先っちょマンブログ

2014年09月

20140930-1

写真共有サイトのInstagramで相互フォローしている香港人のアカウントが先週の26日(金)から投稿内容にだいぶ変化が出てきた。
これまでは食べ物とか犬の写真ばっかりだった人が、香港の中環(セントラル)を占拠しているデモ隊の写真をアップするようになった。警官隊と小競り合いをしているデモ隊の様子、占拠した道路上で座り込んで抗議活動をする学生などの写真がアップされ、29日の夜から明け方にかけては、夜通しでライトを持った人たちが抗議を続ける写真がアップされた。

緊迫感を感じるこれらの写真には、香港人のほか、台湾人からも「加油」(頑張れ)、「天佑香港」(香港に祝福あれ)、「天佑民主」というコメントが付けられている。

ニュースによると、これまでに香港の学生らが数十人逮捕され、デモ隊に催涙スプレーや催涙弾などが容赦なく浴びせられた。さすがに警棒や盾で殴ることはなかったが、酷いもんである。

デモ隊の多くが雨傘を差し、「雨傘革命」と名付けられた今度の香港のデモの発端は、中国政府が2017年からの次期香港行政長官について、「指名委員会」を通じて候補者を絞り込むようにすると発表したことである。
「指名委員会」は間違いなく中国政府に近い存在ばかりで占められるため、選挙で行政長官を選ぶのだとしても、候補者が中国政府のお眼鏡にかなう政治家ばかりでは選挙の意味がない。

香港は1997年の返還以降、中国政府自体が「50年は制度を変えない」と明言し、「一国二制度」が維持されるはずだったのに、たった20年でそれが崩れることになったため、民主主義的行政の維持を望む香港人が立ち上がった。
ただ、デモ隊の殆どは大学生、高校生などの若者である。年寄りは中国共産党の恐ろしさをよく知っていて、中共には従っていればいいという従属的な考えの人が多いし、社会人は香港の経済さえ何とかなっていればいいという打算的な人ばかり。仕事を休んでまでやるようなものではないと考えているようだ。

香港の主要な大学の学生らは、授業の無期限ボイコットを掲げてデモへの参加を呼びかけており、一部の大学や教授らがそれを支持している。
中国は10月1日から国慶節の大型連休に突入して7連休となる。その間にデモ隊の参加人数は増えるだろうし、大陸から香港への旅行客は困りそうだ。元々、香港人は大陸の中国人を快く思っていない者が多く、そんなことはお構いなしだろう。

これで難しい判断を迫られているのが中国政府である。香港の金融不安によって世界経済に影響を与えており、放っておけば放っておくほど世界から注目されることになる。
また、今度のデモは香港の独立とは関係ないが、いずれは香港独立運動に発展する可能性があるし、そんなことになればチベットやウイグルに波及するのは明らかだ。
かとって、世界から注目されている上、香港はメディアやインターネットが中国政府の取り締まり下にないため、制御できない。催涙弾を使った鎮圧だけで世界から非難を浴びているので、もっとやるとより問題視されることになる。

台湾の議会占拠では、政府側が一部折れて、学生運動のリーダーと話し合いを持ち、妥協点を探ったが、中国政府がそのようなことをするわけがない。
これ以上香港でデモをさせ、それが中国のほかの地域に波及するという最悪の事態は死んでも避けたいから、確実に鎮圧するために今後はもっと強く出てくるに違いない。
香港の学生らはここからが正念場である。

中国政府は既に規制を始めている。
大陸では金盾というネット検閲システムによって、TwitterやFacebookといったSNSに簡単にアクセスすることはできないが、写真共有サービスのInstagramはこれまで制限がなかった。InstagramはFacebook傘下のサービスである。
だから中国人も多くがInstagramをやっていて、私と繋がっていたのも幾らかいたが、香港のデモ騒動以降、中国国内でInstagramがブロックされてしまった。

幸いにも香港は金盾の範囲外にあり、TwitterでもFacebookでも自由にできたが、香港人は大陸の中国人向けにInstagramでメッセージを発信していた。香港では民主化を求めて民衆がデモをしていることを写真で示し、「香港を占拠せよ」というタグを付けた。
それがたった1日にして中国政府に全部ブロックされてしまった。上海在住の中国人が少し前に「Instagramもそのうち金盾の対象になる」と恐れていたが、それが現実のものとなってしまった。

