先っちょマンブログ

2017年09月

20170929-1

何十年も前に通った地元の公立中学は、入学当初比較的ヤバイ先輩がいたが、同級生らにメチャクチャ不良というヤツがおらず、ヤバイ先輩が去ったあとは平和だった。教師に逆らう生徒もいなかった。
飲酒が見つかった友人は、クラス会で前に立たされて女性教師に往復ビンタされていた。エロ本を学校に持ってきた友人は、なぜか筋肉ムキムキで冬も短パンTシャツスタイルの変態美術教師に「これを持ってきたのはお前か」と廊下を追いかけ回されていた。
私は成績が中の上だったので、中の上くらいの高校に進んだため、高校時代はもっと平和だった。

勉強ができずに偏差値の低い高校に行った友人は大変そうだった。周囲がアホだと段々とアホになっていくし、悪いこともいろいろ覚えてしまう。朱に交われば赤くなるとはよくいったもんである。

底辺高校の生徒は通学のときにカバンも持たずに手ぶらで電車に乗っていたりする。ああはなりたくないと思ったし、子供がいたとしてそんな学校には通わせたくない。自分の子供がいくらマジメでも、アホな高校に通わせると心配の種が尽きない。偏差値の高い学校でも問題はあるかもしれないが、低い学校よりはずいぶんとマシだろう。

昨日28日(木)の晩、ツイッターにある動画が公開された。福岡県の私立・博多高校で、1年の男子生徒が社会科の授業中に教師に対して文字通り殴る蹴るの暴行を加えた動画だ。
動画は一瞬で拡散され、高校名などはなにも書かれていなかったが、動画に反応した同校の女子生徒が「消せ」などと書き込みしたために高校名やクラスが特定され、暴行をした生徒の名前まですぐにバレてしまった。

博多高校という学校は特進クラスですら偏差値が真ん中より下の49で、普通科は偏差値39だという。偏差値39の学校というのは、Gランクに分類され、成績分布でいうと下位15%の生徒が通う学校である。
教師に暴行をした理由は、入学時に支給されたiPadで授業中に動画を見ていたことを教師に咎められ、iPadをとりあげられたことに腹を立てたというものらしい。うちの犬でもオモチャを取り上げられても反抗しないというのに、偏差値39の学校に通う生徒は畜生以下であるらしい。

偏差値39といえど、特別なのはこの生徒だけかも知れない。暴力的な傾向を持つ問題のある生徒はどこにでもいるだろう。
ただ、この動画、この学校が問題なのは、教師を足蹴にし、胸ぐらを掴む生徒の行為をほかの生徒が笑ったり、囃し立てていることだろう。クラスの多くの生徒が面白がっている。この学校は社会が荒廃した世紀末の学校なのだろうか。

この動画を見て穏やかでいられないのが、この高校に子供を通わせている親だろう。授業中に平気で教師を殴る同級生がいる学校に子供を通わせなければならないのだ。それと同類の子供を通わせているのなら心配などないかも知れないが、普通の子供を通わせているのなら心中穏やかでないに違いない。
ネットで大炎上したことを学校側も把握しており、なんらかの対処をするようだが、問題の生徒を退学させないような学校ならばほかの生徒の親はたまったもんじゃない。

教師に暴力を振るう生徒はよくいるらしいが、そんなヤツをこれまでの人生で見たことがない私には衝撃の動画だ。教師全員が尊敬できるような人物ではないにしても、尊敬しないどころか、いかにも日常であるかのように殴る蹴るの暴力を振るうのである。教師に対してそれなのだから、同級生や通学時に見ず知らずの他人に因縁をつけて暴力を振るうに違いない。

くだんの博多高校は、今日29日(金)の授業終了後に全校集会を行い、生徒に対して注意と指導を行うという。学校は学問を学んだり、部活をするところなのに、「教師など他人に暴力を振るってはいけない」などと教えないといけないのだから情けない。そんなことをいちいち教えないといけない生徒には、「毎日歯を磨きましょう」とか「ウンコをしたらお尻を拭きましょう」と教えてやる必要もあるのではないか。

学校は一般常識を教える場所ではない。人間として持ち合わせねばならない常識が欠落している生徒など、全員辞めさせた方がいいのではないか。さすがに誰もいなくなるなんてことはないだろう。

