先っちょマンブログ

2010年11月

産経新聞のネット版が今日の昼に掲げたニュースが、ネット上でどえらい騒ぎになっている。

【MSN産経ニュース】 民主ベテラン議員が秋篠宮ご夫妻に野次 議会開設120年記念式典で みんなの党議員が指摘「国会崩壊だ」

みんなの党の桜内文城・参院議員が自身のブログに、29日に開かれた「議会開設120年記念式典」で、民主党のベテラン議員が自分が座りたいために秋篠宮殿下に対して「早く座れ」とヤジを飛ばしていたと告発したニュースである。

天皇皇后両陛下が来られたこの式典では、自民党の逢沢一郎・衆院議員の携帯電話の着信音が鳴り響く大失態を犯したというのが昨日のニュースになっていたが、民主議員のヤジはそれとは全く比べものにならないものだ。
ケータイを鳴らしたのは、ヘマをしただけで、謝ればいいようなもんだが、皇族に対するヤジはいくらなんでも酷すぎる。

民主党のベテラン議員が誰かなのかはハッキリしていないが、この議員が皇室に対してどのような考えを持っているのかがよく分かる。仙谷官房長官が、「自衛隊は暴力装置」とホンネを漏らしたが、それと同じで、皇族に対してヤジを飛ばしてもいいと思っているのだろう。

「国会議員が国会議員に対してヤジを飛ばすのだから、皇族に飛ばしても問題ない」とか、「皇族に対して悪態をつけるのが開かれた皇室だ」などと朝日新聞は擁護するかも知れないが、普通の感覚からすれば、呆れてものが言えない。

民主党議員の感覚というのは、その程度なんだろう。「皇族も乞食も皆同じ」などと考えているに違いない。
社民党や共産党の支持者など、ごく一部の日本人はそう考えているかも知れないが、大部分の日本人はそうではない。

皇室の方々に対して特別に敬う気持ちがなかったとしても、ヤジを飛ばすとかいう行動は慎むだろう。
最低限の常識もなく、少しも耐えられないのが、民主党の議員だ。今になって「独り言だった」みたいなことを言っているが、もう手遅れだろう。

自衛官を恫喝したアホ代議士もしょうもない言い訳をしていたが、そんな戯れ言を考える暇があったら、己の考え方を改める必要があるだろうに。

 

7月20日のエントリで書いたが、大阪駅北ヤードに建設されるかも知れない8万3000人収容の「大阪エコスタジアム」は、私は大反対だ。

大阪エコスタジアム反対 (2010/07/20)

ワールドカップ招致のためか何か知らんが、日本最大で最後の一等地かも知れない大阪駅北ヤードにサッカースタジアムなんぞ、どう考えても不要だ。それがなかったらワールドカップが招致できないのであれば、ワールドカップなんかやらなくて結構だ。

平松邦夫・大阪市長はやる気満々らしいが、どういう感覚をしていれば、あそこにサッカーの巨大スタジアムを作ろうと思えるのか、全く理解できない。

そのことについて、橋下徹・大阪府知事は、当初は賛成であったが、最近になって反対に転じた。橋下知事が言う「大阪府民の9割9分が反対」ではないと思うが、スタジアムなんぞより、商業施設を作ってくれた方がありがたいと思っている人は多いだろうし、実際にそうすれば、大阪の経済にある程度の貢献はできるだろう。

常識的な判断だとは思うが、橋下知事は「スタジアムじゃなく、森にしたい」などと言っている。森。そんなもんは、ビルの屋上緑化で木を生やしておけばいい。せいぜい、公園を作るくらいで十分だ。

最近、大阪駅が随分と様変わりしているが、そこに大阪駅北ヤードが加われば、もっと活性化するだろう。個人的には、アウトレットパークあたりができればいいと思う。

ワールドカップのためだけに、大阪駅北ヤードに巨大スタジアムを作るのはもったいなすぎる。仮設スタジアムで、ワールドカップ後にぶっ壊すのならそれでもいいが、そうはいくまい。
だったら、長いこと使えて、皆が恩恵に与れる施設を作るべきだろう。

