先っちょマンブログ

2016年09月

20160930-1

犬の散歩から帰ってくると、嫁さんが「犬の足を拭いて」とよく言う。汚いから拭けということだが、私はあまり気にならないので面倒臭いからやらない。人が裸足で外を歩いたら、足を拭いて家に上がらないとフローリングが足跡だらけになるが、犬の足の裏の肉球は砂やチリなどが付着しにくいし、玄関マットの上を歩かせれば、それでまあまあキレイになるように思える。

なにより、犬の足の裏より何日か分の食器が置きっぱなしになっている台所のシンクの方がよほど汚そうではないか。使ったあとの食器を積み上げていても気にならないのに、犬の足が気になるというのはどういう了見なのか。
そんなことを嫁さんに言うと面倒なことになるので、おくびにも出さないのだが。

人は不潔か清潔かをイメージでしか考えない。以前テレビで、トミーズの雅が「トイレの大便器に溜まった水より、プールの水の方が汚いやろ」とテレビで語っていたが、確かに言われてみればそうかも知れない。プールの水はカルキの成分が強いので、トイレに溜まった水道水よりは雑菌が増えにくいかも知れないが、トイレと違って水の入れ替えがない。オッサンの体が直に浸かっていて、汗もかいているだろうし、クソガキが小便をしているかも知れないプールの水がトイレの水より不潔でも不自然ではない。

そういうことを考えると、いろいろ気になる。
公衆トイレを利用したあとに手を洗えと言われる。手をかざすと水が流れる水道ならいいが、蛇口をひねって水を出すタイプだと問題がありそうに思える。男の場合、蛇口をひねる直前までチンコを触っていた手で蛇口をひねることになるわけだが、知らないオッサンがチンコを触った手でひねった蛇口を誰が触りたいのか。
タバコの副流煙の健康被害が叫ばれているが、そんなことよりも、どこぞの知らないオッサンが一度肺に入れた煙を吸い込むことのほうがよほど気持ち悪い。肺だけではない。臭い口や痰だらけの喉も通った煙の粒子を吸い込んでしまうことになる。
実際はそうではないかも知れないが、イメージするとめちゃくちゃ不潔に感じる。

だから、そういうイメージはしない方が身のためだ。いちいち気にしだすと、潔癖症になって日常生活に支障を来す。人の手で握られたおにぎりや寿司を食べられなくなってしまうし、鍋も気持ち悪くなる。屋台で食事など以ての外だ。

日本人は極度に潔癖症だとよく言われる。「抗菌」と銘打った商品が大好きで、とにかく清潔にしたがる。外人が不潔過ぎるだけにも思えるが、最近は雑菌の存在を認めず、有害物質のなにひとつ認めないというタイプの人が増えてきた。
原発事故以降、食品に含まれる放射性物質のことを極端に気にする人が増えた。健康に悪いと忌避する一方で、タバコを吸ったり、脂っこい食事ばかりしていたりする。健康に気を遣っているのかなんなのかよく分からない。

豊洲市場の汚染問題も同様である。豊洲市場の201か所で穴を掘って地下水を組み上げ水質をモニタリングしたところ、うち3か所で地下水の環境基準を超えたとして大騒ぎになっている。
2か所でベンゼンが1リットルあたり0.01ミリグラムの基準を超え、0.011ミリグラム、0.014ミリグラム超えた。別の1か所は同じく1リットルあたり0.01ミリグラムの基準に対して、ヒ素が0.019ミリグラム検出されたという。
基準値の1.1倍、1.4倍、1.9倍超えなのだが、それがなんなのかと思わずにはいられない。

前にも書いたが、この地下水を利用して野菜や魚を洗うわけではない。地下を流れる水を強引に取り出すモニタリング調査をしているだけだ。環境省が「地下水の水質汚濁に係る環境基準」というのを公表していて、このうち6つを調査対象にして、それがちょっと超えたことがなんなのか。
水質基準検査で大腸菌が検出されたとか、食品衛生法の基準を超えるヒ素が検出されたとかで井戸水を飲用に使えなくなったという話がよくあるが、その井戸の上に住んでいるのはOKで、豊洲だけNGであるのはなぜなのか。

