先っちょマンブログ

2017年10月

20171031-1

フランスで開催されるゲームイベント「Paris Games Week」に先駆け、ソニー・インタラクティブエンタテインメントがプレイステーションの最新情報を発表するイベントにて「Ghost of Tsushima」なるPlayStation 4向けのゲームを発表した。

人気シリーズ「inFAMOUS」の開発で知られるSucker Punchというゲーム制作会社が手がけるアクションゲームで、1274年の対馬を舞台にしている。プレイヤーは日本の侍を操作し、元寇として対馬に襲来する元と高麗の連合軍を迎え撃つ。



開発者インタビューによると、既に開発に3年かけていて、制作理由について「世界中、どこの人でもサムライになりたいと思うことに対して説明などいらない」としている。
YouTubeのトレイラーでは高評価が多く、好意的なコメントが多く寄せられている。

ゲームの説明を読むと以下のようにある。
ときは1274年、サムライ戦士たちは伝説の守護人であった。恐ろしいモンゴル帝国が対馬に襲来し、島に大きな被害を与えて住民を支配するまでは――。
最後まで生き延びたサムライであるあなたは、灰の中から立ち上がって戦う。しかし、名誉ある戦術ではあなたを勝利に導くことはできない。あなたは日本の自由のため型破りな戦いを遂行するため、サムライの伝統を乗り越え、「幽霊の道」という新たな戦闘の道へと進む必要がある。
どうも、正攻法で突撃していく無双ゲーではなく、あの手この手で工夫して敵を倒していくゲームのようだ。YouTubeの動画を見ると、刀に付いた血糊を拭うシーンもあり、それなりにリアルな内容のゲームになるのかも知れない。
海外のデベロッパーが日本を舞台にしたゲームを作ることはほとんどないので、これは日本人としては楽しみにせねばならない。日本のサムライが、元や高麗の侵略者をバッタバッタ倒していくゲームであり、やらない理由はない。

YouTubeなどのコメントを見る限り、経験豊富な制作会社が作ることや、久々のメジャーなサムライゲーということもあって、ゲーマーからは多くの期待が寄せられているようだ。
欧米人が好きそうなカッコいいサムライが主人公なのだからまあそうなるだろう。敵側にされる中国人や韓国人はそうではないと思うが。

特にこのゲームを腹立たしく思うのは韓国人だろう。韓国は長らくシナの子分だった。支える先が漢族から蒙古族に変わっても忠誠を誓い、高麗は元の子分として元寇に参加した。
韓国は古事記に国産みとして記述がある対馬を韓国の領土だと口にしているが、元寇のときにはすでに日本人が多く住んでいて、高麗の侵略軍は住民を殺害し、女や子供は掌に穴を穿ってそこに紐を通して連行した。船の上で女を強姦し、死ねば海に投げ捨てた。
ゲームのなかでそこまで描かれることはないだろうが、743年経って恥辱を味わうといい。

このゲームに対する韓国の反応が目に見えるようだ。「戦犯国である日本が被害者ヅラしている」と主張するに決まっている。「豊臣秀吉の朝鮮出兵のゲームを作るべき」などとも言うだろう。勝手に作っておけばいい。サムライを朝鮮人が倒すゲームが海外で売れるのかは知らないが。

ゲームでは元に付き従った高麗軍を是非とも描いて貰いたい。大昔から、長いものに巻かれるという韓国人の事大主義があったことがよく分かる。サムライと異なり、名誉もへったくれもない。