中国版Twitterの微博(ウェイボ)では香港の民主化デモの詳細を知ることはできず、メディアも香港の立場で報道しない。「暴徒が香港の道路を違法占拠している」などと伝えているだけである。
だから、中国人が香港のデモの様子を知る機会が大幅に減ってしまった。中国での論評は見られるが、香港の生の声が届かなくなってしまった。

中国政府はとりあえずやるべきことはやったつもりなんだろう。中国国内で一度ブロックされたInstagramは、もう二度とアクセスできるようにならないかも知れない。
ただ、中国人もバカではないので、中国政府のこのような情報制限にただ従っているわけではない。都合の悪いことを隠しても、インターネットがあれば隠しきれるわけがない。

情報制限が通用したのは、インターネットが普及する以前の20世紀までだろう。
今後、中国政府が望むようなインターネットの制限が奏功するとは思えず、一波乱も二波乱もあるに違いない。
香港人は、インターネットの自由があり、民主主義を知っているから、中国政府に刃向かって立ち上がった。大陸に住む中国人は民主主義を知らないが、香港人が必死になって民主主義を維持しようとしている姿を見れば、民主主義がどれほど重要かを理解するだろう。

中国という一党独裁の国を内部崩壊させる足がかりとするためにも、香港の民主化デモを応援せねばならない。

20140929-1

昨日、日本に帰国するはずの私の母親と一時連絡が付かなくなった。24日(水)から知り合いとツアーの台湾旅行に行っていて、昨日28日(日)に帰国するはずだったのに、いつまで経ってもケータイに電話が繋がらない。
実家の猫の世話を頼まれているので、そのついでに母を車で駅に迎えに行こうかと思っていた。母はタクシーで帰ると私の嫁に言っていたみたいだが、近距離乗るのもアレだし、なによりもったいない。

もしかしたら、乗っていた飛行機が墜落しかと思ったが、飛行機が墜落するのは大抵が飛行場近くで、もしそんな事故が起きていたら大ニュースになっていただろうし、マレーシア機のように海上で墜落していても、やはりニュースになっていただろう。
どうなっているのかと訝っていたら、夜になって母から自宅に電話があって、「御嶽山噴火の性でジェットスターが飛ばんとか言ってるからまだ台北にいる。猫の世話頼むな」とだけ言われてチンと切られた。

27日(土)に噴火した御嶽山は、長野県と岐阜県の県境にあって、台北から関空に飛ぶ飛行機の何に関係しているのか意味が分からないが、とにかく欠航になったのだからしょうがない。

すると今日になって旅行会社のHISから連絡があって、「帰りは30日のピーチになります」と言われた。何故かジェットスターが飛ばす、帰国が2日延期。私の母だからいいが、サラリーマンが休暇で旅行に行っていたら災難である。

LCCのジェットスターは、勝手な理由で欠航にしても何の保証もない。その保険のようなプランがあるが、それだったら民間の旅行保険に入る。1便欠航になると、帰りのチケットの争奪戦になるからいつ帰れるか分からず、その分出勤できなくなる。そっちの方が痛い。

LCCは欠航して損失を出すくらいなら、少々ムリをしても飛ぶもんだと思っていたが、ジェットスターはホイホイ欠航して、何の責任も取らないからLCCも考えものである。
実は12月に嫁さんと4泊5日で台湾に行く予定で、昨年はピーチだったが、フライト時間がちょうどいいジェットスターにした。
何だか今から不安にさせられる。母のようにツアーならツアー会社やガイドが勝手に帰りの便を手配してくれるだろうが、個人で行くと自分でやらないといけないので、いろいろ題が出そうだ。

ジェットスターは欠航の理由を「御嶽山噴火のため」としか言わず、ホームページを見ても説明が一切ない。ニュースにもなっておらず、何が何だか分からない。27日には、ゴールドコースト-成田便が行き先を関空に変更したとある。飛行機が火山灰を吸い込むとエンジンが停止する恐れがあるらしい。成田まで御嶽山近くを通らないといけないのなら、関空に行き先を変更するのは分かるが、その関空に行くはずだった便が欠航になる理由が皆目見当がつかない。
ここぞとばかりに御嶽山のせいにしているが、実は整備不良などで飛べなかったとか、そんな理由ではないのか。

