先っちょマンブログ

2011年02月

中国や韓国、アメリカなど、世界には自国のことしか考えず、自国中心でものを言う国ばかりだ。それが普通の国だと考えていい。
ところが、日本はそうではない。どういうわけか、当然と思える自国の主張を堂々と述べることができない。

枝野官房長官が今日午前の記者会見で、韓国が不法占拠を続ける竹島について、「竹島が韓国に不法に占拠されている」という日本政府の立場を、改めて表明することを拒否した。
何度も言わせるなということらしい。

【MSN産経ニュース】 枝野氏、「竹島不法占拠」言及は「国益沿わない」と、日本の立場表明を拒否 (2/22)

竹島は、どう考えても日本の領土であり、日本が堂々と領土である旨を主張するべきなのに、「国益に沿わない」という理由で、何度も言うことを避けるのである。それが民主党政権だ。

日本国の政治家としての矜恃を少しでも持つのであれば、問われれば何度でも「竹島は日本の領土であり、韓国が不法占拠を続けている」と主張すべきなのだ。
ところが、泥棒国家について気を遣い、言うべきことを言わないのである。これは、相手の問題というよりも、自分たちの問題だ。言うべきことを言わないことは、悪でしかない。

相手のことを考えない相手に対し、その相手のことを考える必要なんかない。相手が自分のことを考えないのなら、自分も相手のことを考える必要なんかない。ましてや、譲歩する必要なんか全くない。

にも関わらず、自分たちを賢いと勘違いしている連中は、「賢い人は譲歩し、自ら進んで折れるべきだ」と主張する。
簡単にいうと、売国奴というヤツである。

その最たるヤツが、朝日新聞である。
今日の朝刊の社説は、朝日新聞の専売特許である「日本が譲れ」という主張が出てくる噴飯ものの社説であった。

【朝日新聞】 捕鯨打ち切り―将来像を冷静に考えたい (2/22)

にわかには信じがたい話であるが、日本人に対して攻撃を辞めない環境テロ団体のシーシェパードのことについて、いつもの「冷静に考えろ」という主張を持ち出し、反捕鯨の連中の言うことを飲めという論説を展開した。
そして、南極海での調査捕鯨を諦め、日本近海での沿岸捕鯨を許して貰えと、IWCでの妥協案を飲めと迫った。

信じがたい主張である。テロ団体の脅しに屈し、反捕鯨国が言うままに南極海での捕鯨をやめろというのである。
さすがは、論説主幹が、「竹島を韓国に譲り、漁業権を韓国から恵んで貰え」と主張した新聞である。「南極海での捕鯨を諦め、沿岸捕鯨の権利を恵んで貰え」ということだ。

そうやって譲歩することで、将来的に南極海どころか、日本沿岸での捕鯨すら禁止される足がかりを相手に与えてしまうことになる。

だが、朝日新聞は、その案を冷静に考えた結果の、妥当な解決案だと主張する。そんなわけがない。
ただ単に、シーシェパードのようなテロリストや人種差別主義者、反捕鯨国に屈服しているだけである。

何にでも屈服し、ペコペコ頭を下げているのが利口だと思ったら大間違いだ。
本当に利口なのは、中国やアメリカのように、譲歩せず、死ぬまで自国の主張を貫き通す国だけだ。

 

今さらながら、少し前にテレビでやっていたので録画した「レッドクリフ Part2」を見た。
島田紳助が「Part1は退屈だったけど、Part2はめちゃくちゃ面白かった」と言っていたのでどんなもんかと思ったが、めちゃくちゃ面白いとは言わないが、まあまあ面白かった。
個人的にはジョン・ウーはクソ監督だと思っているので、ジョン・ウー以外が作ればもっと盛り上がったかも知れない。