数年前から高校無償化が進められ、自治体によっては私立高校の無償化まで進めているが、勉強をしないどころか教師に暴力を振るったり、それを面白がったりするヤツらにまで適用することに疑問を感じる。教師を殴る生徒を見れば、無償化対象外である朝鮮学校に通う生徒よりタチが悪く思える。
所得制限を設けるよりも、資格の有無を教師が生徒ごとに判断した方がいいのではなかろうか。

20170928-1

昨日の新聞で「民進党解党へ」という記事を読んで「ホントかよ」と思ったが、今日になって本当に民進党が事実上解党されることが決定した。
今日28日午後に民進党の前原誠司代表が次の総選挙の候補者を擁立せず、小池百合子率いる希望の党に公認を貰えるよう申請したうえで希望の党を全力で支援すると明らかにした。

前原代表は「名を捨てて実を取る」とうそぶいた。他党への合流ではなく、安倍政権打倒、政権交代のプラットフォーム作りなのだという。
これは単にものは言いようであって、実際は野党第一党である民進党がぽっと出の政党である希望の党への合流する事実に変わりはない。民進党にはプライドも信念もなかったことがよく分かった。そんな政党が東日本大震災や原発事故の対応にあたっていたのだから、恐ろしいというほかない。

今回の解散総選挙について、民進党の連中はさんざん「自民党の党利党略による解散だ」と批判していた。「政権交代のため」と屁理屈をこねているが、実際は自分たちの生き残りのために希望の党に合流するわけであって、これまでどの面下げて自民党を批判してきたのだろうか。

希望の党は日米安保や憲法改正に肯定的で、これまで態度を濁してきた民進党の一部のリベラルな所属議員には相容れないだろうし、希望の党が参院を廃止して一院制にする公約を掲げていることに参院議員が反撥している。そのため、民進党は即座に解党するのではなく、しばらくそのままになるという。
リベラル派と参院議員の残りカスだけが民進党に残ることで、年間100億円弱の政党交付金を返さないつもりのようだ。解党すると交付金を国庫に戻さねばならないが、形式的であっても存続させることで政党交付金を次の総選挙の費用にすることができる。
希望の党も選挙費用は喉から手が出るほど欲しいから、政治経験のある政治家を候補にでき、それら候補者の選挙費用を民進党に出させたりでき、願ったり叶ったりなのだろう。

政策云々によるものではなく、完全に次の総選挙での生き残りのために事実上党を解散したことについて、民進党の支持者らはどう思っているのだろうか。これまで応援してきた政党が一夜にしてなくなるも同然なのである。
民進党や山尾志桜里を強く推していた小林よしのりはブログで「合理的選択だ」として評価しているわけだが、「合理的だからまあいいか」で済ませる人がどの程度いるのだろうか。週刊誌に熱愛を報道され、AKBグループの総選挙で突如結婚宣言をしたNMB48のメンバーがファンを打ちのめしたが、それに近いような気がする。
困惑しているのは民進党支持者だけではない。旧社会党の流れをくむため、民進党支持を打ち出していた部落解放同盟や一部の労働組合などは今後いったいどうするつもりなのだろう。

民進党の動きによって総選挙が一気に流動化してしまった。政権交代を果たせなくとも、希望の党が野党第一党になるのはほぼ間違いなさそうだ。万が一政権交代ともなれば、小池百合子が初の女性総理になる可能性もあるが、総理大臣は国会議員でなければならないため、欲を出せば都知事を辞めて次の総選挙に立候補するしかない。
そうなれば、総理大臣になりたいから都知事の職を放り出して衆院議員に戻るのと同じであり、普通の感覚ならばそのようなことはできないが、小池百合子は厚顔無恥な女だからそのくらいは平気かも知れない。
小池百合子はまさに濡れ手で粟の状態である。安倍首相に楯突いて干され、自民党を飛び出して都知事に立候補したらなぜか人気に。その人気にあやかって民進党のザコどもが身を捧げてくるのだから、ウハウハ状態である。大きな政党の代表として君臨し、一時は諦めていた総理大臣の目も出てきた。

このきっかけを作ったのは山尾志桜里ではないか。山尾の不倫報道が支持率で伸び悩む民進党に打撃を与え、安倍首相に解散総選挙のチャンスだと見られてしまった。民進党は事実上解党され、小池百合子が図らずも大物政治家にのし上がる気配。すべて山尾のおかげであり、それを報じた週刊文春のおかげでもある。

