先っちょマンブログ

2010年09月

北朝鮮の朝鮮労働党代表者会が28日、金正日の三男である金ジョンウンを朝鮮労働党と中央軍事委員会副委員長と中央委員に選出した。
前日に北朝鮮軍の大将(お山の大将ではない)の称号を与えられたジョンウンは、代表者会の決定により、北朝鮮の権力のナンバー2になった。つまりは、次の北朝鮮の権力を、金正日から引き継ぐのである。

北朝鮮は、「朝鮮民主主義人民共和国」という国名になっているらしいが、実際は民主主義もなく、共和国でもない。共和制の対義語は君主制であるが、北朝鮮の金正日は、どこから見ても北朝鮮の絶対君主である。
北朝鮮はもともと嘘つきだが、国名でも嘘をついているのだ。

その嘘つき国家の絶対君主が、三代にわたって世襲させる。実際、北朝鮮は社会主義国家となっているが、社会主義の国で権力の世襲はタブーである。
北朝鮮は一体、何国家なのか。

世襲がよくないことは、日本人なら政治家を通して皆がよく知っている。
世襲議員の全てが悪いわけではないが、能力に欠けるヤツが多すぎる。ただ、子供だというだけの理由で、何でもやらせていいわけではない。

二代目社長になったドラ息子が会社を傾かせたとかいう話も、小規模の会社ならよくある話だ。

それが、まがりなりにも一応国とされているところで世襲が行われるのである。
金正日は父親の金日成よりもさらに劣ると言われており、この法則からいくと、ジョンウンは劣化版の金正日だろう。

二代続けて国民に白米と肉のスープを食わせることもできなかった能なしの家系で、北朝鮮を救えるヤツなんぞ出てくるだろうか。鳶が鷹を生むなどと言われることもあるが、そんなことは滅多にない。

今日になって朝鮮中央通信が公開した金ジョンウンの写真を見ても、ジョンウンがバカそうだと分かる。まるまると太り、マヌケなセンター分けをしている。こんなヤツに一体何ができるというのだろう。

ただまあ、北朝鮮は世界で最も異常な国であるから、三代に渡る異常な世襲があっても仕方がないような気がする。
あの国には何でもありだろう。

トップの世襲は、北朝鮮のようないかにもマヌケや連中がやることなのだが、同じことを創価学会もやろうとしている。
創価学会の事実上のトップであり、学会員の心の支えでもある池田大作は、学会員の手前、世襲を否定しているが、週刊誌報道などによると、どうも長男への権力の引き継ぎが行われそうな気配である。

金正日も池田大作もくたばりかけの老人なわけだが、やはり権力の座を赤の他人に譲り渡すつもりはない。

北朝鮮は明らかに異常で、権力の世襲を平然と行う。
創価学会も権力の世襲を行うというのならば、北朝鮮並みの異常ぶりを世間に露呈することになるだろう。

世襲をごまかそうと創価学会の会長ポストを数年空けるなどして、創価学会は表向きは世襲を否定するだろうが、結局は北朝鮮と同じことをやりそうだ。
 

 

何年か前、私の勤める会社がSI業者を通して、とある中小のサラ金業者に入れた機器のトラブル対応で、そのサラ金業者の支店巡りをしたことがある。

中小のサラ金は、大手で借りられなくなった連中がやって来るところで、客層がすごかった。朝10時の開店とともに「融資お願いします」というオッサンやオバハンがぞろぞろやってくる。

客が客なら従業員も従業員で、スーツを着ていて一応会社員みたいに見えるが、やはりヤクザまがいの中小サラ金経営者の手下もヤクザみたいなのが多かった。さすがに店内で作業する私に文句を言ったりせず、穏やかに対応してくれてコーヒーなんぞも出してくれるが、部下の従業員にはめちゃめちゃ厳しく、まさに体育会系のノリである。

