先っちょマンブログ

2016年03月

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先週の韓国出張はたった3日韓国にいただけだが、韓国の雰囲気を上辺だけでも味わえたのはいい経験だったと思う。

よく韓国人は日本人と比較して自分たちのほうが容姿端麗だと自慢する。女が整形だらけなのは韓国人も認めるところだが、スタイルは日本人よりいいと言う。
実際、男は日本人よりは若干背が高いように感じたが、女はずんぐりむっくりしているのが多いのは日本のことをバカにできるのかと思った。

ドワーフみたいな体型の女子中学生・高校生が結構いたが、みな一様にミニのタイトスカートだった。韓国の女子の制服はタイトスカートが多いらしく、それをめちゃくちゃミニにして穿いているから、女子のプロテニス選手のようだった。
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また、昨年から「血にじみリップ」なる口紅の付け方が流行しているらしく、女子中学生・高校生はほぼ口紅だった。
妙に赤い口紅で、内側から外側にかけてグラデーションにしているらしいが、昔のサザエさんのように口の先にだけ口紅を付けているようにしか見えない。
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韓国人は流行のものにみな飛びつく。ハニーバターチップスが売り切れたように、今はオリオンのチョコパイ(森永のパクリ)の買い占めが横行している。
アディダスのスニーカーがはやればみなが履き、ノースフェイスのジャケットがはやったらそれを着る。

韓国人は日本のことを全体主義の国だと批判するが、韓国の方がよほど全体主義に思える。女子はみな同じ口紅をしていて、大学生くらいになれば整形をしてみな同じ顔になる。同じ服を着て、同じ靴を履く。
男は男で、同じ髪型をしているヤツが多かった。韓流スターによく見るダンディカットというのをしているヤツが多くて、客先の韓国企業の担当もその髪型をしていたので、打ち合わせのときに何度も笑いそうになってしまった。
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日本だとどちらかというと、個性を出すためにほかの人と違った髪型やメイクにすることの方が多いと思うが、韓国ではそうではない。みなで同じことをやりたがる。
逆にいうと、ほかと違うことができないということなのだろう。

そんなことだから、セウォル号の遺族の傲慢に対して堂々と文句をいうこともできないし、「慰安婦は売春婦だった」と著書で本当のことを書いた大学教授が世間から袋叩きに合う。日本が好きだと公言するとまるで人非人であるかのごとく非難される。

異論を認めないのが韓国社会である。日本のことをとやかく言う資格は、少なくともこの国にはあるまい。

ちなみに、韓国に行って気がついた点として、本屋の少なさも挙げられる。出張先で行った地方都市には本屋が1軒もなかった。もしかするとどこかにあったかも知れないが、人口20万人の地方都市の中心街を2~3時間歩いて1軒もなかった。バスターミナルにキオスクのような小さな売店に本が僅かばかりに並んでいるだけだった。
「ここに住む人たちは一体どこで本を買うのか」と思わずにはいられなかった。

ソウル市内には大型書店が何軒かあるらしいが、地方都市だったとしても本屋がないなんてあり得ない。台湾は台北でも地方でも、中心街に行けば大型書店から個人商店の本屋までたくさんある。
韓国は仁川国際空港にも小さい本の売店があっただけで、空港内に何軒かある日本と台湾とは大違いだ。
韓国の本屋の少なさはなんなのか。

韓国人の年間平均読書量は9冊で、世界でも少ない方らしい。日本が18冊、アメリカが24冊だ。しかも、1年間で1冊も本を読まない人が3割から4割くらいいるとのこと。
韓国の中央日報が、韓国人の読書量の少なさから韓国人の知的好奇心が薄いことを嘆いていた。

そんな連中に日本があれやこれやと文句を言われているのかと思うと、余計に腹立たしくなるというもんである。

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死んだ私の父親は心臓病を患っていて、たまに不整脈が出ていた。前回のサッカーW杯の最終予選で、日本代表が平壌で試合を行うことになって観戦しに行ったのだが、その平壌で心臓の具合が悪くなった。そのときはまだ心臓に問題があることが分かっていなかった。
「平壌で倒れるわけにはいかない」として中国まで粘ったわけだが、「中国でも倒れられない」として韓国の仁川国際空港まで気合いで辿り着き、空港の医療施設にかかった。

