先っちょマンブログ

2012年10月

自分にはとてもじゃないがマネできない、「ようやるわ」と思えるようなことをやっている人は、単純に感心してしまう。
私が特にそれを感じるのは、ブログやツイッターなどで、ひたすら同じテーマについて書き続けている人だ。

毎日毎日、韓国や中国の悪いところをネットで探してきて、揶揄したりバッシングしたりを、延々と繰り返している人がいる。
いかに原発が危ないか、福島がどれだけ汚染されたかを、ひたすらブログに書いたり、ツイートしたりする人がいる。
女性専用車両が気に入らず、それを撤廃させるために、同じようなことをひたすら書いている人がいる。
電磁波の危険性を根拠もなく訴え、最終的には秘密兵器云々とまで主張する、本人が電波を放出しているような人もいる。

主義主張が合う人、合わない人がいるわけだが、それでも毎日毎日、同じようなことを書き続けられる根性はすごいと思う。

私は飽きやすく、注意力も散漫だから、毎日特定のニュースを集める気になれないし、毎日同じようなことを書く気にもなれない。
そんなことをしていたら、それが義務のようになってしまい、すぐに飽きてしまうのが分かっている。

中韓叩きをしている人も、反原発を訴えている人も、いずれにしても、まるでそれが自分の責務であるかのようにやっているわけだが、ご苦労なことである。
私にはとてもじゃないがマネできないが、よくよく考えてみると、そういうことが好きで、それを続けることが苦にならないのであれば、趣味のように毎日できるのかも知れない。

私はちょっと前にツイッターのアカウントを作って、ちょろちょろツイートし始めたが、ツイートしている内容は、台湾エンタメの話ばかりである。
好きで毎日調べ物をしたり、YouTubeを眺めたりしていると、そのツイートばかりになってしまう。

最近は、先々週に日本でデビューしたばかりのウェザーガールズにはまっていて、毎日その話ばかりである。

 


ウェザーガールズ


ブログで台湾エンタメの話を書いても、イマイチ評判もよくなく、反応も悪い。
だから、ツイッターで好き勝手やることにしたのだ。

それを思うと、好きで毎日毎日、同じテーマについて調べ、同じテーマについて書くというのは、それが好きだからできるのだろう。
そうやって冷静に考えると、感心するようなことではないように思えてきた。

アイドル好きが、アイドルのことを毎日延々まくし立てたところで、すごくも何ともない。

やはり、落ち着いてものごとを考えることは重要だと気付いた。
身近なことに置き換えて考えれば、スゴイと思えることも、やはりそうではないように思えてくるものだ。

 

JR西日本の京都線に乗っていると、長岡京のあたりに、憲法9条を守ろうとかいう看板を2階から線路方向に向かって掲げている民家が見える。
公明党や共産党のポスターを貼っている家と同じで、自分の恥ずかしい思想信条をよくそこまでアピールできるもんだと、ある意味関心する。

そういう人たちは、何を思って我が家に看板を掲げたり、ポスターを貼ったりしているのだろうか。
それを見て、「よし、憲法9条を守ろう」とか、共産党のポスターを見て、「米軍基地に反対しよう」とか「原発ゼロを目指そう」なんて思う人がいるんだろうか。

そこらへんのオッサンやオバハンが掲げるメッセージなんて、一体誰が耳を傾けるのだろうか。
そんなもん、殆ど効果がないわけだが、自己満足でやっているのだろう。

ただ、そういう思想信条を他人に訴えるものの中には、一定の効果がありそうなものもある。

昨年の夏、東京出張で中央線に乗って、弱冷房で照明も消された社内で、スタジオジブリの屋上に掲げられた横断幕を見た。宮崎駿が考案したメッセージで、「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」と書いてあった。
電力不足で疲弊する工場をたくさん見てきたなかで、ウンザリさせられるメッセージである。

そんなに原子力発電による電気を使いたくないのなら、自家発電もするか、原発のない国にでも行って幾らでも作ればよさそうなもんだ。
実際は、日本から原発をなくしたいということなんだろう。

こういうことを、宮崎駿のような影響力のある人間が言うと、それに従うヤツが絶対に出てくる。「宮崎駿が言うのなら」と、簡単に同調してしまうような連中が実に多い。

ニューヨークに住んでいる坂本龍一が、「日本の原発をなくせ」とか主張して顰蹙を買っていたが、有名人が無責任にこういう発言をすることが多すぎる。
産業界のことも何も理解せず、ただ自分の身の回りだけの想像をして、電気がなくても暑いのをガマンすればいいとか、節電すればどうにでもなると考えているヤツばかりだ。