元寇にも見られる朝鮮人、韓国人の事大主義気質は今でも見ることができる。アメリカから北朝鮮問題でミサイル防衛を突きつけられてTHAADを配備してみた韓国であるが、ついに中国にひれ伏した。
韓国の外務省が中国との関係改善を発表したうえで、APEC首脳会議に併せて韓国・中国で首脳会談を行うとも発表した。中国からの関係改善を引き出すため、韓国は以下の条件を挙げて中国の許しを得た。
  • アメリカのミサイル防衛に参加しない。
  • THAADの追加配備は行わず、中国を対象範囲にもせず、中国の戦略的安保利益を守る。
  • 日本やアメリカとの防衛協力を軍事同盟に発展させない。
  • 韓国をアメリカの軍事前哨基地にさせない。
アメリカに反旗を翻し、習近平に土下座したも同然だ。韓国としてはアメリカと中国という二国間を天秤にかける外交のつもりかも知れないが、得意のコウモリ外交が出ただけである。

1000年以上もシナの属国として仕え、元寇に参加し、今も中国に頭が上がらないのが韓国だ。THAAD報復で中国人観光客が減り、韓流スターが中国市場から追い出され、ロッテマートが嫌がらせを受けた程度で音を上げてしまった。たかだか1年締め上げただけで、自分の足元に転がってきて靴をペロペロ舐めるのだから、習近平とすれば笑いが止まらないだろう。金正恩ですら言うことを聞かないのに、文在寅はなんでも言うことを聞く犬と思っているに違いない。

そのうち、韓国を属国として手なづけた中国が、元寇のときのように他国を侵略してくることもあるのかも知れない。今の韓国は中国に逆らえないことがよく分かった。それを属国と言わずしてなんと言うのか。

20171030-1

フィリピンの暴言王ことロドリゴ・ドゥテルテ大統領が本日30日に2日間の日程で来日し、安倍首相と首脳会談を行うほか、天皇陛下に謁見するのだという。

「謁見」と書くと目下の者が目上の者に会うことになり、天皇陛下とフィリピンの大統領じゃどちらがエライとかはないから、一部マスコミでは「面会」としているが、入院患者の見舞いじゃあるまいし、「面会」ではおかしいように思える。
「会見」としているマスコミもある。辞書をひくと「人と人が会うこと」とあるので、これでもいいのだが、やはり外国の政治家がわざわざ天皇陛下の元を訪れて会うことは謁見という言葉でいいように思える。

ドゥテルテ大統領は昨年10月の来日の際に天皇陛下と会うことを熱望しており、来日予定に組み込まれていたが、三笠宮親王のご不幸があって天皇陛下との会見がおじゃんになった。
二度目の来日でようやく実現した。

ドゥテルテ大統領は昨年10月に行われた初の中国との首脳会談で、珍しくスーツを着たものの、協力文書の調印式では習近平の前でガムを噛んでいて物議を醸した男だ。
習近平といえども外交儀礼からすると礼節に欠ける態度なわけで、そんな男を天皇陛下に会わせていいものか誰もが心配にある。陛下の前でガムを噛んだりしないか、肩を組んだりしないか、失礼なことを口にしたりしないかなど、心配事は枚挙に暇がない。

どうなることかと思っていたが、ドゥテルテ大統領自身が29日夜、日本に向かう直前の記者会見で「素晴らしい国である日本へフィリピンからの温かい挨拶以外は、口を慎まなくてはならないと思っている」、「天皇陛下が退位される前に面会できることに敬意を表したい」と述べたという。
余計なことを口にして失礼なことをしないように気を付けるという。
ドゥテルテ大統領は思っているよりだいぶ賢い男なのだろう。アドリブで喋ると失敗する恐れがあるとちゃんと自己分析できている。

ドゥテルテ大統領は「フィリピンのトランプ」などとも呼ばれているが、メチャクチャ大統領の元祖であるアメリカのトランプ大統領も天皇陛下に謁見する。これも心配の種である。
トランプ大統領はNATOの会議後の写真撮影で、モンテネグロの首相を押しのけて自分が前に出て批判されたし、フランスのマクロン大統領夫人に対して「いいスタイルだ」とセクハラまがいの発言もしている。
トランプ大統領はハイソサエティに分類される人物だから最低限のマナーを身に付けているだろうし、日本における天皇の存在の意味を聞かされているだろうから、日本で批判されるようなことをわざわざやらないとは思うが、根っこが下品だけになにが起こるか分からない。

