先っちょマンブログ

2016年07月

20160731-1

私は欲しいものがあれば買う。とは言っても、別に欲しいものが特にあるわけでもないので、浪費家というわけでもない。あまり物欲はなく、高い腕時計や高級ブランド品も持っていない。
だから、そのままだと対してものを買わずに過ごしてしまうので、ボーナスが出たら「ちょっと欲しいけど、なくても困らないしいらない商品」を買うことにしている。

今年の夏のボーナスはちょこちょこいろんなものを買った。
まず最初に、自転車を買った。自転車など月に1~2回しか乗らず、すでに折り畳み自転車を持っているのだが、折り畳み自転車は乗っていると膝が痛くなる。折り畳んだことがなく、小さいのが収納に便利だと思っていたが、長時間乗ると膝を悪くしそうなのでちゃんとしたのが欲しかった。
そこで、ドッペルギャンガーの411というクロスバイクを買った。

【ドッペルギャンガー」411 Bliksem

Amazonで3万円ほど。5万円以下のクロスバイクは「ルッククロス」などと揶揄される。見た目だけクロスバイクだから「ルッククロス」。性能はママチャリ。
しかし、クロスバイクに乗ったこともなく、月に1回乗るか乗らないかの自転車に5万円、10万円出していられないので、3万円でそれなりにカッコイイのを買った。私は黒とオレンジの組み合わせの色合いが大好きなのだ。

組立方法が分かりにくくて難儀したが、とりあえず乗ってみたところメチャクチャ快適だった。ママチャリなんかより断然スピードが出る。なにより、今まで乗っていいた折り畳み自転車より乗りやすい。
買って正解だった。ポケモンGOをするためにスマホホルダーを買ったのだが、地方でやるのはアホらしいと分かったので自転車でポケモンを捕まえに行くきが起きなくなったため、どれだけ乗るかは分からない。

それ以外に、ロボット掃除機を買った。今までいるかいらないかでいうと「いらない」要素が大きかったが、なんとなく買ってみた。
本来なら、売れているルンバを買うべきだったのだが、ANKERというモバイルバッテリーで有名なメーカーが新しくリリースした「RoboVac 10」というのがAmazonで2万5千円ほどで売っていたので買ってしまった。
あとで中国メーカーのOEM品であることを知ったが、まあ別に構わない。

【ANKER】RoboVac 10

買って10日ほど動かしてみた。午前3時に動作するようセットし、1階に置いておいた。掃除が終わったら自動で元の充電場所に帰るはずなのだが、これまで10回中1回しか元に戻っていなかった。
朝になると、玄関に落ちてひっくり返っているか、リビングで紐や犬のペットシートを吸い込み口に絡ませてバッテリー切れになっていた。

思っていたよりめちゃくちゃアホだった。玄関から落ちてひっくり返るのは仕様らしい。段差くらい検知するのかと思っていたらそうではなかった。
厚めの板の上に敷いていたペットシートは、その板の上に乗り上げてしまって吸い込んでいた。板の縁に木を打ち付けて高くした。
荷造り用のビニール紐を絡ませていたこともあったし、ACアダプタのケーブルを巻き込んでいたこともあった。紐ならいいが、ACアダプタのケーブルの場合は事故や火事の恐れがある。

ロボット掃除機を買うと、掃除機が掃除する以上に家の人間が掃除をするとよく聞く。ロボットが掃除しやすいように床にモノを置かないようにし、途中で変なものを吸い込まないようにも気をつける。ロボット掃除を買ってみて、なるほどと納得した。
ANKERのロボット掃除機はそんなものだったが、ルンバだと同じくらいの機能の最安モデルが3万7千円ほどする。そちらはもっと賢いのだろうか。

ともかく、ロボット掃除機のためにいろいろ処置をして、とりあえずロボット掃除機が掃除できる環境にはなったと思う。なぜ人間がロボットに振り回されないといけないのかと思うが、まあ仕方がない。
ロボット掃除機が夜中に勝手に掃除をしてくれるおかげで、これまでは犬の毛がよく目についていたが、朝起きたら床がキレイな状態にはなっている。たまにリビングの隅のほうで止まっていたり、玄関に落ちない仕掛けをし忘れたときに玄関でひっくり返っているが、そんなものだろう。
これがよかったら、1年か2年後にもうちょっと高いロボット掃除機を買おう。