飛行機が飛ぶか飛ばないかはまさに神頼み、祈るばかりしかないわけだが、私は驚異的に運がないため、次が本当に心配だ。
前回、ピーチで台湾に行ったときは、関空までのJRの特急列車に飛び込み自殺があって足止めを食らい、めちゃくちゃ焦ることになった。何とか飛行機のチェックイン時間には間に合ったが、あと15分くらいで旅行が全部パーになるところだった。間に合ったからよかったが、自分が乗っている空港行きの電車に飛び込み自殺があったことを呪った。

自分のことはさておき、台北で足止めを食っている母はどうしているのだろうかと思う。私より遙かに多く海外旅行に行っているので海外旅行慣れしているとは思うが、2泊せねばならない遅延は初めてだと思う。まあ、適当に観光でもして夜市で何か食ってるのだろう。
私の母の場合は、家の猫は私と嫁が世話をしに行っているのでいいが、なかにはペットホテルに預けている人もいるだろう。ペットホテルは案外混んでいて、急な延長が難しかったりするのだが、そのような場合はどうなるのだろうか。
週末に台湾に行って、月曜から仕事だった人はどうするのだろうか。
何百人という人が大変な災難に巻き込まれたと思う。

しかし、御嶽山に関する災難に遭ったといっても、御嶽山に登っていた登山者に比べればマシである。死んだ人も多いし、生きて下山した人でも文字通り死ぬほど怖い思いをした。

とまあ、こんなことを思ってしまうのだが、つくづく人間は幸とか不幸を相対的にしか考えられないんだと思う。「あの人よりマシ」、「あの人よりダメ」が幸せか不幸せかの判断基準となる。
これをせずに済むのは、悟りを開いて絶対的な価値観を持つことができた人だけだろう。
私には死んでもムリそうである。

20140928-1

台湾好きが高じて台湾のテレビ番組をYouTubeでよく見ている。著作権の意識が希薄で、テレビ局側もあまり厳しく取り締まっていないので、個人がアップロードしたテレビ番組が山ほどあるほか、テレビ局側が放送直後に全編をアップロードする番組も多く、見る番組はたくさんある。

中国語は初心者中の初心者だが、台湾の番組は生放送以外字幕が必ず付いているので、ある程度中国語の単語を勉強すれば、字幕だけ見ていれば何となく分かるようになる。
個人的には、旅番組を好んでみている。特に、日本を旅行する企画のときは分かりやすくてよい。

台湾にはバラエティ番組も多いが、バラエティ番組は面白くないから見ない。言葉の理解度が足らないからとかそういう問題ではなく、日本のバラエティ番組に比べると本当につまらないからである。
台湾のバラエティ番組は大きく分けると2種類あって、トーク番組とコント番組である。コント番組は吉本新喜劇みたいな感じのものが多い。また、コント番組の特徴でいうと、誰か有名人のモノマネをしているものも多い。モノマネと言っても本格的なものではなく、本人っぽくやっているだけで、本人が言わなさそうなことをやってボケるというのが多い。

テレビのモノマネコント番組は台湾の代表的なバラエティであるわけだが、これで騒ぎになったこともあった。
2011年4月のことだが、中天電視の「全民最大黨」という番組で、天皇皇后両陛下を題材にしたコントを放送した。東日本大震災の避難所を訪れた両陛下が、「座ってください」「いや座れません」などとしょーもないやりとりをするコントである。
これが放送されたあと、日本のネットで大騒ぎになった。「被災者をバカにしたばかりか、天皇皇后両陛下を侮辱している」とネトウヨの人たちがいきり立っていた。

中天電視は中国に近い旺旺グループのテレビ局で、「日本と台湾を分断するために天皇陛下をバカにする番組を放送した」などと日本で断罪されていたが、そこまで深い意味はないと思う。
台湾人は日本人から見るとだいぶKYなところがあって、タブーというのがあまりない。「全民最大黨」ではこれまでにも天皇皇后両陛下のモノマネコントを何度も放送しているが、これまで問題になったことはなかった。台湾のテレビ局にモノマネ対象のタブーなど存在しない。日本人と台湾人の天皇陛下に対する見方は違うのだから、当然といえば当然だろう。
震災から1か月しか経っていないのに、空気を読まずにコントに仕立てたことが悪かった。ただそれだけだ。