週刊誌のクソしょうもない不倫報道が政界再編に結びついた。それだけでも日本の政治がアホみたいなことが分かるが、それがきっかけで政権交代ともなればもっとアホだと証明されることになりはしないか。

いずれにしても、政権交代しようがしまいが、自民党も希望の党も憲法改正に肯定的だから憲法改正が実現しそうな感じではある。
山尾志桜里の不倫のバタフライ効果で憲法改正が実現されたとなると、女性議員の不倫が歴史を動かした― と後世で振り返ることになりかねず、なんともいえない気持ちになる。

20170927-1

以前、仕事で作ったあるネットワーク製品がどうもオカシイというトラブルがあった。いろいろ調べていくと、使用している台湾製のあるモジュールのチップ設定を台湾メーカーが勝手に変更していたことが原因だと分かった。製品に組み込むモジュールはメーカーやら代理店と納入仕様書の取り交わしをしており、仕様を変更するには数か月前に事前に連絡を寄越すようになっている。
それにも関わらず台湾メーカーが勝手にチップ設定を変えるという仕様変更したためトラブルが起き、しょうがないから製品を動かすためのファームウェアというソフトを変更して強制的にチップの設定を書き換えて対応した。

どう考えてもメーカーに瑕疵があるのだが、台湾やらアメリカやらのメーカーはまず自分たちの落ち度であるとは認めない。瑕疵を認めてしまうと、その対応にかかった費用などを請求される恐れがあり、死んでも失敗は認めないのである。
それも分かっているし、いちいち裁判をするとかありえないので不問に付すことにした。商量が大きい大企業相手なら台湾メーカーも対応は違ってくるだろうが、弱小企業の下手に出ることは絶対にない。

台湾人も中国人も韓国人もアメリカ人も、仕事のミスで謝ってくることなどほぼない。謝っても相手が弱みに付け込んでくることがないと分かっている場合だけ謝ることがあるが、基本的に言い訳と責任転嫁での挙句「自分のせいではない」と主張するだけだ。
それらの連中の国では謝ったら命を取られるくらいのことになるのかも知れないが、日本ではそうではない。だから日本人はさっさと謝って、問題を穏便に解決させたがる。

それはいいことでもあり、悪いことでもある。死んでも謝らない外国人と、なんでもすぐに謝る日本人では、日本人が絶対的に不利になる。
韓国への対応を見ればよく分かるだろう。韓国人はベトナム戦争での蛮行を謝罪しないが、第二次大戦のことで日本に謝罪を賠償を繰り返し求め、日本はそれに応えてきた。韓国がベトナムになにかしてやることはないが、日本は韓国に対して政治家が謝罪し、賠償金までふんだくられる。
日本人がホイホイ謝ってすぐにカネを出すものだから、調子に乗った韓国人はさらに日本人に負い目を感じさせようと、韓国全土に慰安婦像を立てまくり、海外にも立てまくるつもりだ。あと100年もすれば、世界中の日本大使館の前や公園に売春婦の像が立っているに違いない。

日本人はすぐに謝罪をするが、謝る相手は日本人相手に限った方がいい。人殺しの欠陥エアバッグを作って潰れたタカタは、高田会長が最後まで被害者に謝罪しなかった。ある意味エライ。日本の企業ではあり得ない対応であるが、自社の欠陥エアバッグで死んだ外人に死んでも謝罪するかという姿勢は海外のほかの経営者に倣ったものなのだろう。なんでもかんでもすぐに謝ればいいってものではない。

すぐに謝る特性を持つ日本人は、相手も謝って当然と思いがちだ。だが、日本以外では謝らないのが普通である。自国の習慣を普通だと考えてはいけない。

昨日26日(火)の午後5時45分頃から「ポケモンGO」でゲームにログインできないなどの大規模なトラブルが発生した。午後8時頃に一旦復旧したように見えたが、問題がなくなったのは結局翌0時頃で、6時間以上ログインできない、ログインできてもなにもできないという状態が続いた。
これに関して、2ちゃんねるのポケモンGO板を見ると、運営会社の米企業・ナイアンティックに対し「詫び」を要求する書き込みが多数あった。現在、ゲーム中のアイテムが普段より2倍多く手に入る1週間のイベント中で、その機会などが失われたとして賠償を求めたのである。