本来なら国内メーカーのロボット掃除機を買いたいのだが、国内メーカーはどこも価格が高すぎる。日本の家電メーカーは、どうでもいい付加価値を付けて高く売るという手法がやめられないらしい。
ロボット掃除機は愚直に掃除だけしてりゃいい。シャープのロボット掃除機にはおしゃべり機能があるが、深夜に掃除させている間に喋っている掃除機を想像するとぞっとする。

ロボット掃除機を買ってみて、シャープが潰れる理由も分かった気がした。

20160712-1

日本での「ポケモンGO」のリリースから1週間が経った。リリース3日でのダウンロード数が1000万を超え、日本でも毎日プレイするアクティブユーザー数がツイッターを超えたのだという。どこへ行っても「ポケモンGO」をしている人ばかりで、まさに空前のブームである。
1週間も経てば「もう飽きた」と思う人もいるだろう。アクティブユーザー数は徐々に減るのは当然で、1年後に100分の1になってしまったとしても、元のユーザー数が多いから十分すぎるアクティブユーザーが残ることになる。

「ポケモンGO」は毎日のようにニュースになっているが、Yahoo!ニュースを見ると、ネガティブなコメントが目立つ。よほど歩きスマホが気に食わない人が多いのか、歩きスマホへの文句ばかりだ。
公園などでスマホを眺めている人が爆発的に増えたし、歩きスマホや、それ以上に危険な自転車に乗りながらスマホを見るアホが増えた。先日、夜中に歩道で立っていたら、後ろから大学生らしき男がぶつかってきて「スミマセンスミマセン」と平謝りしていた。どうせ「ポケモンGO」に没入していて前をよく見ていなかったのだろう。
この手のバカがたまにいるのだが、「ポケモンGO」ではずっと画面に見入った状態で歩く必要などない。普段歩き慣れた道はポケストップの位置をすぐに覚え、どこらへんに行けばレンジインするか肌感覚で覚えるだろうから、スマホをチラッと見てポケストップを回せばいい。
ポケモンが現れたときはバイブで通知してくれる。ポケモンがゲーム画面の地図上に表示されていれば、半径40メートルの円のなかに入っていなくても、ポケモンをタップすれば捕獲モードに入れる。だから、バイブが来たら急に立ち止まったりせず、ゆっくり止まって、後ろなどを確認しながら人の邪魔にならない位置を確保。その状態でポケモンを捕まえればいい。

ユーザーが増えると、その程度のことができないバカがどうしても出てくる。だから、鉄道や高速道路にポケモンが出ないようにしろと苦情が出たりするのだろう。底辺に合わせてゲームが変わっていくのは残念だが、まあ仕方がないのかも知れない。

私もリリース初日からやっていて、仕事終わりにやっているだけだが、現在レベル18まで来た。
ここまでやって、気がついたことなどを以下に記す。「ポケモンGO」をやっていない人は読んでも意味が分からないと思うので、今日のエントリは読み飛ばしてもらっていいと思う。

【トレーナーレベルについて】
効率よくゲームを進めるには、なによりもまずレベルを上げねばならない。効率重視ならば余計なことをせずにレベル20くらいまで上げてしまうことをお勧めする。
私は滋賀に住んでいるのだが、田舎と都会ではレベル上げの効率に雲泥の差がある。地元はポケストップが少なすぎることはないが、大阪駅前などに比べると圧倒的に少ない。そしてなにより、都会はそこらじゅうでポケモンを集めるルアーモジュールが使われている。
ポケストップが3~4箇所レンジインする地点で、すべてのポケストップがルアーモジュールでフィーバー状態になっていることなどしょっちゅうだ。
20160729-2
のんびりやるのではなく、とにかくレベルを上げたい地方在住者は、時間とお金を使って都会に出てプレイすることをお勧めする。田舎で何時間もかけてやることが、都会では倍速、いや4倍速くらいでできる。
私の職場はいうほど都会でもないので、大阪駅前までたまに行っている。上の画像は平日の曽根崎新地、午後7時前の状態だ。これを見たら地方でやるのが辛くなってしまう。

