先っちょマンブログ

2015年03月

20150325-1

サムスンのスマートフォンGalaxyが日本でのシェアを落としている。一時期、ドコモが「ツートップ戦略」なるアホな販売戦略を取ったせいで、ソニー以外の日本メーカーのスマホが売れなくなって次々とスマホ事業撤退に追い込み、サムスンが大きく販売シェアを伸ばすことになったが、かつて17%あった市場シェアが今や4%まで急落。アップル、ソニー、シャープの後塵を拝している。

Galaxyは世界市場で見ると25%という圧倒的なシェアを誇っているが、日本ではまったく売れなくなってしまった。
サムスンの日本法人は六本木にあった27階建ての自社ビルを売却し、移転することが決まった。プライドを重んじる韓国人には耐え難い屈辱であるらしい。

世界シェアでも中国のミッドレンジ帯の低価格スマホに押されてシェアを落としており、危機感を抱いたサムスンは、Galaxy S6のリリースを発表した。
これまでの樹脂筐体からiPhoneのような高級感あふれる金属筐体にして形も似せた。アップルがApple Payという支払いサービスを始めると発表したのに合わせ、Samsung Payのサービスを開始をアナウンスした。
まさになりふり構わぬパクリ戦略をさらに進めることになったのは、それだけiPhoneに対して劣勢であると感じているのだろう。だからといって、iPhoneと似たようなスマートフォンを用意するのはどうかと思うが。

Galaxy S6は日本でも販売される予定であるが、売れないだろう。iPhoneと似たような形のAndroid端末というだけで、サムスンは「デザインにこだわった」というが、デザインでスマホを選ぶ日本人は間違いなくiPhoneを選ぶ。携帯キャリアの販売戦略によってiPhoneが安いこともある。

とにかくサムスンは日本市場で崖っぷちだ。サムスンは2007年にテレビなどの日本の家電市場から撤退しているが、日本のスマホ市場からの撤退も時間の問題ではないかと見られている。

世界基準で見るとスマホメーカーの雄とみられるサムスンが、日本のスマホ市場で転落してしまったのは嫌韓感情が大きいと思われる。
表立って韓国嫌いを表明しない人でも、韓国という国や韓国メーカーに不信感を抱くようになった。
それもこれも、李明博が竹島に不法上陸して挑発し、返す刀で天皇陛下に対して「韓国に来たからった跪いて謝罪しろ」などと侮辱したことが発端だろう。これのおかげで、元々下がり気味だった韓流ブームに冷水を浴びせ、韓流ブームの凋落を加速させた。ついでに、韓国メーカーも特に嫌われるようになった。

ネットでは「サムスン不買」が叫ばれて久しいが、そんなことが効いたのではなく、韓国の政治家や国民の横暴によって日本人全体に韓国を遠ざけたいと思う感情が芽生えたのだと思う。
まさに韓国人による自爆だ。

思い返せば、日本ではサムスンのテレビが売れなかったのと同様に、ヒュンダイの自動車もほとんど売れずに、ヒュンダイが日本市場から撤退した。ヒュンダイの車など在日韓国人しか買わなかった。8年間で1万4000台しか売れなかった。
ヒュンダイ傘下の起亜自動車に至っては、日本で1台も販売することなく、21年で日本から撤退することになった。

日本人は韓国人などに比べると愛国精神が希薄なように感じられるが、実際は韓国人よりよほど自国を愛している。
自動車は国産メーカーのものを買い、家電も国産メーカーのものを買う。単に優れているからという理由だけではなかろう。どうせ買うなら日本メーカーのものを選び、わざわざ韓国メーカーのものは選ばない。

テレビなど毎日目にするようなものに、LGのムカつく顔のマークが入っていたら鬱陶しい。それでも値段を優先してLGを買う日本人はいるわけだが、それほど多いわけではない。

逆に、韓国では日本製品不買を呼びかけるものの、日本車や日本製の家電やカメラが売れる。小売業界を挙げてアサヒビールやニコンの不買をしようと運動を進めたが、すぐに廃れた。
そのような不買運動や、韓国マスコミによるネガティブキャンペーンをしないと持続できないと考えられていて、それをやったとしても持続ができない。その程度の愛国心しかないわけだ。