日本のスマホ向けソーシャルゲームである「パズドラ」では、ゲーム内で不具合があったときにユーザーに対して魔法石というアイテムが無償で配布される。それが「詫び石」と呼ばれる。
日本のほかのソーシャルゲーム上でもなんらかのトラブルが起きたときにアイテムの無償配布が行われ、それら含めて「詫び」と呼ばれる。

「ポケモンGO」ではかつて一度だけ「詫び」が行われたことがあった。今年の夏、シカゴで有料イベントを行ったのだが、ユーザー過多によってサーバーの処理が追いつかず、イベントをまともに行うことができなかった。そのため、ナイアンティックは参加費を返金したうえで、ゲーム内で使用できるコインを1万円分と伝説のポケモンを参加ユーザーに配布し、さらにシカゴ市内で伝説のポケモンを獲得しやすくした。

ただ、トラブルへの補償はその一度きりで、有料イベントの参加者への損失の補填だった。それが本来の「詫び」であるが、日本のソーシャルゲームになれた日本人はトラブルがあるとすぐ「詫び」を求める乞食根性がついてしまった。
すべて「パズドラ」のせいである。

ソーシャルゲームはユーザーをゲームに繋ぎ留め、いかにカネを使わせるかにかかっている。日本企業は「お客様は神様です」の精神を発揮し、ユーザーが文句を言いそうなことが起きるとすぐに謝罪をして「詫び」を配布する。そうやっておけばいいだろうという安易な考えからだ。
しかし普通に考えれば、それらの補償は本来ならば金銭的な損失の補填のために行われるものであって、トラブルでゲームができなかった程度の僅かな機会損失程度でいちいち詫びる方がどうかしている。

ナイアンティックは「ポケモンGO」のトラブルについてなんら謝罪しておらず、当然「詫び」もしない。イベントを24時間延長しただけ。普通の対応だが、日本人の一部のユーザーは「あり得ない対応だ」として怒っている。あり得ないのはしょーもないトラブルですぐに「詫び」を行う日本のソーシャルゲーム会社である。

とりあえずなんでもすぐ謝っておけばいいという日本企業の精神が発揮されたおかげで、日本のソーシャルゲームの一部ユーザーは乞食のようになってしまった。本気か冗談か分からないが、なんでもかんでも謝罪と賠償(詫び)を要求するさまは、隣の国のヒステリーたちを見ているようである。みっともないことこのうえない。

20170926-1

上野動物園の赤ちゃんパンダの名前がシャンシャン(香香)に決まったという。日本にいるジャイアントパンダは中国っぽい名前がつけられていて、特に上野動物園のジャイアントパンダはカンカン(康康)、ランラン(蘭蘭)、ホァンホァン(歓歓)、フェイフェイ(飛飛)、トントン(童童)など同じ漢字を重ねた名前がつけられている。
応募でシャンシャンは5000件以上あり、順位は8位だった。だが、候補名1位から7位は商標登録などの問題があったために8位のシャンシャンになったという。

ジャイアントパンダは可愛いと思うが、中国に毎年レンタル料を払っているのかと思うとビミョーな気持ちになる。上野動物園の力力(リーリー)と真真(シンシン)のつがいのパンダで年間のレンタル代が95万ドル(1億600万円)で、シャンシャンが生まれると新たにレンタル代が発生して、追加で60万ドル(6700万円)必要になる。
この3匹のジャイアントパンダで年間155万ドル(1億7300万円)かかる。そのくらいのカネはどうってことないが、上野動物園、ひいては日本が中国に頭を下げてレンタルさせていただいているのである。レンタルをさせてやるかどうかは中国が決めることで、日本はただ「中国様、パンダをお貸しください」と頼み込む必要がある。

中国では生薬として利用するために熊の胆汁を多く生産している。生きたまま熊の腹に穴を開けて胆汁を採取する。熊は錯乱して自分の手を噛みちぎったするほどの激痛を味わわされる。文字通り生き地獄だ。
中国では普通の熊が熊牧場で酷い目に合わされる一方、白黒模様の熊はチヤホヤされ、カネ儲けや外交に利用されている。
ちょっと種類が違うだけで、これほど生き様が変わってくるのだ。ビミョーな気持ちにならずにいられるだろうか。

また、パンダという名前は最初にレッサーパンダに対してつけられたものだった。ジャイアントパンダはあとから名前がつけられたが、今やパンダといえばジャイアントパンダを指す。レッサーパンダはさぞムカついているに違いない。