オバマ大統領が天皇陛下に会ったとき、オバマは深々とお辞儀して握手したことが文字通り「謁見」のようになってしまい、アメリカ人から相当批判が来た。トランプ大統領はそれを意識して対等な感じを演出しようとするだろうから、そのときが一番問題が起きそうである。
なにごともなければいいのだが。

とにかく、外国の政治家は箔付けのために天皇に会いたがる。日本側からしても、天皇陛下との会見の場を設けることで外国の首脳のプライドをくすぐるのだろう。
そうやって皇室を政治的に利用したのが小沢一郎だった。民主党政権時代だった2009年、幹事長だった小沢一郎は「30日ルール」を破って、天皇陛下と共産党序列6位だった習近平との会見を強引にねじ込んだ。誰であろうとも、天皇陛下と会見するには1か月以上前に申請する必要があるのに、中国側が時期国家主席に内定している習近平を鄧小平や江沢民、胡錦濤と同様に扱うよう特例会見を求めた。それに小沢一郎は答えたわけである。

小沢一郎は毎年子分を何百人と引き連れて中国の大物政治家に謁見するような人物である。天皇陛下の都合などお構いなし。中国政府に求められるまま、中国の犬となって奔走した。
習近平の箔付けに協力してやってなにが得られたか。なにも得られていない。習近平が過去の国家主席と同列であると証明してやっただけ。まさに天皇の政治利用だ。
しかも習近平は、天皇陛下に対して頭も下げず、自分から握手の手も出さなかった。安倍首相に会ったときもまったく同じだ。こいつら中国の政治家どもは、どちらの方がエラく見えると常に気にしていて、天皇陛下より下に見られることなどあってはならないと思っているようだ。こんなヤツとの会見を開く方が間違いだ。

天皇は日本の国体であり、天皇に敬意を払えないヤツは日本に敬意を払っていないのと同じだ。そんなヤツを絶対に天皇陛下に会わせてはならない。
天皇を利用して自分をエラく見せようとするヤツらがいるのが腹立たしいが、それを日本政府が許しているのも腹立たしい。外国の政治家と天皇陛下との会見は一切行わないことにしてもいいのではないか。
そうすれば、習近平の不躾な態度に腹をたてることもなくなるし、韓国の李明博に「跪いて謝れば韓国に来てもいい」と言わせることもなくなるだろう。

20171029-1

先月の中頃、痩せようと決意した話を書いた。

痩せようと決意した話 (9/18)

9月から減量を始めて、7週間ほどで6キロ減った。体重の記録をスマホのアプリに付けていて、それを見ると体重の減り方が緩やかになってきているのだが、今でも徐々には減っている。

これまで、なんとなく体重を減らしたいと思って、以下のことをしていた。
  • 晩ご飯をサラダ、納豆、豆腐、魚肉ソーセージだけにする。
  • 毎晩腕立て100回、腹筋ローラー30回やる。
毎日お菓子を食っているわけでもないのに、減るどころか徐々に増えていくので、前に書いたエントリにあるように9月から上記に加え、以下の項目を実施するようにした。
  • 出社してから食べる朝食を菓子パンと自分で淹れたコーヒーからおにぎりとほうじ茶に変更。
  • 家から持ってきた弁当を昼に食べていたが、弁当をなしにして昼は減量用のソイプロテインのみに変更。
  • 上記筋トレ後にジリアン・マイケルズのエクササイズDVDをやる。
これまでの減量では3~4キロ痩せて、リバウンドというパターンが多かった。エクササイズDVDをやって腰を痛めてやらなくなることも多く、ずっと中途半端だった。
しかし今回は、数か月腹筋ローラーで腹筋を鍛えたせいか、腰痛にならなくて、エクササイズDVDは続いている。