大規模な反韓運動などを繰り広げられなくても、国民の多くに反韓感情が芽生え、韓国を意識してか無意識かは定かではないものの、韓国を遠ざけようとする日本人のこの阿吽の呼吸、団結力はスゴいと思う。
それでも韓国は日本の右翼勢力による反韓、嫌韓運動のせいだと主張するのだろうが、まあコイツらには絶対に日本人のことなど理解できないし、日本製品のボイコットもできないのだろう。

20150324-1

私は無益な殺生というが嫌いで、部屋のなかで飛び回っているハエなどはハエタタキで潰したり殺虫剤のスプレーで退治せず、窓を開けて外に出すようにしている。
まるで聖人君子のようだが、蚊やゴキブリは容赦なく殺すのでそうではない。殺さずに済むのであれば殺したくないだけである。蚊は外に出すのが難しいし、ゴキブリは外に出しても家に戻ってくるだろうし、あいつらは絶滅してもいいと思っているから殺してしまう。

虫でもそんな感じだから、もうちょっと高等な生物はもっと苦手だ。肉や魚を食うのだが、どういう風に処理されているか見たくない。屠殺の現場も見たくないし、魚が捌かれる場面の苦手だ。魚の活き造りのような悪趣味な食文化はなくなればいいと思う。

犬や猫が殺されていることを想像したくないので、動物愛護センターという名前の動物処分場とは距離をおいている。処分映像などまず見ないし、飼い主を募集している処分前の犬や猫も見たくない。そいつらは殆どが数日後に殺されるのである。

それほどナイーブだから、ペットショップで生後1年になるような犬が"特価"で売られているのも見たくない。たまにペットショップにいると見かけるが、多くのペットショップは売れ残りの犬や猫を無責任にも動物愛護センターに捨てに行く。1年経って引き取り手がなかったからといって、"廃棄処分"されるわけだ。
そうなる可能性が高いことを考えると救ってやりたいように思えるが、既に犬と猫が1匹ずついるので、そんなわけにもいかない。

やや病的とも思えるこの性格のせいで、数年前まで子猫の里親探しをしていた。我が家からちょっと離れたところに、猫嫌いのキチガイがいて、敷地内に入ってくる猫に業を煮やして毒の餌を撒いて、近所の飼猫を殺したことがあった。そんな地域で野良猫が増えるのは不幸が増えることなので、猫好きの近所のオバサンが生後2か月前くらいを見計らって子猫を捕まえてきて、我が家で面倒を見て人に慣らし、可愛い写真でポスターを作り、ペットショップなどに掲示してもらって引き取り手を探すのだ。

子猫を連れ去ると、その母親が3日ほど狂ったように鳴き叫びながら歩き回るので本当に恐縮してしまうのだが、子猫のためにはこうするしかないのである。

里親探しはリスクが高い。引き取り手が出てこないと自分で面倒を見ないといけなくなる。だからこちらも必死だ。
だが、10匹20匹の里親を探すと段々とコツが分かってくる。女がSNSにアップする写真みたいに、可愛く見える詐欺写真を撮影し、それで人目を引くような可愛らしいデザインのポスターを作る。連絡さえあれば、子猫を見れば皆が貰って帰る。見てから「やっぱりいい」と言う人は不思議にいなかった。

一度、生後3か月を過ぎている上に、体の柄がビミョーな感じの子猫が3匹来たときは「これはヤバい」と思った。白い子猫、黒い子猫、縞柄がハッキリした子猫など、ハッキリしているタイプの子猫はすぐに貰われて行く。ちょっと茶色みがかった何ともいえないボンヤリとした柄の子猫は人気がないのだ。
ただ、それでも何とかなった。家から10キロくらい離れたところまで連れて行き、そこのオバサンに貰われることになった。ちょうど選挙の時期で、別れ際に「公明党に投票おねがいしますね」と言われ、普段なら「公明党なんかに入れるわけないやろ」と返すところを「はい、分かりましたー」とさらっとウソをついて返ってきたことをよく覚えている。

