先っちょマンブログ

2015年05月

20150531-1

日本の市民団体・言論NPOと韓国のシンクタンク東アジア研究院が4~5月に共同で行った日韓共同世論調査によると、日本の社会や政治体制の印象について選ぶ調査で、韓国人回答者の56.9%が「軍国主義」、34.3%が「覇権主義」を選んだという驚くべき結果があった。「民主主義」を選んだのは22.2%だったらしい。
それに対し、日本人の韓国に対するものは、55.7%が「民族主義」、38.6%が「国家主義」だった。「民主主義」は14%にすぎなかった。

日本人の韓国に対する印象は、韓国人からすれば異議があることかも知れないが、まあ合っているように思う。
だが、日本に対する韓国人の印象は完全に間違っている。軍隊を持ち、徴兵制がある国から「軍国主義」呼ばわりされ、中国のように海洋侵出などしていないのに「覇権主義」呼ばわりされるのである。

これはひとえに、韓国のマスコミが竹島問題や従軍慰安婦問題で安倍首相を叩きまくっていることが原因なのだろう。日米安保やら安全保障に関する政治的なニュースがあったところで、軍国化しているなどと考える日本人はひとりもいないだろう。今の日本は軍国化からほど遠い。草食化している日本人に、国民を徴兵させて銃の撃ち方などを教えている国が何を騒いでいるのか。

また、韓国には「安倍なら叩いてもいい」という雰囲気があるため、アホな韓国人は安重根よろしく「安倍なら殺してもいい」と思うかも知れない。
安倍首相には、韓国に行かないことを進言する。リッパート駐韓米大使のように顔面を切りつけられたりしたら大変だ。

韓国は日本から「民族主義」と称されたことにも不満らしい。普段からウリナラ言っているヤツらが何を言うのかと思うわけだが、自分たちのことを棚に上げて、「日本は外国人差別が酷い」、「嫌韓デモが酷い」などと主張する。
特に嫌韓に関してはいつも過敏に反応するが、正直、今まで暮らしていて嫌韓デモというのを見たことがない。どこでやっているのか、今もやっているのかすら分からない。韓国に対して、一部のネトウヨが激怒しているのかも知れないが、多くの日本人は単純に嫌って、拒否感を抱いているだけだ。日本人に対し、何かと文句を付け、日本というだけで絡んでくるやり方に辟易して、韓国を避けているだけなのだ。

それでも、韓国人の怒りは収まらない。「どうして日本が韓国を嫌う理由があるのか」などと嘯く。
自分たちは1910年の日韓併合から1945年まで日本に痛めつけられたから、70年経っても日本人に対して恨みを抱いたり、謝罪や金銭を要求しても当然だと考えている。それに対し、日本人は加害者であって、韓国に何ら悪いことをされていないのにどうして自分たちを嫌うのかと本気で思っているフシがある。
とんでもないヤツらだ。

だから、サムスンのスマホのGalaxyが日本で売れないと、「これが日本人の民族主義だ」などと言う。
サムスンが満を持してリリースしたGalaxy S6とGalaxy S6 edgeは、日本版のみサムスンのロゴを消すなどして韓国臭を極力消したというのに、日本でさっぱり売れていない。
先週、ドコモがGalaxy S6シリーズへの買い換えを促すため、スマホの買い取り価格を5000円アップし、さらに5000円のクーポンを配布するなどして、実質1万円の値引きを行った。これは、Galaxy S6が売れていないため、ドコモがてこ入れをした結果だ。

BCNランキングによると、先週のGalaxy S6の売上が39位、Galaxy S6 edgeが47位だった。子供向けのキッズケータイが36位だったから、それより売れていないとネットで話題になったほどだ。
サムスンは日本での生き残りを賭け、Galaxy S6シリーズの宣伝に力を入れていたが、このままだとテレビ事業のように日本から撤退を余儀なくされるだろう。
未だスマホで世界シェアナンバーワンのサムスンだが、徐々にシェアを落としており、日本では惨敗している。これは日本の民族主義のせいではない。
単に韓国ブランドであることが日本人に気にされ、嫌われていること、それを覆すほどの魅力的なスマホでないことが原因なのである。

