先っちょマンブログ

2017年11月

20171130-1

北朝鮮がミサイルを撃つたび、小学校の社会科の時間に地図投影法を習っておいてよかったと思う。長方形のメルカトル図法、楕円形のメルカトル図法、円形の正距方位図法の特徴を習った。
北朝鮮がミサイルを撃つと、正距方位図法の地図が新聞に掲載される。北朝鮮を中心とした地図で、中心点からの方位と距離が正しく投影されている。まさに、北朝鮮がミサイルを撃ったときの報道のために作られたような地図だ。

29日(水)の未明に発射された新型ICBMの「火星15」は、通常角度で打ち上げると飛距離1万3000キロだという。北朝鮮が中心になっている正距方位図法の地図を見ると、アメリカのなかでもっとも遠いフロリダ半島の先端が1万2000キロちょっとなので、アメリカ合衆国全土を狙える飛距離になる。
正距方位図法のことを知っていてよかった。

ICBMに関わることで学校で習ったことでいうと、高校の物理の時間に第一宇宙速度というのを習った。なんらかの物体を衛星軌道で打ち上げても、秒速7.9km(時速2万8400km)に達しないと、どんな角度で打ち上げても重力を振り切れずに絶対に地表に落ちてくる。第二宇宙速度というのもあって、初速度秒速11.2km以上で打ち上げると地球の重力を振り切って宇宙空間に飛んでいく。人工衛星は第一宇宙速度を超える速度になるようにして、かつ第二宇宙速度を超えないような初速度で打ち上げると地球の軌道上に乗るという。
ICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ったのに宇宙の果まで飛んでいっては意味がないし、地球の軌道上に漂うミサイルになっても意味がない。ICBMは遠くに飛ばしつつ、かつ撃ち込む先の準備時間を与えないために速い速度で飛び続けなければならないが、速すぎるのはダメなようだ。

学校で勉強したことがニュースの内容を掘り下げて知ることに役に立つと北朝鮮が教えてくれる。

それはさておき、北朝鮮から29日に発射されたミサイルがそれなりの性能であることは間違いないようだ。ほぼ真上に打ち上げることで飛距離はおよそ1000kmだったが、高度4475kmに達し、これまでの北朝鮮のミサイルで最長の53分間飛翔した。
なにかと「韓国にはサムスンがある」と自慢する隣の国では、国家的産業としてスマホや半導体を作るのは得意でも、ロケットの打ち上げもはままならず、ロシアの技術を導入しても3回やって1回しか成功していない。ところが北朝鮮は、同じようにロシアなどの海外の技術を取り入れつつ、ここのところ毎回着実に成功させてきている。飛距離もどんどん伸ばしているので、今回の「火星15」が本当に1万3000キロ飛ぶのであれば、ロケットの技術としてはほぼ完成で、あとは大気圏再突入で燃えない弾頭や、その弾頭に搭載できる核爆弾の小型化が残っているが、それもすぐにやってのけるのだろう。

金正恩は異母兄や親戚も平気で殺すサイコ野郎であるが、技術者に対しては正当な評価を行い、それなりの報酬を与えているという。朝鮮労働党の幹部は会議でアクビをしただけで処刑するが、ミサイル開発の技術者が失敗しても罰を与えない。罰をチラつかせて萎縮させても効果がないことを理解しており、ほかとは違う寛容な態度で接しているという。しかも、技術者らと一緒に失敗の原因を探り、問題の解決を図るという姿勢も見せており、技術者側からすれば理想的な上司であると言える。
叱咤激励するが、失敗を責めず、問題があれば一緒に考える。成功すれば褒美を与えているのだ。

北朝鮮がミサイルを撃つのは、キチガイが刃物を振り回すといった狂気の沙汰ではなく、金正恩が確固たる信念を持ってやっているわけで、一筋縄ではいかないことがよく分かる。金正恩の旗振りによってちゃんと結果を残しているわけで、これは驚異的だ。
必ずや、核弾頭の小型化、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の高性能化も実現させるだろう。そのとき、アメリカや日本にはなにができるのだろうか。

