先っちょマンブログ

2018年12月

20181231-1

私はいつも年末に家中を大掃除して正月はのんびり過ごす。正月は気分よく過ごしたいので、年末の大掃除はキッチリやらねばならない。
今年のように年末の休みが3日しかない場合は12月中旬の週末からボチボチ始めて、最後に猛ラッシュで掃除をする。
毎年年末にヘトヘトになるわけだが、正月に気分よくゆっくり過ごすためにはそのくらい厭わない。

今年は昨日30日に朝から買いものに出かけた。特に必要なものはなかったが、気分転換みたいなもんだ。気分転換のわりには嫁さんとふたりでスーパーなどで合計1万円くらい買ってしまったが、2時間ほど買いものをして帰ってきた。

すると、私の書斎でピーピー音がしている。パソコン立ち上げ時にBIOSで鳴るような音で、デスクの方からしているのでスリープになっていたデスクトップパソコンになにかあったのかと思ったら、デスクに置いていたNAS(ファイルサーバー)でエラーが発生して鳴っていた。

NASは自宅のネットワークに接続してパソコンのデータやスマホの写真のバックアップを取るための装置だ。ハードディスクが2台内蔵されて二重化されているため、片方のハードディスクが壊れても、もう片方が生き残っているのでデータを安全に保存することができる。

それほど重要なデータなどないのだが、いつも自分のパソコンと外付けハードディスクに保存していたデジカメやスマホの写真15年分でも保存しようかと思って、昨年5月の大型連休のときに購入して使用していた。
買ったのはSynologyという台湾メーカーのNASだ。家庭用のNASはSynologyかQNAPというメーカーがメジャーで、自分でハードディスクを買って装着して使用するタイプの製品だ。

とりあえずピーピーうるさいから設定画面で警告音を停止させ、エラー内容を見てみたらボリュームがクラッシュしたと赤く警告表示が出ていた。
何の前触れもなく、片方のハードディスクがぶっ壊れたのだ。普通は不良セクタが増え、ハードディスクが劣化したら交換しろと警告が出るのだが、そういうのは一切なかった。

しかもあとで分かるのだが、HDD2が壊れ、残ったHDD1もデータが飛んでいた。それがクラッシュである。
メーカーのホームページを見ても、クラッシュしたらサポートに問い合わせしろと書いてある。しかし、サポートは28日から来年6日まで9連休で7日以降の受け付けになると書いてある。「データ復旧命のNASメーカーのサポートがユーザーと同じ休み取ってんじゃねーよ」と思ったが、とりあえず壊れたままだと気持ち悪いので30日にハードディスクをAmazonで注文した。

30日の夜に注文して、31日の昼に届くのだからAmazonはありがたい。ついでに宅配業者にも感謝だ。
普通の状態だとハードディスクを差し替えたら復旧されるのだが、全部クラッシュしていたので、新しく挿したHDD2は初期化、元あったHDD1も再初期化することになった。大掃除の真っ最中、大晦日のクソ忙しいときにNASを再度分解してハードディスクを差し替え、あれこれ設定をゴチャゴチャさせられた。

もちろん一からバックアップの取り直しである。写真や自分でCDから取り込んだmp3のファイルが1TBくらいあって、それをアップロードするのに前回は2日くらいかかった気がする。またそれをやらねばならない。

壊れたSeagateのハードディスクを購入したのは今年の4月だ。買って8か月で潰れてしまった。自宅で使っているハードディスクが壊れることなこれまでなかったのだが。
Seagateのハードディスクは製造日から2年保証で、ハードディスクの製造日が2018年1月24日と書いてある。保証は受けられると思うのだが、いろいろ面倒臭そうだ。かといって、6500円するハードディスクだから交換してもらえるならしてもらった方がいいに決まっている。
新年早々面倒なことをやらねばならないと考えると、この年末になんてことが起こったのかと呪ってしまう。

私が何を言っているのかよく分からない人もいるだろうが、とりあえずハードディスクが故障して、面倒なことが増えたということだ。
1年の締めくくりがこれでは溜め息が出るばかりだ。

20181230-1

2011年、カタールで開かれたサッカーアジア杯準決勝の日本対韓国戦で、韓国代表のキ・ソンヨンがPKで得点後のゴールパフォーマンスで、猿のマネをして物議を醸した。
韓国には日本人のことを猿呼ばわりしてバカにする韓国人が多く、キ・ソンヨンもそのひとりだった。