20150529-1

昨日、新浪微博でTwitterでいう「トレンド」と同じ「流行熱門」を見ていたら、ドラえもん特集をやっていた。
尖閣諸島をめぐって日中関係が悪化して以降、日本の映画が中国大陸で公開されることはなかったのだが、「STAND BY ME ドラえもん」が今日5月28日、日本映画として3年ぶりに公開されるのだという。
「5月28日を自分のこどもの日にしよう」というハッシュタグが用意されており、日本同様子供向けだけではなく、大人の鑑賞にも耐えうる映画だとアピールされていた。
また、新浪微博コメントに特別仕様のドラえもんの絵文字が使えるようになっていた。

「STAND BY ME ドラえもん」の中国でのタイトルは「哆啦A梦:伴我同行」となる。「哆啦A梦」はドラえもんの当て字、「伴我同行」は英語のStand By Me(私のそばにいて)の意味と大体同じだ。米映画の「スタンド・バイ・ミー」も中国では「伴我同行」というタイトルだった。

「STAND BY ME ドラえもん」は中国でのメディアの評判もよく、「大ヒットが見込める」との前評判である。微博のコメントを見ていると、「吹替版じゃなくて原音のままの字幕版がよかった」と主張するファンがいるのは、どこの世界のオタクも同じだ。
3D上映なので中国での公開は吹替版となる。声優として中国で人気の俳優、女優を起用しており、だいぶ力が入っていることがよく分かる。

中国が「ドラえもん」を特別扱いし、中国大陸で公開させたのは、対日関係改善のアピールであると読むマスコミもある。
実際どうなのかは知らないが、中国でのドラえもん人気の高さだけは分かった。

微博のコメントを見ていると、ドラえもんのことを「機器貓」と書いている人がチラホラいた。漢字を見たらなんとなく分かるが、猫型ロボットという意味だ。台湾では「機器貓小叮噹」という名前で単行本が発売されていた。中国でも「機器貓」とか「小叮噹」というタイトルで単行本が出ていた。もちろん著作権を無視した違法翻訳版である。
だから、漫画に慣れ親しんでいる人は「機器貓」と呼ぶらしい。

ちなみに、昔は中国語圏でドラえもんは「小叮噹」(シャオディンダン)と呼ばれていた。それが1997年から日本語に合わせた発音の名前に変わった。
台湾では「哆啦A夢」、香港では「多啦A夢」、中国大陸では「哆啦A梦」である。
台湾の国民的歌手・楊丞琳(レイニー・ヤン)がかなり昔にドラえもんの「どこでもドア」の歌を歌っていた。中国語で「任意門」というのだが、歌の途中で「ドラエモン」と言っている。「シャオディンダン」なら分からないところだった。



「小叮噹」から「哆啦A夢」などに変わったのは、藤子・F・不二雄や事務所がそう望んだかららしい。
「小叮噹」の「叮噹」は鈴の音を示す単語らしく、女の子や動物など可愛いものの名前の前に付ける小の字を当てて「小叮噹」になった。
カラオケを「卡拉OK」としているように、日本語の音を中国語でそのまま当てようとしても、「エ」のような音がないため「哆啦A夢」という漢字にアルファベットが含まれる妙な名前になってしまった。

ドラえもんの新しい表記は中国語圏の人々に賛否があるようだ。中国語圏以外ではどこも"ドラエモン"と発音するのだから、新しい固有名詞を作るよりもいいように思えるが、音写された単語がちょっと変な感じだったら否定意見が出るものよく分かる。

シナ文化というのは外来文化の受け入れが不得手な文化であるが、それは言語にもよく表れていると思う。中国語は新しい概念やら事象やらを表す言葉を取り入れるのが苦手だ。新しい言葉がなかなか創造されないので、「卡拉OK」のように強引な音写に頼りがちだ。
また、元々中国語になかった新しい言葉を中国語風の単語にして導入するにしても、中国人は苦手だった。だから、日本人が作った和製漢語を多く取り入れた。日本人は他国の優れた文化を取り入れるのが得意で、新しい言葉も次々と生み出していたのだ。

日本に留学していた中国人留学生が持ち帰ることで、中国で和製漢語が広まった。現在、日常的に使われるもので最低でも400、多くて800くらいあるといわれている。
「中華人民共和国」という言葉のうち、「シナが世界の中心にある」という意味の中華以外、人民も共和国も和製漢語である。中国を支配する共産党も和製漢語だ。社会主義や共産主義も和製漢語であり、今の中国にもし和製漢語がなかったどうなっていたのかと思わずにはいられない。