金正恩を電話の受話器を頭に乗せたブタだと思っているとしっぺ返しを食らうに違いない。トランプ大統領は「ロケットマン」だの「デブのチビ」だの罵るが、日本やアメリカを核で脅す世界最悪の指導者になりつつある。

金正恩は後戻りするつもりもなく突き進んでいる。いくら対話を呼びかけても応じないのは当然だ。ここまでカネと時間をかけてやってきたことを放棄するわけがない。
金正恩の暴走を止めるのは、もはやコイツをぶっ殺すしかなくなっているのではないか。だからといって、誰が公然とそれをできるだろうか。金正男の暗殺を世界が批判したが、予防的に国家指導者を殺すことは許されるのか。
ずいぶん前から日本やアメリカの対応には手詰まり感があるが、北朝鮮だけはどんどん進んでいる。このままだと、アメリカが北朝鮮の核保有を認め、金正恩体制の維持を約束するのではないか。それこそ最悪の展開である。北朝鮮のICBMや核弾頭をよその国に販売されると、世界がメチャクチャになってしまうし、拉致被害者は永遠に取り戻せない。

日本には北朝鮮の出先機関である朝鮮総連があり、スパイ養成学校である朝鮮学校がある。北朝鮮に手出しできないなら、まずは国内にあるそこらへんから手を付けてみてはどうか。
なにもせず、ただ北朝鮮のミサイル攻撃の進歩を指を咥えて見ているわけにはいかない。

20171129-1

一昨日のエントリで日馬富士なんかさっさと追放して帰国させろと書いたが、その日馬富士があっけなく引退した。日本相撲協会に自ら引退届を提出し、受理された。日本国籍を取得し、親方になろうとしていたそうだが、これで終わりだろう。日本でちゃんこ鍋屋を開くわけにもいかないだろうから、モンゴルに帰って朝青龍のように大統領付きの人間にでもなればいい。

こいつが起こした暴力事件は貴ノ岩に振るったものだけかは分からないが、たったひとつの暴力事件で人生パーである。人生の軌道から外れたくなければ、日頃から刑事事件を起こさぬよう生きていかねばならない。有名人なら尚更だろう。

それにしても、日馬富士の引退会見を見ると、コイツがいかにクソ野郎かが分かる。この期に及んでも貴ノ岩に対して礼儀がなっていなかったとし、礼儀を正すのが先輩の義務だと主張した。旭鷲山が貴ノ岩の怪我の写真を公開していたが、頭頂部に酷い裂傷を負っていて、医療用ホチキスを10針分も打たれていた。それが日馬富士が言う"指導"であるらしい。
貴ノ岩に対しても、礼儀を正して生きていくよう助言をする始末。
反省の色ゼロ。あくまでも正当な暴力行為であって、ちょっとやりすぎただけ。とんでもないヤツである。

日本相撲協会ではそのような"指導"をなくすためにやってきたはずなのに、横綱がこれではなにも変わっていないことがよく分かる。親方に暴力を振るわれて死んだ弟子は、ムダに命を落としたようなものだ。
そのうえ、協会の評議員会議長である池坊保子とかいうオバハンは、「貴乃花親方がちゃんと対応していれば日馬富士は引退せずに済んだ」と貴乃花親方を責める始末。協会を糺すはずの評議員のトップが協会べったりでこれなのだから、協会がよくならないのも納得である。