ただ、エクササイズDVDは減量にそれほど効果があるわけではないだろう。どう考えても効果があったのは昼食を抜いたことだ。
運動だけしても痩せないのはいろんな調査からも明らかだ。普通の人は運動したら食ってしまうから痩せない。お腹が空くということもあるが、運動したからちょっと多めに食べてもいいだろうと気が緩む人が多いらしい。
運動してちょっとカロリーを消費したり、筋肉をつけて基礎代謝を増やしても、余計に食ったら一瞬で帳消しに。痩せるにはエネルギー収支でマイナスにしないといけないのだから、痩せるにはカロリーの高いものを食べない、可能ならなにも食わないのが効果があるに決まっている。

昼食を抜くと夕方や夜には腹が減るわけだが、最近は腹が減っている状態がどういうものかよく分からなくなってきた。弁当の代わりに飲んでいるプロテイン(タンパク質)にしても、本当は運動後に飲むのがいいらしいが、私は運動後にすぐ風呂に入り、風呂上がりに牛乳と飲むヨーグルトを飲むと決めているので、昼飯の代わりにしている。それで効果があるのかは知らないが、とにかく昼飯を抜くことは減量にはかなり効果がありそうだ。

昼飯を抜くことで、これまでネットを見ながらタラタラ飯を食っていた時間と、食後に弁当箱を洗っていた時間が空いた。15分ほど寝てもいいし、ほかになにをやってもいいが、とにかく昼に時間的余裕ができたので、それはそれでよかったと思う。今では昼飯なんぞ食わなくても大丈夫だと分かったし、要は慣れである。

体重が継続して減ってくるとそれなりの楽しみが増える。太ってキツくなった昔の服やズボンが着られるようになると嬉しいし、もっと痩せようと思うようになる。
現状で6キロ減ったが、あと5キロ、最終的にはあと10キロ減を思い描いている。
昼飯抜きでも案外苦痛を伴わず普通に過ごせており、さらに週末は普通に昼も食べて、たまに映画でも見ながら間食をして緩くやっているので、これからも続けられそうだ。

毎日体重を測定し、Google FitやiOSのヘルスケアなどなんでもいいからスマホアプリに体重を記録して増減を確認することで、減った体重に喜んだり、増えたら注意しようと思うことが大切に思える。
ついでに、ブログ、Twitter、InstagramなどのSNSにこうやって減量宣言しておけば、自分へのちょっとしたプレッシャーになる。

昼飯か晩飯を抜き、体重の記録を付け、SNSで減量宣言する。これが減量のコツかも知れない。
またそのうち途中経過の報告をするが、そのときにリバウンドしていないことを祈ろう。

20171027-1

今朝、毎日新聞がユネスコの国際諮問委員会で審議されている従軍慰安婦関連資料の世界記憶遺産登録に関して、登録見送りの公算が大きくなったと報道した。
委員会の関係者が毎日新聞など一部メディアに「登録の可否を判断しない」と決めたことを伝えたという。通常、この意見がユネスコの事務局長に勧告され、事務局長はその勧告を追認するだけなので、よほどのことがない限り、登録が見送りになるのは間違いない。

委員会の関係者は、可否判断をしない理由について「政治的な対立を避けるためにも、関係国間の対話を求める」としたという。

日本政府の要請を受け、ユネスコでは先の「南京大虐殺」の記憶遺産申請など、当事国間で見解の相違がある場合は事前協議をしたうえで、合意に至らない場合は審査の先送りをするべきだと審議していた。早くても2019年からなどと言われていて、従軍慰安婦関連資料の世界記憶遺産登録は行われる可能性が高いと見られていたが、前倒しされたため、日本の逆転勝利に近い結果になった。