孫文や毛沢東などは和製漢語の使用に賛成していたが、現在では愛国的な理由から和製漢語を改めて新しい漢語を作るか、音写に頼って造語すべきだという主張が少なくない。
例えば経済という言葉も和製漢語だが、「経」という字も「経」という字も中国語では経済の意味に結び付かず、中国人にとって意味不明な漢字の組み合わせによってできた単語になっている。そのため、英語の「echonomy」からの音写か、「計」の文字を使って造語すべきだと主張する人がいたりする。

どちらがいいのかよく分からないが、造語がヘタクソな中国人は、少なくとも固有名詞は音写したらいい。ドラえもんは「哆啦A夢」や「哆啦A梦」に、ベネディクト・カンバーバッチは「班奈狄克·康柏拜區」に。
中国語の文章のなかに「康柏拜區」と書いてあってカンバーバッチだと分かるもんなのか不明だが、台湾の雑誌で映画情報などを見ていると、横書きなのでアルファベットの英語表記も併記してあったりする。だが、アルファベットで併記できるのは横書きのときだけで、縦書きの文章ではムリである。

外来語に対する欠陥がある中国語を見ていると、いかに日本語が優れているかがよく分かる。特に、平仮名と片仮名を編み出したこと、漢字の音読みと訓読みという概念を作ったことに対し、昔の日本人に感謝したいくらいだ。

20150528-1

Androidスマホのみならず、iPhoneでもGoogleアプリの設定で「ロケーション履歴」というのを有効にしていると、GPSによる位置情報が自分のGoogleアカウントに紐付けされて記録されるようになる。
位置情報の履歴が残ることによって、自分がスマホを持ってどう移動したかをGoogleロケーション履歴のサービスで確認することができる。

Googleに自分がどこにいたのか知られることを「プライバシーの侵害だ」とか考える人や、嫁さんに浮気などがバレたくない人は機能を無効にすればいいが、私は有効にしたままでたまにGoogleマップを見て確認したりしている。
毎日の通勤ルートを確認しても面白くないが、旅行やドライブに行ったときの軌跡を確認すると面白いし、いろいろ思い出すことになる。

例えば、台湾旅行に行った2014年12月12日(金)はこんな感じだった。台北から台灣高鐵(台湾高速鉄道)に乗って台南まで行き、ローカル鉄道に乗り継いで台南市街で買い物をした。
台北から台南までのルートは、台灣高鐵の線路とほぼ合う。位置情報はGPSをうまく捉えきれずにWi-Fi情報に頼ってとんでもなくズレることもあるので、ズレたまま記録されているところもあるが、おおよそ正確である。

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朝に台北を出て、日が暮れた頃に台南を出た。1日でさっと行ってさっと帰ってきたわけで、高速鉄道があったからできたことだ。
台灣高鐵ができる2007年より前は、台北から台南に行こうと思ったら、ローカル線か高速バスでちんたら行くか、割高な飛行機を使うしかなかった。台灣高鐵は外国人観光客向けに乗り放題チケットを格安販売しており、それを買えば割安、かつ高速に南北を移動できるのだ。

台灣高鐵は欧州の高速鉄道システムが導入される予定だったが、台湾中部地震を機に地震に強い日本の新幹線が再評価され、車両は日本の700系を元に台湾仕様で作られた700Tが使われている。そのため、台灣高鐵に乗ると、日本の新幹線と作りがほぼ同じなので親近感が湧く。
ところが、券売機のシステムなどは欧州製であるため、めちゃくちゃ使いにくい。指定席を取るのに窓側・通路側といった座席の指定ができず、お釣りが札で出てこなくて、どんな金額だろうが全部ジャリ銭で出てくるという利用客に優しくないシステムだ。
そこらへん、「画竜点睛を欠く」といった感じで非常に惜しい。

日本が世界に自慢できる新幹線は、これまでの海外への輸出実績は台湾しかなかった。
だが、安倍政権になって高速鉄道の売り込みに特に力を入れたことが奏功し、ついにタイで新幹線導入を前提にタイ国内の調査を開始するという覚書を日本とタイで取り交わした。バンコクとチェンマイ間を結ぶ670キロの路線で、日本と同様の新幹線専用の線路を敷く。総工費は1兆円超の規模になるという。
日本側は車両、線路、運行システムをセットで売り込む考えであるという。当然だ。台灣高鐵のヘボいシステムを見ると、よその国とのチャンポンになるとロクなことにならない。