試合後に批判が起こると、キ・ソンヨンは会場に「旭日旗が掲げられているのを見て涙が出た」と主張し、旭日旗掲揚の復讐として日本人に向けて猿のマネをしてみせたと主張した。
実際、会場に旭日旗が掲げられていたと主張するのはキ・ソンヨンだけで、その映像もない。あったところで日本人を猿呼ばわりしてバカにすることがいいとは思えないが。

韓国代表は前年のロンドン五輪でも試合後に竹島の領有権を主張するプラカードを掲げるなど、とにかくサッカーの試合で日本を意識して、なにかしてやらないと気が済まないらしい。

キ・ソンヨンの猿マネ騒動で理解できないことがふたつある。こいつは相当な反日家に見えるが、2年後に結婚したとき新婚旅行先に北海道を選んだ。日本が嫌いなくせに日本に旅行に来る韓国人が多いのと同じで、理解の範疇を超えている。

もうひとつは、昔から韓国人が日本人について猿だとバカにしていることだ。
中国を父、朝鮮を兄、日本を弟とする小中華思想に囚われていて、「朝鮮が日本を教育してやり、日本のあらゆる文化は朝鮮が起源」だと思うだけにとどまらず、日本は人間未満の猿だというのである。
日本が朝鮮を併合したとき、まともな鉄道がないばかりか、舗装された道もなく、人々はその道端でウンコをし、女は乳を放り出して歩いていた国が、日本人を猿呼ばわりするのだから片腹痛い。

欧米人が差別的にアジア人を猿だというのに韓国人も乗っかって日本人を猿呼ばわりしているわけだが、インターネットミームで「シンプソンズ」で人間が囃し立てる前で争っている猿に日本と韓国の国旗が付けられている画像があるが、まさにその状況である。差別的な欧米人からすれば、猿が猿を笑っているわけで、目くそが鼻くそを笑っているようなもんだ。

目くそが鼻くそを笑える理由が分からない。自分たちは目くそではないとでも思っているのだろうか。

韓国の駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題で、自衛隊機の呼びかけを無視した駆逐艦の乗員がその理由について、「日本の乗務員がKorea South Naval Ship(韓国海軍艦艇)と呼んだらしいが、通信状態が悪いうえに英語の発音が悪かったのでSouthがCoastに聞こえた」と言っているという。
自衛隊機の隊員は駆逐艦の艦艇番号を呼びかけており、韓国の海上警察を呼んでいるとは思わないはずなのだ。日本人の英語の発音はダメだということを小バカにしつつ、言い訳しようという魂胆だろう。
韓国のネット界隈は「日本の猿どもが英語がまともに発音できないのは事実であって、それを無視されたと怒るのは間違い」などという意見が出ている。

アホみたいな言い訳をされ、ずいぶん韓国人に舐められ、バカにされているわけだが、韓国人が日本人の英語、とりわけ発音をバカにするするのが理解できない。また目くそが鼻くそを笑っている。

韓国の地方都市に出張に行ったおり、韓国語などひとつも知らないので食堂やタクシーで英語で話しかけたが、英語で返されたことは1回しかなかった。その1回はロッテマートのナイキのアウトレットショップの若い女性店員だった。それ以外は英語がまったく話せない。オバハンあたりは理解もしていないようだった。日本となにが違うのか。

英語の発音にしても、韓国人は日本人をバカにできるほどよくない。多くの韓国人はFの発音に問題がある。韓国語で英語のFの発音をそのとおりにすると、発音の並びによってはFの発音が消えてしまうことがあるという。そのため、英語のFの発音をPに置き換えるようにした。フランスはプランス、コーヒーはコピ。
仕事をしていて、現地の韓国人作業員が「F(エフ)」をずっと「エプ」と発音していて、「FFF」を「エプエプエプ」と言うのが気になって仕方がなかった。

FとPの発音が曖昧な国の連中が日本人の英語の発音をバカにするのはどう考えてもおかしい。
韓国は世界で唯一日本人をバカにする国だと言われるが、実際にそのとおりだと思う。

20181229-1

海上自衛隊の哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた問題で、先日のエントリで日本は徹底的に韓国の非を責めるべきだと書いたわけだが、28日(金)になって防衛省がそのときの映像を公開した。