子猫の里親探しは工夫すればなんとでもなる。日本人は特に猫好きが多く、猫は雑種でも可愛いから、貰い手はいるのである。
子猫を里子に出すまで、可愛らしい子猫の姿を見られるのだから、ちょっとリスクがあって面倒ではあるけれども、すべてがそれで相殺される。

昨日のニュースで、船橋市の千葉県立薬園台高校で30代の高校教諭が子猫5匹を生き埋めにしたというニュースがあった。この高校には園芸科があって、その温室に生まれたばかりの子猫が5匹いた。3月6日(金)のことである。
うち1匹は死んでいたようだが、子猫がいると需要の妨げになると考えた教諭は、その日の午後に目的を伏せて生徒3人に命じて深さ70センチの穴を掘らせた。教諭は放課後にスコップに子猫を載せて穴に放り込み、土を被せて生き埋めにした。

その様子を生徒に目撃されており、週明けの9日(月)に保護者から問い合わせがあり、翌10日(火)に学校からの聞き取りに教諭が事実であると認めた。その言い分は、「授業の邪魔になると思った」、「どうすればいいのか分からなかった」である。
寒気がするような高校教師ではないか。

子猫の対処に困って生き埋めにするなど、どういう思考回路であればそのような結論を導き出せるのであろうか。
しかも、30代にもなった大の大人が、「どうすればいいのか分からない」という。

そんなもん、生徒には「子猫に構わず授業に集中しろ」といい、ある程度大きくなるまで親猫に面倒を見させて、里親を探せばいいだけである。クラスの生徒のなかに引き取り手がいただろうし、いなかったとしても探すようにすればいい。簡単な話だ。多少面倒ではあるが、そのくらいできるだろう。できなかったとしても、放っておけばいい。
この教師にとって、子猫はゴキブリやムカデと同じなのだろうか。

問題の教師は、そのクラスで謝罪させられ、クラスへの立ち入り禁止処分が取られたという。保護者から連絡を受けた警察は動物愛護法違反で調べているようだが、どうせ大した罪に問われない。
ただ、これは深刻なように思える。とてもじゃないが人の血が通っているとは思えない教師が、生徒に一体なにを教えるのか。教師である前に、ひとりの人間としてちゃんとしていなければいけないのに、「どうすればいいか分からないから子猫を生き埋めにした」と言うのだから、このあとどんな問題を起こすか分からない。
「生徒が反抗してどうすればいいか分からないから殺した」、こんなことにならないか。

薬園台高校は今日、臨時の保護者会を開いて説明をするらしいが、私のような動物好きからの猛反撥を受けることは必至だろう。
学校がどんな説明をして、この問題の教師が今度どうなるのか分からないが、1年間担当クラスなしになり、来年度に別の高校に異動とかそんなレベルで終わりなのだろう。

女子生徒のパンツを盗撮した教師は懲戒免職になり、子猫5匹を生き埋めにした教師は大した処分にならないのが現実だ。
ちょっと性欲が歪んでいるだけの教師の方が、子猫を生き埋めにする教師よりマトモに思えてしまうではないか。

20150323-1

昨日の台湾のニュースで、21日に台湾を訪れた俳優の隆大介が桃園国際空港の入国審査で大暴れし、空港職員の膝の骨を折る重症負わせ、傷害と公務執行妨害の疑いで拘束されたと報道されていた。隆は黒沢明監督の「影武者」や「踊る大捜査線 THE MOVIE」、大河ドラマの「軍師官兵衛」に出演するなどした脇役俳優だ。

隆本人は訪台の理由について「台湾政府の文化部に招かれた」と主張しているが、所属事務所は「私的な旅行」としている。だが、台湾の報道では「マーティン・スコセッシ監督の映画撮影のため」としている。恐らく台湾の報道が正しく、「Silence」という題名のスコセッシの映画(遠藤周作の「沈黙」が原作)の役を降板させられたという。

報道によると、隆大介は桃園までの飛行機内で飲酒をしており、入国審査場では酔っている状態だった。入国審査では宿泊先や訪台の理由を記した入国カードとパスポートの提出が求められるが、隆大介は入国カードを持っていなかった。そのため、空港職員にその場で書くよう命じられたが、何が気に食わなかったのか審査員と口論になり、騒ぎを聞きつけて駆けつけた空港職員相手に大暴れ。職員を殴る蹴るなどして膝の骨を負わせるなどしたが、最終的にその場で取り押さえられ、連行となった。