タイの高速鉄道については、中国と熾烈な争いをしていた。中国は低金利でカネを貸し付けるとか、返済は米でも構わないとか、とにかく安売りすることでタイの気を引こうとしていたが、最終的にタイは開業以来50年乗客の死亡事故がゼロで、自然災害にも強い日本の新幹線を選んだ。極めて賢明である。
パクリ技術で安売りが目玉の中国の高速鉄道は、スピードだけは出せるものの、雷が落ちただけで車両が追突事故を起こし、高架から転落するような鉄道なのだから、国民の命を大切に思っていない国以外は導入すべきではない。
これから、インドネシアやインドといった国でも高速鉄道事業が予定されている。タイの勢いそのままに、他国も日本勢で取って行きたいものである。

ところで、アジアの国々の高速鉄道で問題なのが資金の問題である。タイでは建設費の一部を日本が援助する見通しだが、それでも1兆円もするような事業は、アジアの国々の財政に重くのしかかってくる。
それは先に新幹線の導入を決めた台湾でも同じだ。

台湾の場合、高速鉄道を民間事業として運営し、35年という超短期間で建設資産を回収して台湾当局に移管するというBOT方式が採用された。台灣高鐵は1兆7200億円の夫妻を抱えた状態で経営が始まったが、最初から減価償却や利払いが大きな負担だった。

台灣高鐵は短期間で大きな利益を上げるつもりで、市場より高い金利で融資を受けていた。また、利用客も1日30万人と見込んでいた。
だが蓋を開けてみれば、鉄道の営業利益率は悪くなく毎期黒字経営であるものの、毎年増えてはいるが利用客が思ったほど伸びず1日13万人にとどまっている。人口が5倍の日本で、東京・新大阪間の東海道新幹線が1日40万人なのだから、当初の30万人という見込みが楽観的過ぎたのだ。

また、高鐵の駅周辺の開発も遅々として進んでいない。台灣高鐵・台南駅の周辺には何もなく、鬱蒼とした森のような光景が広がっていた。途中にとまった台中にも何もなかった。仕事でよく使う新竹の駅も周りに何もない。栄えているのは、遠く離れたローカル線の駅の方だ。
台灣高鐵の駅は市街地から離れているが、開発が行われることで市街地化させ、「街の中心から遠い」というイメージを変えさせようとしていたが、現時点では「不便な場所にある駅」でしかない。

台灣高鐵は、利用客数も融資の返済も駅周辺開発も何もかも見込み違いだったのだ。
このままでは、黒字経営であるものの、投資に見合った利益を確保するまでには至らず、債務不履行で経営破綻待ったなしの状況だ。

日本の新幹線技術となんら関係のない問題なのだが、「台湾で高速鉄道の利用が振るわず、経営危機に陥った」と他国から単純に見られかねず、新幹線のイメージ悪化に繋がる恐れがある。
実際は、日本は車両だけで、運行システムはドイツやフランス、路線の建設工事は李明博が社長だったときの現代建設だった。ついでにいうと、現代建設の手抜き工事が発覚し、台灣高鐵は営業時期をずらさざるを得ない状況に追い込まれたこともあった。

それでもたった8年で台湾がこんなことになってしまうと、「高いカネを出して日本の新幹線を導入すると、いずれ台湾のようになってしまう」と思われ、財政負担が少なく済む中国の高速鉄道が勢いを増す可能性がある。中国側がそんなことを言いふらす可能性もある。

台湾政府はなんとか財務改善案をまとめて破綻回避を模索しているが、無能な馬英九政権下では遅々として進んでない。「台湾政府は高鐵を財政破綻させた上で、安値で接収しようとしているのではないか」という見方もある。
日本としては、なんとしても台灣高鐵の経営破綻は避けたいところであるが、日本がカネを出したりするわけにもいかないし、口を挟むわけにもいかない。なんとか台湾に頑張って貰うしかないのである。
タイで新幹線が導入されると喜んでいる場合ではない。成功例とされた台湾で失敗が起きようとしているのだ。