それはともかく、シャンシャンという名前は語感がいいので好評なようだ。個人的にトントンと同じくらいいいと思うが、中国語でいう香はパクチー(香菜、シャンツァイ)を彷彿させ、パクチー嫌いのため台湾でよく「不要香菜」と言っている私の嫁さんはそうでもないかも知れない。
この香という字は、中国で「いい香り」とか「ぐっすり眠れて気持ちがいい」という意味を持つ。

上野動物園のパンダのように文字を重ねる名前は中国語圏のニックネームに多い。日本人で香(かおり)という名前の人は、中国人から「シャンシャン」か「シャオシャン」(小香)というニックネームをつけられると思う。

中国語圏の人名で香香のような名前が本名の人はそれほど多いわけではなく、人名だとしても多くが芸能人の芸名だ。
私が知っている限りでいうと、台湾人歌手の歐陽菲菲(オーヤンフィーフィー)は本名のようだ。
彼女の歐陽という姓は漢字2文字の復姓と呼ばれ、歐陽は復姓のなかではメジャーで、大陸の広東省などに多い。姓だけ見れば歐陽菲菲が台湾の外省人の家系だとすぐに分かる。歐陽という姓はメジャーだが、菲菲という名前はマイナーだろう。

その歐陽菲菲であるが、歐陽龍という名前の8歳年下の弟が中国国民党の政治家で台北市議をしている。歐陽龍には娘が3人いて、長女が歐陽妮妮(オーヤンニーニー)、次女が歐陽娜娜(オーナンナーナー)、三女が歐陽娣娣(オーヤンディーディー)というめちゃくちゃインパクトのある名前で、3人とも芸能界で仕事をしている。



このうち次女の歐陽娜娜は「美少女チェリスト」として知られており、日本デビューも果たし、「行列のできる法律相談所」などに出演していた。
だが、日本では本名を名乗らず、英語名から取ったNanaという芸名を使っている。どう考えてもインパクトのある歐陽娜娜の方がいいのに、日本の芸能事務所がありふれたNanaという芸名にしてしまった。歐陽娜娜ならひと目で歐陽菲菲の親族だと分かるのに、なぜNanaにしてしまったのか。

数年前、仕事で後輩と台湾に行ったとき、台北市内のビルに歐陽娜娜の巨大看板があった。それを見て私が後輩に「あの子、歐陽娜娜って名前で、伯母さんが歐陽菲菲やで」と教えてやるとポカンとしていた。その後輩はそもそも歐陽菲菲を知らなかったのである。私と7歳年齢が違うのだが、ジェネレーションギャップにショックを覚えるほどだった。
そういう意味では、若い人向けには伯母の歐陽菲菲のネームバリューなど不要だったのかも知れない。
それでも、語感からして歐陽娜娜の方がいいとは思う。パンダもそうだが、芸能人も名前の語感は重要である。

20170925-1

普通の人はものごとに対する判断を自分の理解しやすい尺度に置き換えて判断する。
だから、トランプ大統領と金正恩の罵り合いは、電車の中で喧嘩をしているサラリーマンみたいなもんだと感じる。手を出してしまえば圧倒的に不利になってしまうので、どちらも手を出さず、ただ罵り合いをするだけ。相手がサラリーマンなら手を出してこないから安心して喧嘩をふっかけてくるヤツもいる。調子に乗って「電車降りて落とし前つけさせろ」と言うからその通り電車を降りてやったらやはり文句を言うだけで、捨て台詞を残してどこかに消えて行く。
だから、トランプ大統領と金正恩が罵り合っていても「どうせ口だけだろ」と感じてしまう。多分それで正しいが、たまにキチガイとしか思えないサラリーマンが誰かをどついていたりするので、金正恩が相手の場合はそれに限らないかも知れない。

同じことはほかにも言えて、政治家の性格や行動などは知らないから、一般的な常識の範囲に当てはめて判断してしまう。
豊田真由子が「このハゲーーーッ」と秘書を罵っている録音を聞いて、「こんなヒステリーの女はダメだろう」と感じてしまう。政治家は性格にどれだけ問題があろうとも、ちゃんと仕事させしていればいいのかも知れないが、部下に対してヒステリックに怒鳴り散らしたりするヤツがダメなことを多くの人が知っているので、ダメだと判断されてしまう。

不倫議員も同じ。政治家は不倫しようがなにしようが、国や地域のために仕事をすればいいはずだが、家族を裏切ったり、性欲をコントロールできなかったり、不倫後に平然とウソをつくヤツは一般人の尺度からしてダメ。だから不倫議員はダメ。