その部下の従業員たちは、融資できるかを調べるため、サラ金業者のネットワークを利用して個人情報を集め、何やらきな臭いことやっていた。
取り立ての催促のために、電話に出ない借り主の近所に、佐川急便を名乗って荷物の受け取りをしたいのだが、家にいないのかなどとウソの電話をしていた。

事務所内に無造作に置いてあった返済票もすごかった。限度額いっぱいの50万円を借りたオバハンが、毎月9000円ずつ返済しているのだが、2年近く払っても元金が5000円しか減っていない。
このオバハンは、死ぬまで利息だけを払い続けるのだろうかと思ったものだ。

よくない客層と、よくない従業員らを見て、関わり合いたくないものだと思ったわけだが、従業員がそこそこ羽振りがよさそうなことだけは羨ましかった。むちゃくちゃしているだけあって、そこそこの給料を貰っていたのだろう。

「そのサラ金業者は今どうなっているのだろう」と、武富士破綻のニュースを受けて気になった。
グレーゾーン金利が廃止され、サラ金業者が次々と廃業していくなか、とっくに潰れているだろうと思っていたが、意外としぶとく生き残り、営業を続けているらしかった。

ただ、多重債務者との裁判だとか、過払い金を払わないだとか、ネットではろくは話がない。まあ、サラ金業者でいい評判の業者があるわけなかろうが。
あんなサラ金こそ、さっさと潰れればいいのにと思う。

サラ金であっても、自転車操業をしている町工場などへの融資で幾らか役立ってはいるのだろうが、所詮はサラ金だ。私が見たところでは、借り手の殆どがどうしようもないヤツらばかりで、そんなサラ金だったらなくなってしまっても全然構わない。ギャンブルをやりたいとか、欲しいものを買いたいとか、そういうアホな理由で人から金を借りるヤツが多すぎる。

「サラ金が減ると、闇金が増える」とサラ金業者の手先のようなことを言うヤツも多いが、潰れるようなサラ金の世話になっているヤツは、遅かれ早かれ闇金に行くのだから、トータルで見るとそう変わらないような気がしてならない。
改正貸金業法の総量規制だって、借りすぎるヤツのためにはちょうどいい。

サラ金が潰れて困っている借り手がいるのかも知れないが、どうも想像できない。本当にサラ金が必要なのはごく僅かで、ほかはどうでもいいようなことのために金を借りまくっている連中のように思えて仕方がない。

 

これを怪我の功名とでもいうのだろうか。

尖閣諸島沖での中国漁船の領海侵犯と海上保安庁の巡視船への衝突事件で、日本は中国のムチャクチャな言い分に引くに引いて、屈服したいだけ屈服し、土下座までして何も得るものはなかった。
中国は日本の足元を見てさらに増長し、政府の期待とは裏腹に態度を軟化させるどころか硬化させたし、国際社会には日本は強く押すと簡単に折れてしまうというメッセージを与えてしまった。

中国はもちろん、ほかのヤクザ国家に対しても、日本がいかにショボく、政治的決断能力に欠け、外交力もなきに等しいことを示してしまったのだが、民主党政権のこの失態に対する損失は計り知れない。

日本は多くを失ったわけだが、無理矢理こじつけてみると、ひとつだけよかったことがある。
中国がそういう国だと、日本国民と周辺諸国に知らしめることができた。

中国に対しては譲歩しても意味がない。結局気に入らなければ、こちらがどれだけ引き下がってもぐいぐい押してくる。中国人には、ビジネスでよく言われるWin-Winの関係などないのだ。Win-Loseしかない。
もちろん勝つのは中国で、負けるのは他の国だ。

さらに、中国は「打落水狗」(水に落ちた犬は打て)という諺を、間違いなく実践しているということも分かった。相手が落ち目だと容赦しない。フジタの社員をスパイ容疑で逮捕し、「死刑まであり得る」と脅かし、日本が弱腰にしか出られないよう落ちたところで、さらにぶっ叩くのが中国だ。