20150527-1

中国の新浪微博(シナウェイボ)にアカウントを作って、台湾の芸能人をフォローしたり、中国人が盛り上がっている話題を確認したりしている。
新浪微博を始めとする微博(Weibo)は、「中国版Twitter」などと称されるが、TwitterとFacebookの機能を両方合わせたような感じで、Twitterより遥かにゴチャゴチャしている。中国のWEBサービスというのは基本的に日本以上にデザイン性皆無でゴチャゴチャしていて、ほかのサービスで評価されている機能を次から次へと全部ぶち込むので、メチャクチャになりがちだ。
新浪微博も例外ではなく、アプリの表示をひと言で表すと「カオス」という言葉がピッタリだ。

そんな新浪微博アプリが最近バージョンアップして追加された機能が「雷達」である。雷達とは英語のradarの漢字で表した中国語の当て字の言葉だ。
雷達ボタンをポチッと押すと、自分の周囲数キロにいるほかのユーザーが表示される。もともと、中国版LINEのような感じの微信(WeChat)にあった機能だが、ずいぶん経ってから新浪微博に導入された。

LINEにこんな機能があると、ただでさえ出会い系アプリとして使っているヤツらがより一層悪いことに使いそうである。中国人は気にしないのだろうか。

以前試しにインストールした微信でも新浪微博でもそうだが、このレーダー機能を使って周辺を調べてみると、中国人がうじゃうじゃ出てくる。GPSの位置情報を元に検索していると思うのだが、大阪市内のような都会はもちろん、私が住む滋賀でも「周囲数キロに中国人の新浪微博ユーザーがいったいどれだけいるのか」と驚かずにはいられない。
しかも、それぞれのアプリのユーザーが表示されるだけなので若いのが中心だが、在日中国人でいうともっとたくさんいるのだろう。
どうりで観光客以外の中国人を業務スーパーとか100円ショップでよく見かけるわけである。

元々、日本に住んでいる外国人は在日韓国人や在日朝鮮人が多かったが、帰化が進んだことで毎年その数が減っていき、今や50万人程度になった。代わりに日本にやって来た中国人がどんどん増え、65万人くらいいるらしい。
新浪微博のレーダー機能で見つかる中国人は殆どが若者で、どうやら留学してきた学生らしい。中国人留学生は外国人留学生のおよそ6割、8万人弱が毎年来日しているのだという。

昔、私が通っていた大学にいた女性の中国人留学生は、実家がかなりの金持ちらしく、毎日いい服を着て、いいカバンを持っていた。ひとりだけバブル全盛期の日本人みたいな感じだった。
成績もなかなか優秀で、NTTドコモに就職したのだが、今はどうしているだろうか。

そのような金持ちで優秀な中国人留学生ばかりだったらいいのだが、残念ながら現実はそうではない。中国の金持ちはアメリカに留学させることが多く、日本に来る留学生の多くは中流家庭で、留学署初期費用だけなんとか捻出して、学費や生活費を日本で働きながら稼いでいる学生が多い。
コンビニや飲食店のアルバイトと学業を両立させてくれりゃいいのだが、そこそこ稼がないとダメなのでアルバイトに専念するダメ学生が大勢いるし、学業にしても学生の数だけ集めたいFランクみたいな三流大学に来ている学生も多く、端からマジメに勉強するつもりがないのも一定の割合で存在する。
しかも、ひとりっ子政策後に中国で生まれた連中は甘やかされて育つため、子供の時分に"小皇帝"と呼ばれるほどワガママになり、そのまま大人になってしまったようなヤツが結構いる。

そういうヤツらは感情の抑制が利かず、日本でマジメに働く気がなくなると手っ取り早く金を稼ぐために犯罪に手を染めたりする。また、中国人同士や日本人との間でトラブルを起こして事件にするヤツも出てくる。

先週末、付き合っていた女から別れ話を切り出された中国人留学生の徐海培(25)なる中国人留学生の男が、東京都品川区にある女のマンションに侵入し、両親と揉めて韓国人の父親を刺殺、日本人の母親に重傷を負わせた上で、付き合っていた女を追いかけ回すという事件を起こした。逃げる女と包丁を手に追いかける徐の姿を撮影した動画がニュースで繰り返し報道されていた。
こんなニュースを見ると、「またか」と思ってしまう。

徐海培は、たった1か月しか付き合っていない女に別れ話を切り出され、激高して翌日にマンションに乗り込んだ。最初から殺すつもりだったらしく、娘をかばった父親と母親をメッタ刺しにした。
感情の抑制が利かず、自分の将来も考えられない破滅型の犯罪者である。