その「全民最大黨」は台湾の代表的バラエティ番組といえる。どんなものか見て貰うとよく分かるはずだ。



例えば、上は2012年1月に放送されたもので、当時10日遅れで台湾の日本専門チャンネルのケーブルテレビで放送されていた「家政婦のミタ」をコントにしている。ミタ役は、人気タレントの安心亞だ。

これを見ていて気になるのが、BGM以外に、ボヨヨ~ンとかビヨンビヨンとか、よく分からない効果音が延々と入れられていることだ。
これは台湾や中国のバラエティ全般に共通していることで、収録現場で専門のスタッフがシンセサイザーを駆使して、場面に合わせて効果音を現場で入れているのだ。誰かがボケると、ビヨヨ~ンと面白そうな音が鳴る。

これが受け入れられないのだ。
基本的に、台湾のバラエティ番組にはツッコミがいないから、こんなことになる。ボケには効果音を入れてほったらかし。見る度に「何だコレ」と思ってしまう。

それでも、意外なことに台湾のコント番組は歴史が浅く、日本のコントの影響を強く受けているのだという。
台湾では20年ほど前に日本のテレビ番組の放送が解禁され、ドラマのほかにバラエティ番組が評価されたという。特に、志村けんの番組がとりわけ人気で、台湾で最も知られている日本のコメディアンは間違いなく志村けんだ。
台湾の飲食店やマッサージ店に、よく志村けんが来たという写真が貼ってある。20140928-2

4年連続CD売上1位を誇る国民的アイドル歌手の羅志祥(SHOW、右写真)は、「志村けんの番組ばかり見ていて日本語を覚えた」とことあるごとに言っている。日本のテレビでよく志村けんのモノマネもしているほどだ。

また、中天電視の政治的テーマを扱うモノマネコント番組でパーソナリティを務める邰智源という有名なコメディアンが、「台湾のコント番組はすべて志村けんさんのコントがベースにある」とまで言っていた。

小学生の頃はドリフをよく見ていたが、中学生を過ぎた当たりから志村けんなどまったく見なくなってしまい、今でも好きでも嫌いでもないが、こうやって台湾のバラエティ番組での伝説となっている志村けんの話を聞くと、急にスゴい人のように思えてきた。
誰がどこでどんな評価をされているのか、分からないものである。

20140926-1

昨日の産経ニュースの関西版「大阪から世界を読む」のコーナーに、セウォル号沈没事故での船員らの酷い対応に関する記事が掲載された。
その内容はさておき、記事の最後がこのように締められていた。

【産経ニュース】ビールを飲んで救助を待った韓国「セウォル号」の船員…真っ先に救助され、「頭のいい人間は生き残った」 (9/25)
無責任で、いい加減な社会の“体質”が明るみになり続けることだけは間違いない。
たまに、「明るみになる」という言葉を使う人を見かける。正しくは、「明るみに出る」だ。パソコン用のATOKで「明るみになる」を変換しようとすると、「明るみに出るの誤用」とわざわざ教えてくれるのだが、新聞記者はATOKを使っていないのだろう。ATOKはら抜き言葉や二重否定なども指摘してくれるので、是非とも新聞記者はATOKを使うことをオススメする。

まあ、「大阪から世界を読む」のコーナーはネット配信の記事なので、新聞記者としてあるまじき誤用があってもそのまま掲載されるのだろう。
通常の新聞記事の場合、デスクや校閲部門が厳しくチェックするので、新聞記事は誤字脱字や日本語の誤用などは滅多にないが、ネット向け記事は緩いのかも知れない。

私も別に日本語に詳しいわけではないし、語彙が豊富でもない。人のことを責められるほど日本語の知識はないが、それでも私より日本語を知らない人が多すぎるように思う。特に、仕事をしているとそれを感じる。

客先に出すメールに、「御社が望まれるのなら、仕様変更することもやぶさかではありませんが」と書いたところ、自社の営業から「失礼じゃないか」などと言われた。どうも、「やぶさかではない」という意味を分かっていないらしい。
つい先日、文化庁が発表した国語に関する世論調査で、「やぶさかではない」という言葉を間違っている人の方が正しく認識している人より多いとあった。「仕方なくやる」と思っているらしい。
「やぶさかではない」は、「やりたい」という積極的な意志を表すのに、うちの営業のように「しゃーないからやってやる」と客先に受け取られかねず、そんなヤツがいるのであれば、無用な誤解を避けるために使わない方がいいのではないかと思ってしまった。