豊洲市場は「汚染」とか「環境基準超え」というイメージが先行しているため、いかにも危なそうに思えるが、実際そんなことはまったくない。なにか体に悪そうだったり、不潔そうなイメージができつつあるが、築地市場の方がよほど不潔ではないのか。
築地市場は屋根があるだけでオープン状態になっていて、ハエやネズミが多くいて、さらには外国人が勝手にマグロを触ったりする。これのどこが清潔なのか。
トミーズ雅が言うトイレとプールの水質みたいなもんだ。どちらが不潔で、どちらが健康に悪いのか調査すべきだろう。

これだけ豊洲移転の問題が大きくなってしまうと、イメージだけで危険と判断するバカな人たちのせいで移転がより難しくなってしまった。だから、東京都は地下空間の犯人探しもいいが、「豊洲と築地、汚いのはどっち!?」という調査をして公表するといい。その結果をもって、どっちがマシか判断してもなんの問題もないだろう。

20160929-1

何年か前、台湾旅行のついでに野球の日本代表対台湾代表の親善試合を見に行った。
台北市内の天母棒球場での試合だったのだが、最寄り駅で降りると日本のプロ野球選手のユニフォームを来た若い台湾人女性が結構いた。何人か見かけたのだが、いずれもパ・リーグの選手のユニフォームを着ていた。

台湾出身の陽岱鋼が日本ハムファイターズに所属していることもあり、台湾ではケーブルテレビのFOX2というスポーツ専門チャンネルで日ハムの全試合が中継されている。台湾の野球好きはそれで日ハムの試合を見ることが多いので、必然的にセ・リーグよりパ・リーグの方に詳しくなり、パ・リーグの選手のファンになる。

台湾では野球が盛んであるが、国内リーグの人気はもうひとつだ。最近はオリックスのように球団所属のチアガールをCDデビューさせたりしているが、4チームしかない台湾リーグを見ているのはオッサンばかりだ。
現地のタクシーに乗ると、オッサンのドライバーだった場合は車内のテレビで地上波かラジオの野球中継を流していることがたまにあるのだが、ごく稀だ。「日職」と呼ばれる日本のプロ野球か、アメリカのメジャーリーグ(MLB)の方が人気があるように感じる。

台湾人の現役メジャーリーガーはふたりしかいないが、MLBではなんといっても王建民が人気だ。昔ほどの輝きはないが、それでも台湾のエースである。
日本のプロ野球では陽岱鋼だろう。台湾出身の現役プロ野球選手は何人かいるが、一軍でバリバリ活躍しているのは陽ぐらいだ。台湾からの野球留学で日本の高校に入り、プロ野球入りする選手はそこそこいるが、成功する選手は少ない。もっとも成功したのが陽岱鋼だろう。台湾で人気が出て、日ハムの全試合が中継されるのも当然だろう。

その陽岱鋼は今年4月に国内フリーエージェント権を取得しており、今オフで権利を行使するようだ。今年は交渉の末、日ハムと1年1億6000万円プラス出来高で契約したようだが、年俸アップのうえで複数年契約を望んでいるために日ハムから出ていく可能性が大だ。
金満球団としてかつての巨人のようにFA選手を取りまくる阪神やソフトバンクが有力な移籍先なのだろう。

陽岱鋼が日ハムから出ていった場合、台湾での中継がどうなるのか気になるところだ。ソフトバンクに移籍しても大して変わらないが、阪神に移籍して、阪神の試合中継をするとなると、パ・リーグに慣れ親しんだ台湾のファンがセ・リーグを見ることになるわけだ。
だが、陽岱鋼以外に好きな選手ができた台湾人はどうするのだろうか。「パ・リーグTV」というのがあって、月1500円でネット中継が見られるが、そこまでする人もいないだろう。特に気にかかるのが大谷翔平のファンである。

陽岱鋼は台湾でスーパースターであるが、それと同じくらい注目されているのがチームメイトの大谷翔平である。
大谷は「プレミア12」で韓国代表を手玉に取って韓国でも広く知られているわけだが、台湾でも有名だ。Facebookには「大谷翔平台湾の応援団
(大谷翔平 台灣應援團)」というファンページがあって、1万2000人近い人が「いいね」している。背が高く、爽やかで、クソマジメ。女子のファンがかなり多い。