【レベルアップについて】

ポケモンをゲットして100exp、ポケストップを回して50expなど稼いでいてもレベルが高くなるほどもの足らなくなる。基本的にレベルアップはポケモンをまとめて進化させて行う。
ポッポ、ビードル、キャタピーといったポケモンは「アメ」を12個集めることで1体進化させることができる。1体進化させると500exp手に入る。課金しなくてもレベルアップで貰えることがある「しあわせタマゴ」を使うと、30分の間、稼ぐ経験値が倍になる。
だから、そこらじゅうで出るポッポをゲットしまくり、余計な分は博士に送って「アメ」にする。「アメ」を240個貯め、ポッポを20体用意しておき、「しあわせタマゴ」の効果がある間にポッポを進化させまくる。20体進化させたら2万expだ。ポッポ以外にも進化させられるポケモンとその分の「アメ」を用意しておけば、もっと経験値を稼げる。
要するに、ポケモンの進化は「しあわせタマゴ」を使っているあいだにまとめてやるべきである。

【ジムについて】
「ポケモンGO」のレビューで、「始めたばかりだとジムで勝てないからつまらない」「ほかが強すぎる」というのをよく見るが、ジムで戦う必要などないので、そのような不満を持つ必要はない。味方のジムでトレーニングするのは時間の割に得られる経験値が少ないし、敵のジムも潰す必要がない。どうせ放っておけば誰かが潰しているのだから。
味方のジムを21時間防衛すれば1箇所あたり10ポケコイン(10円)貰えるが、やってみればそんなことは不可能に近いことが分かるだろう。
ある程度レベルが上がればジムでの戦いで勝てるようになる。大抵のジムは1~3体くらいしかポケモンが入っていないのに、自分は6体まで使えるのだから押し勝てる。攻撃側が圧倒的に有利なので、よほど人が来ないジムでない限り、21時間の防衛など考えるだけムダだ。課金できない子供なら仕方がないが、大人なら10円のために必死になる必要はない。
「きずぐすり」などを捨てるのがモッタイナイと思うのなら、ジムで適当に戦えばいいかも知れない。ジムで戦うのが面倒なら、普通の「きずぐすり」や「げんきのかけら」が道具入れのバッグを圧迫するので、それを先に捨てていった方がいい。

【タマゴと歩く距離について】
ポケストップを回すと得られるタマゴは捨てられないので、「ふかそうち」で孵していくしかない。何回でも使える「ムゲンふかそうち」を2kmのものに使い、どんどん孵化させる。レベルアップで3回まで使える「ふかそうち」が手に入ることがあるが、それを使って5kmのタマゴを孵化させよう。
10kmのタマゴは、後述する個体値の高いポケモンやレアなポケモンが生まれてくることが多いので、レベルが高くなってから孵化させた方がいいと思われる。
タマゴを孵化させるには、ひたすら歩く必要がある。歩いた距離はアプリを立ち上げているときだけカウントされ、スリープ状態になっているとカウントされない。だから、歩いているときは常にアプリを起動させておく必要があり、バッテリーをかなり消耗する。バッテリーセーバーを使えば、アプリを立ち上げた状態でスマホの画面だけオフにするので、幾分かはバッテリーの節約になるのが、バグが多く報告されているので使用することをお勧めしない。素直にモバイルバッテリーを買った方がいい。そこらへんの店よりAmazonでかなり安く買える。
歩いた距離は「Ingress」と同等だとすると、時速10キロ以下のときだけカウントされる。電車や車だとほとんどカウントアップされない。自転車もゆっくり漕がないとカウントアップされない。GPSのブレで移動した分はカウントアップされるので、スマホを置いた状態でもアプリを立ち上げっぱなしにしておくと、数時間で数百メートル移動したことになっていたりする。

【強いポケモンについて】
最初のうちはジム戦はムダだが、そのうちやることもなくなってきたらジムで戦うことになる。そのために強いポケモンを用意せねばならない。強いポケモンは、ゲーム上でCPの高いポケモンではない。ポケモンでもっとも重要なのは、ポケモンが持っている「わざ」である。出るまでに時間のかかる「わざ」しか持っていないポケモンはカスも同然なのだ。
「わざ」と同じくらい重要なのがIV(個体値)と呼ばれる見えないパラメータである。ここのポケモンには攻撃力、防御力、スタミナという3種類のパラメータがあり、それぞれ最大値が15である。
ゲーム画面に表示されているCPは、ポケモンのレベルから算出されたポイントでしかない。ポケモンのレベルは強化することで上がり、その分CPが上がる。しかし、個体値はポケモンをいくら強化しても変わることはない。
ポケモンの個体値は、以下のサイトで簡易的に算出することができる。