当初、被害者が日本の永住権を持つ韓国人であったため、在日韓国人一家が犯罪に巻き込まれたものと早とちりされていたが、実際は韓国生まれで日本在住の父親と日本人の母親、日本国籍の娘であった。事件を報じる共同通信の新浪微博のアカウントには、「日本在住の中国人が棒子(韓国人の別称)を殺ったんだから、ネトウヨは大喜びだろ」というコメントがあったが、間違いだった。中国人が日本人の娘に惚れ、韓国人の父親を殺害し、日本人の母親に重傷を負わせた事件だった。

日本人を殺害した中国人留学生や中国人窃盗団の犯行を見れば分かるが、中国人は驚くほど残虐である。中国人自身は「日本人は残虐」などと言うが、カッときてグサッとやったり、カネのために躊躇なく人を殺すのは中国人の特徴だ。
強盗が縛り上げた家人を見せしめで殺してしまうことなどしょっちゅうある。蛇頭などの犯罪組織に至っては、敵対勢力の人間を痛めつけるために目玉をスプーンで抉り出すとか、日本人ヤクザでもおよそやらないようなことをやってのける。

日本に住んでいたり、日本にやって来た中国人の犯罪が目立つのは、単にその人数が多いから、割合の問題で事件の数も増えているだけかも知れないが、残虐だったり凶暴だったり、印象的な事件が多すぎるという理由が間違いなくある。
大分で2002年、中国人留学生が留学の身元保証や身の回りの世話をしてくれた恩人の日本人を殺害し、奪ったキャッシュカードで厳禁を引き出そうとした強盗殺人事件があった。主犯格の朴哲と張越は事件後に出国して中国でのうのうと暮らし、11年も経った2013年に中国で別の事件を起こして身柄を拘束された。

中国人留学生が日本で殺人などの凶悪事件を起こすことはレアケースなのかも知れないが、それでも十分気になるほどの数が起こっている。在日外国人犯罪のうち、41%は中国人によるものだ。
以前にベトナム人留学生が学費や滞在費などのカネに困って窃盗事件を起こしていると書いたが、それは中国人でも同様で、とにかく数を受け入れようとする日本の留学制度にも問題がある。留学生はまさに玉石混淆で、受け入れの間口を広げれば広げるほど、石ころが入ってくる可能性が高くなる。

安倍政権は外国人ウェルカムの方針を拡大させ、留学生も増やそうとしているが、祖国で借金してまで留学し、日本で仕事をして取り戻そうとしている留学生が多い以上、その考えを改める必要がある。
日本語でしか授業を行っておらず、授業内容も底辺に近い大学で留学生がなにを学ぶというのか。結局は形を変えた労働者の受け入れでしかなく、トラブルが起こるのも当然だ。

学生の本分は学業である。仕事をしてカネを稼ぐことを一番の目的にしている学生はもはや学生とは呼べない。留学生ならなおさらである。

20150526-1

日曜日の朝になんとなくフジテレビ系列の「新報道2001」を見ていたら、「中国マナー向上作戦 13億人の"教育"可能?」という特集をやっていた。
「新報道2001」はYouTubeに番組をアップしているようだが、どんな特集も出演者がスタジオで話すところだけアップされていて、VTR部分は見られないので、YouTubeで見ても意味がない。

YouTubeにないVTRの部分は、春節やゴールデンウィークと重なった労働節の連休で日本に多くやって来て爆買いする中国人が、日本でどのようなマナー違反をしているかの実状を示すものであった。
とはいっても特に目新しいものはなく、タバコをポイ捨てするだとか、土産物屋でお菓子の包装紙を破って中身を確認するとか、大勢で飲食店に押し寄せ、店外で購入したものを持ち込みして食ってしまうとかいう内容だった。さすがに、そこらへんで子供にウンコをさせる中国人はいなかったようだ。あれはレアケースらしい。

中国人を含む外国人観光客が増えたおかげで、大阪市内の梅田や難波界隈はとにかく外国人だらけである。特に難波は石を投げれば中国人に当たるんじゃないかと思うくらい中国人で溢れかえっている。

ビザの緩和によって中国人が増えたものの、中国人が個人旅行するにはビザの要件が高いので、大抵の訪日中国人はツアーの団体客だ。
だから、難波界隈を団体でウロウロしているのは中国人で、梅田あたりを2~5人程度で歩いているのは台湾人だと思う。台湾人はカップルや家族の個人旅行客ばかりで、中国人のように団体ツアーで来たり、団体のまま移動することもまずない。