【Facebook】大谷翔平台湾の応援団 (大谷翔平 台灣應援團)

昨日、日本ハムが優勝を決めたゲームで陽岱鋼は4タコだったが、大谷翔平は1安打完封というスゴイ結果を残して胴上げ投手になった。「持っている」のはハンカチ王子ではなく、大谷翔平の方だった。

大谷は今シーズン、昨日の試合までで10勝、防御率1.86、打率.33、本塁打22本、104安打である。ついでにいうと、日本球界最速の時速164キロの球を投げた。
プロ野球選手で10勝できない投手、ホームランを20本打てない打者、100安打できない打者がゴロゴロいるなか、ものすごい数字である。未だかつて、メジャー含めて世界のプロ野球で2ケタ勝利、本塁打2ケタ、100安打を達成した選手はいないのだという。
「二刀流」は台湾でも知られているのだが、正直、大谷が日本ハムに入ったときは二刀流でやっていけるわけがないと思っていた。栗山監督の下で潰れて終わりかと思っていたが、ここまで結果を出すなんて想像できなかった。

大谷は間違いなく日本球界の宝である。あと数年でメジャーに挑戦することになるのだろう。それまで大きなケガをしないよう祈るばかりだ。
日本球界の宝がメジャーでどの程度通用するのか、この目で見てみたい。

20160928-1

アメリカ大統領選で共和党候補のドナルド・トランプと民主党候補のヒラリー・クリントンのテレビ討論会が行われた。全3回のうちの1回目だ。
市場稀に見る不人気候補同士の討論会であるが、全米での視聴者数は史上最高の8400万人に達したという。

個人的に、ドナルド・トランプはどうしてもアメリカ最大のプロレス団体WWEに登場していたときのイメージが拭えない。
2007年にWWEに参戦したドナルド・トランプは、WWEオーナーのビンス・マクマホンと「バトル・オブ・ザ・ビリオネアーズ」(億万長者対決)を行った。カツラ疑惑があった両人が、自身の代理として戦う選手を決めてプロレスを行った。
結果、トランプが勝ってマクマホンが負けたため、マクマホンはリングの上で丸刈りにされてしまう。実にバカバカしいストーリーだった。

トランプは「グレムリン2」に出てくる悪役社長のモデルになったとも言われているが、テレビや映画に出てくる性格の悪いカネ持ちを演じるのにはピッタリだ。プロレス会場で100ドル札をバラ撒いたり、リアリティ番組の司会をして出演者に「お前はクビだ!」と吠えるキャラクタとして最高の逸材だ。
ただ、アメリカの大統領としてはどうか。フィリピンの大統領あたりなら務まるかも知れないが、こいつがアメリカ大統領になってよさそうなことはなにもないように思える。世界にとっても、アメリカにとってもだ。

大統領の不人気対決は消去法対決である。トランプもヒラリー・クリントンも互いに欠点が多いわけだが、どっちがマシかと問われるとクリントンの方に思える。
ただ、どちらもキャラは濃いのでテレビ討論会に注目が集まるのも当然だろう。なにか面白いことが起こりそうだ。

実際、互いの罵り合いになったわけだが、めちゃくちゃ脱線するわけでもなく、なんとなく想像したとおりに終わった。アメリカでの調査では、「ヒラリーの勝利」と「両方負け」という評価がある。いずれにしてもトランプは負けだった。
テレビ慣れしているものの、トランプは模擬討論を行わなったという。想定問答を数多くこなしたヒラリー・クリントンとその場その場で対応するトランプで差が出るのも仕方がない。

アメリカ大統領候補同士の討論は盛り上がったようだが、日本の参院本会議で行われた代表質問での党首対決は今ひとつだった。
今日28日(水)、民進党の蓮舫代表が安倍首相の所信表明演説に対して代表質問を行ったわけだが、結局いつもの民進党と同じで批判に徹しただけだった。簡単にいうと、アベノミクスを批判し、やめろと言っただけ。
安倍首相に雇用改善や賃金上昇の実績を示され、軽くかわされでオシマイ。