賢明な判断だったと思うわけだが、日本代表の観戦ツアー専門の旅行社から父が韓国からの「航空便に搭乗していない」と実家に連絡があってちょっとした騒ぎになった。
父の知り合いは仁川国際空港から羽田だか成田だか東京方面に向かうので別の便に乗ったのだが、韓国までは来ていたことは分かっていたので、まあなんとかなるだろうとは思っていた。

実際、父は空港の医療施設で点滴を打って一晩過ごし、薬を処方されて帰国の途に就いた。薬が入った紙袋はハングル表記のみだったが、担当した医師がそれなりの年齢のインテリだったので、漢字を書くことができて、繁体字で「藥」と書いてあった。
医療費も確かかからなかったはずである。

韓国は嫌いな国であるが、その件については韓国人に大いに感謝している。父から「仁川国際空港はやたら大きい」と聞いていたので、よほどすごい空港なのだと思っていた。
先日、実際に行ってみるまでは。

仁川国際空港は国際空港評議会の評価で2004年から2013年まで9年連続で「世界最優秀空港賞」を受賞し、世界ナンバーワンの空港だと言われていたのだが、ここ数年はそうでもないらしい。
サービスのみならず、アジアのハブ空港として自慢だった乗り換え率(トランジットの率)も急落しているという。北京や上海、成田、国際空港化が進んだ羽田に客をずいぶん奪われたそうだ。

利用客が減っても、仁川国際空港を使う客にとっては空いているから寧ろメリットのように感じるのだが、客目線からのサービスという観点でも実際には大したことがなかった。
ここ何年かで利用した国際空港は関空、台湾の桃園、韓国の仁川の3つだけなのでこれ以外は知らないが、空港の利便性ではこの3つのなかで一番下に思える。

昔は自慢だった無料のWi-Fiも、今や当たり前になってしまった。関空のフリーWi-Fiに繋いで速度を測ったら40Mbps以上出て「メチャクチャ早い」と感心したもんだが、仁川は2~3Mbps程度だった。

キレイさ加減も大したことがなかった。空港はトイレを見れば程度が分かるように思うが、トイレがキレイではない。大をする方の便座も全然ダメ。これに比べると関空がメチャクチャよく思えるほどだ。

また、空港内が大きいと聞いていたが、大きいのは保安検査場より向こう側の免税店や搭乗口がある方だけで、空港の施設自体はそれほどでもなかった。
飲食店は少なめだし、買い物を楽しめるような店も少なかった。関空の場合、土産物屋がたくさんあるし、本屋やコンビニも複数ある。ダイソーまで入っていて、時間潰しでも意外と楽しめる。
韓国でなにもないド田舎の町にいても仕方がないから、早めに出てチェックインまでの2時間くらいある時間を空港でブラブラしようと思っていたのだが、時間を持て余しまくってしまった。

そしてなにより最悪なのが、保安検査場を抜けたあとの免税店エリアである。

喉が乾いていたので水を買いたかったのだが、自動販売機がない。韓国で自動販売機自体を見かけなかったのだが、空港にもないのではないか。関空にも桃園にも普通に自動販売機がある。
仕方がないのでカフェのようなところで売っていた水のペットボトルを買ったのだが、コンビニで50円くらいで売っているものが90円のボッタクリ価格だった。関空も桃園も、空港内外で自販機の飲料の値段は変わらないのだが。

水はまだガマンできるが、一番最悪だったのが免税店である。そもそも、韓国でお土産に買って帰りたいものなどないのだが、それでも時間を持て余すので免税店でブラブラしたくなる。
私の場合、出張先の近くのスーパーで韓国のりとコチュジャンを計1500円分くらい買ったので十分だったので、本当に見るだけでよかったのだが、免税店にはオバチャンの店員が本当に山ほどいて、メチャクチャ話しかけてくる。ちょっと目線を移したら、あれがいいこれがいいと勧めて来て、本当にウザかった。店員のことをこれほど心底ウザいと思ったことはこれまで一度もなかった。