そのほか、その営業は私が「くだんの○○」と書いたことについて、「"くだん"とは何だ」と言っていた。"くだん"は漢字で"件"と書き、「その件の○○」という程度の意味だ。日本の妖怪で、「件」(くだん)という半人半牛の化け物がいる。ミノタウロスと違って、頭が人間、体が牛の妖怪だ。日本のゲームでもチラホラ出てくるので、それに関連して知られていると思っていたが、そうでもないらしい。

文化庁の国語調査では、世間で揉まれてずる賢くなる「世間ずれ」を、世間ですれたのではなく、世間からずれているという意味に捉えている人が多いともあった。本来の意味とまったく逆の意味で解釈している人がいると、そのような言葉を使うと誤解を招きかねない。誤解する方が悪いのだが、ビジネスの場だと、バカが間違って解釈しても客の方がエライのだから、誤解させた方が悪いようになることがよくある。

そうだとしたら、もっと平易な表現にしていくべきかも知れないが、何が平易なのかの境が分からなくなってくる。
どうして、極端に言葉を知らない人たちに対してレベルを下げて文章を書かねばならないのか。学校現場で、クラスの一番バカな子供に合わせて教師が授業をする弊害とよく似ている。

そのほか、ビジネスの現場ではとにかくへりくだって文章を書こうとして、二重敬語になっているものがよくある。「先日ご覧になられた」など、本当にしょっちゅう見かける。その文章を入力したとき、ATOKが「二重敬語→ご覧になる」と表示し、正しい使い方まで教えてくれた。ビジネスの現場でもATOKは必須ではないのか。

あとは、会社のサポート宛てに来るメールに「ご質問」と書かれてあることがよくある。客が書いているわけだが、自分が出すメールの質問を「ご質問」と書くことに違和感を感じないのか気になって仕方がない。

ちょっと気になる言葉遣いならまだマシな方で、サポート宛のメールにはバカ丸出しのメールがよくあって、どこぞの会社で働く会社員のくせに、いきなり質問の文章から始まっていたりする。
普通は、一番最初に「サポート御中」とか、担当者がいるなら「○○様」などと書いて、「株式会社△△の□□です」などと書くもんである。
また、メールの最後に「よろしくお願いします」もなければ、自分の勤務先や名前、電話番号を記したシグネイチャ(署名)もないことがある。
挨拶抜きで訊きたいことだけメールに書いてくるヤツなど「原始人か」と思ってしまう。

私が人のことを言えたタチではないのだが、それでも最低限の日本語や礼儀を知った上で仕事に臨んで貰いたいもんである。

20140925-1

ネットで保守を信条とする人たちのTwitterやブログなんぞを見ていると、韓国叩きが盛んである。しょーもなくて小さい国のくせに、叩かれるネタをほいほい提供する韓国のスゴさに改めて感心してしまう。

中国バッシングも多いわけだが、人口比で考えると、韓国ネタの多さには驚くべきモノがあるし、その内容もスゴい。そこに関してはさすがの中国も韓国には勝てないのではなかろうか。
韓国の仁川で開催中のアジア競技大会は、バッシングネタ、ツッコミネタの宝庫である。

バドミントン会場での空調操作、選手村のマンションはエレベータが故障していて22階まで階段を使わないといけないとか、空調が効かない、浴室の排水などに問題があってシャワーも浴びられないなど問題山積。
選手に振る舞われる食事も、予算の都合上で肉がごく少量になり、イスラム教徒向けのハラル対応の食事も殆どない。選手やボランティアに出される弁当からサルモネラ菌が検出されたと思ったら、別のボランティアには期限切れの弁当が支給される。
バスケットボールの試合では、急に外国から帰化した選手の出場が禁止され、女子では急にヒジャブ着用が禁止されたため、カタール代表が試合を棄権するなどした。
どの試合会場でも、日本人選手が出場すれば、ガラガラの観客席から韓国人がブーイング。表彰時の日章旗掲揚時もブーイング。
選手の宿泊先と会場の移動もままならず、バスがなくてタクシー移動を余儀なくされる選手が続出した。
「レベルが低い」と言われている大会ボランティアも、あまりに酷い大会運営に辟易して大量離脱している。