それだけ、日本人の面汚しかと思うわけだが、台湾での報道を見ると、隆大介について韓籍、韓籍日裔としている。つまり、韓国籍、在日韓国人であるとしているのだ。大体のメディアが「韓籍演員隆大介」などと報道しており、隆大介の本名として張明男と報道しているメディアもある。
この台湾の報道は、反中保守系の自由時報、親中左派の中国時報や東森新聞、ゴシップ記事が多いタブロイド紙の蘋果日報(Apple Daily)など、どのメディアも共通であった。

ニュースに付けられるコメントには、「日本人になりきれなかった韓国人か」などとある。

その一方、昨日の台湾の報道を受けて、今朝のスポーツ紙や新聞各紙に隆大介が台湾で起こした事件の記事が掲載されていたが、どの新聞も隆大介が日本国籍を取得していない在日韓国人であることや、張明男という本名に触れていない。
産経新聞もそうだが、産経は共同通信の配信記事をそのまま出しただけだった。

これが国内のニュースであればそれでもいいのかも知れないが、日本人が海外でとんでもないトラブルを引き起こしたかのように見えるニュースなのだから、国籍は重要である。
元々韓国籍の在日だったというのであれば、それを報道する理由はないかも知れないが、今も韓国籍で韓国のパスポートを使って台湾に入国しようとして空港職員に暴行した日本人風の名前の男が事件を起こしたのであれば、キッチリと細部まで報道する必要がある。韓国人の芸能人が台湾で暴行事件を起こしたのと、日本人の芸能人が台湾で暴行をお起こしたのではわけが違う。

以前、台湾でMakiyoという名前で芸能人をしていた川島茉樹代という日本と台湾のハーフの女が台湾のタクシー運転手と揉め事を起こし、一緒にいた日本人の男に命じてボコボコにするという事件を起こした。事件は東日本大震災翌年の2012年のことで、台湾の新聞各紙が一面で報道、テレビニュースでもトップニュースとなり、馬英九も言及する政治問題にまで発展し、日本人の評判がガタ落ちになったことがあった。
外国で外国人相手に事件を起こしたとなると、その犯人の国籍というのは非常に重要になる。それを報道しないとはどういうつもりか。

最後に、スコセッシ映画の「Silence」スタッフが出したコメントを見てみよう。

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映画「沈黙」に脇役で出演予定だったチャン・ミンナン(張明男、隆大介のこと)が空港職員に対して傷害事件を起こしたことを大変遺憾に思っているとし、映画から降板させたこと、職員の回復を祈っているなどと記されている。
隆大介は、チャン・ミンナン、ミスター・チャンとされている。

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拘束されて取り調べを受けたミスター・チャン

空港で拘束されてからもふてぶてしい態度をとる韓国人の隆大介は、そのうち日本に"帰国"することになるのだろう。コイツは在日韓国人の特別永住者として、まさに特別扱いされて日本人と同じ入国審査を受けることになる。
なぜこんなヤツと日本人が出国や入国時に同じ審査を受けるべく同じゲートを通るのであろうか。外国のパスポートを持っている外国人であれば、外国人用の審査ゲートがあるのだし、そちらを通るようにすればいいではないか。
そんな議論が起こればいいと思うが、たぶん起こらないのだろう。ワイドショーで国籍に触れずちょっとだけ取り上げられて、帰国時の反省弁もちょっと報道されて終わり。
"日本人俳優"が台湾でめちゃくちゃやったと報道されて終わるのが日本の報道なのだ。

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先週の金曜日、台湾の辜莞允(23歳)という女性タレントが、InstagramとFacebookde小説「永遠の0」のをフォロワーに「すごくいいから読んで」とオススメしていた。
「永遠の0」は神風特攻隊の隊員が主人公で、文庫版が350万部も売れる異例の大ヒットとなった小説だ。台湾では2013年に春天出版社から繁体字中国語版が出版されている。