しかも、私がスーパーで400円くらいで買った韓国のりと同じものが15ドルで売られていた。ボッタクリすぎやしないか。
「なんか土産を買って帰る」と言っていた後輩社員は、独身のひとり暮らしなのにチョコレートを4千円分も買わされていた。店員のオバチャンの押しが猛烈に強く、「3個買ったら1個サービス」と言われて買ってしまっていた。
チョコレートみたいなどこにでもあるようなものを4千円分も買うなんてアホである。

ハッキリ言って、ここまで鬱陶しい免税店がこの世に存在するとは思わなかった。
いつも桃園ではのんびり眺めて、ちょっと小洒落た文房具などを買ったりしていた。酒を売っている免税店以外の店員はほとんど話しかけてこないので、ゆっくり見ることができた。それが免税店だと思っていたのに、仁川の免税店はなんなのか。

そんな仁川国際空港の免税店であるが、アメリカのビジネス旅行向け専門雑誌の「ビジネス・トラベラー」で、4年連続で「世界最高の免税店賞」なるものを受賞しているらしい。
どこらへんが世界最高なのかまったく理解できない。免税店以外ならまだ評価できるかも知れないが、免税店だけは世界最高ではない。しょーもない土産と、鬱陶しい店員ばかりではないか。
これの一体なにを評価したというのか。こういう評価はカネで買ったりすることができるに違いない。

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昨日、日本では2年にわたって監禁されていた女子中学生が警察に保護された監禁事件のニュースが世間を賑わしていたが、同じ頃、台湾では4歳の女の子が殺害された事件が社会を震撼させていた。

昨日28日(月)の午前11時過ぎ、台北市北部の内湖区で親戚を迎えに母親と一緒に地下鉄の駅に向かっていた4歳の女の子が、33歳の王景玉なる男に襲われて中華包丁で首を切断されて殺されるという事件が発生した。
王景玉は市内の病院で精神障碍手帳を交付して貰っていた男で、10年前には薬物摂取での逮捕歴があった。

王景玉は事件当日の8時50分頃、現場近くの雑貨屋で大型の中華包丁を購入し、西湖國小学校の近くを徘徊して2時間近くターゲットにする子供を探し、11時5分頃凶行に及んだ。
足で地面を蹴って乗るストライダーに乗っていた女の子に後ろから襲いかかり、止めようとする母親を払いのけたうえで女児の首を中華包丁で切りつけ、最終的に切断した。

母親の目の前で4歳の女の子が恐ろしい殺され方をしてしまった。台湾社会が騒然となるのも当然である。
しかも犯人は前述のとおり精神疾患を抱えているとされており、無職で両親と同居していた。両親には日頃から自分が堯帝(中国神話の聖人君子)であると話していて、犯行時は「自分は四川の皇帝である。彼女(被害者)は四川の女だ」などと話していたという。
また、現場に駆けつけた警官には「予にひざまづけ」などと言っていたという。
ただ、逮捕後には事件について黙秘しており、台湾の一部の専門家は「詐病の疑いがある」としている。

この事件で問題なのは、幼い女の子が凄惨な殺され方をしただけではなく、犯人に統合失調症の疑いがある点だ。刑事責任を問われない可能性があるか、あったとしても刑が軽減されるかも知れない。

台湾の芸能人はハリウッドセレブ並みにイデオロギーや時事問題に意見表明するのだが、今回のこの事件では大物タレントから女性アイドルまで「絶対に死刑にすべき」などとFacebookで表明している。
アイドル歌手だった孫協志は、光市母子殺害事件の遺族である本村洋さんが死刑の意義を訴えた言葉を引用し、死刑について考えるよう訴えた。
保守的な言動をしばしばとっている大物司会者の呉宗憲(ジャッキー・ウー)は、「家庭環境にも問題がある。連座制にして親の責任も問うべきだ」とまで言及した。

台湾は死刑執行数が割りと多い国であったが、ここ数年は死刑が執行されていない。死刑廃止を見越して有期刑の最長が20年から30年になったり、無期懲役の規定が変更されるなどしている。
ところが、台湾の一般市民は8割近くが死刑廃止を望んでいない。次の政権を担う民進党はリベラルなところが多く、死刑廃止を進めようとしていたわけだが、今度の事件で方向転換を求められるに違いない。