安倍首相は自信満々だが、アベノミクスが曲がり角に差しかかっているのは間違いない。いうほど賃金上昇もしていないし、なによりまたデフレ傾向が出てきている。
「大胆な転換」を迫るにしても、どのように転換すべきか具体的な意見を述べるべきだった。
民進党が民主党だった時代に政権を担当し、経済無策によって1ドル70円台、日経平均7千円台の地獄を国民に味わわせた。子ども手当や高速道路料金の無料化もマニフェストどおりに実現できなかった。
国民はそのことを忘れていないのだから、少なくともこれまでに結果を残すことができたアベノミクスに文句だけ言う資格など民進党にはなかろう。

かつて日本もアメリカのような二大政党制になることが期待されていた。保守的な政党とリベラルな政党が政策論争するのは分かりやすい。
ところが、自民党にしても民進党にしても、保守とリベラルが入り乱れる政党で、そのうえ民進党に政権担当能力が皆無だということが国民に周知されてしまた。
民進党がこの体たらくでは二大政党制になどなり得るわけがない。これまでどおり、自民党とそれ以外の政党があるだけ。それ以外の弱小政党は、自民党に文句を言うことしかできない。
そんな状態なら、誰も政治に関心を持たないだろう。党首討論をテレビ中継したところで、暇なジジイとババアが見るだけ。

日本の退屈でバカみたいな国会論争を見ていると、あの大統領候補は羨ましくないが、大統領選で盛り上がり、テレビ討論会も注目されるアメリカを羨ましく思う。

20160927-1

横浜市の大口病院という病院で、薬剤が混入された点滴を打たれたことで入院患者が相次いで死亡するという事件が起きた。注射器を用いて点滴のゴム栓部分から消毒液などに使われる界面活性剤を注入したようだ。
同病院の4階にあった未使用の点滴袋に異物混入させたと見られる穴が開いていることも分かった。
何者かが入院患者を殺害する目的で起こした事件のようだ。

この病院では、4階の入院患者が7月からの3か月で50人も亡くなっていたらしい。いくら終末医療の患者を受け入れている病院とはいえ、あまりに多く患者が亡くなっていることから、同病院に勤務する看護婦らはその異常性に気が付いていたらしい。
それ以外にも、制服が破られるといった嫌がらせが相次いでいた。

普通に考えると、病院に恨みのある関係者による犯行のように思える。
大変な事件であるのだが、正直なところ、終末医療を受ける88歳の老人がふたり亡くなったところで、死ぬのがちょっと早まったくらいにしか思えない。家族にとってみるとそうではないのかも知れないが、赤の他人はそう思ってしまう。
ただ、こんな病院に家族を入れたくないとは感じる。病気で死ぬのと、引導を渡されるかのように誰かに殺されるのではわけが違う。

私がこの事件で素直に思ったことは、犯人が誰かなどということより、大口病院のような8人部屋の病室で終末医療を受けて死にたくないということだ。
今際の際で、誰か知らないヤツらと同じ部屋で寝て死を迎えるわけである。同室のヤツらは「痛い」とか「苦しい」と言っているに決まっているし、自分も言うに決まっている。そんなところで死ぬのかと思うとぞっとする。

大部屋に入院して終末医療を受ける人たちの家族としては、家で重病患者を見ていられないから病院に押し付けたいというのがホンネだろう。
こういう風に書くと悪く聞こえるが、本当のことなのだからしょうがないし、理解できる。

私の嫁の母親は末期がんになっても自宅療養していたが、相当苦しく、痛かったようだ。下の世話も夫や娘にして貰うようになり、それを情けなく思って「死にたい」と何度も口にしていたという。
家族が「痛い」「苦しい」「死にたい」と四六時中言っていたら、それを聞かされる方も気がおかしくなってしまう。病院の世話になって当然だ。

私の父親もがんで亡くなったのだが、父親は個室に入院していた。放射線治療で一時的に入院するときは、大学病院のふたり部屋だったが、いよいよダメになったときに「個室に入院させろ」と言って個室に入った。
終末医療ではたまたまうまいことホスピスに入れて、そこもかなりいい個室だった。