Pokemon GO Tools | The Silph Road

「IV RATER」を選択し、「SELECT YOUR SPECIES」で調べたいポケモンを選択。
STEP1で自分のトレーナーレベルを選ぶ。
STEP2で調べたいポケモンのレベルを選択。ゲームにはポケモンのレベルが表示されていないが、スライダーを動かし、ポケモンのCPとHPが収まるレベルを選ぶ。このとき、強化させるのに必要な「ほしのすな」と「アメ」の数が合うようにする。
STEP3でポケモンのCPとHPを入力する。
そこまでできたら「RATE MY POKEMON!」で結果を表示する。

下の結果は、レベル14の私の嫁さんが自宅で偶然捕まえたシャワーズの個体値である。
20160729-1
攻撃力と防御力は別々に算出できないので、合算させた数値が出る。個体値最高はそれぞれ15なので、攻撃力+防御力が30/30、スタミナが15/15の個体値を持つポケモンが最高であるが、拾ったポケモンなのに「25/30、13/15」はかなりいい値である。しかも、シャワーズはかなり強いポケモンなので、このポケモンは自分のレベルが上っても、強化すればずっと使うことができる。

(追記)
上記のサイト以外に、日本語の別サイトがあったので掲載しておく。

ポケモンGO図鑑151 個体値チェッカー

こちらの方が使いやすいかも。

【使えるポケモンについて】
ジムを占拠しているポケモンを見ると、シャワーズがやたら多いことに気づくだろう。これは、シャワーズの「わざ」である「みずでっぽう」がかなり強く、それによってシャワーズが強いポケモンだからである。
「みずでっぽう」は攻撃の隙が少なく、ジム戦で相手をタップし続ければ一方的にボコボコにして勝つことができる。
シャワーズは私の嫁さんのように野生のものを捕まえることもできるかも知れないが、基本的にイーブイから進化させてゲットする。イーブイをたくさん捕まえ、先の方法で個体値のいいものを選び、それを進化させる。
イーブイを進化させると、シャワーズ(水)、ブースター(炎)、サンダース(雷)のいずれかになる。ネットの裏ワザで、イーブイの名前を編集して「Rainer」か「ミズキ」にしておくと、イーブイを必ずシャワーズに進化させられるとある。しかし、できないという情報や、最初の1回だけという情報もある。
自分の場合、「Rainer」で進化させた初回、「ミズキ」で進化させた初回でそれぞれ成功したが、そのあとは固定してシャワーズにならなかった。だから、初回だけ進化先を選べるというのが正しいのかも知れない。

(追記)
このエントリを書いた29日(金)に「みずてっぽう」の攻撃力が10から6に変更されて弱体化した。全体的に水ポケモンは強かったが、シャワーズ含めて弱くなる修正が入ったため、ジムがシャワーズだらけという状況はなくなると思われる。

【強化と進化について】
個体値が高いポケモンなど、自分が気に入ったポケモンがいたとして、進化させてから強化するか、強化させてから進化させるか迷うことがあるかも知れない。だが、基本的にどっちが先でも最終的なポケモンのCPは同じになるのでどちらからでもいい。
ただ、進化させることで「わざ」が変わるポケモンで、強化させてから進化させて使えない「わざ」を持ったポケモンになってしまった場合に強化させたことがムダになるので、基本的に先に進化させ、「わざ」が問題なければ強化した方がいい。
使える「わざ」、使えない「わざ」はネットにいろいろあるのでそちらを調べて貰いたい。

【出現するポケモンについて】
「Ingress」でXM(エキゾチックマター)と呼ばれるつぶつぶが多く落ちている地点にポケモンが出やすいという話があったが、それは正しいと思う。XMは位置情報を有効にしたAndroid端末があると増えるらしく、駅や病院などスマホが多く使われるところに多い。
以前「Ingress」をやっていたとき、地元に人が集まるような場所でないのに不自然にXMが湧いている場所があると思っていたのだが、そこに行くとポケモンが3~4体必ず出現する。
マップ上には、決まった位置にポケモンが出現する場所がある。我が家がまさにそのスポットなのだが、ポケモンはちょうど1時間に1体出現するようになっている。我が家の場合、毎時14分に出現するので、家でポケモンを捕まえたい場合は、ずっとアプリを監視しておく必要はなく、毎時14分頃にだけアプリを見るようにすればいい。我が家は近くに用水路が流れているので、コイキング、コダック、ヤドンといった水ポケモンばかりが出現する。
いつも決まった位置にポケモンが出てくるスポットを把握している場合、それが特に自宅であれば、毎時何分に湧くかを覚えておくといい。