それに日馬富士がさっさと引退したのも日本相撲協会の意向なのだろう。放っておけば日馬富士は土俵際での粘りを見せ、最終的にうっちゃって大逆転無罪を勝ち取ったかも知れないが、協会が辞めさせたに違いない。「ゴチャゴチャなって追われるように辞めるより、自ら引け」と言われたのが目に浮かぶ。
不祥事を起こした政治家がさっさと辞任するのと一緒だろう。大概が政党から辞めろと言われて辞めることになる。不祥事を起こしたヤツのせいで政党が責められるのは困る。火種はさっさとどこかにやって、火消しに没頭した方がいいに決まっている。

日本相撲協会はそれでいいかも知れないが、本当にそれでいいのだろうか。公務員が懲戒免職になる前に退職金のために依願退職したようなもので、自ら引かせて日馬富士のプライドだけはなんとか保とうとした。そんなことをするからダメなのに、なにも分かっていない。

日本相撲協会は人が死んだり、指導と称した暴力行為が蔓延していてもどうとも思わない。
「腐りきった組織」などと言われば、多少は発奮して見返そうとするもんだが、そのようなプライドもない。
ないない尽くしでは、腐りきった組織はなにも変わらない。こういう協会が仕切っている以上、ファンは見限るしかない。

腐りきった協会といえば、ジャンルは全然違うが、アジアサッカー連盟(AFC)も相当腐っている。韓国が言うままに旭日旗を問題視するようなこの組織は、中東のオイルマネーにまみれていて、中東に甘々だ。
つい最近でも、浦和レッズが優勝したアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のベストイレブンを発表したのだが、そのなかに浦和レッズの選手がひとりも選出されないという驚きの結果になった。
準優勝だった金満チームのアル・ヒラル(サウジアラビア)から4人選出されたのに、大会MVPだった柏木陽介も、決勝戦で2得点を上げてレッズを優勝に導いたラファエル・シルバも、レッズキャプテンの阿部勇樹も選出されなかった。

これについて、世界のサッカーファンから疑問の声が寄せられている。どう考えてもオカシイ選定であるが、こうせざるを得ない理由がAFCにはあったのだろう。なんせ、「中東の笛」を許し、中東チームのサポーターが相手チームの選手をレーザーで攻撃してもなにもしない組織だから、なにかしら理由があるのである。

こういう腐った組織の下で行われている試合は見る価値が大きく下がる。審判が買収されてんじゃないかとか、どうしても訝った目で見てしまう。
相撲も同じ。あんな腐った組織が興行をやっていれば、モンゴル人力士が未だに星の配分をしているんじゃないか、八百長をしてるんじゃないかと思えてならない。若い力士は先輩横綱からいつもカラオケ機のリモコンで殴られているんだろうかと思ってしまう。
そう思わせる時点で純粋に楽しめなくしているわけで、それは協会側の問題だ。

アジアサッカー連盟は一度解体して、中東抜きにやり直すとかすればいいと思う。日本相撲協会も同様で、一旦解体して、好きなもん同士で組織を作り直せばいい。
ガラガラポンで出直すくらいしか、腐りきった組織を改善する方法などないと思う。

20171128-1

日本はかつて、ものづくり大国を自負していたが、今や多くのものづくりの分野が他国に奪われている。多くを中国に奪われ、半導体では韓国にボロ負け状態だ。
それでも日本のものづくりは高品質をモットーにしていたはずだ。品質が高く、信頼が置けるのが日本製品。
しかし、それも捨て去ろうとしている。自らの手でだ。

今年に入って、日産や富士重工で無資格者が完成検査を行うことが常態化していることが判明した。これは製品の品質には直接結びつかないが、法令違反であり、企業の信頼を大きく落とすものだ。法令遵守を軽く見ている企業は、それがどんどんエスカレートしていくかも知れない。そんな企業は信用が置けない。

日産の問題が大きく報じられているなか、神戸製鋼はメガトン級の爆弾を投下した。製品の安全性に関わる測定データの改竄を繰り返し行なっており、仕様に満たない製品を出荷していた。
これはメチャクチャ悪質で、言うなれば粗悪品を買わされた顧客からすれば堪ったもんじゃない。「それでも神戸製鋼の製品は中国製より品質がいい」などと寝言を抜かすヤツがいるが、そんな次元の話ではない。データを改竄して仕様に満たない製品を売っていたのだから、詐欺みたいなもんである。

