先っちょマンブログ

2018年06月

20180629-1

ケーブルテレビのJ Sportsでスーパーラグビーの日本チームであるサンウルブズの試合をときどき見るが、まあ勝てない。1年に15試合して1回か2回勝てるくらいの勝率だからしょうがない。
ラグビーは野球やサッカーと違って番狂わせが起きにくい。強いチームがゴリゴリ押していく試合をするのだからそうなるのは当然だ。弱小チームはスクラムで勝てないし、試合中にランとパスでトライできるという奇跡は何度も起きない。

そんなラグビーで「世紀の番狂わせ」と呼ばれ、今でも語り草になっているのが2015年ラグビーW杯イングランド大会での日本対南アフリカだ。
南アフリカは世界ランク3位でW杯に2回優勝したことがある強豪国だ。W杯で最高勝率を誇る国であり、それに対する日本はW杯で最低勝率の国だった。日本は過去にジンバブエに1回だけ勝ったことがあるだけで、W杯通算成績1勝21敗2分だった。南アフリカがこの100年間で北半球の国で負けたのはウェールズとイングランドだけ。
番狂わせが起きにくいラグビーで優勝候補の南アフリカと最弱国の日本が戦うのだから、現地のブックメーカーは南アフリカを1.001倍、日本を112倍のオッズにしていた。

どう考えても日本の負けだったが、その日の日本は違った。29対32という接戦で試合時間残り30秒のとき、日本がペナルティを得た。ラグビーではペナルティ後にいくつか選択肢があるのだが、普通ならばショット(ペナルティーゴール)での3点を選ぶ場面だ。
ところが、主将のリーチ・マイケルはここでスクラムを選択する。試合で勝てば勝ち点4、引き分ければ2、負ければ1(7点差以内の負けのため)。
スクラムのあと、南アフリカのペナルティを犯したのだが、日本はここでもスクラムを選択した。試合時間の80分を超えており、ここでトライできずにプレーが途切れたら即敗戦の状況だった。

そんな状況で日本はプレーを継続させ、最終的に世紀の逆転トライを実現させ、35対32のスコアで南アフリカに勝利した。引き分けを選択せず、勝か負けるかというギリギリの攻防で勝ちを手繰り寄せたわけで、観客をしびれさせたのは間違いない。

結果的に勝ったので万々歳だったが、負けたとてリーチ・マイケルの選択を責める人は少なかっただろう。そのくらいいい試合だった。

3年前のラグビーの試合を昨晩のサッカーW杯の日本対ポーランド戦を見て思い出した。
終盤、日本が0-1で負けていたが、同時進行のコロンビア対セネガル戦でコロンビアが1-0とリードしたため、試合時間の残り10分以上を負けている日本チームがボール回しによる時間稼ぎに徹した。そのままいくと日本とセネガルは1勝1敗1分で並び、得失点差も同じだが、警告数の差で日本が2位になって決勝トーナメントに進めるからだ。
負けているチームがボール回しをして、ポーランドも大して追って来ず、観客のブーイングだけが競技場に響くような状態だった。

結局試合はそのまま動かず、セネガルの試合もそのままで、日本が決勝トーナメント進出を決めた。
作戦勝ちというところだが、後味が悪い試合だったのは間違いない。もしボール回しをしている間にセネガルが得点を入れれば敗退していたわけで、たまたま結果オーライだったに過ぎない。

案の定、世界中のメディアから日本は総スカンだ。ルールに違反しているわけではないし、ルールを利用しての戦略的敗戦だったが、卑怯だと叩かれまくっている。
確かにそうだとは思う。引き分け狙いだったならまだしも、他会場のコロンビアの勝利にすべてを賭け、負けているチームがボール回しをするのだから文句を言われても仕方がない。

前回優勝国のドイツに勝って一泡吹かせて調子に乗る韓国でも、メディアが「日本はフェアプレーの精神に欠けている」と日本を痛烈にバッシングしている。3試合でのファイル数が63で32か国中1位、イエローカード10枚で2位の国が、ファウル数28で32か国中32位、イエローカード4枚で20位タイの日本に「フェアプレーしろ」と説教しているわけだ。
そんな国にフェアプレーについて説教されることほど恥ずかしいことはない。