当初、防衛省は「韓国との緊張を高める」として映像の公開をしぶっていたそうだが、安倍首相が鶴の一声で公開を命じたそうだ。韓国を突き放す安倍首相の対応を知り、韓国は慌てているに違いない。
前日27日(木)の関係者協議で日本側が映像を示したものの韓国側はまったく相手にしなかった。それどころかその映像を公開するなと要求したという。日本に強く言っておけば従うだろうと高を括っていたようだが、韓国側の意に反して官邸側が押し切った形だ。

映像を見れば、これまで韓国側が主張してきた以下の内容が虚偽であったことが分かる。
  • 遭難した北朝鮮の漁船を探していた。
  • 現場は波が高く、荒天であった。
  • 自衛隊機が駆逐艦の真上150メートルを飛行するなど威嚇行動を取っていた。
北朝鮮の漁船は韓国の駆逐艦から数百メートル離れた場所にいる。目視できる距離にいる漁船をレーダーで捜索する必要などない。
また、冬の日本海にしては穏やかな天気で波も高くないことは誰の目にも明らかだ。こんな状態で遭難する漁船などないし、なによりこの状態で無線の受信状態が悪くなることなどありえない。韓国海軍は自衛隊機からの呼びかけに「ほとんど聞こえなかった」とか、「発音が悪いから海上警察を呼んでいるのかと思った」としているが、この天気で数キロしか離れていない状況で通信できない無線などなかろう。

韓国のネット上では海軍でもない自衛隊員が自分たちを「Japan Navy」と呼びかけたために応答しなかったと言われているが、海上自衛隊の英語での正式名称は「Japan Maritime Self-Defense Force」であるが、無線で呼びかける際は分かりやすくするために「Japan Navy」と名乗られることが多い。緊急の際は特にそうだろう。そんなことも知らずに、バカなことを言うのが韓国人である。

韓国政府や韓国メディアはしきりに威嚇した自衛隊機が悪いと主張しており、それを真に受けた韓国人もネット上で「あれだけ挑発しておきながら撃墜されなかったことをありがたく思え」と主張しているが、映像に注釈があるように国際法の基準は守られており、韓国護衛艦と自衛隊機の距離は結構ある。
国際法では半径500メートル以内に接近することを禁じているらしいが、護衛艦の長さから換算すると自衛隊機と護衛艦は1キロメートルは離れている。これのどこが150メートル上空を威嚇的に飛行したことになるのか。韓国人はカメラのズーム機能も知らないらしく、ネットでは近く見えている護衛艦を見て「威嚇行動じゃないか」と息巻いているという。

映像では自衛隊機が5キロメートル、8キロメートル離れているときに護衛艦が継続的に火器管制レーダーを照射していることが分かる。離れていく自衛隊機に対して、まるで「あっち行け」と言わんばかりにレーダーでミサイルのロックオンをするのだから、いかにめちゃくちゃかが分かる。

これだけの映像を出したのに、韓国軍は火器管制レーダーは使用していないと強く主張している。当初は北朝鮮の漁船を探すためにあらゆるレーダーを使用したので、火器管制レーダーが自衛隊機をわずかに照射したことがあったかも知れないとしていたのに、使用そのものがなかったと全面否定に切り替えたままだ。
映像に関しても「自衛隊機の乗員が会話しているだけで客観的な証拠ではない」と突っぱねた。

死んでも過ちを認めない韓国人の典型的な対応に思える。ここまで強気で言えるのは、日本側がこれ以上の証拠を公開してこないと踏んでいるかららしい。
韓国軍が現場で使用した火器管制レーダーの周波数帯は極秘事項だ。自衛隊側も哨戒機の能力は機密事項として隠さねばならない。火器管制レーダーが出した電波の周波数が何ギガヘルツで、それを何秒受信したかのデータはもちろんきっちり残っているが、それを示せば自衛隊がどれほど正確に受信できるかの能力を知られてしまうことになる。また、火器管制レーダーが使用した周波数を公表してしまうと、同じ周波数の妨害電波を出すことでレーダーの機能を邪魔することが可能なため、日韓双方にとってよくない。

だから自衛隊がこれ以上情報を出してこないと踏んで、強気の主張をしているわけだ。この主張は、日本の海上自衛隊の隊員が韓国軍を陥れるために演技を行ったと主張しているのと同じで、つまりは日本政府と自衛隊が証拠を捏造していると言っているわけだ。これはある意味、火器管制レーダーの照射と同じくらい悪質だ。日本政府は断固として抗議し、火器管制レーダーの受信データの提示も行うべきだろう。