【バグについて】

「ポケモンGO」のアプリはバグが山ほどある。例えば、Googleマップの仕様が変わったことで、数日前から道路の表示がメチャクチャになっている。
「近くにいるポケモン」の表示の足跡は、3つが遠く、数が減るごとに近くなるという表示のはずだが、これもバグっていて全部3個で固定されてしまっている。
ポケモンのステータス画面で、「博士に送る」ボタンの上に空白があるが、これは本来ならばそのポケモンを捕まえた地点の地図が表示される仕様であるが、まだ機能していない。
ポケモンを捕まえたとき、モンスターボールが閉じた時点で止まってしまうことがある。アプリをタスクキルし、アプリを再起動するしかなくなるのだが、この時点でポケモンを捕まえられている場合、逃げられている場合、どっちでもなくまたポケモンが表示される場合の3つがある。私が問題を切り分けた限りでは、格安SIMなどのショボい回線の場合に起きやすいようだ。auの回線では起きたことがない。アプリ側の問題なので改善が待たれる。

とりあえず思いつく限り書いた。
ガチでやっている人なら知っているだろうし、ガチになってやりたくないというのんびり派にも不要かも知れない。

20160728-1

先週発売の週刊文春で、東京都知事候補の鳥越俊太郎が13年前に都内の有名私立大学の女子大生に対しての淫行疑惑を報じていた。
そのなかに、13年前に週刊新潮が疑惑について調べていたとあったが、その週刊新潮が今日発売の最新号でそのとき取材していた内容を記事にした。
週刊文春の記事を受け、思い出したかのように記事にした週刊新潮がカッコ悪いが、週刊文春の淫行疑惑記事の補完にはなった。

週刊新潮によると、事件のあった2002年当時に大学2年だった女子大生は、7月半ば頃から鳥越俊太郎から繰り返しアプローチを受けていて、毎日のように「好きだ」と言われていたという。その頃、ふたりだけで食事に行き、食事後に鳥越が借りていたマンションにもふたりで行った。その件について女子大生は「軽率だった」と語ったが、鳥越に連れ込まれたマンションで強引にキスされてしまったのだという。

さらにそのあと、文春が報じたように山梨県の富士山麓にある鳥越の別荘にふたりで行ったという。同じ学科の友人らもしょっちゅう誘われており、それが普通なのだと思ったという。そこで彼女は「一緒に寝よう」と誘われ、「何もしない」と言っていた鳥越に強制的に全裸にさせられてしまう。
彼女が処女であることを知っていた鳥越は、「経験がないから自信がないのだろう」「今やっておけば、彼氏とするときに不安にならずに済み、彼氏との関係もうまくいく」とメチャクチャなことを言ったという。

結局、彼女に拒否され、鳥越は自身の別荘で処女を抱くという願望を果たすことができなかった。それでも、文春の報道では帰りの車中でラブホテルに誘ったのだという。
鳥越俊太郎、当時62歳。孫でもおかしくない20歳の処女の女子大生を抱こうと必死に頑張っていた。

ドスケベジジイがエロいことに励んだだけであり、強姦したわけでもないから大したことはないのだが、この手の話を嫌う無党派の女性層は離れていくことだろう。
鳥越俊太郎は、週刊文春をすぐさま訴えたが、後追い記事を掲載した週刊新潮もすぐさま訴えた。名誉毀損と選挙妨害による公職選挙法違反らしい。

鳥越は手を出そうとした女子大生について13年前に「頭がおかしい」と言いふらしていた。今は報道の内容が「事実無根である」と主張し、告訴した。
日頃から「言論弾圧は許さない」と言っていた割に、自分は一言も話すことなく、マスコミを萎縮させるために訴えるのだから、ご立派なジャーナリストではないか。

鳥越が多少エロかったとしても、しっかりしているならば東京都知事になればいい。だがコイツの場合、下半身以外もダメなのだから、とてもじゃないが東京都知事の器ではない。
選挙運動で伊豆大島に行けば、街頭演説で「伊豆大島限定で消費税を5%にするよう国に働きかける」と主張していた。働きかけるのは自由だが、地域限定の消費税減など認められるわけがない。それを分かったうえで、伊豆大島の有権者が喜びそうなことをリップサービスで口にした。