「勝てば官軍」というけれど、みっともない試合だったのは間違いない。個人的には勝てばなんでいいという考え方は受け入れがたい。こういう話が出ると、甲子園での松井秀喜5打席連続敬遠も思い起こされる。
ただ、結果として決勝トーナメント進出を果たした。ルールの範囲内でやっていたことで、あそこで引き分けを狙いに行ってポーランドのカウンターを食らって2点目の失点でW杯が終わってしまう可能性もあった。
あんなつまらない試合になるなら負けてもよかったという考え方もあると思う。ラグビーW杯の南アフリカ戦で、ショットではなくスクラムを選択して負けたとしても仕方ないとなったはずだ。ポーランド戦で日本が得点を狙いに行って失点し、グループリーグ敗退しても今ほど批判は少なかったかも知れない。
これについての受け取り方は人それぞれであり、この手の議論に答えなんかない。多くの人が「しょうもない試合」だと受け取るだろうが、一方で「最後の作戦はしょうがない」と思う人も多いだろう。しょうもないことはしょうもないが、16強進出する作戦でもあった。

とはいうものの、次の試合のハードルが高くなったことは間違いない。日本はコロンビア、セネガルといい試合をして評価されたのに、ポーランド戦で全部ぶち壊して悪役になってしまった。ポーランドより遥かに格上で調子のいいベルギーと戦って惨敗すれば、なんのためにあんなことまでしてグループリーグを突破したのかと言われかねない。
だから死ぬ気で次の試合に望むしかない。

それを考えると、西野朗監督の勝負師としてのバクチが恐ろしく感じる。ポーランド戦では次を見据えて主力を休ませるために先発メンバーを6人も変えた。武藤や宇佐美、酒井高徳がよくなかったこともあり、0-1の状態で負けてるのにパス回し作戦を強いられる。別試合のセネガルが得点したら終わりの状況で、コロンビアに自分たちの運命を託したも同然で、背水の陣にもほどがある。
次のベルギー戦で日本が惨敗するようなことになれば、さらにバッシングされるのは間違いない。そのベルギーは3戦目のイングランド戦で主力を休ませても1-0で勝った国である。
どこまで自分を追い込んで試合に臨むのだろう。

ギリギリのところを攻めているこの感じは、まるで福本伸行のバクチ漫画を見ているかのようだ。
外野としてはサッカー日本代表のプレーに一喜一憂するだけでなく、西野監督のギリギリの選択と采配も楽しんだほうがいいのかも知れない。

20180628-1

26日(火)、富山市内で島津慧大という21歳のサイコ野郎がとんでもない事件を起こした。島津は交番を訪れて警察官をめった刺しにして拳銃を奪い、その拳銃で近くの小学校にいた警備員を射殺し、駆けつけた警察官に撃たれて逮捕された。

交番にいた警察官とは顔見知りで、交番の裏口を叩いてドアを明けさせ、両手に持っていた刃物で警察官を数十回刺した。この時点でとんでもないヤツだと分かるが、警察官を殺害したあと、交番内を物色して武器になるようなものを探し、結局、殺害された警察官が携帯していた拳銃を奪ったようだ。
奪われた拳銃で射殺された警備員は、小学校の工事業者が雇っていた警備員で、なんの関係もないのにとばっちりで殺されたようなもんである。

犯人は小学校で無差別殺人をしようとしていたのかも知れない。だとしたら拳銃は不要に思えるが、頭がおかしいヤツの行動に大した理由なんぞないだろうから、交番を襲った理由は不明だ。
逮捕された島津慧大は元自衛官だとしきりに報道されている。小学校を襲って子供を無差別に殺した元自衛官といえば、池田小事件の宅間守が思い出される。宅間は少女への淫行で自衛隊を除隊になったが、島津は自分から辞めてフリーターになっていたようだ。
事件直前にバイト先のファストフード店で勤務態度を注意した店員を殴って出ていったところだったらしい。

なにがあったのか知らないが、犯人のなかでなにかが爆発し、交番襲撃をして、小学校も襲おうと思ったのだろう。サイコ野郎の思考回路には理解しがたいものがある。
急にブチ切れるて暴力的になるビョーキを間欠爆発症と呼ぶらしいが、要するに癇癪持ちということだろう。