日本政府がユネスコからの脱退をチラつかせたことが効いたのかも知れない。韓国や中国が猛反撥するに決まっているが、そんなことは関係ない。ただの売春婦を性奴隷に仕立て上げるために捏造や曲解された資料など、世界の記憶遺産でもなんでもない。
絶望的な状況からうっちゃりでなんとか登録回避したのだから、安倍政権の外交的勝利ではなかろうか。今後、中韓が仕掛けてきそうな日本を貶めるための世界遺産登録もかわす道筋がたてられた。ユネスコは政治的な対立を引き起こすための機関ではないのだから当然といえば当然か。

その一方、韓国では慰安婦問題に関する著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を毀損したとして訴えられ、一審で無罪判決を受けた大学教授が、二審の高裁で逆転有罪判決を受けた。
この大学教授は慰安婦に関して「日本軍と協力関係にあった」などと著書に記したが、それが名誉毀損に当たると元慰安婦が訴えを起こした。
普通の国では、名誉毀損で刑事裁判など行われないし、行われたとしても有罪になることなどあり得ないが、韓国ではそれがあり得る。セウォル号が沈んでいるときの朴槿恵の動向について日本向けに記事を書いた産経新聞の記者は大統領の名誉毀損で裁判にかけられた。産経の記者は無罪になったが、慰安婦に関する名誉毀損は韓国では許されないらしい。

一審では慰安婦全体を指す記述は個人の名誉毀損には当たらないとしたが、二審では個人が特定されるので有罪とされた。慰安婦に関する事実ではなく、特定の個人への名誉毀損に当たるかが争点なのだ。
韓国では慰安婦は、日本の官憲に強制連行されて性奴隷にされた可哀相な人たちであり、そこに議論の余地はない。韓国で「軍人相手に商売をしていた売春婦だった」などと口にすればタダでは済まないに違いない。

韓国には言論の自由はない。歴史の教科書が国定教科書ひとつしかないように、歴史観もただひとつであり、議論の余地はない。そんな国と従軍慰安婦資料の世界記憶遺産登録について議論などできるわけがない。自分の意見が正しいと曲げない連中だから、こちらが折れない限り議論は永久に平行線のままである。
つまり、政治的な対立を避けるための対話など無意味なのだ。対話とは、話が通じる相手と行うものである。最初から話を聞く気のない連中としても意味がない。

今後、韓国や中国は腹いせに日本の世界遺産登録の邪魔をしてくるに決まっている。例えば、軍艦島の登録にイチャモンを付けたように、どこかの場所を日本が申請すれば、強制連行された朝鮮人が働かされていたとか、そこらへんを通ったとか、ありもしない対立を作り出し、全部登録見送りにしようと目論むかも知れない。
政治的対立を生み出すための対立、それはそれで上等である。日本を貶めてやろうという中韓の悪巧みが阻止できれば、世界遺産登録が見送りになろうがどうでもいい。

20171026-1

SUPER JUNIORとかいう韓国の男性アイドルグループのメンバーであるチェ・シウォンなる男とその家族の飼い犬が、同じマンションに住んでいる有名韓国料理店経営者の女性(53歳)の脛を噛み、その女性が6日後に敗血症で死ぬという事件が韓国であった。
テレビのニュースでエレベータの防犯カメラの映像を見た。エレベータのドアが開くとフレンチブルドッグがトコトコ入ってきて、立っていた女性の脛にいきなり噛みついていた。

女性はソウル白病院で1時間ほど治療を受けて帰宅したが、その後ずっと体調不良を訴えており、6日後に敗血症で死んでしまった。敗血症とは感染症によって臓器が損傷する病気のことで、日本では年間10万人が敗血症で亡くなっているという。

死亡した女性の血液などを検査すると、緑膿菌が検出された。緑膿菌は敗血症の原因となりうる細菌だ。
その一方で、犬の口腔内にいる細菌のうち緑膿菌は6%程度とされ、室内飼いされているような犬ではもっと少ない。また、犬に噛まれたことによる緑膿菌敗血症での死亡例は世界に6例しかない。
被害者遺族や病院側は敗血症の原因を犬に噛まれたことが原因だとしているが、チェ・シウォンは犬が噛んだことが死亡の原因に繋がったことを認めて謝罪はしたものの、緑膿菌の感染経路は病院ではないかと疑問を呈して責任逃れをしていた。

