先っちょマンブログ

2011年04月

昨日まで仕事だった。
昨日は休日出勤というよりも、5月2日(月)を休みにするために振り替え出勤だった。

うちの会社は、昭和の日と天皇誕生日を、いつもその少し先にある大型連休、年末年始の平日を休みにするための振り替え出勤日にする。飛び石連休になっても勝手に有休で休ませろと思うわけだが、そうさせないためのズルい手段だ。

それに、昭和の日と天皇誕生日という、昭和天皇、今上天皇に関する祝日に働かせるとは、不敬も甚だしい。どこかの右翼団体に、経営陣を糾弾して貰いたいくらいである。

それはさておき、今日から連休だ。これまで、度重なる休日返上で死ぬかと思ったことが幾度とあったし、未だ仕事のトラブルを抱えているため、今年の連休もまた休みなしかと震え上がったが、何とかうまくかわして休みにできた。
9連休である。2連休もできなかったことを思うと、夢のような休みだ。

忙しくてできなかったことがたくさんあるので、とりあえず、ひとつずつ片付けることにした。

まずは嫁さんの自転車の購入である。嫁さんの自転車があまりにもボロボロだったので、新調することにした。
嫁さんはスーパーで買い物をするので、27インチの自転車でかつ、スタンドが両方タイプで、後ろカゴが付けられる荷台が必要だ。
だが、どういうわけか知らんが、スタンドが両方タイプで荷台がある自転車が、圧倒的に26インチが多い。27インチは、荷台がなく、片側だけのスタンドのシティサイクルばかりなのだ。
そういうママチャリに乗るのはババアばかりだから、26インチでいいとでも思っているのだろう。
いろんな店を回って、3件目でようやくいいのがあったので、1万5000円と後ろカゴ2000円を購入。

明日以降は、庭の手入れを行う予定だ。
家の前の芝生で、人が通るところが薄くなってきたので、そこに敷石を置く。敷石は何だかんだで結構高くて、1枚1000円して、最低でも10枚は必要。これは3年くらい前から思っていたことだ。
この休みを利用して、やってしまうつもりだ。

どういうわけだか、震災の影響で、消費を自粛している人が多いというニュースがあった。しかもその理由は、「先行きが不安だから貯金する」という理由が一番多いのだという。

どういう思考回路をしていたらそうなるのかが分からない。金だけ残ったとして、一体どうするつもりなのか。
そんなことをしていたら、ますます日本の景気が悪くなり、経済不安どころか、自分たちの先行きも一緒に不安になってしまうではないか。
そんなアホな理由で消費を抑えているのは、将来が安定している公務員ばかりではなかろう。

この連休は、じゃんじゃん金を使うべし。今から旅行のプランを立てるもよし、大きな買い物をするのもよし。
本当に自分の将来のこと、日本の将来のことを思っているのなら、この連休を利用して、アホみたいに金を使うべきなのだ。

ちなみに私は、たった1日でまあまあ使ったし、嫁さんは明日から横須賀の実家に返って、地元の友達とあちこち行って散財するらしい。
普段なら戒められるべきなのだが、ぱーっと使うくらいでちょうどいいのだ。

 

PlayStation Network(PSN)が21日(木)からサービスを停止している。
おかげで、PS3でオンライン対戦ができず、体験版のダウンロードなどもできない。

ソニーは「外部要因」としか言わないが、関係が噂されているのは、外人ハッカー集団のAnonymousだ。

Anonymousについては、少し前にこのブログでも書いたが、PS3のハッキングに成功し、ルートキーを奪取できた集団だ。そいつらは「PS3でLinuxを自由に動かすためだ」と嘯くが、実際は、コピーしたゲームで遊んだり、オンライン対戦でデータをむちゃくちゃにいじることなど、何でもできるということである。

自慢していたAnonymousの鼻っ柱を折るため、ソニーが訴えたところ、Anonymousの連中はハッキングツールを公開し、混乱に拍車をかけることになった。

ソニーに恨みを抱いたAnonymousの連中は、4月4日にPSNをサービス不能攻撃し、一時サービスを停止させた。
今回、Anonymousは関連を否定しているが、「PSNが復旧したら攻撃する」とキチガイみたいな宣言しており、関係を疑わない方がオカシイ。