最終的に犯人は駆けつけた警察官に撃たれて逮捕されるわけだが、犯人が交番を襲撃して警察官を殺害して奪った拳銃で別の人を射殺していることを考えると、日本の警察官に拳銃を持たせる必要があるのかと思ってしまう。
駆けつけた警察官は知らなかっただろうが、犯人はその時点で装填された5発の弾丸をすべて撃ち尽くしており、刃物を持っていたものの、拳銃を使わなくとも身柄を確保することはできた。
4月に彦根市で起きた警官による警官射殺事件も、警察官に拳銃なんぞが支給されているから起こった事件だ。
警察官が拳銃を使用して犯人の身柄を確保したというニュースはたまに聞くが、それがメリットだとしても、奪われて事件に使われるデメリットの方が多いのではないか。思えば韓国の朴正煕大統領暗殺に使われた拳銃も、大阪の交番から盗まれたものだった。

13年前に岐阜で警察官から拳銃が奪われる事件を受け、警察は拳銃を止める紐に金属を通して強化したはずなのに、今度の事件でもいともたやすく切られてしまった。紐をチェーンにしたところで切られるだろうし、紐を切らなくてもベルトだかズボンだかを切れば奪えるだろう。

日本では犯罪者が重武装していることなどまずないから、たまたま犯罪現場に出くわした警察官が拳銃を使わねばならない場面はめったにないだろう。
警察官が通報で現場に駆けつけるときに拳銃を持ち出せようにすれば済む話で、普段は携行する必要などないのではないか。もしくは、拳銃だけ携行し、なにかあったとき交番や警察署などで弾を装填すればいいのではないか。

世界の多くの国は警察官が拳銃を携行しているわけだが、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、アイスランドは警察官が拳銃を携行していない。特殊部隊の隊員が持っているだけ。
イギリスの警察官が拳銃を持っていないのは特に有名で、"市民の守護者"たる警官は警棒だけでものごとに対処するようにしているという。警察官に撃たれないことを分かっているため、テロリストを除く犯罪者も武装することはないという。

こんなことを言うのは警察不信に原因がある。彦根の事件が典型的だが、警察官がトイレに拳銃を置き忘れることもよくあるし、今度の事件のように奪われたり盗まれたりして起こった事件が過去にどれほどあっただろうか。
拳銃が役に立った事件もあっただろうが、アクション映画みたいに撃ち合った警官など皆無で、犯人にギリギリの距離まで近づいて撃つ警官ばかりなのだから、スタンガンやテーザー銃で十分なのではないか。

警察庁は今度の事件を受け、再発防止として装着器具を改良して警察官本人以外から拳銃を抜きにくくする対策を前倒しで検討しているらしい。警察官本人が拳銃を抜く角度でしか抜けないようにするらしい。
正面や横からは拳銃を奪われ、警察官が射殺されるなんてことは起きないかも知れないが、今度の事件のように拳銃が奪われる前に警察官が殺されたら意味がない。
こんなもんは今度の事件の再発防止策でもなんでもない。

問題を解決したいなら、根本的な原因を取り除くしかない。
交番を襲撃して拳銃を奪おうと考えるサイコ野郎を事件前に逮捕することなんてムリだろうし、ナイフで襲われてもしなないロボコップみたいな警察官ばかり配備することもムリだろう。だったら、警察官が拳銃を持たないか、弾を装填せずに撃てないようにしておくことしか対策できないのではないか。
警察から拳銃が奪われる事件が続くのだから、なんらかの抜本的対策があっていいように思える。

20180627-1

お笑いコンビのウーマンラッシュアワーをテレビで見かけなくなった。原因は明白だ。村本大輔のバカすぎる政治発言が嫌われて干されている状態である。
少し前に「ダウンタウンDX」に出ていたが、自身の現状について奥歯にものが挟まったような言い方をしていた。

そこそこテレビに出ていたウーマンラッシュアワーだったが、方向性が変わったのが2017年12月に放送された「THE MANZAI」(フジテレビ系列)だ。そこで原発問題や沖縄の米軍基地問題に触れ、「社会派ネタを扱う芸人」として朝日新聞などリベラルから絶賛された。
そこまではよかったが、2018年元日に放送された「朝まで生テレビ」で馬脚を現してしまった。