また、鳥越は東京都知事選にも関わらず「反安倍」を掲げており、都政よりも国政にばかり目が向いていることがよく分かる。
都政と国政もゴチャゴチャになっているのか、「東京都から250キロ圏内の原発をすべて廃炉にする」とも主張した。東京都知事にはそのような権限はないし、エネルギー政策は東京都が考えることでもない。だが、原発は危ないから廃炉にするのだそうだ。

反原発を掲げて知事選に出馬して当選し、原発停止の申し入れをするのが確実なのが鹿児島県知事の三反園訓である。鳥越俊太郎のように、テレビ朝日に関係している人物はこういう主張をするらしい。
三反園は今日28日(木)に初登庁を果たしたわけだが、やはり8月中にも九州電力に川内原発の停止を申し入れるらしい。理由は、「熊本地震があったなか不安だから」、「もっと点検をさせるため」である。

これについて、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「何を点検するのか、私には理解できない」と述べたという。
原子力規制員会はできる限り原発を動かさないよう無理難題を押し付けてくる組織にしか思えないが、そこの長ですら申し入れを「理解できない」と言う。
当然であろう。最高レベルの専門家がアレコレ考えてできた規制に対し、専門家でもなんでもない鹿児島県知事が、「不安だから」という理由で原発を停止させ、点検しろというのだから。

具体的な話は何もなく、このような非論理的な難癖を付けてくる人間を納得させるのは大変である。簡単にいうと、バカを納得させるのは難しい。
「不安だから」という理由で、自分が気に入らないことをやめさせようというのだから、三反園訓の知性は原始人レベルに思える。具体的に何がダメなのか言及せず、熊本地震でどれだけの揺れがあったからという数値も出さない。にも関わらず、「オレたちが納得するような点検をしろ」と主張する。
この手のヤツにはどうせ何を言っても納得しないので、取り合うだけムダである。東京都知事にも鹿児島県知事にも、原発を止める権限など持っていない。せめて、論理的に原発の何がいけないのか、規制の何が問題なのか語れる知事であれば、まだ話のしようもあろうが、そうではないのだ。

少なくとも私は、論理的な思考が身についておらず、主観で政策を決めるようなヤツは知事にはしたくない。
鹿児島県の有権者は選択を誤った。
東京都はどうだろうか。

20160727-1

意外と火事というのは起こりにくい。自分が住んでいた家で思い返すと、25年ほど前に近所の家が全焼したくらいで、それ以外に火事というものをあまり見たことがない。
だから、消防士は消火活動の仕事をすることが圧倒的に少ないらしい。だから、消防士はしょっちゅう訓練をしているという。火災や災害、事故の現場で役に立つような訓練のほか、体を鍛える訓練である。
消防士や自衛官は体を鍛えるのも仕事の公務員である。

それが役場の環境局に務めるゴミ回収担当の職員だったらどうだろうか。奈良市の環境清美センターでおよそ10年前から職員が車庫棟の一角にトレーニングルームを作成し、筋トレなどをしていたのだという。
今月12日に奈良市長が定例記者会見で明らかにしてニュースになった。

名目上は腰痛予防のためで作られたという。ゴミ回収の仕事をしていれば、重いものを持つことも多いだろうから、腹筋や背筋は鍛えておいた方がいい。
ただ、使っていたのは職員のうちの10人で、腹筋や背筋を鍛える以外の道具もあった。
しかも、今日の毎日新聞などの報道によると、当初は「職員が自費で持ち込んだ」とされた筋トレ器具は、実際は公費が50万円支出されて購入されていたという。

奈良市民の税金で筋トレ器具を購入し、体を鍛えたい職員が市の施設に勝手に筋トレルームを作って筋トレしていたわけである。問題にならないわけがない。
しかも、奈良市は公費支出がバレるのが怖くてウソを付いていた。

また、奈良市は「筋トレ施設は福利厚生面から対応を検討する」と発表した。
職員が勝手に筋トレルームを作ったから建築基準法違反に問われて撤去されたが、福利厚生として認められれば、大手を振って環境局職員が好きなだけ筋トレすることができる。
環境局職員が体を鍛えることは当然だということで、そのうち業務時間中にも筋トレ施設の利用を認めたりするかも知れない。

この環境清美センターは、職員が勤務時間中に仕事もせずに中抜けをするという問題があり、監視カメラが設置されるなどした異常な職場環境である。そもそもの話として、本当に就労後に筋トレルームが使われたのかも疑問だ。