ただ、私は三国志のことを全く知らないので、どの武将がどの国なのかの下地がなかったため、理解するのが大変だった。昔、カプコンが「天地を喰らう」という三国志がベースのゲームを出していて、それに出てきた関羽と張飛と趙雲、それとは別に有名な孔明だけ知っていて、あとは誰が誰だか。
それでもそれなりに楽しめた。

ただまあ、「三国志演義」の娯楽作品なんだろうけども、武将が前線で猛烈に活躍することに対しては、「んなアホな」というツッコミを連発してしまった。まるでゲームの「三国無双」の実写版みたいだったのは笑えて仕方がなかった。
嫁さんは、最後に曹操が髪留めを弓で射られたとき、「アッー」と叫んでいるシーンで腹を抱えて爆笑していた。ジョン・ウーの作品には、マジメにやろうとして、こういうアホみたいなシーンがたくさんあるから嫌だ。

日本人として、となりのやっかいな国の歴史を知ることは大切で、まずはとっかかりとして三国志あたりから始めるのがよさそうな気がするのだが、どうも今さら三国志の本やら漫画を読む気になれない。
ここまで知らないで来たのだったら、死ぬまで三国志のことなんか知らずに通すべきではという、意味の分からない意地みたいなのが湧き出てくるのである。

中国の歴史については、中国に対してイヤミを垂れるために歴代王朝が易姓革命にていかに変わったかをちょっと囓っただけだ。

中国というか、シナの歴史は、姓のない天皇が万世一系で君主として存在する日本と違って、姓が違う民族やらが血で血を洗う易姓革命を繰り返してきた。
今の中国の主たる民族は漢族であるが、シナの歴史で漢族のまともな国は漢と宋、明くらいのもんで、あとは漢族が「化外の地に住む獣よりも劣る人間」と嫌う他民族が支配してきた。蒙古族の元や、女真族(満州族)の清あたりが有名か。

そして、辛亥革命による中華民国の建国後、漢族らはほかの民族を取り込むようにした。漢族は、漢族の文化や伝統を受け入れれば、つまり漢族に屈服すれば、たとえ異民族でも漢族として認めてやろうと姿勢であった。孫文は、勝手に女真族、蒙古族、ウイグル族、チベット族を同化させ、"中華民族"なるものを作ろうとした。

シナの歴史はその程度を知っていれば十分な気がする。
人数だけは多いが、能なしで、シナの歴史でまともに支配できたことが少なかった漢族が、中華民国を建て、勝手に他民族を取り込もうとした。だから、全く文化の異なるチベットやウイグルを武力で無理矢理併合して、今でも中国の一部だと主張しているのである。

また、ラーメンマンの髪型である辮髪やチャイナドレスは元は女真族の文化で、特に辮髪は清代に漢族が女真族から強要されてそうとう嫌っていたはずなのに、今では中国の、"中華民族"の文化みたいになっている。

こういうのを見ると、シナの歴史やら国土やらは、あとから作られるのが当たり前になっているので、どうでもよくなってくる。
結局、昔から"中華民族"が支配し、世界の中心である"中華"にあるのが中華人民共和国などと言われても、アホ臭くて、相手にしていられないのだ。

 

私は周りの社会人よりは本を読む方だと思う。
休日にじっくりと読書をすることはないが、なんせ毎日の通勤時間が長いため、通勤電車の中で本を読む時間があるからだ。

持ち運びに便利で、安価な文庫本しか買わない。その文庫本は、本屋で買うもの、Amazonで買うものが大体半々くらいだろうか。

私は忙しいので本屋に行く時間がないが、行ったときは、新潮文庫や文春文庫などの新刊で平積みになっているものを買うことが多い。

Amazonで買うのは、本屋に置いてなさそうな本や、置いてあったとしても1冊しかなさそうな本である。本屋にある本というのは、いろんな人が手に取り、さらにはどれだけ長い間本棚に収まっていたか分からない。汚い本を買うのなら、迷わずネットで注文する。