「死刑にできなくてもシンガポールのように鞭打ち刑にできないのか」との声を多く渦巻く台湾では、事件が速報で流れて犯人の王景玉が多くの怒りを買った。地元警察から検察に移送される際には、100人近くの怒れる市民が押し寄せ、棍棒などで武装した市民にどつかれるという日本では考えられないような騒動に発展した。
エントリ最初の写真で、犯人がヘルメットを被っているのは、棍棒で殴られないように警察が被せたものである。

この痛ましい事件は、日本も他人事ではない。日本もたびたび刑法39条に関わる刑事責任の有無が争点になるし、事件報道も問題になる。
台湾では韓国と同様に基本的に犯人は「王容疑者」というように姓だけで報じられる。また、マスコミの前に晒されるのだが、顔にはモザイクがかけられる。
今回の場合、現行犯であることに加え、小さな子供に対してあまりにも酷い殺し方をしたために顔も本名も全部出ることになった。最初からそのようにすべきだろう。その都度判断すると線引きが難しくなってしまう。

なお、被害女児は現地報道では姓だけで「劉さん」、もしくは愛称だった「小燈泡」(豆電球)と報道され、生前の写真は目を隠されたり、モザイクをかけられたりしている。
「死んだ被害者に人権は存在しない」と言わんばかりの日本の報道は、これについては少しは見習うべきなのかも知れない。
テレビキャスターの辛坊治郎は「被害者のことを報道しないと、ありもしない事件をでっち上げられるかも知れない」という報道のジレンマを訴えていた。確かにそれもあるかも知れないが、自分が被害者になって死んだとして、見ず知らずの他人に自分の写真を見られて殺され方を想像されたり、ほかにも性的被害を受けたのではないかなどと勘繰りされることを思うと嫌な気分にしかならない。
被害者報道については、もう少しあり方を考えていいように思う。

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昨日まったくニュースを見ていなかったので、今日の朝刊を読んでビックリした。2014年3月に行方不明になっていた埼玉の15歳の女子中学生が東京都内で保護されたというニュースだ。
この2年間、東京都内に住む23歳の男に監禁されていたのだという。

普通、中学生や高校生が行方不明になった場合、家出して出て行ったパターンが大半だ。異性と駆け落ち同然で出て行ったのか、家が嫌で出て行ったのか理由は様々ではあるが。
それ以外の理由としては、交通事故や殺人事件で死んでどこぞに捨てられているパターンがある。殺人事件は滅多にないが、交通死亡事故での事故隠しは結構あるように思える。
2年も帰ってこないなら、家出なら今後もずっと帰ってこないだろうし、死んでいるなら見つかりそうにもない。それが誘拐・監禁という超レアケースだったから、行方不明の子を持つ親は希望のようなものを持ったかも知れない。

自殺しきれずにさまよっているところを逮捕された犯人の寺内樺風(てらうち・かぶ)という変な名前の男は、今月千葉大学を卒業し、就職先も決まっていたのだという。
就職すると最初の何週間か泊まりの研修があったり、新人研修後に勤務先が東京以外になる可能性がある。そうなると家を何週間も空けたり、引っ越しするわけにはいかなかっただろうから、監禁されていた女子中学生は来月には殺されていたかも知れない。犯人が秋葉原にでかけた隙に犯人の自宅アパートから脱出し、公衆電話から警察に電話して保護されたということらしいが、本当によかったと思う。

この事件で思い起こさせるのが新潟の少女監禁事件である。佐藤宣行なる変態男に9年2か月にもわたって9歳だった少女が19歳になるまで監禁された事件だ。
この少女は犯人によって人生をメチャクチャにされた。思春期の大切な時期に、友人とも遊べず、学校にも通えず、変態男に監禁されていたのである。しかもほとんど歩くことができなかったため、骨の発育にも問題が出るなどして自力で歩くことすら難しい体になっていた。

