先っちょマンブログ

2012年03月

久々に死刑が執行されたことで、朝日新聞が社説に何か書いてくるかと思っていたのだが、予想が外れて死刑のことは無視された。代わりに、自衛隊への文句が書かれていた。

朝日新聞が死刑のことについて書くと思った理由は、小川法相が「論調査で多くの国民が死刑を支持している」と言及したことにある。
朝日新聞は、自社の思想と合わない大多数の国民の意見、サイレント・マジョリティの意見は無視し、思想的にがっちり合ったノイジー・マイノリティをひたすら持ち上げ、そいつらを推すことで自社の考えを広めようとする。

だから、「死刑に反対する声も多い」などと書き、さらに韓国なんぞが実質的に死刑廃止していることなどに触れ、「死刑廃止は世界の潮流だ」などと書くに決まっていると思った。
予想は外れたが、そのうち書くに決まっているので、ここに宣言しておく。

死刑反対派がなぜその主張をするのか、私にはまったく理解できないのだが、要するに「冤罪だったらどうする」というものらしい。
「冤罪だったらどうする」という考え方は、「原発が爆発したらどうする」とよく似ている。可能性はゼロではないが、そんなことを言い出したらキリがない。
それに、死刑じゃなくて終身刑になったところで、死んだも同然だろう。死ななければ再審の可能性があるかも知れないが、死ぬまで刑務所にいる人間なんか、社会においては死人と同義ではないか。

そもそも、いちいち死刑執行をする度に、これだけニュースになるのも理解できない。死刑判決が確定して「ざわ… ざわ…」なら分かるが、死刑執行されてそうなるのは何故か。
鳩山邦夫が死刑をベルトコンベア式にしろと言っていたが、本当にそうすればいい。
法務大臣が、3回以上の裁判を経て死刑になった判決を否定し、死刑囚を死刑にしない権利を持っているのがそもそもの間違いだ。そういうのは、アメリカの大統領とか州知事のような、選挙で選ばれた政治家が持っているのならまだ分かるが、総理大臣に任命されただけの大臣が、司法を否定するとはおこがましい。

ついでにいうと、検察が起訴するか起訴しないか判断する権利を持っているのもオカシイと思う。
よく、キチガイっぽいヤツが殺人やそれに類する暴力をふるっても、検察が公判を維持できないと勝手に判断して、不起訴にすることがある。
検察にキチガイと判断されたら、裁判もされず、罪も問われることがない。
なんだそれは。

小学校の社会の時間に、「日本は三審制」と習ったはずだが、実際は法務相が死刑をするかの判断ができることで一審、いちばん最初に検察が起訴するかしないかで一審あるみたいなもんで、実質的には五審制くらいのイメージがある。裁判ではないから「審」ではないかも知れないが、結果は裁判で罪を赦されるのと同じくらいの効力がある。

実際は、最高裁で上告棄却することがほとんどで、実質的二審制などと言われているが、殺人などの凶悪事件に至っては、いろんな判断が司法以外で働くのだから、国民はとてもじゃないが納得できないのである。

 

何年か前、ユニクロよりもさらに安モンを取り扱う、ユニクロ系の「g.u.」という店にふらりと立ち寄ったら、長袖のTシャツが600円ほどだったので、「安い」と思って2着購入した。
家に帰ってよくよく見てみたら、七分袖のTシャツだった。長袖だと思っていたのだが、よく見ていなかったらしい。
私は七分袖がキライなので、買った2着のTシャツは、1回も着なかった。どこにいったかも分からない。

それ以来、g.u.で買い物をしていない。ぱっと見た感じ、いかにも安モンという服ばかりで、あまり買う気になれなかった。
「せっかく立ち寄ったのだから」と、部屋着用に買ったTシャツを間違えて腹が立ったからというのもある。

そもそも、ユニクロで買い物をしようという気になれない。
ユニクロで買っているのは、4足990円の靴下だけ。スーツ用に黒い靴下を買っているのだが、ユニクロの安い靴下は左右の違いがないので、靴下のかかとなどが薄くなっても、1足分捨てずに、薄くなった方だけ捨てれば済むからだ。

ワイシャツの下に着るTシャツは、ヘインズの赤ラベルにしている。
トランクスは、ユニクロの2枚990円より、しまむらの方が安くて、品質も同じくらいなので、しまむらで買っている。

今冬、ユニクロの「ウルトラライトダウン」というダウンジャケットは相当売れたらしく、犬の散歩で近所をウロウロすると、子供からジジイまで、本当に大勢がそれらしきダウンジャケットを着ていた。
色は様々だったが、それを着ている人は、街中で同じものを着ている人と相当すれ違っているはずだが、恥ずかしくないのだろうか。

