先っちょマンブログ

2012年12月

「テレビがつまらなくなった」とか言われて久しいが、私はバラエティ好きで、芸人が出ている番組が好きなので、特にそうとも思わず、文句を垂れるほどテレビに不満があるわけでもない。
年末年始は、録画して見ないといけないバラエティ番組がたくさんあって、消化するのに大変なくらいだ。

私はいつも録画したものを見る。生で見ることは滅多にない。テレビ番組の2割くらいはCMの時間なので、CMを見る時間がもったいないからだ。
年末年始は1日か2日遅れで録画した番組を見る。

昨日も掃除をしながら、「八方・今田の楽屋ニュース」を見ていた。
その番組で、最後に若手芸人のどうでもいい楽屋ニュースを紹介するコーナーがあるのだが、ソラシドの本坊という芸人のツイッターが紹介されていた。

本坊は、東京に進出したものの全く売れず、土方のバイトで糊口を凌ぎながら、日頃のバイトの辛さをツイートしているので知られている。辛酸を極めたツイートが多く、明るい明日なんぞ見えないものばかりだ。
その本坊のツイートをケンドー小林が紹介していた。「今日は楽しかった。嘘」というツイートである。
死ぬかと思うほど笑ってしまった。これほど悲しみにあふれたツイートがかつてあっただろうか。

それを思い返しながら、大晦日の氷点下の夜を犬を連れて散歩していた。
今日といわず、今年はどうだったかと振り返ってみても、大したことはなかった。別に楽しかったこともなかったが、悪すぎることもなかった。父親の食道ガンは見つかったが、とりわけ不幸ということもない。
「今年は楽しかった。嘘」と言えるほどではなかった。

ならば日本全体で考えてみたらどうだっただろう。
今年の大きな出来事といえば、12月の総選挙で民主党政権が倒れ、安倍政権が発足したことだろうか。
年末だけでいうと、円安、株高が続き、何となく明るさも出てきた。

昨年は、3月に未曾有の震災があって、9月に菅直人がようやく首相の座を退いて野田に代わったものの、何も変わらず新年を迎えるという最悪の年だった。
相対的に比べれば、昨年よりは随分マシだろう。

2011年は「今年は最悪だった」、2012年は「今年はまあまあの年だった」くらいだろうか。
来年の2013年こそは「今年はよかった」と言えるようになって欲しい。
間違って、「今年はよかった。嘘」とはならないようにして貰いたいものだ。

 

時事通信が27日(木)に報じたスクープが、1950年に中国が作成した外交文書に尖閣諸島について日本の領有権を認めているというものだった。
時事通信が文書の原文コピーを入手して明らかになった。

中国政府は、過去に遡って、これまでにただの一度も、尖閣諸島を日本の領土と認めたことはないと主張していた。実際はそうではないことは明らかなのだが、中国政府の文書が発見されたのはこれが初めてだ。
時事通信がいい働きをした。

新聞各紙も翌日に後追いでそれをニュースにすることになる。
もちろん、朝日新聞も報道した。いくら中国好きで、中国におもねりたくとも、まあ報道すべきことは一応報道するのだろう。

ついでに、朝日新聞が中国で展開している中国語版でも記事にして、中国のマイクロブログの新浪微博に朝日新聞中国版のアカウントである朝日新聞中文網が投稿した。
朝日新聞中文網が日本の政治に関する投稿をすると、毎回100~200件のコメント(罵詈雑言多し)、10件ほどのリツイートになるのだが、この尖閣諸島の外交文書の投稿は反響が大きく、24時間経った現在でコメント600件、リツイートが1000件を超している。

コメントは、これまで以上の罵詈雑言である。小日本の捏造だとか、何があろうと中国の領土に変わりはないとか、そんな書き込みばかり。
味方である朝日新聞に言っても仕方がないのだが、日本の朝日新聞は、中国からその報告を受け、中国人のために何かするのであろうか。

圧倒的不利だからキレまくっているのだろうが、ひとつ忘れてはならないことがある。
コメントにもちらほらあるようだが、中国は沖縄も自国領だと言い出し始めていることである。

尖閣諸島の中国の立場は、直接自国領であると主張しているわけではない。「魚釣島(尖閣諸島)は台湾の管轄アル。台湾は中国の領土アルから、魚釣島は中国の領土アル」と主張している。
台湾を通して、間接的に自国領だと言っているのだ。尖閣諸島も台湾も、中国領土だと主張する恐るべき厚顔無恥。

中国は、沖縄のことを決して沖縄と呼ばず、琉球と呼ぶ。台湾では沖縄は沖縄だが、中国は死んでも沖縄と呼ばずに琉球と呼ぶのだ。
琉球王国がシナに朝貢していたこともあったから、琉球は中国のものだと考えているフシが中国にはある。
沖縄の石の城壁は、本土の角張ったものと違って、丸みを帯びている。それは中国の影響であり、琉球は日本より中国の影響を強く受け、中国に仕えていた国だ。だから中国領だ。
こんな感じにある。