奈良市の環境部は本当に腐っている部署である。今回問題になった環境清美センターでは、先月に職員4名がゴミとして回収した空き缶や自転車を転売したとして窃盗罪で逮捕されたばかりだ。うち2名と別の1名は、公用車用の給油伝票を使ってガソリンを着服したとして業務上横領容疑で逮捕された。
この事件があったため、調査をしていたところで筋トレルームの存在が発覚したという。

10年前には、5年9か月の間に僅か8日しか出勤していない職員に対し、給与を満額、およそ2700万円支給していたとして問題になったこともあった。この職員は市の仕事はしていなかったが、副業の建設業の営業活動はしていた。ポルシェに乗って市役所に乗り付け、営業活動をしていたという。また、市道でポルシェが傷ついたとして、市に対してカネを払えを脅していた。
その営業活動では、自身が部落解放同盟の幹部構成員であることをちらつかせ、市の担当を脅していた。
 
この事件のとき、奈良県の部落解放同盟がバッシングされ、脅しに屈して不正入札を許したうえに環境部職員として仕事もしていないのに給料を満額支払っていた奈良市が大きな批判を浴びた。
奈良市はこの事件で懲りたはずだったが、なにも改善されていなかったわけだ。職員が資源ごみを勝手に売り捌き、奈良市部落解放同盟員給与不正受給事件が起きているさなかに筋トレルームの設置を認めて、公費で器具を買っていた。

京都市ではかつて、タクシー強盗をして免職になった職員や覚醒剤で免職、保険金詐欺で免職になった職員を再雇用し、さらにその職員が問題を起こして世間から批判を浴びた。2003年から2006年の4年間で懲戒処分された京都市職員70人のうち、半数以上の39人が環境局職員だった。
このことについて、京都市長が「同和団体からの縁故採用が問題だった」と謝罪した。

京都市のように、公務員の不祥事は環境局職員であることが多い。多くの市町村で、ゴミ回収などを行う環境局が部落解放同盟からの縁故採用を行ってきた。
同和地区出身の職員だから問題を起こすわけではない。縁故採用でカスみたいなヤツを採用するから、そいつが問題を起こすのである。
まったく改善していない奈良市の環境部の問題も、同和団体の縁故採用に根差しているのではないのか。実際はどうか知らないが、10年前のことを思い返すと疑わしい。さもなければ、筋トレルームの設置や公費での器具の購入を環境部長が認めるものだろうか。

私が住む地域でも、部落解放同盟からの環境局職員への縁故採用が未だにあると聞く。公務員の縁故採用が行われて問題にならないのは、これが同和問題にからんでいるからである。
関西以外の人はあまりピンと来ないかも知れないが、同和問題に口出しするとロクでもない結果になることがある。私は身内が部落解放同盟の糾弾会にかけられ、吊し上げにあった。このクソ団体は死んでも許さない。

社会党系の同和団体である部落解放同盟は、特に今の民進党と関係が深い。そして、この部落解放同盟の問題を追求するのは、実質的に共産党だけである。共産党やその傘下の同和団体(旧全解連)は同和問題について「基本的に解決した」として、人権擁護法について「エセ同和を助長する」と厳しく批判している。

同和問題にマトモに向き合い、縁故採用などの逆差別を厳しく指弾するのは共産党とその関連団体だけであり、情けない限りだ。「天皇制の廃止」を掲げ、国旗掲揚、国歌斉唱に反対し、糾弾会で一般人を吊し上げ、学校長を自殺にまで追い込むような団体が政治に問題にならないことがおかしい。
なぜ誰もだまったままなのか。公務員の縁故採用を許し、住宅や税金の優遇などの逆差別になぜ目をつむるのか。

かつてタブーとされた改憲議論は今では普通に行われ、改憲の是非ではなく、なにを変えるか、いつするかという議論に進みつつある。
日本でのタブーはなくなりつつあるのに、同和問題のタブーだけはなくなりそうにない。政治家は触れず、マスコミも報道しようとしない。
なぜ同和問題を自由に語れないのか。なぜ部落解放同盟を批判すると差別者に仕立てあげられてしまうのか。本当にそれでいいのだろうか。

20160726-1

ドイツでイスラム教徒の移民や難民による傷害・殺人事件が相次いで起こった。
18日(月)にはアフガン難民だった少年が電車内で斧やナイフを振り回して5人に負傷させるという事件を起こした。
22日(金)には18歳で移民二世のイラン系ドイツ人がマクドナルドで銃を乱射し、9人を殺害、16人を負傷させるという事件を起こした。
24日(日)には難民申請中のシリア人がなたで知り合いの女性を殺害し、男女ふたりを負傷させる事件を起こした。
また、同じ日に飲食店でシリア人による自爆テロが起き、11人が負傷した。

