは昔ながらの方式だ。
どうもうちのテレビは、プログレッシブの処理の回路だけがぶっ壊れているらしい。

インタレースで出力すると、なんか輪郭が若干ぼんやりして、色彩が薄い感じがするのだが、プログレッシブでぐちゃぐちゃに映ることを考えたら問題ない。
急いでテレビを買おうと思ったのだが、とりあえずはちゃんと見られる方法が分かったので、焦る必要はなくなった。

だが、壊れていることには変わりないので、予定通り東芝のREGZA 42Z8000を買うことに。
嫁さんと近所の電機屋巡りをすることにした。

先に仕入れていた情報によると、4月に発売されたZ8000シリーズは型落ちになって次にZ9000シリーズが出るのだが、私が住む滋賀の田舎くんだりの電機屋はさっさと在庫処分をしているらしい。
ネットでは幾らでも買えるが、大画面テレビをネットで買うのは壊れたときや、現在のテレビを回収して貰うなどができないので、私はどうしても店頭で買いたかった。

「あるかな」と思いつつ最初の店に行ったら、最初の店で在庫1台だけあった。18万5000円で、ポイントが24%の44400点。単純に考えたら14万ちょいの値段だ。ヨドバシやビックカメラのネットで買うよりちょっと安い。
だから即決で購入。ほかの店では展示品処分のモノが同じくらいの値段で売っていたらしいが、そこは新品在庫だった。テレビやノートPCなど、電源を入れっぱなしの店頭展示品を買うなんてありえないから、即決して正解だったと思う。

配達は最短で4日後と言われた。そこにある在庫の配達が4日後とはおかしな話だが、配達員の事情などでどうしてもそうなるのだろう。もし壊れたテレビをまともに映す方法が分かっていなかったら、すぐにでも欲しかったところだが、何とかもつので配達は30日の土曜にした。
今から楽しみだ。

それはよかったのだが、ひとつだけ気になることが。
42Z8000はエコポイント対象商品で、23000ポイント貰えるのだが、申請がとんでもないほどめんどくさい。店で買ってんだったら、その場で申請できりゃいいもんだが、伝票やらレシートやらを付けて、郵送する必要がある。しかも、届くまで3か月かかるらしい。
何だかなぁ。忘れた頃に商品券が届いたら、それはそれで嬉しいと思うかも知れないが。

とりあえずは、PS3接続用のHDMIケーブルや、テレビに接続する外付けのHDDをネットで買うように探して、商品が届くまでの時間潰しでもしよう。

 

ついに我が家のリビングにあるブラウン管テレビとの別れのときがやってきたようだ。
そのテレビはシャープの32型ブラウン管テレビ。2002年に購入した。

購入してから2年後、画面にすごい数の縦線が入ってマトモに映らなくなった。シャープに電話すると修理の人がやってきて、タダで直して帰った。私も一応製造業の会社で働いているから分かるのだが、1年の保証期間を過ぎているのに、無料で直すのには訳がある。
修理代を取ると、詳しいレポートを求めてくる客がいるので、サービスで直してやることにすると、あまり強く言われなくなる。何か後ろめたいことがあったのだろう。

そしてさらに2年後、2006年にもう一度同じ壊れ方をした。シャープのサポートから修理の人がやってきて、今度はテレビを完全に分解して、中の基板に取り付けてあるブラックボックス的なものを外して新しいのに交換していた。
その修理もタダだった。ますますアヤシイ。

修理の人にタダであることの理由を訊くと、「前回修理してから2年しか経ってませんので」と言う。嘘つけ。
普通、修理後の保証期間は6か月だろうに。ますます何かあるんじゃないかと疑ってしまう。

私はこのことを2007年の12月にこのブログで書いて、2年ごとに壊れる我が家のテレビは、来年の2008年に壊れるだろうと予想した。
テレビはその予想を裏切り、3年頑張って2009年の今になって壊れた。
今度は縦線が入る壊れ方ではなく、画面全体に細かいブロックノイズのようなものがでて、画面がぐちゃぐちゃになって見られない。

どうも、前から思っているのだが、プログレッシブとかインターレースとか、そういう処理をするとこの回路が何度も壊れてるんじゃないかと思う。テレビの仕組みを知らないのでよく分からんが。