シナの影響を受け、朝貢していた国が中国領なら、韓国も中国領だろう。
韓国人は、シナ式の名前を受け入れ、公文書には漢文しか使わず、奴隷や宦官までシナに献上し、1000年以上の長きにわたってシナの属国だったのだから。

このジャイアンみたいな中国の考えを許してしまうと、尖閣諸島なんぞ簡単に中国に取られてしまう。沖縄は中国のもの、沖縄が持つ尖閣諸島も中国のもの。
恐ろしい。

時事通信のスクープで中国人が怒り狂ったり、うろたえているのを見て喜んでいる場合ではない。
あいつらは平気でウソを付き、シラを切り通して、自分がやりたいことをやる。
だから、どんな証拠が出てこようが、どんな歴史があろうが、結局は関係ないのだ。
証拠を突きつけて中国を黙らせることなんてできない。できるのは、自衛隊という武力で守り通すことだけである。

 

28日の東京株式市場の日経平均株価は、年初来高値更新の1万0395円で終了した。今年の最後、上昇しているいい感じの株価で終わった。

自民大勝で安倍政権発足の見込みが立ってから、日経平均株価はどんどん上昇し、1万円を超えて終了した。
いわゆるアベノミクスを市場が好感しているからだろう。

円安も進み、86円台となっており、このままだと90円も間近である。
100円くらいまで一気に進めばいいのだが、まあどうなるかは分からない。

私が勤める会社は、社長の号令で急に「グローバル化」と分不相応なことを言い出したが、実態としては海外からIC部品を買って設計した基板に実装して製品を組み立て、主に国内に販売するというものだ。もしくは、台湾か中国でEMSで作らせたものを販売するかのどちらかである。
だからいずれにしても円安に振れると、利益が減る。海外からドル建てで購入し、国内に販売しているのだから当然である。

私が勤める会社としては円安基調はイタいだろうが、そんなもんは私の知ったことではない。
日本経済全体にいいように働くのだから、歓迎すべきだろう。

いつまで継続するか分からないが、株高、円安がしばらく続いて欲しいもんである。
ついこの間まで景況が悪くなってきているとされていたが、変わってくればいいのだが。

安倍政権になったことで変わったことは他にもある。

高校の授業料無償化について、朝鮮学校を適用外とする方針を下村文科相が発表した。
そもそも、朝鮮学校が日本の高校相当と認められていること自体おかしいし、未だに金日成、金正日、金正恩の肖像画を掲げ、反日教育を行ってスパイを養成しているのだから、当然である。

生活保護も見直されようとしている。
4月から生活保護費のうちの生活扶助について、引き下げられる見込みが出てきた。自民党は公約で10%カットを打ち出していたのだから、これも当然の話だ。

このことについて、「不正受給するヤツがいたせいでこうなった」という意見がネット上で散見されるが、不正受給があろうがなかろうが、遅かれ早かれこうなる運命だった。
社会保障費が歳出の3割を占め、税収がまったく上がらず、赤字国債を吐き続ける以上、社会保障費は削るほかない。これ以上、サラリーマンに負担させるわけにはいくまい。
それに、生活保護費が最低賃金を上回るとか、同程度とか、バカげた現象も多くある。

日本のこの現状で、生活保護を含めた社会保障を見直さないのは狂っているのと同じだ。
老人の医療費負担増などもさっさとやるべきだろう。

安倍政権になって、経済は好転し、これまでの間違った政策が見直されようとしている。
これは期待するしかないのだが、簡単なことで躓いてしまうため、どこまで期待していいのか分からないというのが率直な感想だ。多くの人がそうだろう。
これまで散々裏切られてきたのだから、今度はちょっとは期待に応えるようにして貰いたい。

 

韓国人のことをこれまで一度も羨ましいと思ったことなんかないが、単純さだけは羨ましいと思うことはできる。
韓国人の単純さは、世界ナンバーワンといっても過言ではないかも知れない。

ここ20年ほどで急に力を付け、国力が増したから、妙な自信まで身に付けるようになった。
単純だから、その自信をどこかに発散させたい。その自信を、自分たち朝鮮民族が優れていると思い込むようになった。

朝鮮民族は優れているという間違いを元に、ウリナラ起源説を展開した。
日本の空手、剣道、相撲、寿司に着物、芸者に忍者、柴犬に至るまで、何から何まで朝鮮が起源だと言い出した。

韓国がとりわけ日本を見下し、常に日本の上に立とうと背伸びするのは、シナの属国として千年以上にもシナに仕え、DNAにまで小中華主義、事大主義が身についているからだろう。
小中華主義を今でも引きずっているから、「朝鮮が兄、日本が弟」と思いたがり、常に日本に勝っていなければ気が済まないのだ。

韓国の自信は、小中華主義まで飛び越そうとし、父である中国も打ち負かそうとしている。
韓国は2050年には日本、中国を追い越して、GDPで世界2位の超大国になると韓国で報道されていた。
中国にもウリナラ起源説を展開した。漢字や囲碁が韓国起源だと主張し始め、挙げ句の果ては孔子が朝鮮人だったとも言い始め、端午節を韓国起源であるとしてユネスコの無形文化遺産に登録したりして、中国人を激怒させた。