労働力不足を補うために移民を積極的に受け入れてきたドイツであるが、このようなことが立て続けに起こると、移民政策に疑問を持つドイツ人も増えるだろう。自国に招き、仕事も与えてやったのに、恩を仇で返すのだから当然だ。

イスラム国は事件後に自分たちに感化された人間による犯行だと後出しジャンケンで犯行声明を出したが、実際はどうだか分からない。ただひとつ言えるのは、イスラム教徒の移民や難民が人殺しやそれに準ずる事件を起こしたことは間違いない。

こんなことが起こると、イスラム教徒排斥を掲げるトランプが正しいように思えてしまう。イスラム教徒には自浄能力がないのだから、このようなことを繰り返さないためには、自国にイスラム教徒を移民や難民として受け入れないこと、引いては入国もさせないことが正解ではないのか。

ただ、それをしたところでドイツで起きたこれらの事件の再発防止にはならない。ドイツ国内には既に多くのイスラム教徒がいるわけだし、そもそもイスラム教徒だけがこのような事件を起こすわけではないからだ。
このような事件は、根本的に防ぐ手立てがない。

それを思うと、今日未明に神奈川県相模原市の障碍者福祉施設で入所者19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件で、政府が再発防止策を検討しているという報道があったが、なにをどう検討するのかと思わずにはいられない。
事件現場に厚生労働省の職員ふたりを派遣したというが、再発防止に有効な手立てなど見つかるとは思えない。

犯人の植松聖は、2月に「障碍者600人を殺す」などと吹聴し、勤務先の障碍者福祉施設で問題を起こすなどして退職させられていた。退職する直前の2月14日、15日には衆議院議長公邸などを訪問し、「日本のために障害者470人を抹殺する」「障害者が安楽死できる世界を望む」などと記した手紙を渡したのだという。
その後、警察に連絡が行き、他人を傷付ける恐れがあるとして措置入院の対応が取られた。
その際、大麻の陽性反応があり、医師の診断は大麻精神病、妄想性障害だった。大麻好きの人たちは「大麻精神病など存在しない。大麻は悪影響を及ぼさない」というが、本当だろうか。

それはともかく、植松は措置入院で強制的に入院させられるが、12日後には退院させられている。
問題があるとしたらそこであろう。

再発防止策として「障碍者福祉施設の警備を厳重にする」などという案が出てくるのであろうが、少ない職員でどう対応するのか。そもそも、職員は刃物を持った暴漢になど対応できまい。
警備会社に依頼してもカネがかかるだけで、事件が防げるとは思えない。
カギを厳重にするなどといっても、今回の植松のように4年も仕事をしていて、施設を知り尽くした元職員の侵入など防げるわけがない。

政府や行政として再発防止策を考えないことはできないのだろうが、考えたところでどうにもならないのが現実だ。
今回のこの大事件はテロや通り魔のようなもので、防ぎようがない。

ただ、事件を減らすことはできるはずだ。犯人の植松はキチガイ野郎だとして入院させられていたはずなのに、たった12日で退院させられた。もっと長期間入院させられ、厳しい検査に合格しないと退院できないようになっていたらよかった。結果論でしかないが、そこが悔やまれる。

結局、精神病、統合失調症の罹患歴は犯人を利するだけでしかない。刑法39条に照らし合わし、心神耗弱ならば刑の減軽、心神喪失ならば無罪となってしまう。
日本犯罪史上、1938年の津山三十人殺しに次ぐような大量殺人であるにも関わらず、相模原市の事件は犯人に優位なことがある。弁護側は心神喪失を押してくるのは間違いない。

発言や考え方はキチガイじみていたが、犯行の準備を行い、事件後に警察に出頭していることなど、自分の犯した罪や与えられる罰が理解できないほどの心神喪失とは思えないし、心神耗弱状態であったかも疑わしい。考え方や行動がオカシイくらいで同情の余地を示し、刑を軽くしている場合ではない。

政府が考えねばならないのは、今回のような大量殺人の再発防止策ではなく、刑法39条の改正、撤廃ではないのか。
このような猟奇的な殺人事件が起こるたび、刑法39条が取り沙汰され、刑法39条が犯人にどれほど優位に働くかが注目される。
それこそが、異常な事態ではなかろうか。

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