ただ、こんなもんは普通の人から見れば韓国側の主張がいかにめちゃくちゃであるかが分かる。前にオカルトの話をしたときに書いたが、ものごとは単純に考えるべきである。「オッカムの剃刀」というやつだ。
「韓国海軍が自衛隊機をロックオンした」という主張と、「安倍政権が支持率回復のために韓国を陥れようとし、海上自衛隊の隊員に演技をさせて証拠映像を捏造した」という仮定ばかりの推測のどちらを信用すべきか誰でも分かる。
「いろいろウソをついたけど、火器管制レーダーを照射していないことだけはホント」とも言っているわけだが、これではオオカミ少年ではないか。

今回の件で韓国側はしきりに「日本が感情的になって攻撃して来ている」、「支持率が下がった安倍が支持率回復のためにやっている」などと主張して日本が食ってかかってきていることをアピールしているが、この問題の本質はロックオン云々の話ではない。韓国海軍が日本の排他的経済水域の大和堆でなにをしていたのかというところにある。なぜ韓国ではそれが語られないのか。それを語りたくないために、日本側がケンカを売ってきていると騒いでるだけのように見える。

読売新聞は今日の朝刊で、大和堆で日常的に違法操業している北朝鮮の漁船を警護あるいは救護していることを知られなくなかったのではないかと記事にしていた。北朝鮮のみならず、韓国軍が支援して北朝鮮漁船の大和堆での違法イカ操業しているところを自衛隊に感づかれて撮影されてしまったため、自衛隊機を追い払うために火器管制レーダーを照射して威嚇したのではないかというわけだ。
そうでもない限り、穏やかな海で遭難したとされる北朝鮮漁船や、その漁船の近くにいた韓国海軍の艦船の説明がつかない。

やましいことがバレてしまったあとの韓国の一連の振る舞いは、スリや痴漢がバレた犯人が居直っているのと同じである。とにかく話にならない。
証拠を出せとやいやいうるさいから出してやってもいいと思うが、それと同時に日本のEEZで何をやっていたのかを問いただすべきだろう。韓国が嫌がるところを突いてべきだ。防衛省が証拠映像を出しても居直るくらいだから、真の目的を尋ねたところで「漁船の救助」は曲げないだろう。なぜ海軍の艦船が日本のEEZ内で国旗も海軍機も掲げずに活動して漁船を救助するのかという話などが次々と出てくるだろうが、困るのは韓国だから構わない。

振り上げた拳を下ろせないでいると、自縄自縛で韓国のようになる。いい教訓になるが、韓国は多分それを学ぶことはないだろう。

20181228-1

27日(木)未明、東京都練馬区の遊園地としまえんでちょっとした混乱があったという。
26日(水)放送のTBS「水曜日のダウンタウン」で、恋愛リアリティ番組のような企画をやっていた安田大サーカスのクロちゃんのゲスな言動がデータ放送の視聴者投票で「許さない」に多く投票され、クロちゃんがとしまえんに設置された特設の檻に23時間弱入れられるという罰ゲームを受けることになった。
番組放送直後からイベント開催となり、としまえん開園の翌10時までは無料で見られるということで番組が来園してクロちゃんを見るよう呼びかけたところ、予想よりも多くの人がとしまえんに殺到した。入場規制を敷いたものの、それを無視して園内に突入する人が多く、深夜1時頃にはクロちゃんを閉じ込めた檻の周辺が混乱状態になり、自販機に登って暴れる来場者もいたため、イベントが中止されたそうだ。

翌日のスポーツ紙が「警備員を7人しか配置していなかった」とTBSを責めたが、責められるとすれば、来場者を少なく見積もりすぎたことと、度を越したバカが来ることを想定していなかったことだろう。
現場は渋谷のハロウィンのような状態になっていたという。

現場の混乱を撮影した動画には「小さい子がいます」という声もあがっていたが、冬休みとはいえ、深夜に小さい子供を連れて来る親も相当バカである。
としまえんの近所なら「ちょっと見に行ったろか」と思って仕方がないが、単に深夜に混雑するだけでなく、一部が暴れてしまうという今の日本の程度の低さがよく表れている。
フランス人がデモにかこつけて商店を襲撃するのと、ハロウィンやテレビ局のイベントにかこつけて手がつけられないほど暴れるのは似たようなもんである。程度の違いでしかない。