それでも、神戸製鋼はまだマシだった。不正に気がついた時点で製品の出荷を停止しており、洗いざらい全部白状した。
下には下がいるもので、三菱マテリアルでは子会社が検査データを改竄していたうえに、不正をした子会社3社のうち三菱電線工業に関しては改竄が明らかになってからも製品出荷を続けていたというのだからメチャクチャだ。
しばらくそれらの不正を隠し、ある程度準備をしてから世間に公表した。

さらに今日、東レの子会社も検査データを改竄していたと東レが発表をした。東レも不正発覚から1年以上ひた隠しにしていて、神戸製鋼や三菱マテリアルの件があったため、ようやく世間にゲロする気になった。

日本の企業はいつからこのような不誠実な企業ばかりになったのだろうか。日本人はマジメさが取り柄であるのに、日本の信用がガタ落ちである。

日本の企業でデータ改竄という不正が蔓延するようになった原因は、ムリなコスト削減にあると言われている。確かにその通りだと思う。
経営陣はなにかにつけて「コスト削減」を設計や生産の現場に要求してくる。それでいて、中国にはない高品質を求めてくる。品質と価格は反比例するのが普通であって、製造コストを下げれば品質が下がるのは当然だ。コストを下げることである程度の品質低下はやむを得ないとするトレードオフの考え方がないから、製造現場がおかしくなってしまう。
前の品質のまま、コストだけ下げることなど土台ムリなのである。ちょっと工夫することで下げるコストなどたかが知れている。

ものづくりで一番かかるコストが人件費だ。だから、日産のように人だけ削ればコストは下がる。しかし、やることはこれまでと同じだから回るはずがない。
神戸製鋼のように仕様に合わない品質のものを製造してしまい、検査で弾いて歩留まりを下げるとコストアップになる。納期を遅らせてもコストアップになるし、違約金が発生する場合もあるし、客を逃がすこともある。だから、現場の方が「検査データの方を変えてしまえ」と判断してしまうのも仕方のないことなのかも知れない。

私が勤め先で設計している製品は、ある会社に1万円で売っていた。ところが、次期モデルから3千円で持って来いと顧客の調達部門が言い出した。「中国で3千円で似たようなのが買えるから、3千円が妥当な価格」というムチャクチャな理論である。
中国の製品は基本的に不具合があっても解析などしない。ハードの不具合はどの部品が悪いかなどいちいち調べず、交換して終わり。ソフトの不具合は直しもしない。サポートも当然なし。
日本ではそうはいかない。これまで死ぬほど手厚いサポートをしたのに、それを維持しつつ中国価格にしろなどという要求があっていいわけがない。

「だったら中国の製品を使ってください」と言って収まったが、結局値下げはさせられた。営業も経営陣もアホだから、ある程度の顧客要望は応えないといけないと思っているらしい。そんなメチャクチャな客はこっちから切るくらいでいい。

日本の企業は中国と価格競争をするべきではない。そんなことをすれば疲弊するだけだ。1万円の利益が出るものを100個売って100万円儲けるのと、100円の利益が出るものを1万個売って100万円儲けるのは同じに思えるが、100円ずつ儲ける方が大変だ。1万個売った商品で不具合が出たら大変なことになるし、売れなかったのなら100円しか儲からないものに手厚いサポートなどできない。

にも関わらずコストダウン要求ばかりあるのは、消費者である私たちが価格の安いものばかり求めているからだろう。多少品質が悪くても、安いものを買うという行動原理が染み付いてしまった。価格が高ければ、どれだけ高品質でもものが売れなくなってきた。一般コンシューマ向けのみならず、業務用の製品でも同様だ。

