私は欲しいものがあれば買う。とは言っても、別に欲しいものが特にあるわけでもないので、浪費家というわけでもない。あまり物欲はなく、高い腕時計や高級ブランド品も持っていない。
だから、そのままだと対してものを買わずに過ごしてしまうので、ボーナスが出たら「ちょっと欲しいけど、なくても困らないしいらない商品」を買うことにしている。
今年の夏のボーナスはちょこちょこいろんなものを買った。
まず最初に、自転車を買った。自転車など月に1~2回しか乗らず、すでに折り畳み自転車を持っているのだが、折り畳み自転車は乗っていると膝が痛くなる。折り畳んだことがなく、小さいのが収納に便利だと思っていたが、長時間乗ると膝を悪くしそうなのでちゃんとしたのが欲しかった。
そこで、ドッペルギャンガーの411というクロスバイクを買った。
【ドッペルギャンガー」411 Bliksem
Amazonで3万円ほど。5万円以下のクロスバイクは「ルッククロス」などと揶揄される。見た目だけクロスバイクだから「ルッククロス」。性能はママチャリ。
しかし、クロスバイクに乗ったこともなく、月に1回乗るか乗らないかの自転車に5万円、10万円出していられないので、3万円でそれなりにカッコイイのを買った。私は黒とオレンジの組み合わせの色合いが大好きなのだ。
組立方法が分かりにくくて難儀したが、とりあえず乗ってみたところメチャクチャ快適だった。ママチャリなんかより断然スピードが出る。なにより、今まで乗っていいた折り畳み自転車より乗りやすい。
買って正解だった。ポケモンGOをするためにスマホホルダーを買ったのだが、地方でやるのはアホらしいと分かったので自転車でポケモンを捕まえに行くきが起きなくなったため、どれだけ乗るかは分からない。
それ以外に、ロボット掃除機を買った。今までいるかいらないかでいうと「いらない」要素が大きかったが、なんとなく買ってみた。
本来なら、売れているルンバを買うべきだったのだが、ANKERというモバイルバッテリーで有名なメーカーが新しくリリースした「RoboVac 10」というのがAmazonで2万5千円ほどで売っていたので買ってしまった。
あとで中国メーカーのOEM品であることを知ったが、まあ別に構わない。
【ANKER】RoboVac 10
買って10日ほど動かしてみた。午前3時に動作するようセットし、1階に置いておいた。掃除が終わったら自動で元の充電場所に帰るはずなのだが、これまで10回中1回しか元に戻っていなかった。
朝になると、玄関に落ちてひっくり返っているか、リビングで紐や犬のペットシートを吸い込み口に絡ませてバッテリー切れになっていた。
思っていたよりめちゃくちゃアホだった。玄関から落ちてひっくり返るのは仕様らしい。段差くらい検知するのかと思っていたらそうではなかった。
厚めの板の上に敷いていたペットシートは、その板の上に乗り上げてしまって吸い込んでいた。板の縁に木を打ち付けて高くした。
荷造り用のビニール紐を絡ませていたこともあったし、ACアダプタのケーブルを巻き込んでいたこともあった。紐ならいいが、ACアダプタのケーブルの場合は事故や火事の恐れがある。
ロボット掃除機を買うと、掃除機が掃除する以上に家の人間が掃除をするとよく聞く。ロボットが掃除しやすいように床にモノを置かないようにし、途中で変なものを吸い込まないようにも気をつける。ロボット掃除を買ってみて、なるほどと納得した。
ANKERのロボット掃除機はそんなものだったが、ルンバだと同じくらいの機能の最安モデルが3万7千円ほどする。そちらはもっと賢いのだろうか。
ともかく、ロボット掃除機のためにいろいろ処置をして、とりあえずロボット掃除機が掃除できる環境にはなったと思う。なぜ人間がロボットに振り回されないといけないのかと思うが、まあ仕方がない。
ロボット掃除機が夜中に勝手に掃除をしてくれるおかげで、これまでは犬の毛がよく目についていたが、朝起きたら床がキレイな状態にはなっている。たまにリビングの隅のほうで止まっていたり、玄関に落ちない仕掛けをし忘れたときに玄関でひっくり返っているが、そんなものだろう。
これがよかったら、1年か2年後にもうちょっと高いロボット掃除機を買おう。
本来なら国内メーカーのロボット掃除機を買いたいのだが、国内メーカーはどこも価格が高すぎる。日本の家電メーカーは、どうでもいい付加価値を付けて高く売るという手法がやめられないらしい。
ロボット掃除機は愚直に掃除だけしてりゃいい。シャープのロボット掃除機にはおしゃべり機能があるが、深夜に掃除させている間に喋っている掃除機を想像するとぞっとする。
ロボット掃除機を買ってみて、シャープが潰れる理由も分かった気がした。