東日本大震災以降、「日本人は民度が高い」などと外国人に持ち上げられて嬉しがっていた日本人が多いが、日本は別に民度など高くない。震災時も列を作るのは単に民度の高さというより同調圧力や人の目を気にするからだろう。道端にゴミが少ないのも、ポイ捨てをする人がいないからではない。掃除をする人がいるだけの話だ。誰も家や店の前の道を掃除しなければ、1か月もすればゴミだらけになるだろう。
一旦ゴミが増えると、ゴミがもっと捨てられるようになりゴミだらけになる。ハロウィンやテレビのイベント会場で何人かが暴れると、それに釣られて他の連中も暴れてしまう。バカは爆発的な感染力がある。集団心理は恐ろしい。一度タガが外れてしまうと、誰にも制御できない。
こんなもんに民度もクソも関係ないわけだが、タガの外れやすさは国によっては違うかも知れない。

今月15日(土)と16日(日)、台湾の台中市と台北市で開かれた王心凌という女性歌手のサイン会に行ってきた。
その歌手のサイン会は初めてなので勝手が分からないため、初日の台中でのサイン会は4時間前に会場に行ってみた。中友百貨という百貨店前に設置された小ステージでやるようだったが、すぐ目の前が大通りで、歩道の幅もそれほどあるわけではない。「こんなとこで大丈夫か」と疑心暗鬼になったのだが、とりあえずステージの前の方に座って、タブレットで映画を見るなどして暇をつぶしていた。

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開演2時間くらい前に100人くらいになった時点で、スタッフが出てきて「こういうふうに列を作るように」と地面にガムテームを張っていった。列が矩形になるようになっていたのだが、ガムテームの貼り方が間違っていて、並んでいる人たちが少しザワザワしたのだが、1列目、2列目という順序はなんとなくできた。列はできたのだが、明確に区切られているわけではなく、なんとなく不安は拭えなかった。後ろからわっと来られると前にいる人間が将棋倒しになんて押しつぶされてしまう。

イベントが始まって前座が適当に喋ったあと、王心凌が出てきて挨拶を始めた時点で恐れていたことが起こった。後ろからの圧力があって、列の塊が全体的に前に進んだのだ。せっかく作っていた列もぐちゃっとなってしまったが、前後の間隔が短くなっただけで済んだ。少し恐怖を覚えたが、参加者同士の暗黙の了解のように列は保たれていたし、後ろからグイグイ詰め寄られることもなかった。

サイン会終了後に王心凌が現場前の道路に止められた車に向かう際も、通路部分に人が殺到することもなく、皆が手を振っておしまい。
「こんなところでやったら大混乱になる」とは思ったが、実際はそんなことはなかった。

2日目は台北市内の繁華街である西門町にある病院前の広場が会場だった。前日のイベントで、とりあえずサイン会に並んだら全員サインして貰えることが分かったので、今度は4時間も前に行かずに1時間前に行った。先着200人にはステージ前に立てる整理券が配られていたようだが、前日の台中で一番前で見たので別にそれはよかった。
意外だったのは整理券がなくとも少しでもいいところで見ようとする人がいなかったことだ。みんな段差部分に腰掛けてドリンクを飲みながらゆったりしている。イベントが始まったら前の方に行く人もいたが、そうでない人も多かった。サイン会も4時間かけて滞りなく終わった。

3年ぶりの新譜発売とサイン会だったのに、ファンがガツガツしていなかったのは意外だった。以前に行った別の歌手のサイン会では、2時間前に並んだら整理券が551番で、結局当日2000人くらい並んだと思うのだが、そのときも時間がかかって西門町の交差点が混雑しただけで混乱はなかった。

皆にゆとりあるこういうのがいわゆる「民度が高い」状態ではなかろうか。和を乱すやつがいない状態だ。ひとりでもオカシイのがいると大パニックになる。
日本のアイドルイベントも意外とガツガツしていないみたいだが、橋本環奈のイベントが開催側の不手際もあってパニック状態になって中止になったように、そうではないことも多々ある。

「民度が高い」と日本人が自画自賛するようなことが他国でも同じだったりする。下と見比べて相対的に高いと思っているだけなのだ。
台湾の街並みは雑多な感じはあっても、韓国のようにゴミだらけではない。人々が列を作り、ゴミだらけでない街づくりをしているのであれば、日本と対して違わない。民度という観点では同じくらいではなかろうか。

逆に台湾で渋谷のハロウィン騒動みたいなことがあったとは寡聞にして知らない。日本では渋谷のハロウィンや牢屋のクロちゃんみたいな騒動が日常的に起こるようになってしまったわけで、もはや「民度が」と誇れる国ではなくなっているように思えてならない。