政治家には政治的な手腕のほか、モラルや社会常識といったものも求められる。モラルも常識もあまりなさそうな政治の世界で政治家をやるのは大変だ。

私の個人的な意見では、政党をフラフラと渡り歩くような政治家はダメだと思う。
かつてサムスン電子は東芝のNANDフラッシュ開発者やシャープの液晶パネル開発者を積極的にヘッドハンティングしていた。ヘッドハンティングといえば聞こえがいいが、手っ取り早く技術を盗むための技術者の引抜きである。東芝やシャープの技術者は好条件の待遇で迎え入れられた。契約期間は3~5年だが、年収は数倍。ノコノコ出ていった技術者は、情報やノウハウなどを全部提供したあとに契約更新されずに職を失った。
サムスン側からすれば当然だろう。元いた会社を裏切って出ていき、他社に情報やノウハウを提供するヤツは、必ず同じことを繰り返す。そんな信用のならないヤツ、しかも日本人を厚遇で会社にとどめておく理由などない。

一流企業でなくとも、仕事を転々としている人がいる。仕事が合わないとか、もっと評価されるとして職を転々としているわけだが、そういう人は信用できない。堪え性がないわけだし、いつ出ていくか分からない。
政治家もそれと同じだ。政治家生命を少しでも伸ばすため、政党を渡り歩くのがいる。少しでも冷遇されていると感じれば、自分の立場がよくなることを求め、政党をあちこち渡り歩く。
小池百合子・東京都知事がその典型で、数々の政党を渡り歩き、長いものに巻かれまくった彼女は「政界渡り鳥」などと揶揄された。大した信念もなく、よさそうな場所を求めてあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。

小池百合子自体がそれだから、都民ファーストの会が国政進出するために発足させた希望の党に合流する政治家もよく似た政治家ばかりだ。
小池百合子に心酔して自民党を離党した若狭勝がいて、そこに民進党の泥舟から脱出した細野豪志、長島昭久、松原仁が合流。さらに、自民党の現職の副大臣である福田峰之・内閣府副大臣、日本のこころの中山恭子代表まで参加表明をした。
このうち、若狭勝、長島昭久、松原仁、福田峰之は衆院選の比例区で当選した政治家だ。衆院選の比例区なので、その政党を支持する有権者に当選させて貰ったくせに、その政党を出てよさそうな政党に飛びついたわけである。自分の信念やら政治理念やらを理由にするのだろうが、実際は自分のためであるに違いない。
ついでにいうと、選挙区で当選した細野豪志は、もう忘れているかも知れないが山本モナと不倫して路チューしていたただのアホである。
日本のこころの中山恭子代表も酷い。生き残りと政党助成金が貰える政党要件達成のために合流した。小池百合子は憲法改正のエサにしたそうだが、希望の党が掲げる憲法改正は一院制が目的だったではないか。

小池百合子は今日25日(月)に希望の党の立ち上げを宣言し、自ら党の代表に就いた。その希望の党というアホみたいな名前の政党に参加する政治家は、勢いがある政党に乗り移りたかった裏切り者の政治家や過去の言動に問題があった政治家ばかりだ。それでも、まだ政治家として経験があるからまだマシか。
希望の党では10月10日の告示に向けて候補者150人を擁立する予定らしい。そのほとんどが都民ファーストの会よろしく政治の素人ばかり。小池百合子の政治塾で少し政治をかじったのかも知れないが、こういうのが国会議員になるとまたしょーもないことが起きる。勢いだけで自民党の国会議員になった政治家連中が不倫だ暴言だと問題になったことを忘れてはいけない。

突如任される町内会の役員じゃあるまいし、政治家、特に国会議員は地方政治や秘書などを経験してコツコツ積み上げてきた人がなるもんだ。私が仕事をいるIT技術系の職場が、転職してきた中途採用の社員となにも知らない新入社員ばかりだったらゾッとする。
裏切り者や不倫議員など、カス議員の寄せ集めみたいな新しい政党を躍進させたり、そこの勢いだけで立候補してあとで「国会議員になってから勉強します」と言うような素人連中を国会議員にしてはならない。

小池百合子は新党結成の記者会見で「日本に足りないのは希望」と宣った。確かに日本はお先真っ暗で希望などほとんどないが、なけなしの希望をこいつらに託していいとは思えない。

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