 

もう随分と前から、コピペが問題になっている。大学の卒論やレポートなどについて、インターネット上から同じテーマのものを探し、そっくりそのままコピーしてしまうというヤツだ。
大学生だけではなく、それが小中高まで広がっていて、小学生が夏休みの宿題の読書感想文を、ネット上のサンプルから丸写しして提出することなど、日常茶飯事であるそうな。

日本の生徒、学生というのは、勉強せずに、どうにかして怠けようという努力だけはするから、そうなるのも当たり前の話だろう。
私が大学で卒論を書いていた時期は、それほどインターネットが普及しているわけでもなく、卒論である暗号学に使えるようなページもそれほどなかった。だから、検索はしたが、大して役には立たなかった。

今ではうじゃうじゃあるから、今学生だったとしたら、そこらへんから情報を取りまくって、適当に整えて卒論にしていたかも知れない。

大学生の場合、コピペがバレたら落第にすれば、防げそうだ。ネットで検索するだけなら、同じようなことをして、同じようなレポートを出すヤツが出てくる。その場合に、レポートの書き直しや落第にすれば、リスクが高すぎでやりにくくなる。
テストでカンニングがばれたら、全教科0点で留年決定であるにも関わらず、カンニングを試みるバカがいるので、何とも言えないが。

小学生などの場合は、これはもう一般的な課題を出さないようにするしかない。
例えば、幾つかの課題図書を読んだ感想だけではなく、議題を設けて述べさせるとか、そういう工夫が必要だろう。「メロスは友人を救うため走りましたが、あなたならどうしますか?」とか、「あなたが友人だったら、身代わりになりますか?」というテーマで書かせればいい。
ぼんやりした課題を出すから、何とか楽しようとするガキどもに裏をかかれるのだ。

ただまあ、それにも限度はあるだろう。全部の宿題に細かく課題を決めるとか無理だし、教師が全部細かくチェックするのも無理だろう。
ここはもう、「諦めも肝心」とするのも必要かも知れない。
社会人になれば、いかに要領よく仕事をこなすかが重要になる。ガキの頃から、要領よく宿題を片付けるという手法を身につけるのも、ある意味いいのかも知れない。

 

先週木曜深夜放送の「アメトーーク!」は、「おうち大好き芸人」として、自分の住まいをこよなく愛する芸人たちが出演していた。
その中に、アンジャッシュの児嶋がいて、いかに家が好きかをアピールしていた。

ただ、自分がいかに家が好きかをアピールする場で、それまでに披露していたエピソードと全く同じことを話していて、宮迫に「さっきそれ聞きましたけど」と注意されていた。

アンジャッシュの児嶋は、「アメトーーク!」の中ではペナルティのワッキーと同じ「クソすべり芸人」に分類されている。何か話すと、会場がシーンとなるクソすべり状態になるという、芸人としては末期状態にある。

芸人としての児嶋には全く興味がないが、麻雀雑誌の「近代麻雀」にはちらほら出てくるので知っている。麻雀だけは玄人はだしの腕前で、プロ雀士の資格も持っているし、「お笑い界最強」として、麻雀最強戦にも出場し、活躍している。
麻雀好きの明石家さんまにメンツとして気に入られているらしいが、「近代麻雀」でコラムの連載を持っているのは、同じくさんまの麻雀仲間であるインスタントジョンソンのじゃい(ポーキーさん)だ。

その児嶋だが、今日の産経エクスプレスに記事で取り上げられていた。その内容が、「家が好き」というもの。記事が掲載される時期を考えれば、「アメトーーク!」で話したことと同じことを言うべきではないのに、なぜテレビでも新聞でも、同じことを言ってしまうのか。自分が出ているテレビのシーンだけ繰り返し見るとか、スローで見るという話も記事の中でしているが、それも「アメトーーク!」の中で話していたことと同じ。

もっとほかに話すことがあっただろうに。

もしかしたら、本人がイザ!に掲載された記事を見ているかも知れないので、書いておく。トラックバックが1件もなかったので、可哀想なので書いてみようと思ったが、こういう文句だとさぞムカつくことだろう。