「尖閣諸島について非武装中立にすれば中国が侵略してくることなどない」と主張。沖縄について中国が領有権を主張してきたらどうするのかと問われ、「元々(沖縄は)中国から取ったんでしょ」とも発言していた。コイツは中国に侵略されたらすぐ降参するとも発言していた。
めちゃくちゃ底が浅いリベラル発言で、「付け焼き刃でリベラルになってみました」と言わんばかりだった。中国シンパの反日サヨクに思想を吹き込まれたのは間違いなかろう。
あまりにも目に余る無責任な発言に、司会の田原総一朗がブチ切れたほどだった。

アホな芸人がリベラルで知的な芸能人になろうと憧れるのは理解するが、村本はアホすぎた。元日のエントリで村本はすぐに消えるだろうと書いたが、実際誰もがそう思ったとおり、消えてしまった。

2018年大胆予想 (2018/01/01)

村本の思想が悪いというより、バカすぎるからだ。憲法や国防について語るくせに、最低限の常識や知識すらない。
村本は国民目線の考えを披露しているつもりらしいが、国民の多くは村本ほどバカではない。最底辺のバカが国民を代表しているかのように振る舞っているのがよくない。
なにをしでかすか分からないバカをテレビ番組のスタッフが起用するわけはなく、番組スポンサーも眉をひそめるだろう。消えて当然だった。

「ダウンタウンDX」で多少反省しているような感じだったが、やはりなにも変わってはいなかった。
村本は24日(日)にツイッターで各地運搬車に乗せられた牛の動画を公開し、「彼らは世界中で起きている拉致問題についてどう思っているんだろう」とツイートしていた。

誰が見ても、運搬される牛を拉致になぞらえているようにしか見えない。「なぜあんな動画で拉致を語るのか」とか「人間と家畜は同列なのか」との批判が殺到し、すぐに炎上した。その炎上について村本は「家畜と人間を一緒にするなとコメントしてくるアホが多い。炎上のほとんどはアホの誤解」だと反論していた。

他意がなかったのだとしたら、ドッグランで遊ぶ犬の動画や風にそよぐ木々の動画に「彼らは拉致問題についてどう思っているのだろう」とツイートしてもよかったが、そうではなかった。
運搬される牛が拉致についてどう思っているのかという問いかけは、同じような境遇にある牛たちは人間の拉致についてどう思うかという意味でしかないと思うのだが、村本はそう考える連中をアホだとした。彼の基準からすれば、世の中のほとんどの人間はアホなのだろう。

そのうえ、アホが誤解して炎上しているだけと主張したわりに、村本は「誤解させた」という理由で当該ツイートを削除していた。自分になんら非がなく、アホが騒いでいるだけなら放っておいたらいいのに、どこぞの政治家や企業上層部のように「誤解させた」とよく分からない理由で炎上ツイートを削除するのだから、これ以上カッコ悪いことはない。

こういうヤツがテレビに出られるわけがない。別にアホでもなんでもいいが、テレビで政治や思想を語るなら、最低限の勉強をするべきだと思うし、不勉強を指摘されて開き直ってはいけない。最低限の常識や倫理観も必要だろう。村本にはなにもない。
芸人風情が政治や思想を語るなといっているわけではない。語るにしても最低限のクオリティが必要だろう。

最近は情報番組で芸能人が出てきて政治や事件のニュースにコメントをしている。専門家の解説でなく、ニュースの素人である芸能人の感想なんぞいらないと思うのだが、なぜか重宝されている。
サッカーW杯で日本が善戦していることについて街頭インタビューをし、どこぞの知らない人が「嬉しいです」と当たり前のことを言っている様子をニュースで流す。事件や事故に巻き込まれて死んだ人の葬式の参列者に「悲しいです」と語らせてニュースで流す。これになんの意味があるのか。
それと同じで、芸能人がテレビの情報番組で普通のことを言うことに意義が見いだせない。
「素人の意見が必要だ」という意見があるが、素人の意見なんぞ自分や家族、友人、同僚らが持っている意見と同じわけで、そんなもんをいちいちテレビで教えられる必要はないのではないか。

同じことがサッカーW杯の中継にも当てはまる。サッカー中継は大体がキックオフの1時間くらい前に始まり、試合前までスタジオで芸能人が試合について語っている。スタジオにはサッカー好きの芸能人から、「サッカーなんかに興味ないけど仕事だから受けたました」みたいな芸能人がいる。コイツらは押しなべて「頑張ってください」とか「全力を出し切って」などとしょーもないことを言う。「個人的な見どころは、◯◯という理由で△△ですね」などと具体的に話す芸能人はまずいない。