「弱っているからこの辺で勘弁してやろう」などという慈悲の心はないのだ。弱っているからこそ、打って打って打ちまくる。
フジタの社員を釈放せず、未だに脅かし続ける。対日本のみ厳しくした通関や、レアアースの輸出禁止をやめる気配を見せず、日本企業にだけ嫌がらせをする。

そうやって行け行けどんどんでやっていけば、日本を中国の自治州として手に入れ、チベット人のように日本人を奴隷の如く扱うこともできるだろう。

中国がムチャクチャやってくれたおかげで、「話せば分かる」と主張してきた日本人どもを黙らせることに成功したのもよかった。中国人に対しては、話が通じないの。こちらが折れても仕方がない。

それでも朝日新聞は、熱くなる中国に対し、「日本は冷静であれ」などと主張する。
街のオッサン同士のケンカじゃあるまいし、「冷静に」などと言っている場合か。

日本も熱く主張すればいいのだ。「中国人どもはクソだ」と。
言うべきことを言わずにガマンするのが「冷静」ではない。日本に対してどこらへんまで押せばいいのか分かっている中国の方がよほど冷静ではないか。
中国の圧力にただただ屈服し、文句も言わずに、何も行動せずにいるのは、もう国家としてもう死んでいるとしか思えない。

 

昨晩は普通にこのブログを更新したが、実は会社で深夜まで作業をしていた。

休憩がてら更新したのだが、結局それ以外はエンジニアリングサンプル品の検証と修正作業に追われ、晩飯も食わずに深夜2時まで働き、職場で雑魚寝をした。

うちの会社に仮眠室なんぞないので、段ボールを敷いて、寝袋で寝た。ホームレス並みである。
祝日、土日、全部潰して休日出勤し、深夜残業までして手当てなし。もうここまで来ると笑ってしまうしかない。

どんなに無理なスケジュールでも、強引にねじ込まれたらやるしかない。上司から言わせると、納期通りにやるのは当たり前で、それができずに休日や深夜に働くのは、そいつの能力が足りないからで、自分の低能ぶりを埋め合わせるために無給で働くのは当たり前なのだろう。

労働基準監督署につつかれて残業時間の上限を撤廃したものの、結局残業代を払うつもりなんかない会社だし、あれこれ難癖付けて賞与も減らしてしまう。おかげで、2年前に比べて年収が150万円も下がってしまった。

2週間で無給の時間外労働50時間。これはもう過労死もののレベルだが、会社は社員が死のうがビョーキになろうが関係ないのだろう。
「社員は使い捨ての駒」。こんな言葉は漫画の世界だけかと思っていたが、実際にあるからビックリだ。

これがブラックに近いしょぼしょぼ中小企業で働くサラリーマンの実態である。

このブログを見ている学生諸君には、これだけは伝えたい。私みたいになりたくないのなら、一流企業に入るか、公務員になるよう、死のもの狂いで就職活動をするべきだ。
特に、私のようなIT関係企業のプログラマとか開発者、顧客の相手をせねばならないシステムエンジニアなどは、30代中盤になるとみんな死にかけだ。
死んでも仕事を頑張れるガッツがあるのならいいが、そんなもんは最初だけで、そのうちに失せてしまう。

始めは仕事に燃えていたが、残業代を支払わない会社、ムカつく上司、アホな客、使えない後輩など、周りがクソ野郎ばかりに見え、楽しいことなどひとつもない。
もうひとつの助言として、生き甲斐を見付けるためにさっさと結婚し、子供を作ることをお勧めする。うちには子供がまだいないが、早くしないと、生きていることが本当につまらないから、死んでしまいたくなる。

かつての日本は「一億総中流」などといった。皆がそこそこの暮らしをして、そこそこの稼ぎがあるということ。
今でも一億総中流かも知れないが、中流のハードルがぐっと下がっているため、実際は5000万人くらいはまあまあ貧乏だ。
給料は少なく、子育てにも金がかかる。その上、未来は暗く、いつクビになるか分からない仕事は生き甲斐になりにくくなり、頑張って自分で楽しいことを見付けないとアホらしくて生きていけない世の中になってしまった。