 

今日の産経新聞に掲載された産経抄に、アジア大会は「中国による中国のための大会」で、「何でも中国中心にという中華思想の台頭してきている」と書かれていた。
それは今に始まったことではないし、最近になってようやく、ぼさっとしている日本人も気付き初めてきたようだが、まだまだ危機感が足らない。中国人が、自分たちのメンツのためにどれだけえげつないことをしているのか、もっと知る必要がある。

中国発祥のゲームに、麻雀がある。今、日本で広まっているリーチ麻雀は、中国から来たものが、一度アメリカへ渡り、戦後くらいから広まったものだ。
日本でも中国でも、同じ麻雀をやっていると思っている人も多かろうが、中国の麻雀は「麻将」と呼ばれ、日本の麻雀とは全くルールが違う。

ジャッキー・チェンの映画「プロジェクトA」の冒頭で、サモ・ハン・キンポーが「麻将」を打ってるシーンがある。中国人は全員嘘つきで、平気でイカサマばかりするので、中国では、牌を握りこんでイカサマができないよう、ゲタ牌と呼ばれる巨大な牌が使われる。そのゲタ牌を、サモ・ハンが卓にポイポイ適当に捨てている。日本の麻雀と違って、昔は自分の前に捨て牌を並べるというルールがなかった。

今でもルールがかなり違っていて、役がかなり違うし、点数計算も全く違う。ドラもリーチもフリテンもない。

だが、元々中国のゲームであるという理由から、麻雀の国際統一ルールは、一般的な「麻将」のルールが採用されている。だから、日本でいくら麻雀が強くても、中国などでは通用しないのだ。
アメリカでは日本式の麻雀が普及しているが、世界で戦う場合は、「麻将」ルールを把握し、戦略も変更せねばならない。

日本人雀士には逆風の中、2002年に開かれた世界麻雀選手権で、日本人女子プロの初音舞が見事優勝した。そのときの2位は、日本で麻雀関連の仕事をしていたライアン・モリスという外人の弟子で、元いいとも青年隊だったジョン・オコナー、3位も日本人だった。
さらには、団体戦でも、日本人チームが1位を3位を獲得した。

どう考えても、野球のWBCのごとく、第1回の世界大会で日本人が優勝したわけだが、中国人はそれを認めなかった。
5年後の2007年に開かれた第2回の大会を、どういうわけか「第1回世界麻雀選手権」とし、初音舞が優勝した2002年の大会は、「2002年世界麻雀選手権」とした。

恐るべき話である。
結果として、2007年の「第1回」大会では、中国人が優勝した。今年開かれた「第2回」大会でも、中国人が優勝した。

こうして、中国人のメンツは保たれた。第1回大会の優勝者も、第2回大会の優勝者も中国人なのだ。2002年の大会を無視することで、麻雀発祥の国としての"底力"を見せつけた。

このことについて、先に紹介したライアン・モリスが、2007年9月の「第1回」大会の3か月前に、「どうやら次の大会が第2回ではなく、第1回になるらしい」という情報を掴み、麻雀雑誌の「近代麻雀」2007年7月1日発売号のコラムで、「中国はなんて国だ」と書いていた。

たまたま、2007年の「第1回」で中国人が優勝したから、「第1回」が2度あっただけで済んだが、もし「第1回」で中国人が優勝できなかったら、コラムに掲載されていた漫画のように、永久に「第1回」が続いていたことだろう。
いや、中国人が優勝した大会を、「第1回」とするだろうか。

 


真実はいつもひとつ!


いずれにしても、高々メンツのためにここまでやるのが中国人だ。
それが、メンツに加え、権利やら商売やら、いろんなことがかかったら、何でもやるだろうと誰でも予測できる。

麻雀の世界大会ですらこれである。尖閣諸島が昔から中国領土だったと言うなんて屁でもないだろう。大陸棚があるから、海底ガス田が全部中国のものだと言うのもちょろいもんである。
 

 

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