「ユニクロは品質がいい」とよく聞く。特に外国人は、「値段のわりに相当いい」という感想を持つそうだ。
大勢が言うのだから、本当にそうなのかも知れないが、少なくとも私はそうは思えない。

外に出かけるための服をユニクロで買ったことがなく、せいぜい部屋着くらいだが、スウェットとかはそれほどいいとは思えなかった。
また、ユニクロのTシャツはどれもダメだと思う。

個人的に、Tシャツの生地は厚いのがいいのだが、ユニクロのTシャツはどれも薄いモノばかりだ。特に「UT」とかいって売っているデザインTシャツは、どれこれもペラペラの生地である。
あんなスケスケのTシャツでは、素肌の上に着たらビーチクビンビンではないか。Tシャツの下に、もう1枚Tシャツを着ろというのだろうか。

だから、ユニクロがぐんぐん売り上げを伸ばして、年々ずっと成長している理由が分からない。
ユニクロはそこまで国民に支持されるほど、いい店なのだろうか。まだ、しまむらの方がいいと思うのだが。

 

日本に滞在したことのある外国人からよく聞く感想として、「日本でモノを落としても大抵戻ってくる」というものがある。
意気消沈してダメもとで交番に行ったら、カバンやパスポートのみならず、財布なら現金もそのままで戻ってきてビックリしたという話だ。

産経新聞のコラムで、誰かがある外国人大学教授の話を書いていた。
その人が地方で特急電車に乗るとき、ホームにカバンを置き忘れて電車に乗ってしまった。慌てるその外国人をよそ目に、「大丈夫、なくなったりしていませんよ」と助言する人がいたので、折り返しで数時間後に戻ってみたら、カバンがそのままあったそうな。

そういえば、私は大事なモノを置き忘れるというマヌケなことをしたことはないのだが、一度、横須賀で買ったばかりのカバンをゲームセンターに置き忘れたことがあった。
1時間ほどして「なんかオカシイ」と思って、買ったカバンがないことを思い出し、置き忘れたとしたらゲームセンターしかないと思って取りに戻ったら、私が置き忘れたままゲームの筐体の前に置いてあった。
数千円程度の、大きいだけの実用的なカバンだったので誰も取らなかったのかも知れないが、いいものでもなくなっていなかったかも知れない。

日本には日本人しか住んでいないわけではないし、日本人の中にも人の落とし物を盗んだり、拾った財布から金を抜いて捨てるヤツがいるかも知れない。
しかし、多くの日本人は放っておくか、大事そうなものなら交番に届けるかするだろう。

東日本大震災のとき、津波で流された金庫がたくさん警察に届けられているというニュースを外国人が驚いていた。
日本人としては当たり前のことだが、よその国の人間にできないのなら、誇りにしてもいいかも知れない。

一般的な日本人には、外国人にはあまりない善良性が備わっていると思うのだが、治安を取り締まるはずの警察官の中には、それが備わっていないヤツがいるらしい。
今日のニュースで、警察に届けられた遺失物の現金168万円を盗んだとして、警視庁の58歳の巡査部長が起訴されたというものがあった。

善良な一般市民が届けた現金を、てめえの懐に入れるとはとんでもない警察官である。少し前に、警察官はアホばかりと書いたが、ロクデナシの犯罪者もいるらしい。

工藤純夫という58歳の警察官は、これで残りの人生設計がすべて狂ったに違いない。たった168万円のために退職金もパー。警察のコネを使っての定年再就職も無理だろう。これから塩でもなめて歳を取っていけばいい。

今日は、同じようなアホな警官のニュースがもうひとつあった。
神奈川県警の田中義則という59歳の警部補が、パチスロで5円のメダルを20円のスロットで使って、差額分を儲けるという不正をしようとして、窃盗未遂で現行犯逮捕された。

私はパチンコやパチスロをやらないので詳しく知らないのだが、最近は4円のパチンコ玉を2円や1円にしたり、20円のメダルを10円とか5円にして、長々と遊ばせることがはやっているらしいが、同じものを使えるとは思わなかった。
逮捕された警部補は、それがすぐバレるということを知らなかったのだろうか。

産経新聞の記事では、「大変申し訳ないことをした」と供述していることになっているが、私が昼に見たニュースでは、「マヌケなことをしてしまった」と、本心を述べていた。
大して悪びれもせず、てめえのマヌケだけを反省した。そのマヌケのせいで、こいつも人生パーだ。

世の中には、自分の悪事がどのような結果になるか想像できないヤツが多い。うまいこといって、自分が儲かることしか考えられないバカなんだろう。
ミスったときのリスクを考えたら、私には到底マネできないわけだが、やはり警察官はアホだから、そういう計算もできなくて、目の前の金を盗んだり、ケチな詐欺みたいなことをしようとするのだろう。

 