シャープのサポートに電話したら、今度は主張の修理見積もりだけで3150円かかると窓口の女は言う。前まで何かあってタダで直していたくせに、今度からはしっかりと金を取るつもりらしい。
アナログ放送用のブラウン管テレビを3万円とかかけて直すのはアホ臭い。だから、きっぱり諦めて、新しいものを買うことにした。

ブラウン管のテレビがこんな風に何度も壊れるなんて、今まで経験したことがなかった。インターネットで調べると、私と同じような状況で壊れ、タダで修理して貰っている人がいる。元々何か設計不良があったに違いない。
だから、今度は、いやこれから未来永劫、死んでもシャープの製品は買わないことにした。思えば、寝室にあるシャープのテレビビデオもビデオが調子悪いし、キッチンにあるシャープのオーブンレンジも一度壊れた。洗濯機だけは動いているが、ほかは壊れまくり。
シャープはまるで中国のパチモン企業みたいではないか。

新しいテレビはもう決めてある。東芝の液晶テレビREGZAのZ8000というヤツで、42型を購入するつもりだ。東芝のREGZA Z8000は、USBポートがあって、市販品の外付けHDDが取り付けられて、そこに地デジを録画することができる。見てすぐ捨てるような番組は、1.5TBが1万円くらいで売っているHDDにどんどん録っていけばいい。
ヨドバシなどを見ていると、大体18~19万円ちょっとで20%ポイント還元、政府のエコポイントが2万3000ポイント。実質的な負担は13万円くらいか。この時期、大変な出費だ。

思えば、シャープの壊れたブラウン管も13万円だった。7年しかもたなかったわけだが、今度の東芝はどのくらいもつだろうか。
さらばシャープ。お前のとこのテレビなんか二度と見たくない。

 

 

痴漢冤罪事件の報道を見て、私のように毎日電車通勤をするサラリーマンは恐ろしいと思うほか、少し身構え、できる限りの自衛手段を取らなければならないと考える。


「君子危うきに近寄らず」ということで、満員電車では女に近づかないことが大切だ。痴漢をでっち上げて恐喝しようとした甲南大生の事件のようなよっぽどの例外を除けば、それでまず大丈夫だろう。
運悪く女のそばに立つハメになったら、両手を挙げてつり革を持つなど、できる限りのことをしたい。

では、警察に脅されたりすかされたりして犯行の自白をしてしまい、有罪になってしまうような冤罪事件の場合はどうだろうか。
無能な警察のせいで、容疑者として仕立て上げられた男性が無実の罪によって、17年半もの長きにわたり人生の大切な時間を無駄にしてしまった足利事件を見て、何かを学ぶべきだろう。

ニュースで同種の事件を見る度に、「なんでやってもいないことを自白するのかね」と思ってしまうが、これまでの歴史で数々の人が同じ目に遭っていることを思うと、どうしてもそのようなことになってしまうのだろう。これはしょうがないことなのかも知れない。
「俺は絶対に詐欺に騙されない」と過信する人間が詐欺にまんまと嵌ってしまうように、「やっていないことの自白なんかしねぇ」と思っている人間に限ってそうなってしまうんじゃなかろうか。

だから、自分が自白をしないという決意を持っても無駄だろう。足利事件の場合、当時千分の一程度の確率であったDNA鑑定が合致した結果を受け、警察が強引に自白に持って行った。そんなもん、素人がかわせるわけがない。

足利事件のDNA鑑定では、あまり報じられないが、容疑者だった男性のDNA鑑定は、現場に残された精液と、男性の精液で行われた。最近出てきた供述テープの中でも、刑事が「精液のDNA型が一致しているのはどういうことか」と容疑者を問い詰めている。
週刊誌などの報道によると、警察は容疑者の精液を入手するため、当時四十過ぎでひとり暮らしだった容疑者が出すゴミを漁って、マスターベーションの処理で使われたティッシュを回収し、そこから精液を得たそうだ。
人の出すゴミを漁って、イカ臭いティッシュを集めるのも警察の仕事なのだ。

これから思うに、そのようなティッシュがゴミで出されていなければ、精液でのDNA鑑定をされる隙は与えられなかったはずだ。トイレットペーパーを使って、トイレに流しておけばよかった。