難波でよく見る光景は、千日前のビックカメラなんば店か、黒門市場あたりを旗を持ったガイドに連れられて練り歩く中国人の団体である。噂に違わずとにかくウルサイ。
「新報道2001」で、「中国人は国土が広く、人も多く、自己主張をしないといけないために皆声が大きい」などと解説されていたが、国土や人口など関係なく、単に周囲がデカい声で話すヤツばかりだからそうなったとしか思えない。

大阪に来る外国人は、大阪市内で買い物をして、買い食いをして、そのあと京都で日本らしい名所を観光するというのが定番のコースだ。
黒門市場は外国人が買い食いするのにうってつけの場所で、当然中国人もよく訪れる。ただ、中国人は売り物を触ったり、触った状態でポーズをとって記念写真を撮影したりするので、黒門市場の商店はどこも中国人向けに簡体字の中国語で「商品に触らないでください」と書いてある。

黒門市場などが人気なのは、おいしいものがその場で食べられるからだけでなく、値段がハッキリしていることも理由のひとつらしい。
中国や台湾、タイなどのアジアの国々では、店先に並んだ商品の値段が表示されておらず、店員に訊かないといけないことが多い。台湾でよく行く帆布カバン屋も、1個1万円から2万円くらいするのに価格表示がないから、いつも店員に価格を訊いている。
台湾はボッタクリが殆どないので、店員に確認しても事前にインターネットで見ている価格と同じであるが、価格表示をしていない海外の店では外国人がよくぼったくられる。
しかし、日本の店はどこも間違いなく全商品に価格表示をしており、日本人も外国人もその値段で購入する。その明朗会計なシステムがぼったくりを心配する外国人にウケがいいのだそうだ。

そこらへんを思うと、日本とアジアなどの海外では文化が違いすぎる。日本では外国人観光客からぼったくってやろうとする店など皆無だが、外国人からするとそれは新鮮に映ることもあるらしい。

「新報道2001」では、小樽の市場で買ったウニなどを昼食のために入った定食屋で食ったり、ケーキ屋で買ったケーキを喫茶店で食うなど、日本人ならおよそやらないようなことを中国人の団体は平然とやっている。
店の利用客はうるさい中国人客ばかりだと敬遠してしまうと言い、店は「何度も注意したが聞き入れて貰えない」と半ば諦め顔だった。
同じようなことが、大阪市内の中国人出没地域でも起こっている。

中国や台湾の飲食店は、他店で買った品物の持ち込みOKなところが多い。ジューススタンドでジュースだけ買い、それをほかの飲食店に持ち込むことなどは当然で、夜市で焼き饅頭だけ買い、それを店内で食べられる店に持ち込んで、そこで注文した品と一緒に食うのも当たり前。どこを見渡してもそれをやっている。
それが当然だと思うから、市場で買ったウニを食堂に持ち込んで、頼んだホッケ定食と一緒に食ったりする。

言葉が通じないから、聞き入れて貰えないからという理由で店側が諦めてしまうのはよくない。日本は中国とは違うことを分からせねば、どんどん酷いことになってしまう。
ただでさえ、団体で飲食店に押し寄せてガヤガヤうるさいのに、常識無視で好き勝手行動し、店も見ぬふりをするようでは、日本人客が敬遠するだけである。

外国人だからという理由で大目に見ていたら、外国人が来なくなったときに店が苦しい思いをするだけだ。日本人にそっぽを向かれ、外国人オンリーでやっていってうまくいくとは到底思えない。
台湾の故宮博物院は今や中国人だらけで、とにかく博物館であるにも関わらず騒々しく、混んでいて、マナー違反が横行している。その現状に台湾人はげんなりし、台湾人ですら故宮博物院に行かなくなり、ほかの外国人も敬遠しがちになってきた。

客単価がずば抜けて高い中国人観光客をありがたがって、多少のことを大目に見るのではなく、中国人らに「郷に入れば郷に従え」という格言を実施させる必要がある。
中国人の遺伝子に染み付いた傍若無人な精神にはムダかも知れないが、諦めて放っておくと悪くなるだけである。すぐに諦めてこちらから折れてしまうのは日本人の悪いところである。
日本の観光地がマナーの悪い中国人で溢れかえったら、そこはもう中国となんら変わらない。そんなとこに誰が行きたいと思うのか。

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