ソニーはサービス不能攻撃に対し、有効な手だてを打てず、PSNのシステムを一から構築し直し、セキュリティを高めると公表しているが、1週間にもなろうとしているのに、まだ進展がなく、PSNのサービスは止まったまま。
あと1週間は止まりそうなので、連休中にPS3のオンラインゲームを楽しもうとしている人にショックを与えている。

それだけでもファンからの信用がガタ落ちなのに、さらにサービス不能攻撃を受ける前の17日から19日にかけて、不正アクセスを受け、PSNのアカウント全てを盗まれた可能性があるという、信じられない事態も発覚した。
PSNのアカウントと、名前や住所などの個人情報だ。さらには、カード番号と有効期限まで抜かれた可能性があるという。
その数、7500万人分。

これはもう、ただごとではない。
ソニーの信頼は、PS3ユーザ、PSPユーザの間で失墜した。終わったも同然である。
ひどい話だ。

ひどい話と言えば、ギャル雀(ギャルジャン)が摘発されたというニュースもあった。

ギャル雀というのは、知らない人と麻雀が打てるフリー雀荘で、雀荘のメンバーが若い女性の雀荘のことだ。
私は行ったことがないのだが、普通のフリー雀荘と変わらない料金で、カワイイ女の子と麻雀が打てるのである。
さらには、最近キャバ嬢化著しい女子プロがゲストで訪れ、コスプレ衣装を着て、客と打ったりもする。

そういう雀荘は、大抵が1000点50円か100円ほど。1箱3万点失っても、1500円か3000円で、場代やチップなどが加わっても、数千円で何時間も楽しめる。
大きく勝てないが、大きく負けることもない。学生や若いサラリーマン向けのレートである。

今回摘発された3店は、いずれもテンゴと呼ばれる1000点50円の店だ。非常に健全。賭け事というほどのもんでもない。
テンゴだったら、まともに考えるのもめんどくさいから、鼻くそほじりながら打つという人もいるくらいのレートである。

にも関わらず、警視庁は摘発した。実際は、賭博が問題というよりも、女の子のメンバーに接客のようなことをさせていたことを問題視し、別件で逮捕したのだろう。

これまで、麻雀で逮捕されるレートは、リャンピン(1000点200円)からと言われていた。
麻雀好きで知られる漫画家の蛭子能収が賭け麻雀で逮捕されたが、そのとき手入れに入られた店が、歌舞伎町のリャンピンの店だった。
これは、めちゃくちゃ運が悪いとしか言いようがない。

1000点200円で捕まった蛭子能収に対し、当時相当の同情が寄せられた。
今度は、店側の人間だけであるが、たかが1000点50円の麻雀で逮捕である。完全な見せしめ。今後、ギャル雀を認めないという、警視庁の決意表明だ。

私はギャル雀に行きたいと思わないが、そんな取り締まりしてやるなよと思わずにいられない。

外人のハッカー集団は日本のゲームのオンライン対戦の楽しみを奪い、警察は安い金で女の子と麻雀を打つのを禁止するのである。
こいつらは、小市民をどこまでイジめるつもりなんだろうか。

 

結婚したての頃、何度か宝くじを買ったが、そのうち買わなくなった。

宝くじなどは、「一等前後賞合わせて3億円」などと宣伝しているが、国や銀行のテラ銭が多すぎるため、当たりの確率がかなり低い。日本国民がジャンボ宝くじをひとり1枚買い、それが当選する確率よりも、誰かに殺される確率の方が何十倍も高いのである。

宝くじを買って、「夢を買っているんだ」と嘯く人が多いが、誰かに殺されることは想像しないくせに、宝くじで高額当選金を貰う夢を見るなんて、いかにも都合がよすぎる。

費用対効果で考えると、宝くじはかなり分の悪いギャンブルなのだ。競馬も相当分が悪いが、あれは予想などの楽しみができる。宝くじは、本当に神頼みするしかない。楽しみは、ファミコンを買って貰えなかった子供がファミコンで遊ぶ妄想をするかのように、宝くじで得た金をどうするか考えるだけ。