そういうヤツに限って、影響力のある有名人ばかり。
しかも、原発賛成派の有名人がいたとしても、おいそれとそんな発言はできない。原発容認の発言をすれば、「電力会社お抱えタレント」などと言われ、国賊扱いされてしまうのがオチだ。
だから、反原発派の有名人ばかりが目立ってしまうことになる。

有名人は、なぜ黙っていられないのだろうか。自分の影響力を鑑みず、右や左の思想に関わらず発言をする。
そういうことは評論家にやらせておけばいいことで、監督や俳優、歌手などがファンや世間に向けててめえの思想信条を発信することに疑問を感じずにはいられない。

 

「ジャックと豆の木」というイギリスの童話がある。子供の頃に絵本で読んで知っている人が殆どだろう。

ジャックが母親に言われて市場に牛を売りに行く。しかし、出会った男に騙されて、男が持っていた豆と牛を交換してしまい、母親にこっぴどく叱られる。
母親はその豆を投げ捨てるのだが、翌朝、その豆は天まで届く大きな木になっていた。
ジャックが豆の木を上ると、雲の上にある巨人の城にたどり着いた。そこでジャックは金の卵を産むニワトリを奪う。
さらにジャックは、別の日に金銀財宝の入った袋を奪うが、巨人に気付かれて追いかけられてしまう。
ジャックは急いで木から地上に下り、追ってきた巨人が木に掴まっている間に木を切り倒す。巨人は地面に叩き付けられて死んでしまった。
ジャックは裕福になり、母親と暮らしてめでたしめでたし。

そんな話なのだが、これはどう考えても強盗殺人である。
人の家に勝手に忍び込み、お宝を盗み、追いかけてきた家人を殺すわけである。「めでたしめでたし」でも何でもない。

これを子供に読み聞かせるということは、他人の家に盗み入って、追いかけられたとしても、その家の住人をぶち殺してもいいですよと言っているのと変わらない。
なぜこの話が、世界中で子供に読み聞かせられているのかが昔から不思議で仕方がなかった。

子供に教える犯罪といえば、ハロウィンも同様だと思える。

ここ数年、急に日本でもハロウィンを祝おうという雰囲気になってきて、いろんなグッズが売られている。
実際に、近所の子供が家までやってきて、「Trick or Treat」とやることはないが、これもあと何年かすればやり始めるのかも知れない。
夏が終わって、クリスマスまであまりイベントがないから、ちょうどいいとして取り入れられてきているのだろう。

ハロウィンでは、子供がオバケに扮装し、他人の家で「Trick or Treat」と言う。「お菓子をくれなきゃ、イタズラするぞ」ということらしいが、これは他人を脅してお菓子を奪い取ることと同じで、強盗以外の何ものでもない。
セリフを少し変えるといい。「金を出さんかったら、イタズラすんぞ」。オッサンが若いお姉ちゃんに言っている姿を想像すると、気色が悪い。

そもそも、イタズラをしなかったとしても、他人から食べ物を恵んで貰うということが受け入れがたい。「お菓子が欲しい、だから他人から貰う」では、子供に乞食根性が付きやしないか。

お祭りみたいなもんなので、いちいち目くじらたてて文句を言うつもりもないが、どうもハロウィンは好きではない。
日本では、子供を仮装させるだけにしておいて欲しい。

 

研究開発を疎かにしてきたサムスンが、ここ数年で急激に伸び、日本の家電メーカが束になっても敵わないような大企業になったのは、日本人技術者の引き抜きが大きな要因であると言われている。

サムスンは液晶テレビでぐいぐい伸びたが、シャープやパナソニックの社員を引き抜き、液晶に関する新しい技術を簡単に得られたことが大きい。
さらに、家電やIT機器に使われるIC部品のNANDフラッシュについては、NANDフラッシュを開発した東芝の社員をごっそり引き抜いた。

いずれも方法は簡単だ。「我々の会社にくれば、今の年収の3倍払いますよ」とか「年収5000万円~1億円出しますよ」などと言うだけ。
それにホイホイ釣られて、多くの日本人技術者がサムスンへ行ってしまった。

新技術を簡単に盗むために引き抜きをかけるサムスン、社員を正しく評価せずに働かせる日本企業、その会社を裏切る社員、誰が一番悪いのだろうか。
個人的には、日本企業が一番悪いと思う。悪いというか、一番の責任がある。

日本の企業は、社員を殆ど評価しない。「仕事させてやっている」くらいの企業が多すぎる。
パナソニックもシャープも大阪の会社だが、労働環境はかなり悪いと昔はよく聞いた。残業代なんか殆ど出ずに、夜10時以降に上司が帰るまで誰も帰れない。仕事ばかりさせられる。大企業の給料といっても、たかが知れている。