父はカネを持っていたから個室に入って終末医療を受け、個室で家族と看護婦に看取られて死ぬことができた。団塊の世代でそれなりにいい企業に勤めた人はカネを持っている。
また、長めの入院に対応した医療保険にも入っていた。入院保障60日とか90日の保険があるが、がんになって入院したら60日や90日などあっという間である。最低でも120日くらいの保険が必要だと母親が言っていた。

がんの終末医療を受けていろいろ治療費がかかっても、高額療養費制度によって多くても月7万円くらいで済むことが多い。だが、個室に入る分の差額ベッド代は自己負担になるそうだ。個室の差額は病院によっても違うが、概ね7千円くらいのところが多いように思う。1日7千円、1か月で21万円。よほどカネないとムリである。
父の場合、がん治療中に結核に罹患したため、隔離病棟に強制入院させられた。そこの個室費用は不要だが、結核治療後に入ったホスピスでは差額ベット代を払っていた。5か月くらい入っていたと思う。差額ベッド代は100万円くらいだろうか。

父は60過ぎだったし、自分のカネもまあまあ持っていた。だから個室のホスピスで終末医療を受けられた。88歳の老人を抱える家ではそうはいかない。「おとなしく死んでくれ」と思われているかも知れない。
本人としても末期がんのまま長生きしたくはないだろうが、いざとなったら自分で死ぬことなどできない。父は「オレはいつ死んでもええねん」と言って酒を浴びるように飲み、タバコも吸いまくっていた。それが祟って食道がんになったあとは、酒もタバコも断って治療に専念していた。死を意識したときに死ねる人などいないのではないか。

日本人の死亡原因の半分くらいががんになる世の中で、自分がどんな死に方をするのかと想像すると恐ろしい。老後の生活も見えないのに、そんな老後にがんになって死ぬのだとしたら悲劇だ。カネがないので満足な治療や緩和ケアも受けられず、自宅で嫁さんに迷惑をかけながら「痛い痛い」と言って死ぬのである。よくて病院の大部屋だろうか。でも、そんなところに入りたくはない。しかし、個室に入るカネもない。
そうかといって、自殺する勇気もないだろう。

毎年、社会保障費に占める医療費が高くなっている現在、政府はなぜ安楽死をもっと推進しないのだろうか。最近は延命治療を拒否して緩和ケアのみに集中して死ぬという尊厳死が当たり前になってきているが、医師が人為的に人を殺す安楽死は医師が殺人罪に問われるだけである。
がんで苦しんで死ぬ家族を目の当たりにしたら、安楽死があっていいように思えるし、自分にもそれを選ぶ権利が欲しい。
自分で自分を殺すのは難しいが、どこかで踏ん切りが付けられるのなら、安楽死ができていいのではないか。痛みに耐え、苦しみ抜いて自己の意志を失うくらいになって死ぬよりも、ちゃんと意識があるうちに死んだ方がいいと考える人もいるだろうし、死を早めることで家計の負担減、引いては国の財源削減になるならと考える人もいるかも知れない。

選択肢は多い方がいい。皆が恵まれた環境で死ねないし、今後ますます状況は酷くなっていく。国は国民に「我慢して死ね」というのではなく、「楽に死なせる」という権利を与えてもいいのではないか。

20160926-1

中国人や台湾人といった中華民族は、なにか問題があると大袈裟に騒ぎすぎるきらいがある。
東日本大震災で福島第一原発の事故が起こったとき、中国では「放射性物質に効く」というデマが広がり、塩の買い占めが広く行われた。台湾では日本便が発着する国際空港で空港職員が防護服を着て、ガイガーカウンターで日本人観光客をチェックするという極めて無礼な検査が震災から1か月ほど実施された。
中国や台湾では福島第一原発から出た放射線の影響などないに等しいのに、日本以上に大騒ぎした。

