先っちょマンブログ

2012年07月

Yahoo!ニュースの時事通信やロイターなど、一部の記事にはコメントが付けられる。
アホみたいコメントが多くて、本当にウンザリさせられる。

海外ニュースで、中国関連のニュースを出しているレコードチャイナやサーチナの記事には、韓国や中国への盲目的な罵詈雑言が並ぶ。中国に対してはまだマシだが、とにかく韓国に関しては、中国の話題だったとしても、韓国人を貶めようと必死になっている連中がいる。

韓国人が嫌いなのは分かるが、ネトウヨと呼ばれる原因を作るアホな書き込みばかりするのは、いちいち日本に対してキーキー騒ぐ韓国人と同じである。
どうして嫌いな連中と、同じ土俵に上がって、同じような振る舞いをするのか。
簡単にいうと、アホだからなんだろう。

また、原発とか電力不足の話になると、ふたつの書き込みが絶対に出てくる。

ひとつ目は、パチンコの営業をやめさせろという書き込み。パチンコ店なんぞ、経営者の9割以上が韓国人か北朝鮮の人間なので、パチンコが憎いのが分かるし、パチンコなんかこの世の中にとってクソの役にも立たない商売であるが、バカのひとつ覚えみたいに、電力が足りないのならパチンコ屋を潰せという。
東電管内の全パチンコ店が消費する電力は、一般家庭の43万戸分らしいから、根本的な考えが間違っているのである。
電力が足らないのなら、電力消費を抑えようとするのではなく、原発を動かせばいいだけである。パチンコ屋の問題は、電力不足とは別の問題だ。
電力不足にかこつけて、ごちゃごちゃ因縁を付けるやり方は、サヨクがやっていることと何も変わらない。

そして、ふたつ目が、電力会社社員の給料を減らせという書き込みである。
今日も、第1四半期で関電が1000億円くらいの赤字というニュースが出たら、値上げへの牽制として、「社員にはボーナスを出しているのに」とか「社員の給料を減らせ」とか、「固定資産を売却しろ」などとぬかす連中が出てくる。

こいつらも、人をやっかむことしか能力のない相当の低能である。

関電が大幅赤字になったのは、原発が止まって、代替エネルギーとして火力発電をフル稼働させるための燃料代が3か月で1500億円もかかったのが主な理由だ。
原発を止めさせているのは、国民と政府であり、関電はそれに従っただけ。
にも関わらず、関電社員のボーナスをなくせとか、給料を減らせとは、一体どういう了見なのだろうか。

東電に言うのなら、まだ幾らかは理解できるが、ほかの電力会社に言う意味が分からない。理由として、「代替電力の開発をしてこなかったから悪い」などと主張するヤツもいるが、これまで原子力エネルギーを国策として進めてきたのに、どういう理由で電力会社が非効率的な再生可能エネルギーなどの開発に積極的な投資をせねばならないのか。

皆がやっていることは、電力会社社員への因縁である。日本は、いつから一億総ヤクザの国になったのか。

そもそも、東電社員に対しても、ボロカスに言って、給料もめいっぱい減らせなどという意見がかなり多い。
前にも書いたが、それをやり過ぎて、ボランティアみたいになったら、誰が東電で働くのか。優秀なヤツが抜けて、カスみたいな社員だけが残ったら、東電管区はどうなるのか。

そうじゃなくても、東電の原発技術者が韓国に引き抜かれたりしている。
このままでは、サムスンがNANDフラッシュや液晶テレビの技術を狙って、東芝社員やシャープ社員を引き抜き、急激に成長し、日本企業が凋落の一途を辿った悪夢の二の舞になりはしないか。

原発停止、原発廃炉が前提で、パチンコ屋を営業停止にしろとか、電力会社社員の給料を減らせとか、日本がそんなアホどもの寝言が通じるような国でないことを信じたい。

 

台湾ドラマのミーハー度が増してきたおかげで、今日立ち寄った本屋で、竹書房が出した「台湾&華流ドラマ パーフェクトガイド」という雑誌を買ってきた。1700円もした。
とにかく、台湾のドラマは何があるのかよく分からず、情報も微妙に少ないので、こういうガイドブックが役に立つ。

この週末、近所のDVDレンタルに行って確かめたのだが、いつも行っている店には台湾ドラマのコーナーがなく、台湾ドラマのシリーズもののレンタルも見当たらなかった。
近所にあるほかの店に行ってみたら、昔ヒットしてF4なるグループまで排出した「流星楽園」(花より男子)や、レイニー・ヤンの「僕のSweet Devil」はあった。
レイニー・ヤンの出世作、「悪魔で候」を見たかったのだが、置いていない。