Amazonは少し前に全品送料無料になったから、文庫本1冊でも気兼ねなく注文できるし、Amazonの在庫は誰も立ち読みしていないものだから、手垢にまみれていることもない。
簡易梱包のメール便で送られてくるため、たまにページの端が折れていることがあるが、そこらへんはガマンするしかない。

要するに、本屋では、平積みされてたくさんあるヤツで、キレイそうなのを買うために買うだけ。Amazonではキレイそうな本を選べないが、本屋で探すのが面倒だったりするのを買うのにいい。

つい最近も、長らく新潮文庫で絶版状態になっていたカール・セーガンの「人はなぜエセ科学に騙されるのか」が早川NF文庫から再刊されたのを知って、Amazonで注文した。
本屋で探す手間を考えたら、便利な世の中になったもんだ。

一方の本屋では、「スティーヴン・キング絶賛」の宣伝文句を見て、ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」を買った。Amazonで目的の本を探すだけでは、出会うことも買うこともなかっただろう。

これは、単語を辞書で調べるのと似ている。
自分で辞書を引けば、その周辺にある語句も何となく見て、新たな発見がある。ネットや電子辞書で調べたら、目的の単語のみを調べることになり、ほかの単語は目に入らない。
ネットや電子辞書なら素早く調べられ、辞書だと意外なところで勉強になる可能性がある。

本を買う場合はどっちの方がいいのか分からないが、ネットで注文する方が何かと便利だ。いちいち出かけなくても、ネットで探して注文すれば、翌日に自宅に届く。最近では、本の冒頭部分がある程度読めるので、例えば参考書や学術書などで、どんな感じの本なのか知ることもできる。

経営サイドから見ても、ネットの本屋なら、絶対に万引きされない。通常店舗が1年で百万円単位の万引き被害にあっているのだから、その損失を考えれば、ネット注文のシステムにかかる費用や、配送料云々もまかなえるのではなかろうか。

それを思うと、本屋はますますインターネット通販に傾いていくような気がする。
私はそれで構わないが、古い人たちは本屋が少なくなることを嘆くのだろう。

 

嫁さんが、「びわこ放送でやたらと "GO GO お江"って曲が流れて、気になってしょうがない」と言っていた。
びわこ放送は、何年か前から県の鳥であるかいつぶりをアニメキャラにして、歌を作ってCMの合間に流していた。今年の大河ドラマ「お江」が滋賀県の話ということで、そのかいつぶりの曲を作っている制作会社が、またなにやらヘンな曲を作ったのだ。

それがこれ。

【YouTube】 GOGOお江!

嫁さんが「なんかウザい」と言っていたのだが、YouTubeで見て納得した。
YouTubeでは、大阪の日本橋にいるようなビミョーなコスプレ女が踊っているが、実際の放送では、保育園児などが踊っているそうな。

「龍馬伝」のおかげで京都や高知が盛り上がったように、滋賀は「お江」でなんとか盛り上げようとしているらしいが、こんなんで盛り上がるのだろうか。
滋賀県庁にはJRの電車から見えるように「お江のふるさと」などと書いた横断幕が掲げられているが、私はNHKを見ないので、「知らんがな」という感想しか持てない。

先週発売の「週刊新潮」に、「お江」で主役のお江を演じる上野樹里がヒドいという記事があった。「のだめ」と全く同じで、「ぎゃぼー」はさすがに言わないものの、現代語訳のセリフにしてもダメすぎるのだそうだ。

そんなもん、上野樹里がやると決まった時点で、分かりそうなもんだが。

上野樹里は、ドラマでもCMでも、アホみたいな喋り方をする。実際、知性がどうなのかは知らないが、あの間の抜けた喋り方は、アホ以外の何ものでもない。
そんな女が、大河ドラマだろうが何だろうが、シリアスな演技ができるわけがない。