サッカーの試合を年間2000試合見るサッカー通だと脚光を浴びた小柳ルミ子がフジテレビのサッカー中継に出ているわけだが、これがまた酷い。贔屓にしているアルゼンチンのメッシのミスについて訊かれて「うるさい」とわめき、アルゼンチンが1敗1分けになって「私のW杯は終わった」とうなだれていた。
実際、アルゼンチンはメッシのゴールなどで奇跡の16強進出を果たしたのだが、テレビの演出として大袈裟にしていたことを考慮しても、小柳ルミ子の見方はメチャクチャである。

小柳ルミ子は単にサッカー好きを自称するオバサンでしかない。独自の目線もなければ、深い考えもない。羽生結弦に黄色い声援をあげているオバサンと同じようなもんだ。
なにも語れず、一般人となんら変わらないオバサンは、家でテレビの中継を見とけばいい。普通のオバサンを中継に呼ぶテレビ局が間違っている。

「餅は餅屋」とはよくいったもんだ。サッカー解説は、芸能人がそれっぽく語る必要などなく、元サッカー選手の解説者がやればいい。
そして、一般人が抱くような芸能人の普通の感想は、いちいちテレビで伝えてくれなくていい。

20180626-1

24日(日)の夜に福岡市内で起きた殺人事件でネット界隈がざわついている。殺されたのはインターネット上でHagexなるハンドルネームを使ってネットの炎上案件を取り扱ったブログを運営していた人物で、自身が主催する「ネットウォッチ勉強会」というイベント終了後に会場のトイレで刺殺された。
事件から3時間後に警察に出頭して逮捕されたのは無職の松本英光(42歳)で、「ネット上でのやりとりに恨みがあった」などと供述しているという。

逮捕された松本英光は、ネット上で「低能先生」という蔑称で知られる荒らしだったらしい。ブログサービスの「はてな匿名ダイアリー」で気に入らない内容を書いている人物に対して「低能」とコメント書き込んで通知を飛ばす人物で、2年ほど前からいろんなところを荒らしまくっていたようだ。

その「低能先生」を今年5月にブログで取り上げたのがHagexで、はてなのサービスを荒らしまくる「低能先生」を運営も認知しており、運営への通報に「低能先生です」とコメントすれば、荒らしの当該IDが速攻で凍結されるという内容だった。

【Hagex-day.info】低能先生に対するはてなの対応が迅速でビックリ (2018/05/02)

こうやってブログに書かれたことが直接の犯行動機ではなく、別の「はてな匿名ダイアリー」で「低能先生」がほかの利用者から煽られたためではないかという見方がある。
はてなの運営が「低能先生」を放置していることについて書いたエントリーのコメント欄で、「低能先生」とみられる人物が
そらネットでの発言の場所が奪われたらリアルで行動を始めるからだろうなw まあお前はそっちをお望みなんだろうが おれもネット弁慶は卒業すべきと考えている
と書き込んだことに対し、「お前みたいなカスがリアルで行動できるわけないだろ」などと煽られ、実際に犯行に及んだのではないかと見られている。
事実、松本英光とみられる人物が出頭直前に次のような書き込みをしていた。
おいネット弁慶卒業してきたぞ 改めて言おう これが、どれだけ叩かれてもネットリンチをやめることがなく、俺と議論しておのれらの正当性を示すこともなく(まあネットリンチの正当化なんて無理だけどな)俺を「低能先生です」の一言でゲラゲラ笑いながら通報&封殺してきたお前らへの返答だ 「予想通りの展開だ」そう言うのが、俺を知る全ネットユーザーの責任だからな? 「こんなことになるとは思わなかった」なんてほざくなよ? ただほぼ引きこもりの42歳はここで体力が尽きてしもうた 事前の予定では東京までいってはてな本社にこんにちはするつもりだったが、もう無理 足つってるし なんだかんだ言ってはてなというか増田が俺をネット弁慶のままで食い止めていた面もあるしなあ 逆に言うと散々ガス抜きさせてもらった恩がある はてブと通報厨には恩など欠片もないが てことでこれから近所の交番に自首して俺自身の責任をとってくるわ 足つってるから着くまで30分くらいかかるかも
「増田」というのは「はてな匿名ダイアリー」のことを指す。「低能先生です」で軽く片付けられていたことや、「はてな匿名ダイアリー」での荒らし行為が現実での凶行を食い止めていたという趣旨になっている。「低能先生」を知る人たちが責任を感じろとも書いてある。
また、自身の行為を批判する人たちを「議論もしない」としているが、議論を拒否しているのは自分だし、なによりこんなヤツとは議論にすらならない。自分のことをまったくなにも分かっていないというのがよく分かる。