結局、自分で自分の首を絞めるように低価格追求をやめず、それに応えねばならない企業は不正を働き、品質が悪くなったと思われて売れなくなるという悪循環を繰り返すようになる。
事実、神戸製鋼などの問題によって、日本のものづくりがダメになり、中国と同じようになったと国外で思われている。そう思われても仕方がない。

日本の多くの企業の経営陣には大して危機感などないのではないか。「コストを下げろ」と命令するだけで、現場が勝手にムリをして高収益を上げてくれるのだ。口で言うだけなら誰でもできるわけだが、実際は口で言うだけの企業幹部ばかりだと思う。「神戸製鋼や三菱マテリアル、東レみたいにならないようにコストを下げろ」と言うだけに決まっている。
客は客で「安いものを持って来い」しか言わない。
このような意識が変わるとは思えない。

日本の製造業はもう終わりだ。苦手な低価格競争で中国や韓国に勝てず、ものづくり大国から退いていくことになる。勝てるのは価格競争が少ないシェアを独占している分野だけ。それもいつまで独占していられるか分からない。
「ここが踏ん張りどころ」と言いたいところだが、多分浮上しないだろう。日本のものづくりは、その他大勢の国のなかに紛れていくだけになるに違いない。

20171127-1

連日、日馬富士による貴ノ岩暴行事件の報道がテレビのニュース番組のトップを飾っていてウンザリしている。モンゴル人力士はつくづく変なヤツばかりで、そういう変なヤツのニュースを胸焼けするほど見るとイヤになるのも当然だ。

言うまでもなく、日馬富士は一番の問題だ。貴ノ岩の言動にイラついたらしいが、酒に酔っていたとはいえ、後輩力士に10針も縫う怪我を負わせるのは尋常ではない。当初報道されていたビール瓶での殴打はなかったようだが、カラオケ機のリモコンで殴ったとか、馬乗りになって数十発殴ったとかは否定されていない。酒癖が悪いという話では済まされない。

この暴行事件でちょくちょく出てくる旭鷲山も、やたらテレビの前でベラベラ喋っているが、不正確な内容が多すぎる。モンゴル相撲協会の会長をしているとのことで、その立場からマスコミに喋ったり、日本に来てなにかしているようだが、言動が軽すぎる。
朝青龍派閥とされる日馬富士や白鵬をよく思っていないのも伝わってくる。

朝青龍は朝青龍で、ツイッターで旭鷲山を口汚く罵っている。モンゴル人としても相撲取りとしても旭鷲山の方が先輩のはずだが、元横綱は元小結を軽んじているのだろう。
ついでに、モンゴルの日本担当外交顧問として、モンゴルの大統領に対して今回の問題を告げ口するなどして外交問題に昇華させて日馬富士を助けようとしている。

暴行現場で日馬富士を止めなかった白鵬は、昨日の優勝インタビューで「(相撲界の)膿を出し切りたい」とか「日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に上げたい」と発言していた。コイツは何様のつもりなのだろうか。そのようなことは日本相撲協会や横綱審議委員会が考えたり対処することであって、横綱がどうこう口を挟むものではない。

このようにモンゴル人力士が変なヤツばかりだから、貴乃花親方が貴ノ岩をモンゴル人の集まりに行かせようとしなかった理由がよく分かる。モンゴル人ばかりで集まってモンゴル語で話なんぞをすると不正も生まれやすいし、誤解も招く。それ以上に、「外国人力士は受け入れない」と明言していた貴乃花親方が惚れ込んで弟子にした貴ノ岩を、他のモンゴル人力士のように変なヤツにしたくなかったのだろう。朱に交われば赤くなる。変なヤツとつるんでいたら、変なヤツになるのも時間の問題だ。

日本人の横綱や三役にも変なヤツがいるのかも知れないが、モンゴルのコイツらほどではないのではないか。
こういうのを見ると、力士の上の方がモンゴルの変なヤツらで占められていることに不快感を感じる。