月曜日から金曜日サンスポで、「甘口辛口」というコラムを担当している今村忠という記者のコラムは、毎度賛否両論巻き起こす。いや、インターネット上では、どちらかというと否が多いのだが、今日のコラムも否が多そうな内容だった。

【サンスポ】 甘口辛口 (2012/03/27)

中学の保健体育での武道の必修化に伴い、柔道、剣道、相撲などが行われるが、今村記者はそんなもんより、サッカーやバレーやバスケットなどの団体球技で「絆」やチームプレーの大切さを学んだ方がいいと思っているそうな。

私は中学の体育で剣道を、高校の体育で柔道をさせられた記憶があるのだが、別に武道を授業で必修化してやれとは思わない。
だが、今村記者の言うように、武道はアブナイから、球技をやれとは微塵も思わない。

今村記者は、柔道や剣道をやると、子供がふざけて怪我をするとか、鼓膜が破れる事故があったなどと言っているが、そんなもんは球技だって同じだ。
バスケットボールで突き指するかも知れないし、サッカーをやっているときに足を骨折したりするかも知れない。
そんなことを言い出したら、体育をやめて、テキストだけでスポーツを学べということになってしまう。

どうせ授業でやる武道なんぞ、適当に済まされるに決まっている。

中学のときやった剣道は、学校が保有している面や小手がとにかく臭かったことしか憶えていない。
高校のときやった柔道は、受け身だけやって終わった。

武道の何がダメで、球技の何がいいのか私には全く理解できない。
所詮、スポーツ紙の記者風情が付けるイチャモンだから無視されるだけだろうが、どうせイチャモンを付けるなら、もっと説得力のあることを書いて貰いたかった。
これではまるで、柔道着を買わされる親の身として文句を言っているだけのようにしか思えないのだが。

 

今日の産経新聞の生活面で、咳喘息という病気が取り上げられていた。

【MSN産経ニュース】 長引くせき、咳喘息かも 重症化で「気管支喘息」 (2012/03/27)

咳喘息については、私がずいぶんと悩まされた病気で、以前にこのブログで書いたのだが、記事の補足を書きたいと思う。

10年ほど前、新社会人になったときに、高熱を伴う風邪をひいた。風邪は治ったが、咳だけは止まらなかった。痰が絡む咳ではなく、痰が出ない空咳である。
夜中になるとその空咳が酷くなり、咳でマトモに寝られなくなった。白湯など、熱い飲み物を咳が一時的に沈静化するが、すぐに咳が出るので、夜中じゅう、延々と白湯を飲んでいたこともあった。

咳が発作のように出るため、仕事もままならない状態だった。病院で診て貰って、出して貰った咳止めを飲んでも全く効かない。
そうこうして1か月ほど苦しんで、自然に治まった。

その後何年も、風邪を引く度に、熱が引いたあとに咳だけが続く状態が続いた。その度に病院で診て貰い、咳止めを貰うが、全く効かない。
この咳止めを飲んでも咳が止まらない症状で、空咳ばかりしてしまうのは、咳喘息の特徴である。

長年、風邪を引く度にこれに苦しめられた。自分で「咳出る病」と呼んでいたこの症状について、インターネットでいろいろ調べるうちに、咳喘息だと分かった。

これまで、総合病院などで何度も診て貰って、ムダに咳止めを飲んでいた。咳喘息には、そんなもんは無意味である。
しかも、咳喘息という病気は、わりと最近になって認識されだした病気で、咳喘息と診断しない医師が多いのだ。だから、そういう病院で診て貰っても意味がない。
私は、これまたインターネットで、咳喘息と診断してくれる病院を探した。栗東市の個人医院で咳喘息の診断をするとの情報を得たので、そこで診て貰った。

そこで処方されたのが、グラクソスミスクラインの喘息用吸入薬の「アドエア ディスカス」である。
「グーニーズ」で主人公の男の子が吸っていたみたいなヤツで、映画のように頓服として吸うのではなく、1日2回朝晩、薬を吸入するのだ。

産経新聞の記事では、効果が出るまで1~2週間かかるとあったが、私の場合は3日ほどで劇的に改善し、1週間も経てば全く空咳が出なくなった。
生まれてこの方、これほど薬の効き目に感動したことはなかった。「アドエア」というステロイド系の吸入薬がもっと早くから処方されていれば、風邪を引く度に、咳に悩まされることもなかったのに。

咳喘息にかかり、それを喘息の吸入薬で治してわかったことだが、どうやら私は気管支が弱いらしい。
タバコをやめて大正解だった。
また、咳喘息と診断してくれ、吸入薬も処方してくれる医者が分かったから、これからは怖くない。咳喘息の恐怖は、なったものじゃないと分からない。

人類の医学の進歩に、心から感謝したい。

 

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