そんな会社勤めなら、自分をちゃんと評価してくれ、たくさん給料をくれるところへ行きたいと思っても仕方がない。

ただ、よその技術者をそうやって引き抜くサムスンが、そんなに甘いわけがない。
引き抜いた社員とは3年や5年の契約を結び、それ以降はまた再契約という形を取っているが、実際は技術だけ取ったらお払い箱というケースが多い。
だから、韓国から出戻ってきたという、サムスンで勤務経験がある日本人技術者がうじゃうじゃ仕事探しをしているんだそうな。

サムスンにしてみれば、研究開発で足りない分は、よその企業から引っ張ってきて、使い終わったら捨てるだけ。
簡単で楽な方法だ。モラルもへったくれもない企業間での競争に、文字通りモラルもへったくれもない方法で臨んでいるわけだ。

いい加減、日本の技術者も目を覚ましただろうし、日本の企業もそれなりの防衛策を取るようになり、さらには社員の評価も少しは買えようとしているから、徐々にマシになるかも知れない。

今後、大きな問題になりそうなのが、原子力関係の技術流出だろう。
日本では今や原子力の開発は悪とされ、あと30年で原発がゼロになってしまおうとしている。あと30年で原子力の仕事がなくなるのであれば、今その仕事に付いている人たちや、研究をしている人たちは、自分たちの将来を悲観するだろう。
こんな国で仕事や研究をしていてもしょうがない。

そこへ来るのが韓国や中国だ。
優秀な人間ほど引き抜かれやすいから、カスみたいなのばかりが残ることになるかも知れない。
それで日本の将来はどうなるんだろうか。

自分たちで開発した技術は、自分たちで囲い込む。それが基本だ。
そのためには、防衛策をしっかりと取り、知識が流出しないように技術者を正しく評価する必要がある。
さもなければ、おいしいところだけ韓国や中国に持って行かれることになる。それは、国富の流出といっても過言ではなかろう。

 

せっかく橋下徹の朝日新聞叩きで、人々の関心を呼び戻したというのに、日本維新の会がまたもや寄り合い所帯であることを世間に示すバカをやっている。

日本維新の会は、どう見ても橋下徹のトップダウンによる"橋下政党"でしかないのに、一地方の首長に命令されたくないという国会議員どものプライドが働き、「国政のことは俺たちが率先してやる」と言わんばかりに動いている。
今日、日本維新の会の国会議員団が政党公約の原案を発表したが、速攻で橋下に否定されていた。

これは橋下のプライド云々の問題ではなく、あまりにもめちゃくちゃな内容が含まれているからだ。

その中には、もちろん橋下が言っていたこともある。
例えば、首相の公選制だ。
4年という任期を決めて、国民の投票で首相を決めれば、これまでのように1年ごとに首相が代わり、諸外国から呆れられるという自体は防げる。

ただ、日本における首相の公選制は問題がある。首相を選挙で選ぶということは、これまで政党の選挙で適当に決めていたのと違って、正当性が出てくる。
共和制であるアメリカの大統領は、選挙で選ばれた国家元首である。

日本の元首は誰か。もちろん天皇陛下である。天皇陛下が大臣などを任命するわけだが、首相を公選にしたらそれはどうなるのか。
首相を長続きさせたいのであれば、もっと違う方法を考えるべきだ。

維新の会の国会議員どもが出した原案で、何より一番酷いのが、終戦後100年の節目である2045年までに、在日米軍を全面撤退させるという安だ。
これはさすがの橋下徹も強く否定していたが、あと33年でアメリカに頼らず国を守ることなんてできるわけがない。

自衛隊を国防軍にするだけでなく、軍事予算も相当上積みしないと、絶対に国土を防衛できない。
尖閣問題で、在日米軍がどれだけ中国軍の抑止力になっているかは、報道などでよく分かっているはずだ。中国は、日本を舐めても、アメリカは舐めない。

その依存体質から脱却することをあと33年で実現するなんて、死んでも不可能だろう。
徴兵制でも導入する気なのか。

核があれば、軍隊が少々ショボくても何とかなるが、2030年までに原発を全廃するとか言っているヤツらが、核はOKとはならんだろう。放射能アレルギーのせいで、核実験すらできない。

ならばどうするか。
できもしないことを公約として掲げる政党を、国民が信用しないという術しか対抗手段がないように思える。

民主党は、高速道路の無料化や、ガソリンの値下げすらできなかった。
日本維新の会の国会議員が思い描いていることなんぞ、できるわけながない。まさに、絵に描いた餅である。

そんな餅を見て、「おいしそう」と言ってヨダレを垂らしているヤツは、ただのバカである。

 

このページのトップヘ