日本の市民団体・言論NPOと韓国のシンクタンク東アジア研究院が4~5月に共同で行った日韓共同世論調査によると、日本の社会や政治体制の印象について選ぶ調査で、韓国人回答者の56.9%が「軍国主義」、34.3%が「覇権主義」を選んだという驚くべき結果があった。「民主主義」を選んだのは22.2%だったらしい。
それに対し、日本人の韓国に対するものは、55.7%が「民族主義」、38.6%が「国家主義」だった。「民主主義」は14%にすぎなかった。
日本人の韓国に対する印象は、韓国人からすれば異議があることかも知れないが、まあ合っているように思う。
だが、日本に対する韓国人の印象は完全に間違っている。軍隊を持ち、徴兵制がある国から「軍国主義」呼ばわりされ、中国のように海洋侵出などしていないのに「覇権主義」呼ばわりされるのである。
これはひとえに、韓国のマスコミが竹島問題や従軍慰安婦問題で安倍首相を叩きまくっていることが原因なのだろう。日米安保やら安全保障に関する政治的なニュースがあったところで、軍国化しているなどと考える日本人はひとりもいないだろう。今の日本は軍国化からほど遠い。草食化している日本人に、国民を徴兵させて銃の撃ち方などを教えている国が何を騒いでいるのか。
また、韓国には「安倍なら叩いてもいい」という雰囲気があるため、アホな韓国人は安重根よろしく「安倍なら殺してもいい」と思うかも知れない。
安倍首相には、韓国に行かないことを進言する。リッパート駐韓米大使のように顔面を切りつけられたりしたら大変だ。
韓国は日本から「民族主義」と称されたことにも不満らしい。普段からウリナラ言っているヤツらが何を言うのかと思うわけだが、自分たちのことを棚に上げて、「日本は外国人差別が酷い」、「嫌韓デモが酷い」などと主張する。
特に嫌韓に関してはいつも過敏に反応するが、正直、今まで暮らしていて嫌韓デモというのを見たことがない。どこでやっているのか、今もやっているのかすら分からない。韓国に対して、一部のネトウヨが激怒しているのかも知れないが、多くの日本人は単純に嫌って、拒否感を抱いているだけだ。日本人に対し、何かと文句を付け、日本というだけで絡んでくるやり方に辟易して、韓国を避けているだけなのだ。
それでも、韓国人の怒りは収まらない。「どうして日本が韓国を嫌う理由があるのか」などと嘯く。
自分たちは1910年の日韓併合から1945年まで日本に痛めつけられたから、70年経っても日本人に対して恨みを抱いたり、謝罪や金銭を要求しても当然だと考えている。それに対し、日本人は加害者であって、韓国に何ら悪いことをされていないのにどうして自分たちを嫌うのかと本気で思っているフシがある。
とんでもないヤツらだ。
だから、サムスンのスマホのGalaxyが日本で売れないと、「これが日本人の民族主義だ」などと言う。
サムスンが満を持してリリースしたGalaxy S6とGalaxy S6 edgeは、日本版のみサムスンのロゴを消すなどして韓国臭を極力消したというのに、日本でさっぱり売れていない。
先週、ドコモがGalaxy S6シリーズへの買い換えを促すため、スマホの買い取り価格を5000円アップし、さらに5000円のクーポンを配布するなどして、実質1万円の値引きを行った。これは、Galaxy S6が売れていないため、ドコモがてこ入れをした結果だ。
BCNランキングによると、先週のGalaxy S6の売上が39位、Galaxy S6 edgeが47位だった。子供向けのキッズケータイが36位だったから、それより売れていないとネットで話題になったほどだ。
サムスンは日本での生き残りを賭け、Galaxy S6シリーズの宣伝に力を入れていたが、このままだとテレビ事業のように日本から撤退を余儀なくされるだろう。
未だスマホで世界シェアナンバーワンのサムスンだが、徐々にシェアを落としており、日本では惨敗している。これは日本の民族主義のせいではない。
単に韓国ブランドであることが日本人に気にされ、嫌われていること、それを覆すほどの魅力的なスマホでないことが原因なのである。