ガイドブックを買った本屋にしても、DVDレンタルにしても、置いていあるのは韓流ドラマものばかりだ。
まだ本屋の方は許せるが、許せないのがDVDレンタルの方で、棚を何列も使って韓流ドラマをずらーっと並べているのに、台湾ドラマは端の方に申し訳程度に設置しているか、そもそも置いていないか。

歌手にしても、韓流とついたら日本にどんどんデビューするが、台湾の歌手はマトモに日本デビューして、ちやほやされたことがない。

猫も杓子も韓流、韓流と、本当にアホみたいだ。
"韓流スター"のすべてがそうではないかも知れないが、日本で稼ぐだけ稼いで、本国では日本に向けて舌を出しているような連中に対し、よくキャーキャー言えるもんである。

「好きになったのだから仕方がない」とかオバハンは言うのかも知れないが、私だったら、そもそもそういう連中を好きにはならないと思うのだが。

韓流に傾かず、台湾方面に目が向いている人の中にも、よく分からないのがいる。

私が買った竹書房のガイドブックはそうではなかったが、台湾ドラマと、中国本土のいわゆる華流ドラマをごちゃごちゃにしている人がいるのだ。
台湾と中国のドラマを両方とも華流ドラマに分類し、台湾の歌をC-POPなどと表現する連中が多いのだ。

華流の華は、言うまでもなく中華の華だ。中華はシナのことを指す。中華民国にも中華という言葉が含まれるが、それでも台湾は指していない。

中華人民共和国という名称のうち、中華という言葉だけはシナ人が考えた言葉で、人民も共和国も、日本人が考えた和製漢語である。
その中華という意味は、華(文明)の中心に漢人がいるという選民思想に基づくものだ。

台湾は中華思想のシナから見て"化外の地"とされてきたのに、台湾が中国語文化圏であるからといって、華流とするのは違和感がある。日本では華という字の意味がぼんやりとしたものになっているが、ハッキリさせるべきだろう。
元々、F4を日本で売り出すとき、"華流"などとしてきた影響も大きいが、少なくとも台湾エンタメは華流ではない。
ましてや、チャイナでもないのだから、台湾の音楽をC-POPとするなど、言語道断である。

中国も台湾も、全部ごちゃ混ぜにして捉えるヤツがいるから、ロンドン五輪で中国におもねるために台湾国旗が降ろされても、日本では問題として扱われないのだろう。
台湾は、決してチャイニーズ・タイペイではない。台湾国旗の代わりに、台湾のオリンピック委員会の旗を掲げるとは、何とバカげた話だろうか。
台湾は台湾であって、元から中国の一部ではないし、これからも中国の一部ではないのだ。

台湾と中国をごちゃにする考え方は、中国人を利するだけで、台湾人にとっても、日本人にとっても、いいことなんかひとつもない。

 

ロンドンオリンピックが始まった。
めちゃくちゃ興味があるというほどでもないので、寝ないで、あるいは早起きして見ようとか思わないので注目していなかった。
開会式で、Mr.ビーンが出てきたというので、それだけはネットで動画を探して見てみた。

オリンピックで楽しみなのは柔道くらいしかないのだが、どうも2日続けてよくないらしい。
端から期待されていなかった男子の方は頑張っているようだが、金メダル確実と言われていた福見友子がメダルを逃し、中村美里は初戦敗退という結果。
男女とも、北京を下回る散々な結果になるかも知れない。

今回のオリンピックから柔道で、いきなり朽ち木倒しや諸手刈りといったレスリングのタックル技みたいなのが禁止されたのはよかった。
だが、キューバかどこかの選手が1発で反則負けになったように、厳しすぎる罰則になんか納得がいかない。
その上、あとで判定が覆されることが多すぎて、興醒めさせられることも多い。

こういうのは、期待しすぎると、選手が負けたときのガッカリ感やムカつき加減が増すので、最初から期待しないで、適当に見ておけばいい。
私は今日の日中、iPod Touchに入れた台湾の歌に、歌詞を入れる作業を延々とやっていて、ネットで結果をチラチラ見ていた。
あまり真剣に見ると、体に毒である。

オリンピックが始まる頃から、クソ暑い日が続いている。
私は汗をかくのが嫌いではないし、暑いのはわりと平気なのだが、嫁さんが暑さに滅法弱い。
だから、嫁さんがパートに行っている午前中は冷房を付けずに、私が外で家庭菜園の手入れや芝刈りをし、嫁さんが帰ってきてから、冷房をつけて快適に過ごしている。
夜も、もちろん毎晩冷房をつけて寝ている。