三菱タクシーが、電車の車内吊りでタクシードライバーの募集をしている。そのキャッチフレーズが、「平均年収400万円」である。運転手の平均年齢が何歳なのかは知らんが、結構高いだろう。それなのにたった400万円。しかも、それでも自信を持って広告で押せるのだから、ほかのタクシー会社はもっと悪かったりするんだろう。

最近、三菱タクシーの車内吊りを見なくなったが、それを見る度にイヤな気持ちになる。物価だけはそこそこ上がっていくくせに、平均年収はどんどん下がり続ける国。
みんな、それをガマンして働いている。

働いて、金を稼ぎ、自分や家族を養うってことは大変だなぁ。

 

日本は中国への弱腰外交によって、尖閣諸島への中国漁船領海侵犯問題の幕引きを図ろうとした。那覇地検がどういうわけか中国人船長を釈放し、日本が引くことで沈静化するはずだったのに、中国の暴走が収まる気配がない。
これにはさすがの民主党政権も大慌てだろう。

 

アメリカには、「沖縄の海兵隊はグアムに出て行け」とか言えるくせに、中国には何も言えず、日本の法律にまで口出しされて屈服する始末。そんなことをしているから中国に足元を見られ、どんどん挑発される。
今日には、また尖閣諸島の周辺海域に中国の漁船が現れ、何かしようと画策しているらしい。完全になめられている。

 

中国のこのごり押しが続けば、尖閣諸島が中国に掠め取られてしまうのも時間の問題だ。一応、菅首相らは中国が要求する謝罪と賠償に反抗して見せたが、やることは口先だけの日本国民へのアピールだ。行動が何も伴わないため、何もやってこないと中国に見透かされている。

 

どう考えても、本当に尖閣諸島を中国の手から守りたいのであれば、自衛隊を駐留させるしかない。さすがに自衛隊がいれば、中国だっておいそれと手出しはしてこないだろう。

 

石原都知事も言っていたが、日本は中国がこれまでやってきたことを振り返り、それに対抗しなければならない。
 

中国が領有権を主張する南沙諸島は、1970年頃に海底油田が見つかって、中国がしゃしゃり出てきた。
中国は昔から自国の領土であったということを主張するため、海底に古銭や古い土器をバラ撒いた。それを自作自演で"発掘"してみせ、「ホラ見ろ、昔からシナの領土だったアルよ」と主張した。

 

結果的にその自作自演はバレてしまうことになるが、中国は「ならば実力行使だ」と言わんばかりに、フィリピンが領有権を主張していたミスチーフ環礁に中国軍の見張り台を建ててしまった。
以降、中国軍が駐留し、ほかの国が手出しできなくなってしまった。

 

尖閣諸島もこれと全く同じ方法で取られてしまう。断言してもいい。
中国は、尖閣諸島はおろか、沖縄本島までも自国の領土だと言い張っている。かつて、琉球王国が朝貢をしていた時期があり、さらに沖縄の城壁は日本のそれと違って角が丸いのは中国文化の影響をより強く受けていたからなどという理由である。

 

沖縄本島まで自国の領土だというのだから、もっと手前にある尖閣諸島なぞ当然自分たちのものだと言うだろう。
そうして進軍し、灯台やら軍の施設やらを建設するわけである。
アメリカが尖閣諸島も守ると言っているが、アメリカが手出ししないと見越せば、すぐにでもやって来て、電光石火の如く建築物を造るに違いない。

 

日本は韓国が竹島でやったことで懲りたはずだ。ならば、中国軍が簡単には来られないようにするため、自衛隊が守るしかない。
もし民主党政権がそれをやらないと言うのなら、中国には尖閣諸島を見放したというメッセージを送ることになるだろう。

 

尖閣諸島を取られてからでは遅すぎる。
北方領土や竹島を今さら取り戻せそうにないように、日本には奪われた領土を取り戻す気概など持ち合わせていないのだ。

 

 

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