韓国人は、病的なまでに"元祖"や"起源"にこだわる。一番初めにやり始めたんじゃないと意味がない。自分たちは優れているのだから、自分たちが元祖だ。
単純だから、こうなってしまう。
自分たちが満足できるように物事を自己中心的に考えないと気が済まないのだ。単純だからアイデンティティの確立のために、ありもしないことをでっち上げ、自分たちは素晴らしいと言い聞かせたいのである。

韓国人はかように単純であるから、皆が上に立ちたいと思っている日本と比較し、日本を貶めれば、皆がスッキリするようになっている。
日本叩きは誰もが喜ぶから、新聞はこぞって日本を叩く。右も左も関係ない。
日本を叩けばバカな国民が喜ぶのを知っているから、支持率が落ちた大統領は、戦時中の売春婦をネタして日本をゆすり、竹島に不法上陸して日本を挑発し、国民の鬱憤をそちらにそらし、国民の溜飲を下げようとする。

皆が右向け右で日本を叩き、大喜びする国民性は羨ましい。
日本人は複雑だから、国民が一致する考え方なんかない。

天皇が国家元首だと主張しても、"天皇制廃絶"を訴える連中がかなりいるため、国民が一致団結できない。
中国や韓国を叩こうと世論誘導したとしても、中国や韓国におもねりたい売国奴が山ほどいるので、なかなかそうはいかない。
拉致問題で北朝鮮を糾弾することくらいは団結できそうだが、北朝鮮を苛め過ぎるなと主張したり、拉致被害者の家族が邪魔だと主張する新聞があったりして、邪魔をする。

自民に揺れたり、民主に揺れたり、日本人は単純だと思われがちだが、韓国人に比べたら複雑ではなかろうか。
なんせ、国民で一致して突き進める考えがないからだ。
それがたとえ愚かだろうが何だろうが、そういうのがあることだけは、ちょっと羨ましいと思えるのであった。

 

歳をとると涙もろくなると言われるが、実際自分もそうなって、本当のことなんだと実感する。

私は昔からだいぶすれている人間だったので、泣くことなんかなかった。
感動して泣くなんて考えられなかったのだが、今ではテレビでちょっと感動的なことをやっていると、すぐに涙が出てしまう。
動物とか家族愛とか、テレビ番組の制作者が狙った通りに感動する、ただの単純な人間になってしまった。

うちで飼っていた猫が交通事故で死んだときは、わんわん泣いてしまった。中国や韓国の葬式にいる泣き女みたいにわんわんと。

歳をとることで心境の変化があったとは思えないのだが、思い返せば不思議な話である。

ただまあ、泣くといっても感動したときとか、悲しいときに泣くだけで、それ以外に泣く自分が想像できない。
例えば、仕事で悔し涙を流すなんてことがあるらしいが、仕事中に泣くなんて、一番あり得ないことのように思える。

職場で、先輩社員にかなり怒られた後輩社員が泣いていたという話を耳にしたのだが、仕事で泣いたその後輩社員を気色悪く思ってしまった。

悔しかったのか何か知らんが、仕事で泣くなんてあり得ん。
人のことをいちいちボロカスに言ったり、強く問い詰める上司や先輩社員がいるが、私は反論するか、逆ギレするかのどちらかだ。

たまに、トラブルがあったくらいでめちゃくちゃキレて、人格否定までしてくる客がいたりするが、そういうアホなヤツの罵声は聞き流せる術も身に付けた。

どれだけ責められても、自分に責任がなければ反論すればいいし、多少責任があっても全部が自分の責任であることなんかないから、責任を感じる必要なんかない。上司や客には、上っ面だけ、適当に謝っておけばいいのだ。

そういう考え方だから、海江田万里が経済産業大臣をやっていた昨年、自民党の議員に自らの出処進退を20分にわたって詰問され、ついには涙を流して受け答えする失態を演じた。

経産相の辞任を決意してから、菅直人に邪魔をされ、メンツを潰され、いろいろあったのだろうが、「いちいち泣くなんてアホちゃうか」と思わざるを得ない行動だった。
「菅のせいで辞められねえんだよ、ボケッ」という対応はできなかったのかも知れないが、それでも泣いてしまうなんて、なんという恥ずかしい対応だろうか。
自己憐憫の涙ほど格好悪いものはない。てめえの事情など、他人が知ったこっちゃない。

そのような、人前であることを憚らずに仕事中に泣いた男が、今度の民主党の代表になった。
涙もろい、人情味溢れる政治家ではない。強く責めると泣いちゃう政治家である。「近いうち」がいつなのか迫られても、ずいぶんと長いことしれっとして粘った前の代表とは随分と異なる。

海江田万里代表では、与党は楽勝だと思うかも知れない。与党に舐められた政権運営をされるかも知れない。

それは作戦なのか、はたまた人材不足の民主党が大して気にもしていないのか。
多分、後者の方なんだろう。

 

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