緑膿菌の院内感染は多いが、その多くが老人や幼児など抵抗力が弱っている入院患者であって、直前まで健康だった人物が病院に1時間いただけで緑膿菌に感染することはないと病院は主張する。

敗血症の原因となる緑膿菌の感染経路についてどちらが正しいのかは知らないが、犬が噛んだことが死亡の原因になったことは間違いなく、飼い主は責任を免れないだろう。

この事件で問題なのは、加害者側と被害者側の責任のなすりつけ合いではなく、犬をノーリードの状態で離してしまうアホが多くいるということだ。
しかもこのチェ・シウォンという男は、SNSに犬が人に噛みつくので毎週1時間のトレーニングをさせていると書いていた。そういう犬であることが分かっているのに、犬をノーリードで離すなどあり得ない。

エレベータの防犯カメラを見る限り、犬は何の前触れもなく脛に噛みついている。こういうタイプの犬は非常に危険だ。
ウーと唸って怒りの表情を見せ、しまいに噛みつくというのは普通の犬だ。まったく怒らないよほど温厚な犬でない限り、どんな犬でもそうなる。これはしつけ云々の話ではなく、犬をずっと怒らせている方が悪い。
普通の犬はそうだが、なかにはヤバい犬がいて、ノーリアクションで噛みついてくる。これはもう病気といっても過言ではないので、トレーニングで直さないと犬も周りの人も不幸になる。
自分が飼っている犬のヤバさが分からないような人間は犬を飼うべきではないのだ。

これはなにも韓国に限った話ではなく、日本でもある話だ。日本では自分の犬はちゃんとしつけをしていると言わんばかりに、公園や遊歩道など犬の散歩の定番の場所でリードを繋がずに犬を放しているヤツがいる。
これはとんでもないことで、百歩譲ってその犬が絶対に人に噛みつかないとしても、ほかの犬を嫌がる犬が多く、不用意に近寄ってきて犬同士で喧嘩をすることがある。
犬同士で喧嘩をしなくても、犬をノーリードにするヤツは犬が嫌いな人の気持ちをまったく理解していない。犬を怖がる人は犬のサイズに関係なく、リードに繋がれていない犬がいるということだけで恐怖を感じる。ノーリードで散歩するアホは他人の気持ちなど考えられないから、自分の飼い犬のような賢い犬はほかの人からも好かれると勝手に思い込む。そんなわけがない。

韓国では動物愛護法という法律で、リードを繋がずに犬を散歩させると安全義務違反として過料5万ウォンが科される。実際、チェ・シウォンは5万ウォンの過料を科されたという。
さらに今春にその動物保護法が改正され、リードに繋がずに犬を散歩させた人物がいた場合、その人物を写真に撮るなどして通報すれば報奨金を受け取れるようになり、来年3月から施行されるそうだ。罰則強化が行われたわけである。

日本では動物愛護管理法で、動物の飼い主に対して人や財産に危害を加えたり迷惑をかけないようにする努力義務があると定めている。その動物愛護管理法を元に各自治体がノーリードの犬の散歩に対する罰則を条例で定めているわけだが、その条例を誰も知らないし、条例違反で捕まった人など寡聞にして知らない。

犬の飼い方も知らないバカが多い以上、日本でも厳しい罰則が必要だ。
バカな飼い主はノーリードを注意すると、「お前に迷惑かけたんか」などと間違いなく絡んでくる。バカだからしょうがないのだが、こういう連中の独善には法律で対応するしかない。マナーやモラルのない畜生にも劣るヤツには、司法や行政がお灸を据え、しつけてやるしかないのだ。

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