それで楽しめる人もいるのかも知れないが、私は楽しめない。
だからすぐに買うのを止めた。
それに、連番で買えば10分の1が300円になるけども、替えに行くのがめんどくさくて、一度も行かなかった。外れて300円とか600円だけを貰いに行く作業が嫌になったのだ。

というわけで、宝くじは死ぬまで買うことはないと思っていたのだが、7月30日から売り出される「東日本大震災復興宝くじ」は買ってもいいかも知れない。
1枚200円で、うち100円くらいが被災地の復興に使われるようだから、外れても寄付したようなもんだから納得できる。
「だったら宝くじ買う金を寄付しろや」という意見もあろうが、残りの100円ちょっとも、地方や企業を潤わすことに役に立つのだし、ストレートに寄付ばっかりするのではなく、こういう変化球で復興支援に役立つのもよかろう。

それを思うと、政府が拒む復興目的の無利子国債なんかもぱっぱと出せば、買う人が相当いるはずだ。
何故か増税ばかりにこだわっているが、復興支援のために寄付以外のあまり負担のかからないやり方をしたいという人も多いのだから、やってもよさそうなもんだ。
相続税の免除などの全部なしで、ただ単に無利子で国に金を回すだけという国債にすれば、金持ち優遇にはならないだろう。いろいろ問題があるらしいが、単に「前例がない」というだけでやらずに、増税だけで乗り切ろうとする姿勢でいいのだろうか。

金は貸してやるし、返すのはいつでもいいって人、相当多いと思うのだが。

 

今日のフジサンケイビジネスアイの記事に、サマータイムで1~2時間のタイムシフトをしても、企業ごとに休日を分散させる「休日シフト」の10分の1ほどの効果しかないとの電力中央研究所の試算が掲載された。

それによると、休日シフトによる節電効果は、7月で最大400万キロワット、8月で最大500万キロワットあるという。
それに対し、サマータイムを導入してタイムシフトをしても、7~8月の節電効果はせいぜい数十万キロワットであるとのこと。

ソニーなど、一部の企業が始業時間の1時間前倒しなど、自主的なサマータイムの導入を発表しているが、そんなことをするよりも、土日の休みを別の曜日に移した方が、10倍も効果があるということだ。

このブログでも何度か書いたように、私はサマータイムには大反対だ。
まず日本になじまない欧米の制度であること、それより何より、日本の時計内蔵の機器がサマータイムに対応していないことが理由だ。
急に今年の夏からサマータイムにしますと言っても、対応できるわけないし、それが1年後だって大混乱が起きるだろう。

また、時計をずらすことをせず、出勤時間を1時間早めるのも反対だ。私のように遠方から通う人間は、1時間前の電車のダイヤなんか、本数が少なすぎて通勤に困る。
それに、1時間早く出勤しても、1時間早く帰れるわけではない。私が勤める会社のような、社員を奴隷のようにしか思っていない会社では、ただ単に労働時間が1時間増え、睡眠時間が1時間減るだけだ。

わざわざそんな苦労をしなくても、もっと節電の方法がある。休日シフトが10倍の効果が見込めるのであれば、そちらを優先して導入すべきだろう。
普通に論理的に考えられれば、そうなるはずだ。

ところが、そういう風に、論理的に考えられないバカがいる。
毎日新聞の社説子がそうらしい。昨日24日(日)の社説に、節電効果が大してなくても、社会のあり方を見直すためにやるべきだと主張した。

【毎日新聞】 サマータイム 節電効果だけじゃない (4/24)

この社説子は、出勤時間を1時間早めても労働時間は長くならないだろうなどと言っているが、それは新聞社のような一流会社に勤めるサラリーマンだから言えることだ。残業代がそれなりに貰えたり、労使がちゃんとしているところはそうかも知れない。だが、日本の多くの企業はそうでないのだ。
全く、世間知らずの論外の主張である。