私は、今はNHKは全く見ないが、少しだけ見ていた子供時代からずっと、一度も大河ドラマというのを見たことがない。
滋賀の話だろうが何だろうが、NHKは見ないし、大河ドラマみたいなもんよりも、裏でやってる「クイズ タレント名鑑」の方が面白いから、そちらを見てしまう。

「お江」は多分ダメだろう。
それに乗っかろうとしている滋賀も、キャンペーンは軒並み失敗するに違いない。

 

1977年に起きたダッカ日航機ハイジャック事件で、当時の総理大臣であった福田赳夫は、「一人の生命は地球より重い」などと珍妙なことを言って、ハイジャック犯である日本赤軍に屈し、身代金の600万ドルの支払いと、捕まっていたテロリストメンバー9人の超法規的釈放を決断した。

世界の常識では、テロリストが誰を人質に取っていようとも、決して要求を飲んではいけないとされている。テロに屈服する姿勢を見せると、テロが有効であるということを示すことになり、テロの連鎖を呼ぶからである。
当然、福田首相のこの決断は非難を浴びた。

日本は、1975年のクアラルンプール事件でもテロリストに屈し、テロリストメンバーの釈放を行っており、日本がテロリストに甘く見られるようになった。
人質を取って日本政府を脅せば、幾らでも要求を飲んでくれるのだから、楽な相手である。

シーシェパードの度重なる調査捕鯨の妨害を受け、菅内閣は調査捕鯨の中止を決定した。テロ団体以外の何ものでもないシーシェパードに屈したわけだ。
これ以上シーシェパードに暴れさせると、乗組員の命に関わるから仕方のないことなのかも知れないが、シーシェパードに間違ったサインを送ったことは間違いない。
乗組員をぶっ殺す勢いで妨害工作をやれば、日本が調査捕鯨をやめるというメッセージを与えてしまった。

菅首相は、農水相からの調査捕鯨の中止を簡単に了承するのではなく、やるべきことはやるべきだった。
韓国では、北朝鮮への弱腰で支持率を落とした李明博大統領が、ソマリア沖で韓国船を乗っ取った海賊を退治させて支持率を上げた。

菅首相は、低迷する支持率を幾らか上げるチャンスがあったはずだ。
超法規的措置とやらを持ち出して、海上保安庁の船や、思い切って自衛隊の護衛艦でも送って、捕鯨船を守り、シーシェパードの船をぶっ壊すくらいのことをすればよかったのだ。

だが、ヘタレ菅にはそんなことができるはずもなく、人種差別主義者でもあるテロリストどもに屈服して、菅内閣のヤツらが日本国内からぶつくさ文句を垂れるしかできなかった。

100歩譲ってヘタレなのは伝統として仕方がないとして、今後のやり方で舐められないようにしないといけない。
シーシェパードのようなテロリストにはどんな主張も通じないだろうが、今回妨害を行った「ゴジラ号」に船籍を与えたオーストラリアには圧力をかけられるはずだ。

オーストラリア政府も、支持率のために捕鯨を絡めた日本叩きに躍起だが、オーストラリアのような三流国家に舐められてはいけない。抗議するだけでなく、大使の引き上げなども検討すべきだ。
最悪、国交にひびが入ってもよかろう。オーストラリアの代わりは、探せば幾らでもあるだろうし、多少の不便は日本国民として受け入れるべきだ。

そうまでして日本がどれだけ怒っているかを見せないと、シーシェパードと同様に、オーストラリアのクソどももつけ上がるだけだ。

日本国民が怒りの姿勢を見せつけることも必要だ。
資金提供などをして、シーシェパードを支援し、日本人からその点を指摘されても撤回しようともしないテロ支援企業を不買運動などで叩きのめす必要がある。
アウトドアブランドのパタゴニア、サーフィンとスノーボードのブランドであるクイックシルバー(ロキシー)など、日本から叩き出せばいい。

日本人として、ここまでバカにされてヘラヘラしている場合ではない。
メチャクチャ怒り、その怒りを行動で示すべきだ。

 

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