20181227-1

韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射し、いわゆるミサイル発射のロックオン状態にしたことについて、驚くべきことに韓国では「日本が悪い」という論調が蔓延している。いや、いつものことなので驚くべきことではないかも知れないが。

当初、遭難した北朝鮮の漁船を探すために駆逐艦のすべてのレーダーを駆使していたので、自衛隊機にも少しくらいレーダー波が照射されたかも知れないと主張していたが、日本側の激しい反撥を食らうと「火器管制レーダーを照射したことはない」としれっと主張を変えてきた。カメラのレンズは向けたが、レーダーは照射していないという。
返す刀で、「自衛隊機が低空で駆逐艦の上空を飛ぶなど威嚇行動をしており、問題があるのは日本側」と主張してきた。
盗人猛々しいとはまさにこのことだろう。

韓国としては、「火器管制レーダーをちょっと当てたくらい大したことないだろ」と言えば日本が引っ込むと思ったのだろう。
ところが日本は思いの外に反論してきた。複数回、数回にわたって照射されたとする日本の主張は、韓国海軍が軍事衝突を避けるための国際的な決まりごとである海洋衝突回避規範に違反することから、レーダー照射自体なかったことにしようと考えたに違いない。

逆に、自衛隊機が駆逐艦に対して威嚇行動を取ったことにすればいいと考え、自衛隊機からの呼びかけに無視したことは「電波の状態が悪くて聞こえなかった」と言い訳しようと考えだ。
韓国が言うように駆逐艦上空を自衛隊機が飛ぶなど目視できる距離で自衛隊機が発信した3つの周波数の通信電波を受信できなかったのだとしたら、韓国海軍が使用する無線機はトランシーバーよりも性能が悪いことになる。

そこらへんを全部ごまかすため、自衛隊機が逆に韓国に敵対的な威嚇行動を取ったことにしようと考えたわけだ。
この主張を考えたのは子供なのだろうか。日本がいかに舐められているかがよく分かる。

韓国側は調子に乗って火器管制レーダーを照射されたと言うなら証拠を出せと反論している。防衛省は明確な証拠があると言っているのに強気なのは、レーダー波をどれだけ正確に受信したかを公開すると、レーダー波を照射した側の韓国に哨戒機の索敵能力を知られることになる。あとあと戦略上問題になるような情報は出してこないだろうという考えのもとでの挑発だ。
日本はそんなことには躊躇せず、バーンと証拠を開示してやればいい。
それでも韓国は認めないだろうが、ぐうの音も出ない証拠を出すことで少なくとも「自衛隊が悪い」という韓国の因縁は抑えられるだろう。

韓国人や中国人など外国人相手の仕事をしていてつくづく思うが、日本人以外の外国人は滅多なことでは謝罪しない。明らかに落ち度があっても、知らんふりしてやり過ごすことがどれだけ多いか。
それを思うと日本人はとても優しい。相手が「すみませんでした」と頭を下げると、「まあしょうがないな」とか「今度から気をつけるように」で済ますことが多い。あまりゴチャゴチャ言って相手がへそを曲げると困ると思うのもあるが、謝っている相手を踏みつけるようなことはしないのだ。日本は水に落ちた犬を叩く「打落水狗」の国とは違う。

これが優しいのか気が弱いのかは分からない。日本人のよさではあるが、日本人の悪さでもある。それを見越した相手に舐められてしまう。
謝罪して穏便に済ますとしてくれればいいが、謝罪せず、認めなくても日本人は強く追求してこないと思われている。

今回の韓国の件だって、「現場が暴走してしまった」と素直に認めて謝罪をし、担当者に何らかの処分をしていればここまで揉めることはなかった。しかし、日本人になんぞ死んでも謝罪できない国では、そのような選択肢はなかった。中国や北朝鮮相手なら飛んでいって土下座するが、日本には口だけで表面上の謝罪をすることすらできない。

日本はここで絶対にひいてはならない。ここまで揉めたのだから最後までいくべきだ。反論不可の完全なる証拠を突きつけ、韓国を黙らせる必要がある。
むりやり謝罪などさせなくていい。威勢のいい韓国のアホどもを黙らせ、どちらが正しいかを知らしめる必要がある。
落としどころなど探してはいけない。今度ばかりは、水に落ちた韓国をボコボコに叩くときである。

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