自分が知らないところで何かを疑われたら、警察がゴミを漁って汚いティッシュまで持って行ってしまうかも知れない。だから、男子諸君はマスターベーションの後処理をどうするか、ちょっとは考えた方がいいのかも知れない。

 

世の中には大騒ぎになる事件が数多く起こるが、いろんな意味で、神戸の連続児童殺傷事件は日本の社会に大きな影響を及ぼしたとつくづく思う。意外に思われるかも知れないが、映画界への影響も多大であった。

アメリカのホラー映画「スクリーム」は、1997年6月の日本で公開される予定であった。しかし、ちょうどその月に連続児童殺傷事件の犯人である少年が逮捕され、大騒ぎになった。少年がホラー映画好きであったなどと繰り返し報道されたため、混乱を避けようとした配給会社が公開を延期。2か月後にようやく公開の運びとなったが、大々的な宣伝もできず、日本での興行成績は奮わなかった。

当時、私はイギリスやアメリカのアイドル歌手にはまっていて、よく海外のエンタメ雑誌を買っていたのだが、その中に日本で「スクリーム」が上映禁止になったことを伝える記事があり、非常によく覚えている。

連続児童殺傷事件が起きるまでは、テレビの映画番組でよくホラー映画を放送していた。30代以上であれば、子供の時分に映画番組で「13日の金曜日」などを見た覚えのある人が多いだろう。
それが、連続児童殺傷事件を機に、地上波では全く放送がなくなってしまった。ソフト系のホラー映画は年末年始に深夜で放送されたりするが、基本的に地上波ではスプラッター系が全部NGになった。

それだけならまだマシだったのだが、テレビ局は過剰反応をして、映画番組で放送する映画の残酷だと思われるシーンを軒並みカットするようになってしまった。
私が見た中で、もっとも酷かったのが「ハンニバル」だ。

「ハンニバル」は「羊たちの沈黙」で出てきた殺人鬼のハンニバル・レクターの映画で、日本で公開時はR-15指定となった。
5年ほど前、それを「日曜洋画劇場」で放送するにあたり、テレビ朝日は"猟奇的"とされるシーンをほとんどカットしてみせた。一番驚いたのが、最後の重要なシーンのカットだ。

「ハンニバル」のラストでは、レイ・リオッタ演じる刑事が酷い目に遭う。テーブルに座っている状態でフラフラしているのだが、カメラが引くと、頭をハンニバルよって開かれ、脳みそ丸出し状態で座っている。ハンニバルは「人間は前頭葉はなくても生きている」と言って、脳みその前頭葉の部分を切り取るのだ。
さらに、いろいろあった後、本当の最後、ハンニバルが飛行機の中でその前頭葉を弁当のおかずとして食っているのだが、弁当に興味を持った子供に食わせたりもする。

テレビ朝日は、脳みそ丸出し状態にされ、前頭葉を切り取られた刑事の残酷なシーンを全部カットした。しかし、ラストを全部カットしては話にならないので、脳みそが見えていない状態のシーンで女主人公のハンニバルの会話シーンなどは放送した。だから、ラストのシーンで女主人公のイヤミな上司である刑事がなぜフラフラしているのか、なぜ話をしないのかなど、テレビしか見ていない人には全く分からない。

しかし、テレビ朝日はそんなことはお構いなしだ。ストーリーがどんな風になろうとも、とりあえず残酷なシーンだけカットすりゃいいという考え。
残酷なシーンが放送できないのであれば、最初から映画を全部放送しなければいいのに、注目作品などはどうしても放送して視聴率が欲しいから、無理矢理いじくって放送するのである。

その「ハンニバル」のテレビ放送の2週間ぐらいあとに、フジテレビで「スターシップ・トゥルーパーズ」が放送されたのだが、これも酷かった。

主人公のリコが部隊長になって、訓練中に調子の悪くなった部下のヘルメットを見ている間に、流れ弾に当たってその部下が死んでしまう。その責任を取らされて、リコが鞭打ちの刑を受け、軍隊を辞める決意に至るのだが、フジテレビの放送では、部下が死ぬシーンがカットされていた。頭が吹っ飛んでいるのがよくなかったのだろう。
しかし、そのあとリコが責められて、鞭打ち刑を受け、軍隊を辞めようとする。部下を死なせてしまったくだりがなかったら、全く何のことか分かりゃしない。