中華民族に分類される韓国人も、そういう特性は中華民族と同じだ。福島第一原発事故の放射線で大騒ぎし、中国や台湾では今やだいぶ落ち着いているのに、未だに日本酒の試飲会を中止させようとしたり、日本産の農産物や水産物が放射線まみれだと信じ込んでいる。日本にいるとがんを患うほど被曝すると考えている韓国人も多いが、これらはすべて希望的観測が含まれるのだろう。「日本がこうあればいい」という願望が込められているのだ。

その願望を差し引いたとしても、韓国人の放射線騒ぎは中国人や台湾人を超えていた。千年以上の長きに渡りシナの属国であった韓国は、とにかく大騒ぎしないと気が済まない中華文明を受け継いでいるどころか、それをもっとより強くしたといっても過言ではない。
日本でも未だに放射線のことでゴチャゴチャうるさい手合がいるが、中華文明の影響を強く受けた人なのかも知れない。理屈でものを考えられず、感情で行動してしまう人たちだ。

韓国南東部で今月12日(月)、同国観測史上最大のマグニチュード5.8の地震が起きた。この日、マグニチュード5.1と5.8の地震が立て続けに発生し、韓国人をすっかり震え上がらせてしまった。
直下型に近い地震とはいえ、マグニチュード5.8である。直下型だった熊本地震でマグニチュード5.8の地震が起きたとき、最大震度が6弱だったという。だから、韓国の地震の最大震度は6弱くらい、おそらく5強だったと思われる。

地震をあまり経験したことがない韓国人が、最大で震度6弱の揺れに驚いたのは想像に難くないが、理解できないのが緊急通報の119番に2万件もの通報があったことだ。「地震です」と通報したのだろうが、それを知らせることにどんな意味があるのか。
韓国国内の地震速報は地震発生から9分後に出され、公共放送のKBSは呑気にドラマを放送室し続けた。途中で地震のニュース速報を流したり、数分だけ中断して地震のニュースを伝えたが、それだけだった。
情報量の少なさに不安を覚え、119番に通報したのかも知れないが、なんにしても呆れるほかない。

さらに韓国南東部で1週間後の19日(月)にマグニチュード4.5の地震が発生し、完全にパニック状態に陥ってしまった。心理的不安から頭痛や吐き気を訴える人が多く出たという。東日本大震災でも同様の地震酔いの報告があったが、余震の規模や回数が違いすぎる。

それだけなら不慣れな地震に慌てふためいたとして理解できなくもないが、ここからさらに騒ぎ立てるのが韓国である。地震速報をしっかりしなかったとしてテレビ局がバッシングされ、地震速報がうまく機能しなかったとして韓国気象庁や政府がバッシングされた。日本から非常持出袋などを輸入して購入する人が増えた。
余震の回数も減り、地震は収まりつつあるが、未だに通報グセが治らないようで、「アリが変な動きをしている」とか「ボラが大群で泳いでいる」とか「地震雲が発生している」などとネットでデマを拡散したり、当局に通報したりするイタいヤツが後を絶たない。

地震慣れしている日本人が先輩風を吹かせるとヘンな感じになるが、それでも「もうちょっと落ち着けよ」と思わずにはいられない。
セウォル号の沈没で信じられないくらい大騒ぎし、何か月も祭り状態だった韓国で起きた大きな地震だから、これまた祭り状態になっても仕方がないのかも知れないが、傍から見るとバカみたいに見える。こういう性格の連中はすぐにデマを鵜呑みにするのだろう。
信憑性も確認せず、地震雲を信じ、北朝鮮による核実験によって起きた人工地震という話も信じてしまう。

国民がすぐにうろたえ、これだけ大騒ぎする単純な国民だから、実際のところ、韓国政府がうまくやれば国民を簡単にコントロールできるのではないか。事実、ただの元売春婦を"日本軍に性奴隷にされた可哀相なお婆さん"と信じるような国民だ。

いや、よくよく考えてみると、韓国人を焚きつけることは簡単かも知れないが、それを鎮火させるのは難しいのかも知れない。ときが経てばすぐに忘れるのだろうが、それしか方法がないとすると、韓国人は焚きつけない方が賢明である。
触らぬ神に祟りなし。触らぬ韓国人にも祟りなし。それをもっとも理解しているのは、ほかならぬ韓国政府だろう。

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