本当にスゴい国である。スポーツの大会をマトモに運営できないし、外国人をもてなそうという気持ちもない国でありながら、「自分たちはスゴい」、「やればできる」と考えているフシがある。サムスン1社をもってして、世界を制覇したような尊大な気持ちになっている。

それでいながら、日本へのたかり精神は忘れず、70年前のことを持ち出してはあることないこと因縁を付けて、日本からカネをふんだくり、ついでに土下座させようと日々努力している。
そのような無駄な努力ができるのなら、その努力の1割でもいいからアジア大会につぎ込んで、ちょっとはマトモな大会運営ができるようにすればいいのに、韓国人にはそんな期待などできないのである。

1000年経っても日本は加害者、韓国は被害者の立場は変わらないと大統領が堂々と宣言したのだから、日本に対する対応は最低でも1000年は変わらないということだ。これからも、ありもしない問題で日本はカネをせびられ、謝罪を要求されるわけだ。
韓国人は、日本人に憎しみや軽蔑の意識を植え付ける天才といえよう。

とにかく日本憎しで接してくる韓国人がいて、いちいち韓国がやってくることに日本人として腹が立つのは当然のことであるが、韓国の反日はある意味理解できる。あいつらは所詮は韓国人であり、外国人だからである。日本を憎み、恨むことで、自分たち朝鮮民族のアイデンティティを確立しているわけだ。

私が理解できないのは、日本人でありながら反日に勤しむ連中がいることだ。朝日新聞やTBSなどのメディア、日教組や部落解放同盟のような圧力団体である。
朝日新聞や日教組などの反日ぶりやデタラメさはよく知られているが、部落解放同盟についてはあまり話題にならない。
何となくタブーにしたい話題なのかも知れないが、部落解放同盟がやっていることは、朝日新聞や日教組と同じくらいメチャクチャである。

広島県の県立高校の校長が国歌斉唱を推進したところ、日教組や部落解放同盟広島県連から強い圧力がかかり自殺してしまった事件があった。
部落解放同盟は旧社会党の流れを汲んだ組織であり、朝日新聞や社民党などの思想と極めて近い。

新しい同和利権を獲得するため、人権擁護法の成立を強く推進しており、朝日新聞に働きかけ、一緒になって法案成立の運動を展開し、朝日新聞の紙面にも反映された。
日本を言論弾圧国家にしかねない人権擁護法を推進する団体など、ロクでもないヤツらの集まりであることはすぐに分かる。

また、部落解放同盟は公式に天皇制打倒を謳っている。そもそもの話として、日本の天皇や皇室は制度ではないのだが、それでも部落差別の根底にある血統主義の最たるものである天皇を否定し、皇室をすべて廃止することを組織の目的として掲げている。

部落解放同盟の動き自体、新聞やテレビで報道されることがあまりないため目立たない。扱いがややこしい連中は、マスコミは触れないのである。
派手に報じられる韓国や朝日新聞などの反日的言動に比べれば、部落解放同盟のそれは実に地味なのだが、タチの悪さでいうと何ら変わりはない。

しかも、部落解放同盟の連中は、朝日新聞の記者と同様に日本人である。韓国人が反日を唱えれば唱えるほど、日本からの反撥も強くなっていくし、所詮は外国人のいうことである。日本人はいざとなれば一致団結してやっていける。
危険なのは、日本のなかから反日運動を展開して国をめちゃくちゃにしようとする朝日新聞や日教組、部落解放同盟のような連中である。

部落解放同盟のことをブログに書いても、正直あまりウケがよくないのだが、私は部落解放同盟という組織が大嫌いなので、韓国や朝日新聞と同じくらい叩かずにはいられない。
部落解放同盟は、韓国が産経新聞のソウル支局長に対して名誉毀損で刑事罰を与えようとしたり、朝日新聞が池上彰のコラムの掲載を拒否したのと同様に、言論弾圧を行う組織である。その言論弾圧は、韓国や朝日新聞の比ではないかも知れない。
そんな組織が大手をふるって、人権擁護法の制定を画策しているなど、身の毛もよだつ話である。

マスコミが嫌韓を煽ったり、朝日新聞叩きに躍起になるのも結構だが、部落解放同盟の闇にもっとスポットライトを当てて貰いたい。結局、日本でそれをやっているのは共産党系のメディアだけで、実に心許ないのだ。

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