あまりギンギンに冷えているのは苦手なのだが、今となっては冷房なしでは夏は寝られない。
昔、どうやって寝ていたのかと思うくらいだ。

夜中に暑いと目が覚めたり、冷蔵庫まで行って麦茶を飲んだりとか、そういうことは一切なし。
オール電化なので、23時から翌7時までは電気代が3分の1なので、就寝中は電気代に気兼ねすることなく冷房をつけられるのだ。
もちろん、夜中なので、電力は有り余っているのだから、節電なんぞも全く気にする必要がない。

ついでにいうと、我が家は関電の計画停電の範囲外だというお知らせが来た。
会社では、Aグループだ、Bグループだ、という話をよく聞いたが、関電からのお知らせによると、うちは「お客様の区域は計画停電を行いません」なのだ。

  


恐らく、近くに救急病院があるからだろう。
大飯原発の3号機と4号機を再稼働させたおかげで、計画停電をやる必要はないだろうが、来年はどうなるか分からない。来年も多分区域外だろうから、我が家のことだけを考えるなら、冷凍食品をどうしようとか、いちいち考える必要がないのかも知れない。

ただ、こういう暑さが続くと、こんな時期に計画停電とは想像するだに恐ろしい。
これまでに何度も書いたように、工場の操業停止だとかを置いておいて、家だけのことを考えてもである。

今年の春くらいから、専ら原発全停止を継続させ、夏の暑いのはガマンしろとかほざいていたヤツがたくさんいた。
そいつらのことについて、「想像力が欠如している」とここで書いたのだが、そういう連中に、今一度、こんなに暑くても、それでも暑いのをガマンしてまで原発を止める必要があるのかと問いたい。

今年の夏は、2年前の猛暑には遠く及ばず、昨年の夏よりも若干涼しいという長期予想だったが、この調子だとすごく暑くなりそうな気がする。
もっと暑くなって、電気の必要性を知ればいい。

涼しい部屋で、テレビをつけて、オリンピックや高校野球を見て楽しむには、電気が必要なのだ。
それをガマンしてまで、原発を止める必要なんかあるのだろうか。
原発を止めなけりゃ、国民が死ぬ?原発を止めても暑さで誰か死ぬだろうし、そもそも、多くの人の楽しみを奪い、ビジネスチャンスも奪っているのである。

 

私がまだ新入社員だった頃、先輩社員と有給休暇を取るならいつかという話をしていて、先輩が「水曜日やな」と言っていたことが理解できなかった。
金曜日か月曜日に取って、3連休にした方がいいじゃないかと思っていたからだ。

だが、10年超仕事をして、水曜日に有給休暇を取りたいと思う気持ちがよく分かるようになった。
正直、3連休があっても休みを持て余す。私は出不精なので、3連休を利用して旅行に行こうとか思うことが一切ない。結婚してから、新婚旅行と嫁さんの実家に行く以外、旅行なんか1回も行ったことがない。
嫁さんは海外旅行なんぞに年に1回くらい行っているが。

だから、3連休なんか必要ない。

逆に、水曜日に有休を取ると、2日働いて、1日休み、あと2日働けばいい。2日連続で働くだけで済むのが、非常にいいように思えるのだ。
ハッキリ言って、仕事がしんど過ぎること、ストレスマッハなことで、いつも木曜金曜あたりはかなり疲労困憊している。
2勤1休2勤になれば、2日頑張れば済むのだから、随分と楽だ。

だから、ハッピーマンデー制度とかで、むやみに3連休作ってんじゃねぇよと最近になって思うようになった。
月曜日に勝手に移される休日は、成人の日、海の日、敬老の日、体育の日だ。それぞれ、元服をする日、明治天皇が明治丸を使っての巡幸から無事帰着した日、元正天皇が養老の滝に行幸した日、東京オリンピックの開催日だった。

保守派論客みたいに、元の記念日の意味を考えてとかいちいち言わないが、別に3連休にしてくれなくて結構だ。

それよりも、いつもムカついていたのが、休日が土曜日に重なったときだ。
昔の半ドンだった時代ならまだいいが、週休二日が定着した今となっては、休日が土曜日に重なると、めちゃくちゃ損をした気分になる。
だから、土曜日が休日になったら、金曜日を休みにしろやと思っていたら、民主党のプロジェクトチームが、ハッピーマンデー制度を廃止し、土曜日が休日になったら金曜日を振り替え休日にしようと動き出しているらしい。
私の考えを、民主党の誰かが勝手に汲み取ってくれたらしい。


民主党の連中も、たまにはいいことをやろうとするようだ。

しかも、有給休暇を未消化で終わらせない制度も作ろうとしているらしい。これも、社畜として会社にコキ使われるサラリーマンにとってはありがたい話だ。
どういうわけか知らんが、有給休暇が毎年20日与えられても、取れるのは風邪をひいたときなどだけ。うちの会社の場合、夏季休暇には有休を消化させられるのだが、それを使ってもせいぜい毎年5日くらいしか取らない。
未消化日数があっという間に上限の60日を超えて、今は記録すらされない。