モンゴルでは今回の事件について「モンゴル人への差別意識が騒ぎを大きくしている」とか「貴乃花親方の謀略」だという見方が広がっていて、朝青龍の目論見通り外交問題に発展しそうだ。事件後、モンゴル国内で政治家の汚職事件が騒ぎになってそちらの方に関心が向いたようだが、それでも日馬富士が刑事告訴されたり、相撲界から追放されるような事態になれば外交圧力がかかってくるのかも知れない。
ただの相撲の話を外交問題にしようとするモンゴルの国民や政治家も頭がおかしい。モンゴルの大統領に要請され、安倍首相が警察の捜査や日本相撲協会に口出しするとでも思っているのだろうか。モンゴルなら可能かも知れないが、日本ではそうはいかない。

日本国内で行われている競技ごときで外国政府が口出しをして外交問題にされたり、その国での対日感情が悪くなるのなら、最初から外国人など受け入れるべきではない。
日本の司法に文句があったり、競技団体の方針に文句があるのなら、外国人はさっさと帰国すればよい。特にモンゴルは自国でも相撲をやっているのだから、モンゴルで好きなだけ相撲を取って、好きなだけ後輩を殴ればいい。

日馬富士の暴力事件は相撲界という小さい世界で起こった問題であるが、もっと引いた目で見ると外国人の受け入れ云々の話に繋がる。ものの考え方が異なる外国人が日本に住み、外国人同士で揉めて刑事事件に発展することがよくある。中国人やベトナム人が日本国内で殺し合っているが、日本人にとっては非常に迷惑な話だ。
この際、相撲だけの話にとどまらず、日本で犯罪を犯す外国人のことだと思って考えた方がいいだろう。

在日韓国人・朝鮮人など永住者や定住者を除いて、基本的に外国人が日本で犯罪をすれば在留資格が取り消しになり、強制退去処分となる。興行ビザで日本に滞在する外国人力士は、ビザの種類としてはフィリピン人ダンサーと同じだ。有罪判決を受けたらお帰りいただくしかない。
入管法の定めでは、1年以上の有罪判決で執行猶予が付かなければ強制退去になる。懲役3年までは執行猶予が付くし、初犯ならばなおさら執行猶予になるが、なぜそのような犯罪者を日本に置いておかねばならないのか。

また、日馬富士が起訴猶予処分になったとしても、これは帰ってもらうしかないのではないか。起訴猶予は軽犯罪や被害者との示談によって起訴してあげないというだけで、罪を犯していないというものではない。
有罪で執行猶予、あるいは起訴猶予だとしても、自主的に帰ってもらうしかなかろう。誰がこんな犯罪者の相撲取りを応援するというのか。

中国人やベトナム人が街なかでケンカをしていたら、普通の日本人ならそいつらを母国に送り返したくなる。横綱だから特別だとは私は思えない。
ダンサーとして興行ビザで来日してフィリピンパブでホステスをしているフィリピン人女性が、仲間内の飲み会で同僚をボコボコにして10針縫う大怪我を負わせたとする。そんなフィリピン人ダンサーなんか母国に帰れよと思うだろう。それがダンサーでなく横綱でも同じだ。

白鵬は日馬富士が日本に残り、横綱を続けてもらいたいらしいが、私は日本人として是非とも母国にお帰りいただきたいと思う。

20171126-1

先週末から中国のネット界隈で「日本のポーラ化粧品の販売店が中国人差別をしている」という写真が出回っている。
ポーラ化粧品の販売店舗で、「本日休日」の張り紙とともに「中国の方出入り禁止」と書かれた張り紙が貼ってある。
20171126-2
中国のネットニュースで報じられて拡散したため、中国の関係会社から連絡を受けたポーラ化粧品が販売店を特定したうえで、契約解除をし、ホームページ上には日本語と中国語で謝罪文を掲載した。