そして社説子は、サマータイムの効果何ぞを全く考えず、仕事を終えてから日が暮れるまで4~5時間あれば、日本人としての心の豊かさを取り戻すきっかけになるかも知れないから、やればいいと主張した。

全くの思いつきで、ただの自分の願望を述べただけの主張である。
恐ろしい話だ。単なる思いつきで部下にアレコレ命令するアホな上司がいるが、それと全く同じ。「気合いでやれば売り上げを伸ばせる」とか、「誠意を見せれば相手に通じる」とか、「心持ちを変えれば、仕事ができるようになる」とか言っているのと変わらない。

「効果は大してないかも知れないけど、とりあえずやってみれば、私たちの生活が変わるかも」である。
呑気で、全く世間知らずな意見だ。
論理的な考察を抜きに、ただの心情でものを言うのは、典型的な文系の意見のように思えて仕方がない。

同じ毎日新聞で、ちょうど1週間前に国産組込OSであるTRONを開発した坂村健・東大教授が、「サマータイムなんか論外だ」と書いている。

【毎日新聞】 時代の風:サマータイム制は論外 (4/17)

坂村教授はコラムの中で、「この国難にあたり、やれる方策は何でも」という免罪符を持ち出してサマータイム制という愚策まで持ち出されていることを断罪し、最後に「自分の頭で科学的理解のもとに判断しろ」と書いている。

毎日新聞の社説子ならば、自分のところの新聞に掲載された記事くらいは全部読んでいるだろう。
それを読んだ上で、科学的、論理的な思考をすっ飛ばして、「とりあえずやってみよう」である。

ものごとを論理的に考えられず、ただ感情に流されてものを言うのが、毎日新聞の社説子だ。
私からすると、バカにしか見えない。

 

小学生高学年の頃だったか、親に「あんたの生まれた日の新聞を取ってある」と言われた。
家の納戸にビニール袋に入れてしまってあった茶色く変色した毎日新聞は、確かに私が生まれた日のものだった。

それから、何かあると、そのときの新聞などを取っておくようになってしまった。

湾岸戦争が勃発し、ブッシュ父が「新世界秩序」などとぬかしているのを見て、「これは大変なことが起こった」と思って、数日分の新聞を取っておいた。
今も私の書斎にある。

9・11の事件のときの新聞も取ってある。そのときはもう社会人で金があったので、新聞だけでなく、新聞社の特別版も買った。

何となく、後世に伝えねばならないような大事件は、記録を残しておきたくなるのだ。

だから、もちろん東日本大震災の記録も、我が家に残しておかねばならない。
いろいろたくさん出版されているわけだが、全部買うとキリがないので、産経新聞社から出てるのだけ買った。
先月発行された「緊急発行 東日本大震災」は、報道写真がたくさん掲載されていたのだが、フライデーくらいの薄さなのに700円もした。

昨日23日は、「東日本大震災1ヶ月の全記録 闘う日本人」というのが、産経新聞社から発行された。
地震と津波が襲った被災地での出来事や、原発パニック、停電パニック、菅首相の全行動などがデータとしてまとめられていて、オールカラー112ページで1365円。

今日それを本屋に買いに行ったら、売り場のすぐ近くに、読売新聞社が出した「読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録」というのもあった。
こちらは、3月11日から4月11日までの読売新聞紙面で、震災関連のものをそのまま縮小してA4ほどのサイズにしたもので、417ページで1470円。
思わずこっちも買ってしまった。

で、家に帰ってじっくり読んでみたが、読売新聞社が出した新聞紙面そのままのヤツの方が、緊迫感があってよかった。
産経新聞が頑張ってまとめたデータも悪くないが、やはり「あとで振り返る」という目的を考えると、新聞の紙面をそのまま全部掲載してある方が、迫力があって、伝わってくるものが感じられるし、何より読み応えがある。

私は産経新聞が好きだが、正直なところ、東日本大震災1か月の記録として出版された本は、捻りがないストレートな記録として評価できる読売新聞の勝ちだった。

 

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