今回の埼玉の女子中学生も、中学1年から3年まで通学することもできなかったし、当然高校にも進学できていない。1年遅れで高校に入るわけにもいかないだろうから、通信高校を出るか大検を受けて直接大学に入って人生をやり直すしかない。

下衆な国民としては、新潟の監禁事件や今回の監禁事件で少女が性的被害に遭っているかどうなのかが非常に気になるところだ。
新潟の監禁事件の場合、佐藤宣行は監禁致傷と窃盗(万引き)の併合罪で起訴されたわけだが、強姦や強姦致傷、強制猥褻などは含まれていなかった。強姦は親告罪なので被害者が被害の実態を知られることを恐れて被害を申し出なかったのか、本当になかったのかも知れない。
今回の監禁事件でも、結局どうだったか分からずじまいで、性的被害があったとしても犯人がそれを問われない可能性が高い。

新潟の監禁事件を起こした佐藤宣之は懲役14年の判決が確定して服役中である。その佐藤が起こした監禁事件を「14階段 ―検証新潟少女9年2ヶ月監禁事件―」という本にまとめた窪田順生というノンフィクションライターが、服役している佐藤宣之とのやりとりを週刊新潮で手記にまとめていた。
それによると、佐藤は服役中もまったく反省の色なく、母親に買ってこさせたように西村知美や菊池桃子、小向美奈子ら元アイドルの写真を求め、写真は必ずラミネート加工を施して折れたり汚れたりしないよう求めたのだという。

コイツは自分の好きなモノを完璧な状態で保存したいと思う性格・性癖で、9歳の少女を自分のしたいように保存しようとして監禁事件を起こした。
その性癖はまったく直っておらず、性犯罪者の更生などなにも望めないことがよく分かる。
佐藤宣之は昨年4月には出所しているはずで、アイドル雑誌やCDを買ってこさせたり、少女監禁に薄々感づいていながら黙らせた母親はもう死んでおり、誰も面倒を見てくれない。一体どのようにして生きているのか。再び事件を起こすことはないのか。

今回の監禁事件の寺内樺風も大学在学中に女子中学生を自宅に2年も監禁するド変態である。かなり性的に歪んでいるわけだが、こいつも10年か15年くらい刑務所に入ったらシャバに出てくる。
刑の確定後に自殺でもしてくれりゃいいのだが、女子中学生に逃げられたことに気がついて静岡まで逃亡し、カッターナイフの刃で自分の首を切って死のうとしても怖くてやり遂げられなかったような男である。きっとそのまま生き続け、普通に刑務所に入り、普通に出所するのだろう。

神戸の連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗もそうだが、人殺しや性犯罪者が社会に紛れてのうのうと生きているのが恐ろしい。
この社会は犯罪者に優しく、重大犯でも名前を変えて生き続けることができる。犯罪被害者は、犯罪被害に遭ったことの重みを一生背負っていかねばならないのに、加害者の方は養子縁組などで名前を変え、過去を捨てて他人のふりをして生きていくことができる。なんなら再犯することも可能だ。
世の中はなんと不公平なのだろうか。

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私は10年以上ずっと週刊新潮を買っていたのだが、先週から買わなくなった。誌面が嫌いになったからではなく、タブレットで読むようにしたからだ。
これまでまったく知らなかったのだが、ドコモがやっている「dマガジン」というサービスに入ると月400円でかなり多くの雑誌が読めるようになる。そのなかに週刊新潮があり、「dマガジン」に加入したからだ。

「dマガジン」はドコモの契約者しか入れないと思っていたのだが、アカウントを取れば誰でも入れるらしい。週刊新潮は1冊400円だから、月400円ならそれだけで得である。
それ以外にも、買っている雑誌では「SAPIO」(月刊/700円)があった。
買わなくなった「週刊アスキー」(週刊/Amazon Kindleで324円)、「DVD&ブルーレイでーた」(月刊/550円)もあった。

購読はしていなかったが、「週刊文春」「週刊ポスト」「週刊現代」「FRIDAY」「SPA!」「NEWSWEEK」もあって、タダなら読む気がある。
嫁さんは「関西ウォーカー」「オレンジクラブ」「レタスクラブ」を読むと言っていた。
これで月400円ならめちゃめちゃお得ではないか。

