北朝鮮の朝鮮労働党代表者会が28日、金正日の三男である金ジョンウンを朝鮮労働党と中央軍事委員会副委員長と中央委員に選出した。
前日に北朝鮮軍の大将(お山の大将ではない)の称号を与えられたジョンウンは、代表者会の決定により、北朝鮮の権力のナンバー2になった。つまりは、次の北朝鮮の権力を、金正日から引き継ぐのである。
北朝鮮は、「朝鮮民主主義人民共和国」という国名になっているらしいが、実際は民主主義もなく、共和国でもない。共和制の対義語は君主制であるが、北朝鮮の金正日は、どこから見ても北朝鮮の絶対君主である。
北朝鮮はもともと嘘つきだが、国名でも嘘をついているのだ。
その嘘つき国家の絶対君主が、三代にわたって世襲させる。実際、北朝鮮は社会主義国家となっているが、社会主義の国で権力の世襲はタブーである。
北朝鮮は一体、何国家なのか。
世襲がよくないことは、日本人なら政治家を通して皆がよく知っている。
世襲議員の全てが悪いわけではないが、能力に欠けるヤツが多すぎる。ただ、子供だというだけの理由で、何でもやらせていいわけではない。
二代目社長になったドラ息子が会社を傾かせたとかいう話も、小規模の会社ならよくある話だ。
それが、まがりなりにも一応国とされているところで世襲が行われるのである。
金正日は父親の金日成よりもさらに劣ると言われており、この法則からいくと、ジョンウンは劣化版の金正日だろう。
二代続けて国民に白米と肉のスープを食わせることもできなかった能なしの家系で、北朝鮮を救えるヤツなんぞ出てくるだろうか。鳶が鷹を生むなどと言われることもあるが、そんなことは滅多にない。
今日になって朝鮮中央通信が公開した金ジョンウンの写真を見ても、ジョンウンがバカそうだと分かる。まるまると太り、マヌケなセンター分けをしている。こんなヤツに一体何ができるというのだろう。
ただまあ、北朝鮮は世界で最も異常な国であるから、三代に渡る異常な世襲があっても仕方がないような気がする。
あの国には何でもありだろう。
トップの世襲は、北朝鮮のようないかにもマヌケや連中がやることなのだが、同じことを創価学会もやろうとしている。
創価学会の事実上のトップであり、学会員の心の支えでもある池田大作は、学会員の手前、世襲を否定しているが、週刊誌報道などによると、どうも長男への権力の引き継ぎが行われそうな気配である。
金正日も池田大作もくたばりかけの老人なわけだが、やはり権力の座を赤の他人に譲り渡すつもりはない。
北朝鮮は明らかに異常で、権力の世襲を平然と行う。
創価学会も権力の世襲を行うというのならば、北朝鮮並みの異常ぶりを世間に露呈することになるだろう。
世襲をごまかそうと創価学会の会長ポストを数年空けるなどして、創価学会は表向きは世襲を否定するだろうが、結局は北朝鮮と同じことをやりそうだ。