実際はどうなのか知らないが、このような粘着質の人間を相手にすると最悪な結果になるという実例だろう。
Hagexなる人物は「低能先生です」と通報するだけで、はてなの運営が当該IDを凍結すると書いただけで、「低能先生」と名付けたわけでもなく、直接煽っていたわけでもない。注目される記事を書いただけ。

IDが凍結されるたびに新しいIDを作り直していた松本英光は、荒らしが来たら運営に通報して軽く受け流すよう対処方法を教えた人物を逆恨みし、さらに自分を無能だと煽った人物に見せつけるために殺してしまった。とんでもないヤツである。

自己顕示欲の塊である荒らしは、昔から「スルーするのが一番」と言われていた。かつてよく見ていた2ちゃんねる(現5ちゃんねる)も、今ではポケモンGOの情報のためだけに見ているが、そんなところにも荒らしが来る。ほとんどの人が荒らしに構うことはない。専用ブラウザで閲覧すると名前やID、キーワードから書き込みを非表示にすることができるので、NGワードに指定すれば同じ人物や同じパターンの書き込みは二度と表示されなくなる。
しかし、たまに誰かが煽ると荒らし行為が加速することがある。コピペが連投されるのだが、専用ブラウザではなく普通のブラウザで見ていたらウンザリすることだろう。

荒らしでなかったとしても、煽られてカッと来て、粘着して延々と同じ話が繰り返されることがある。荒らしをするようなヤツは見解の相違というものが認められず、自分が無謬の存在だと考えがちだ。だから、少しでも否定されると全力で反論してしまう。
反論されたところで、自分の意見が変わらないように人の意見も変わらないということに気づかない。アホだからだろうか。無意味に同じ話、同じ反論を延々と繰り返す。見せられる方は堪ったもんじゃない。

この手のバカを煽るのは実際は楽しい。ウキャーと発狂している姿を想像すると愉快だ。すぐにそれが収まればいいのだが、粘着質なヤツはそれをずっと根に持つ。自分がネットだけで強がっているネット弁慶の無能であると真実を指摘された松本英光は、それが許せなかったのだろう。
八つ当たりで人を殺し、自分をバカにした連中を見返そうとした。そんなことで見返すことなんかできないにも関わらず。自分が煽ったことで誰かが死んだことを後悔する人がいるかも知れないが、そんなことはすぐに忘れてしまうだろう。それだけが原因ではないし、匿名でやりとりしていたわけだし、知った人物でもない。

松本英光は、ごく狭いネットの界隈を数日間ざわつかせるために見ず知らずの人を見せしめ的に殺した。10年以上刑務所に入ることになるだろう。元々無職の引きこもりだったらしいが、惨めな人生がより惨めなことに。

こういう事件を見てしまうと、不用意に人を煽ってはいけないとよく分かる。私はネット上では落ち着いているような感じを装っているが、実際は瞬間湯沸かし器みたいなタイプだ。通勤のときなどケンカを売ってこられたらすぐに買ってしまう。自分から誰かに絡むことはないが、関西には頭のおかしいヤツが多いので、年に何回か絡まれることがある。

私は見た目がなんとなくショボそうなので、「こいつなら大丈夫だろう」と思われ、さらに「サラリーマンなら手を出してこないだろう」と見られて絡まれることがあるのだと思う。普通は様子がおかしい人は見ないふりをするのだろうが、ジロジロ見てしまうので余計に絡まれるのも知れない。
いずれにしても、人を見た目で判断して、自分より弱そうだと思って絡んでくるようなゲス野郎が大嫌いなので相手をすることになる。私は別にケンカの達人でもないので殴り合いで勝てるかどうかは分からないが、絡んでくるオッサンは大抵が口だけだ。
殴り合いはする気はないが、単に誰かに当たり散らしたいのか、誰かに絡んで脅かして相手を謝らせることでいい気持ちになりたいのだろう。