辜莞允はNONOという芸名で台湾でグラビアアイドルなんぞをやっている売り出し中の美少女タレントだ。売り出し中といっても、Facebookはフォロワーが38万人、Instagramはフォロワーが14万人もいる。

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辜莞允(NONO)

彼女はこれとは別に読んでる途中にも「すごくいい」と投稿していて、「永遠の0」の作者の百田尚樹氏はスケベそうだから喜ぶかと思ってTwitterで報告してみた。


丸1日反応が何もないので、百田氏あたりのフォロワーが13万人もいる作家だと自分宛のツイートが多すぎていちいち見てないのかと思っていたら、翌日の土曜日になってツイートが百田氏本人のアカウントにリツイートされて、教えてくれてありがとうというリプライが来た。


いちいち返事までくれるとは、丁寧な人である。

百田氏がリツイートした内容を見て、「このタレントは大陸での仕事終わったな」と言う人が何人かいた。
確かにそうだと思う。台湾のタレントは、Instagramは本人がやっていて、Facebookは事務所の人が管理しているというパターンが多い。Instagramに投稿されたあとFacebookにも同じ内容が掲載されているので、事務所公認の内容なのだろう。

辜莞允自信、「永遠の0」の感想で「日本が大好き」だと言っている。今冬には東京に観光に来ていたし、バックという名前の柴犬を飼って溺愛している。
変なバイアスなしに神風特攻隊の小説を読んで、日本のサヨク連中が「戦争美化」だと叩く小説をよかったとか感動したと素直に感想を述べ、読んでいる途中と読み終わったあとの2回も絶賛している。

ただ、彼女の将来を考えると、少々気にかかることではある。日本人としては、台湾で「永遠の0」が出版され、それを若い女性タレントが読んでよかったと言ってくれることはありがたいが、今後、中国大陸での仕事をやる機会があるならば、それが足枷になるかも知れない。

国民的歌手の楊丞琳は、かつて自分が司会をしていたバラエティ番組のクイズコーナーで、日中戦争の期間を問われ、「11年」と答えたら正解は8年だった。彼女は「たった8年?」と返した。この番組は中国でも放送されていて、大問題になった。
楊丞琳は親が大陸出身の外省人2世ながら、日本好き台湾人の哈日族(ハーリーズー)の典型で、日本語を独学で勉強し、愛犬にユミという名前を付けている。日頃から「中国人はダサい」「自分は日本人の生まれ変わり」などと言っていたこともあって、このクイズの答えをきっかけに中国で猛烈にバッシングを受けることになった。

4年間も中国での仕事を干されたが、最終的に歴史に無知であったことを泣きながら謝罪させられ、「私は中国人です」と言わされて中国で仕事ができるようになった。

辜莞允はただのタレントであり、楊丞琳と違って歌手、女優ではない。だから、大陸での仕事の縛りはないのかも知れないが、それでも将来的に「永遠の0」をベタ褒めしたことが中国で問題になる可能性もゼロではない。FacebookやInstagramは中国大陸からのアクセスが遮断されているものの、何とかしてアクセスしている中国人は山ほどいる。

かつて、台湾のタレントにとって中国大陸での仕事が重要でなかった頃は、大陸に気を遣う必要はまったくなかった。
ところが、中国大陸でCDを売ったり、映画を上映したり、ドラマを放送したりするには、中国人に気を遣わねばならなくなった。売れているタレントは、プライベートで日本に旅行に来たことをFacebookに書き込んでも、中国人が普通に見られて、中国人しかいない微博には書かない。そんなことが当たり前になった。
尖閣諸島国有化によって中国国内で反日デモ騒動が起きたとき、台湾人タレントの日本でのイベントが中止されることになった。

面倒臭くてややこしい連中しかいない国との関わりが深い台湾人タレントは大変そうである。
辜莞允の将来に何もなければよいのだが。

20150320-1

神戸市の六甲山牧場が今月からペットの持ち込みを禁止したことについて、産経ニュースが記事にしていた。

【産経ニュースWEST】犬の猛襲で羊の耳が裂けるトラブル…六甲山牧場がペット持ち込み全面禁止 飼い主の目に余る〝違反〟に決断 (3/20)