まあ、休んだら休んだで、仕事が後回しになるだけなのだが、本来ならばリソース管理は会社側やマネジャー連中がちゃんとするべきであって、有給休暇取得は労働者の権利なのだから、気を遣わせずに取らせろという話だ。
未消化の有給休暇は現金支払いというのを義務づけたら、会社は急いで有給休暇を取らせるに決まっている。
毎年20日やれとは言わないが、せめて10日くらいは義務づけて貰いたいものだ。

民主党の休暇を考えるプロジェクトチームには期待したいが、いかんせん、民主党政権の終焉が目の前に見えている以上、結局計画しただけ、絵に描いた餅で終わるに違いない。
次の政権にも引き継いでくれたらいいのだが。

 

「SAPIO」最新号で、反原発派の小林よしのりが、「液晶テレビを消すと、エアコンを止めるのに比べて1.7倍の節電効果があるらしいね」などと書いていた。
これは恐らく、昨年4月に野村総研が発表した「家庭における節電対策の推進」レポートに基づくものだろう。
そのレポートでは、エアコン1台を停止することで期待できる節電効果は130Whで、液晶テレビは220Wh。だから、液晶テレビを消せば、エアコンの1.7倍の節電効果があるというものだった。

エアコンの消費電力量が130Whと考えるのは少なすぎると思うかも知れないが、エアコンは最初に大きな消費電力が必要で、部屋が冷えたり暖まったりして設定温度にまで下がると、出力を下げて、消費電力も下がる。
だから、トータルでは130Whくらいになるかも知れない。

それに対して、液晶テレビは消費電力に大きなブレはない。ブルーレイ付きとか、録画機能付きの場合は、それを動かすことで消費電力は変わるかも知れないが、基本はずっと同じ。
だから、220Whになる。

しかし、この数値を真に受けるのはよくない。
節電効果がエアコンと液晶テレビでどのくらいかは、モノによって当然違う。新しいエアコンや液晶テレビなら、また消費電力が下がっているだろうし、逆に古いものだと倍くらいあったりもする。

ただひとつ言えることは、節電でエアコンばかりが注目されるが、それほど節電したいのであれば、ほかの家電の電源ももっと切れということである。
かなり大まかに見積もって、エアコンと液晶テレビが同じくらいの消費電力の量になると考えたら、エアコンに気を遣うくらいなら、テレビを切った方がいい。
エアコンのつけっぱなしは気になるくせに、テレビのつけっぱなしを気にしないのはおかしな話だ。

その割には、そういう声はあまり聞かれない。大マスコミ様が、自ら進んでマス媒体のひとつであるテレビを消しましょうとは言わないのだ。
そんなことをしたら、商売あがったりになってしまう。

だから、エアコンに焦点を当て、「エアコンを止めねば日本人に非ず」みたいな脅しをかけてくるのである。

それほど国民に節電をさせたいのなら、昼のピーク時間にクソのように垂れ流し放送しているのを、テレビ局が率先して止めればいいのである。
一番電気を使うときに、しょうもないワイドショーやら、ドラマの再放送を見る必要なんか感じられないのだが。

そもそも、そんなことを言い出したら、あれを止めろ、これを止めろとなっていまう。
例えば、PlayStation3は、およそ100W程度の消費電力だが、昼間にプレイするなとか、他人から言われたくない。

パソコンで言えば、グラフィックボード単体だけで200Wもの消費電力のヤツがそこら中にある。
そんなゲーマー用のグラフィックボードを使わなくても、ノートパソコンなら液晶テレビと同じくらい、デスクトップパソコンなら500W、600Wでも当たり前なんて感じだ。
それを思うと、24時間フル稼働させているサーバの類なんかは、とんでもない話になってしまう。

節電がまるで国民の義務のように言われている。まるで、国民の三大義務に節電が加わって4つになったみたいだ。

どう転んでも電力の供給が追いつかないのなら、義務として節電に取り組むのは分かるが、原発を動かせば済む話なのに、死んでも原発を動かそうとさせないヘンな力が働いて、余計な節電を迫られている。

こりゃ一体何のなのか。
なぜ一部の反原発派のために節電をせねばならないのか。
アホらしくて付き合っていられない。自分のために、電気代の節約を目的とするための節電ならやる気も起きるが、反原発派を納得させるための節電なんて、まっぴらゴメンである。今みたいな節電努力を未来永劫続けられるわけがない。

そんなことをしても、反原発派に「原発がなくても電力は足りていた!」と言わせる口実作りに協力させられるだけではないか。

 

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