私は人を怒らせることが得意なので、ハゲたオッサンが絡んできたときに「ハゲてるくせにオレに絡んでくんなよボケ」と周囲に聞こえるように言うなど、相手に恥をかかせて怒らせることをついつい言ってしまう。絡んできたオッサンは顔真っ赤だ。

今のところ、顔を殴ってきたオッサンを電車から引きずり下ろしてJRの駅事務所を通して警察に突き出したことが1件あっただけだが、たまたまそれだけで済んでいるだけで、そのうち殺されてしまうかも知れない。
ネット上で恨みを買って刺殺されることなど滅多にないだろうが、現実世界で知らないヤツと揉めて殺されることはたまにある。

私の性格をよく知る嫁さんや母親によく注意されていたので、最近は絡まれても「どっか行けや」で済ませているが、そういうのもやめといた方がいいのかも知れない。
いちいち誰かに絡んでくるヤツは、ネットと同じでスルーするのが一番か。

20180625-1

今回のサッカーW杯ロシア大会は正直なところ、前回のブラジル大会と同様に3連敗して終わるのかと思っていた。2010年の南ア大会の中心選手が多く「おっさんジャパン」と揶揄されているし、なによりW杯本戦までの試合内容が悪すぎた。
ところが蓋を開けてみれば、初戦のコロンビア戦では開始3分でハンドによる敵チームの一発退場という奇跡が起きて10人相手に日本が勝利。今日未明のセネガル戦でも先制点を献上してどうなるかと思ったが、乾と本田のゴールで2度も同点に追いつき、引き分けで勝ち点1を得た。
誰がこんな結果を予想できただろうか。

特に乾の活躍が嬉しかった。乾は私が住む滋賀県出身で、高校サッカーで全国大会制覇を成し遂げた野洲高校黄金時代の中心選手だった。
前回のブラジル大会のアジア予選で、心臓病と食道がんで闘病中だった父親とその付き添いで母親がイランまで観戦に行き、父に言われるがまま母がホテルだかどこかで色紙に乾からサインを貰っていた。今でも実家に飾ってある。
ハリルジャパンでは不遇だったが、西野監督に代わってからは活躍の場を与えられ、期待に応えている。

また、セネガル戦では本田が結果を残した。前回のコロンビア戦でコーナーキックから大迫の勝ち越し弾を演出したものの、それ以外のプレーで精彩を欠いていたこともあってボロカスに言われていたが、今回も途中出場で1ゴールという結果を残した。相変わらずのビッグマウスで、大会前のNHKの番組で「プロフェッショナルとは?」との質問に「ケイスケホンダ」とクソサブイ発言をして笑いものになっていたが、周囲を黙らせるほどの結果を出すのだから、本田はなにかを持っている。

一方で前回と今回、世間からバッシングを浴びているのが川島である。
前回のコロンビア戦ではグラウンダーのフリーキックに反応が送れてゴールを許したうえに、ゴールラインを割っていないと見苦しいアピールをして叩かれた。
そして今回はセネガルの先制点を"アシスト"してしまった。普通のゴールキーパーならキャッチングする低いボールを両手でパンチグし、ゴール前に詰めていたセネガルの選手の足に当たってゴールに。"アシスト"ともいえるが、どちらかというと"オウンゴール"に近い。ゴールを決めたことになっているマネは、ゴール前に詰めていた以外特になにもしていない。勝手に川島がボールを膝に当ててきて、それがゴールになっただけ。

アルゼンチンのゴールキーパーがミスキックで敵選手のボレーシュートを決められる失態を犯してボロカスに言われていたが、川島の評価の悪さはそれ以上だ。W杯出場国32か国中最低のゴールキーパーだと海外メディアからも評されていた。
日本対セネガルの試合が好試合だと評価されていたのに、その中でとりわけ評価されていなかったのがゴールキーパーの川島だ。日本のゴールキーパーはドヘタで、守備の穴だと見られている。