マナーの悪い飼い主があまりにも多いからというのが理由だそうだ。

飼い主のマナー以前の話として、どうして牧場に犬を連れて行くのが理解できない。「犬は家族だから、家族としてお出かけに連れて行きたい」ということだと思うが、ほかの動物がいる牧場になぜ犬を連れて行くのか。家族といっても犬は所詮犬であって、人間ではない。子供がイタズラして羊を脅かすのと、犬が脅かすのではわけが違う。
連れて行く必要などないのに、「犬に新しい経験をさせてやりたい」と飼い主が勝手に思っているだけであって、それは犬のためではなく自分の自己満足のためである。犬は散歩に連れて行ってやるだけで十分であり、子供の情操教育のようにいろんな体験などさせてやる必要などない。

連れてきたら連れてきたで、犬の糞を片付けなかったり、リードを付けずに離したりする。
犬のウンコを踏んづけてしまうのもガマンならないが、一番最悪なのがリードを付けない飼い主である。六甲山の牧場のみならず、遊歩道や公園でノーリードの犬をしょっちゅう見かける。飼い主は「うちの犬はリードを付けなくてもちゃんと付いてくる賢い犬なんだよ」としたり顔で歩いているが、私から言わせればアホ丸出しの顔である。

ノーリードで犬を自由に散歩させる連中は、自分本位でしかものを考えられないから、「自分の犬は逃げたりしないからいい」とだけ思っていて、犬嫌いの人、犬が苦手な人がいることを考えていないか、あえて無視している。
「自分の人は人を咬んだりしない」と思っているのは飼い主だけで、大人しい犬なのかどうかは他人からは分からない。だから、犬が苦手な人はノーリードの犬を見かけると恐怖心を覚える。
なぜそれほど人に迷惑をかけることをして平気なのか。ノーリードで散歩させるヤツは、中国人や韓国人のように自分勝手なバカである。
人がいないからといって河川敷などでリードを外しているヤツもいるが、そんな犬が突進してくるため、うちの犬を抱え上げたことが何度もある。

私が飼っている犬は、ほかの犬が苦手なので、よその犬が馴れ馴れしく近寄ってくると逃げるし、近づきすぎるとウーと唸る。以前、2週連続で脱走した別の柴犬にうちの犬が咬まれた話をしたが、テンションが高まった犬がほかの犬に突進して突発的なトラブルに発展することもよくある。
自分の犬は大丈夫でも、よその犬は大丈夫と考えない飼い主も多い。

それに一番問題なのが、六甲山牧場でもあったように、ほかの動物や人を咬んでしまうことである。うちの犬は子供が苦手なので、小さい子供が勝手に触りに来たら遠ざけるようにしている。子供は何をするか分からない。いきなり叩いたりすることで、普段大人しい犬も怒って咬みついたりすることがある。

周囲に迷惑をかけていることも顧みない飼い主ばかりだから、六甲山牧場でペットの立ち入りが禁止になったのも当然だ。
やるべきことはやっていた飼い主は不満らしいが、これは喫煙マナーとよく似ている。ところ構わず喫煙したり、吸い殻をポイ捨てするヤツがいる一方、喫煙所でしか吸わず、携帯灰皿を持ち歩いている人もいる。しかし、悪い喫煙者がいることで、喫煙禁止エリアができるなど規制がどんどん広まるのだ。

ペットの飼い主に対するマナー向上の呼びかけがあるが、ハッキリ言ってムダだろう。できないヤツにはできないのである。バカだから最初に聞く耳を持たないし、自分の犬は特別で、誰もが可愛いと思うなどと勘違いしている。

マナーに関して、日本は性善説に依存しているところが大きい。マナーを呼びかければ多くの人が守ってくれるだろうと思っている。
だが、六甲山牧場の例のように、段々とそんな期待ができなくなってきている。「我が我が」の自分勝手なヤツばかりが増えてしまった。

これは、日本人の中国人化、韓国人化である。自分が楽しめないと損をすると考え、人の迷惑などお構いなしに自分で好き勝手にやる。アホな犬の飼い主と中国人の違いはなんだろうか。そこらへんでウンコをしないだけではないのか。
情けない話だ。

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