【POLA】弊社店舗における不適切な貼り紙に関する御詫び

化粧品会社にとって中国市場はとても魅力のある巨大マーケットであるため、中国人に嫌われるようなネガティブなニュースが出回ると困る。だからポーラは週末の間に一瞬で火消しをしようと努力した。

当の中国人であるが、中国のSNSである微博(マイクロブログ)でニュースのコメントを見ると、「ボイコットしよう」とか「日本人は中国人は嫌いだけど、中国人のカネは好きなんだ」という意見もあるが、わりとひねた意見も多い。
「ボイコットとかいうけど、ポーラの化粧品なんか高くて買えないし」という意見や、「中国人が嫌われるのには理由があるんだよ」、「中国には日本人と犬は立入禁止の張り紙が多いけど、日本人はどう思ってるんだ」という意見だ。

中国国内では「日本人与狗不得入内」という張り紙が結構見られるという。「日本人と犬は立入禁止」という意味だ。戦時中に中国国内の公園に「中国人と犬は立入禁止」という札が立てられたことが元ネタらしいが、それがよほどムカついたのか、今でもこのフレーズがよく使われる。

とはいうものの、この手の張り紙をする店は元々日本人が来ないような小汚い飲食店や雑貨店ばかりである。日本人が多く来るような店ではやらない。
中国人のコメントにもあったように、中国人は日本人が嫌いであっても、カネは好きだから商売としてやる。中国人はビジネスライクなので、損をしてまで反日はやらない。大々的な反日は中国人向けの宣伝でしかない。
それを思うと、ポーラの販売店はいかにもバカに見える。中国人に迷惑を被ったのかも知れないが、中国人も客ではないか。

「中国人」とは書かずに「中国の方」と丁寧に書いていることが気になるが、なぜ中国語が併記されていないのか。漢字で書くと中国人になんとなくの意味が伝わるが、「中国人不得入内」とか「「中国人禁止入内」」と書くべきだった。
中国人に伝えず書いているということは、日本人に向けて書いたようにしか見えない。
"本場"の中国ではネットで翻訳したであろう日本語が書かれてあるものがあるが、基本的に中国語でしか書かれていない。中国人客へのアピールだからだ。ポーラ販売店の張り紙はそれと同じ。

結局、誰のためになんの目的なのか、張り紙自体の意味がまったく分からない。
それに加えて、中国人の見下すべき行動をマネたかのような張り紙をしていたのだから、日本人として恥ずかしい。相手と同じ土俵に乗って、低レベルの幼稚な張り紙をしてしまったわけで、これでは反日張り紙でストレス発散をしている中国人をバカにできなくなってしまう。

日本のネットの反応を見ていると、「そう書くべき理由があったんだろ」という意見が散見されるが、これはいただけない。中国人客に迷惑かけられることがあるだろうが、日本人客にも迷惑をかけられることもあるだろう。迷惑をかけられてした張り紙ならば、「迷惑な客お断り」でよかった。

それにしても、こういうことがあるとイヤな悪巧みを思いついてしまう。「中国人お断り」とか「韓国人お断り」と書いた紙をどこぞの店に適当に貼るだけで、勝手にネットで炎上させられるわけである。
もちろん中国人や韓国人の自作自演も可能だし、日本が嫌いな日本人でもやれる。

朝日新聞のカメラマンがギネス世界記録にも掲載されたことのある沖縄の巨大サンゴに自分で「K・Y」と彫って「サンゴ汚したK・Yってだれだ」と特大記事にして日本人のモラル低下を嘆いたマッチポンプの記事を掲載したことがあった。
これと同じことができる。

日本人が中国人や韓国人を嫌うことをよしとしない朝日新聞の記者みたいなヤツが勝手に火をつけて回らぬよう、小売店で働く人たちは気を付ける必要があるだろう。

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