【dマガジン】参加雑誌一覧

制限はある。例えばヌードグラビアのページは掲載されない。週刊新潮の巻末の西原理恵子の漫画など、一部の漫画は掲載されない。
ジャニーズのタレントはシルエットになるし、「DVD&ブルーレイでーた」でどういう基準か知らないが俳優や監督の写真が一部シルエットになる。
ただ、誌面とほぼ同じでなんら遜色はない。もっと早く知っておけばと思ったくらいだ。

「dマガジン」を契約したおかげで、24日(木)に韓国から帰国するときに仁川国際空港の無料Wi-Fiで週刊新潮をダウンロードして、チェックインするまでの暇な時間に週刊新潮を読むことができた。海外赴任している人にもいいかも知れない。

そのときたまたま週刊新潮が久々に世間を賑わすスクープ記事を掲載していて、乙武洋匡が5人の女と不倫していたという記事を読んで韓国の空港で驚いてしまった。
乙武の不倫がどうのというよりも、乙武とセックスをしたいという女がたくさんいることに驚いた。世間の関心もどちらかというと、不倫というより乙武とセックスする女がどういうヤツなのか、どんな体位でセックスするかとかいうものではなかろうか。

昔からよく聞く都市伝説で、中国などアジア諸国で誘拐され、手足を切断されてダルマにされて性の道具として売られるというものがあった。そういう性的嗜好の人間が少なくともいるのだ。
乙武は顔は普通だし、話もうまい。そんな彼に引きこまれて体を許してしまうということがあるのだろうか。少なくとも奇妙なカラダの人間とセックスしたいというヤツがこの世の中にいるということの方が興味がある。

話がめちゃくちゃそれたので元に戻そう。「dマガジン」で雑誌を読むと便利な世の中になったものだと思う。出版不況に拍車をかけるものなのか、書店の売上減につながって業界が悪い方向に向かうものかよく分からないが、とにかく便利だ。いちいちキオスクやコンビニで買う必要がなくなったし、安価で雑誌を読むことができる。
「dマガジン」のアプリ自体、いちいち読み込んだりして動きが悪いが、その程度の不便はガマンできる。

スマホやタブレットで便利なことをできるといえば、韓国から帰国してから知ったのだが、スマホ版のGoogle翻訳がめちゃくちゃスゴイ。Google翻訳はブラウザでアクセスするWEB版しかないと思っていのだが、スマホアプリがあって、カメラで撮影した外国語を翻訳してくれるのだ。
韓国の飲食店でメニューが読めずに困ったと書いたが、Google翻訳のアプリを知っていればそんなことにはならなかった。

試しに韓国のスーパーで買ってきたコチュジャンを翻訳してみた。
スーパーでコチュジャンなのかどうかも分からず買ったのだが、Google翻訳にかけてみるとちゃんと表示された。
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文字を認識し、指でなぞった部分の翻訳をしてくれる。なんのなのかさっぱり分からなかったが、「私たちの米で作った 太陽酢コチュジャン」であるらしい。

中国語でもやってみた。中国語は漢字だから日本人ならなんとなく意味が分かるし、Google翻訳は中国語から日本語への変換の精度がよくないが、それでもあるのとないのとでは大違いだ。
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しかもこのGoogle翻訳、必要な言語をネット接続がないオフライン環境でも翻訳できるように予め言語パックをダウンロードしておくことができる。中国や韓国語などメジャーな言語はオフラインでも使えるようになっている。
だから今回の韓国出張のように、プリペイドSIMを買えなくてネット接続がない場合でも翻訳することができたのだ。
試していないが、音声入力からの翻訳もあるし、もちろん文字入力からも、手書き入力からも翻訳ができる。なんという素晴らしいアプリであろうか。

Googleマップに行きたい場所をマークして海外で迷わずそこに行ったり、海外で日本の雑誌を読んだり、現地の言葉をまったく知らなくても翻訳アプリで知ることができ、通話アプリで日本と音声通話やビデオ通話もできる。
海外旅行や海外出張のハードルがますます下がるというもんである。世の中、これほど便利でいいのかと思わずにはいられない。

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