「セネガル戦のゴールキーパーが川島でなければ勝てたかも知れない」というタラレバの話をしても仕方がないが、なぜコイツを先発させたのか西野監督の采配が不可解だ。日本の守護神と決めた意地があったので交代させにくかったのかも知れないが、それのせいで日本代表の躍進に水を差したのは間違いない。

アジアのサッカーは世界から完全に舐められている。実力としてよその地域より劣っているのだから仕方がないわけだが、その分W杯で下馬評を覆すくらい頑張らねばならない。AFC加盟国で勝利を上げて気を吐いているのは日本とイランくらいで、オーストラリア、サウジアラビア、韓国はよくない。
特に韓国は、ドイツ、スウェーデン、メキシコという強豪国揃いの死の組であるグループFに属しているとはいえ、スウェーデンとメキシコにまったく刃が立たずに2連敗した。最後のドイツ戦でドイツに2点差以上付けて勝てば条件次第ではグループリーグ突破できるが、ドイツも負けられないのでそううまくはいかないだろう。

韓国の場合、負けただけならまだいいのだが、ファウル数が異常に多いことが批判されている。韓国のファウル数は32か国中1位の47だ。2試合で47回もファウルしており、メキシコ戦の24、スウェーデン戦の23という数字はこのW杯の試合でワースト1とワースト2だ。
ファウル数で32か国中31位の日本が2試合で17だから、47という数字がいかに多いか分かる。
2位のモロッコが45、3位のクロアチアが43なのでダントツというわけではないが、「弱いくせにファウルばかりする国」だと認識されている。
それに加えて、韓国国内では「韓国にだけ厳しい」といつもの審判批判の怨嗟が渦巻き、対戦国の選手のSNSに嫌がらせの書き込みをするヤツばかり。責任転嫁しかしておらず、自分たちでどうにかしようという考えはあまりないようだ。

欧州や南米の国にとって、アジアの国はグループステージ内のボーナスステージのように受け止められている。コロンビアは日本を完全に舐めていたようだが、舐められるには理由がある。アジア諸国がどれもこれも弱いからだ。
2002年の日韓W杯で韓国がベスト4に進んだものの、イタリアとスペインとの試合はFIFAが認定するW杯史上10大誤審のうち4つの誤審があった試合で、審判の買収が疑われており、未だにイタリア人とスペイン人の恨みを買っている。
韓国のせいで弱いくせに汚いことをやるというダーティなイメージがアジアサッカーに付きまとうわけで、それを打破するためにもクリーンな試合をして、なおかつ勝たねばならない。アジアサッカーのため、日本が韓国の尻拭いをする活躍を見せねばならないわけだ。

次のW杯カタール大会のあと、2026年の大会はアメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われる。オリンピックと同じで1か国でやるにはカネがかかりすぎるイベントになってしまったからだ。
しかも、2026年大会から32か国から48か国に参加国が増える。アジアは現状の4.5か国から8.5か国に枠が拡大される予定だ。
今の4.5でも多いと思う。2.5でいいくらいだ。韓国とサウジアラビアは出場しなくてよかった。その代わりにオランダやイタリア、チリあたりが出ればよかった。
アジアの出場枠が8.5になれば、日本や韓国は必ず本戦出場できるだろうし、習近平の念願だった中国代表もW杯に出られるだろう。そして、明らかにレベルの劣るアジアの国が欧米の強豪国からボコボコにされて負けるわけだ。

今度のW杯では中国企業の看板が目立つ。中国人向けに漢字で宣伝されているが、欧米人からすれば中国の成金企業が自国が出場もしないW杯にカネを出していると思うだけだろう。
アジアのカネヅル、特に中国を接待するため、参加国が32か国から48か国になり、アジアの出場枠も4.5から8.5に。これだけ増やせば中国でも出られるという算段なのだろう。しかし多くのチームが勝ち点を上げられない。対戦相手は韓国のテコンドーサッカーや中国のカンフーサッカーに注意し、ケガしないよう気をつけて勝つだけ。
本当に情けない。

アジア各国は普段からサッカーのレベルが高くなるように奮闘すべきなのだが、そう簡単ではない。だからこそW杯で爪痕を残さねばならないのだが、それもうまくいかない。ファウルの数と文句だけは多い国があることが悲劇に思える。
日本やイランだけが頑張ったところで、そんな国がある限りはアジアのサッカーはずっと小バカにされ、蔑まれ続けることだろう。

このページのトップヘ