こんな編集あり得ないと思うのだが、テレビ局の人間はそんなことはどうでもいいのだろうか。とにかく映画を放送すればよくて、その内容はむちゃくちゃにしてもいいと考えているのであろうか。そう考えていなければ、「ハンニバル」や「スターシップ・トゥルーパーズ」のような、あんな酷い放送はできないだろう。

テレビの映画番組は、時間の制限があるから幾らかカットする編集があるのは仕方がない。しかし、ストーリーの重要な部分を全部カットしていいわけがない。放送できなのであれば、別の映画を放送すべきだろう。テレビ局の人間が、映画の制作者のことも考えず、悪意が感じられる恣意的な編集をしていいわけがない。

それ以来、テレビの映画番組がアホらしく思えて見る気がなくなってしまった。好きな映画はDVDを買うようにしているので、別にテレビの映画番組なんか見なくてもよくなったのも理由だが、そんなことはほんの些細な理由でしかない。
テレビの映画番組なんかなくなってくれても、何の問題も感じない。

 

勝手に豆柴の血統書を発行していた業者が、特定商取引法違反(誇大広告等の禁止)によって6か月間の業務停止命令を受けたというニュースがあった。
その「星の雫」という業者は、「豆柴犬登録協会」という団体をでっち上げ、「豆柴」などと謳った犬をインターネットで販売していたらしい。

世間ではいつの間にか「豆柴」という"犬種"が定着してしまったが、豆柴なんて犬種は当然日本犬の種類にはなく、ただの小さい柴犬である。それをインチキ臭い業者が「小さい犬は人気がある」として売っているだけだ。

「豆柴」は個人やインチキ業者が勝手に交配を始めた犬でしかない。個人で始めたものが徐々に増えていって新犬種として認められることがあるが、「豆柴」に限ってはそれはないと思われる。ただの小さい柴犬でしかないからだ。
さらには、日本犬排出最大手の日本犬保存会も、ジャパンケンネルクラブも、「豆柴」なるものを認めていない。今後もないだろう。

「豆柴」なる犬の定義は、柴犬よりもひと回りかふた回りほど小さい犬だが、所詮柴は柴である。標準サイズに合わない柴犬は柴犬として認められないのだが、定義としては柴犬なのである。スタンダードプードルとトイプードルのような差もない。ちょっと小さいだけ。同じような犬に、「ティーカッププードル」ってのがいる。

そこらへんで「豆柴」と称して売られている犬は、小さい柴犬同士を掛け合わせたものだ。小さい親同士だから、小さい犬になるだろうという期待値が込められたものが「豆柴」である。

池乃めだかと矢口真里が子供を作ったとして、生まれた子供はやはり人間だ。「豆人間」ではない。
また、大人になっても背が低いかも知れないが、大きくなる可能性だって十分ある。人間でそうなのだから、同じ哺乳類である犬だってそうだろう。
だが、インチキ業者は「豆柴」として売る。しかも、「インチキな業者は豆柴でない豆柴を売る」などとも言ったりする。柴犬としての血統書が貰えないかも知れない小さくなりそうな柴犬を売っているだけなのに、さも自らを正当であるかのごとく訴える。
しかも、親犬の「豆柴」血統書が勝手に発行したものであれば、血統書付きの柴犬ですらなくなる。血統書なしの柴犬であり、悪くするとただの犬である。

「豆柴」好きはこのような守旧派の考えに反発するかも知れないし、インチキ「豆柴」業者は腹を立てるかも知れないが、そんなことは知らん。「豆柴」のオーナーだと信じている人はともかく、インチキ業者の声に耳を傾ける気にもなれない。

トイプードルが生まれる課程では、かなりの量の奇形が生まれた。変に体の小さい犬同士を掛け合わせていくと、そのようなことが起こるらしい。当然、小さい柴犬同士を掛け合わせることでも、奇形が生まれたり、奇形じゃなくても体が弱かったりする確率も高くなろう。
どうしてそのような犬をわざわざ作り出す必要があるのだろうか。

「豆柴」なんて胡散臭い犬の定義は、なくなってしまばいい。柴犬のサイズで十分じゃないか。

 

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