1年ほど前から、やたらとネット上で"鬼女"という言葉を見るようになった。2ちゃんねるの既婚女性板から来た言葉で、そこの住人を既女と呼び、それらの女性が他人に嫉妬したり、罵詈雑言を投げかけることばかりやっているので、それが転じて鬼女になったそうな。

イメージとしては、暇を持て余した既婚女性が、ブログなどで幸せそうにしているヤツを叩くというものらしいが、実際、どれだけが既婚なのか、そもそも誰かを叩いているヤツが女なのかということもあって、実際は既婚女性がやっているわけではなさそうだ。
とにかく、嫉妬深いヤツが、芸能人を中心に誰かを叩きまくる、それが鬼女だ。

鬼女がよくターゲットにするのが、紗栄子(ダルビッシュの元嫁)、住谷杏奈(レイザーラモンHGの嫁)、辻希美(元モーニング娘。)である。
ブログをやって、幸せそうにしていること、カネをたくさん持っていることなどが狙われるらしい。

実際、紗栄子とその弟子の住谷杏奈は、ブログでステマとしか思えない宣伝をよくやっており、そうとうカネを稼いでいるらしい。住谷杏奈は、HGの稼ぎよりもよくて、ブログ御殿を建てたとかなんとか、芸能リポーターがテレビで言っていた。

鬼女はそれ以外にも、個人情報を調べ上げることが得意だ。Twitterで悪事を働いたことを自慢すると、鬼女によって個人情報を晒されたりする。
大津のイジメ事件でも、そこそこ"活躍"していたとか。間違いも多くあったが。

誰かがいちいち腹立つのはよく分かるのだが、それでそいつに対して執拗に文句を言おうとか、個人情報を晒すために面倒なことをいちいちやろうとするのは理解できない。
つい先日もこのブログで書いたが、いちいち他人に直接文句を言ったり、バッシングすることで何か変わるんだろうか。相手は悪くないと思ってやっているのだから、理解し合えるわけがないし、自分の意見が通ることもない。

結局のところ、相手に不快な思いをさせることが目的であり、それで日頃溜まったストレスの溜飲を下げているのであろう。

人の妬みや嫉みというものはなくならないから、こういうことが全てなくなるなんてこともなかろう。
どこぞの国がネット接続の実名制をやろうとして失敗していたが、何をやってもムダ。他人に道徳を説いてもムダ。

だから、バッシングされる方がスルースキルを身に付けねばならない。
間違いだとか、ありもしないことで誹謗中傷を受けたのなら法的手段を取るべきだが、単に嫌われて叩かれているのなら、無視するしかない。

Twitterやブログで叩かれ、落ち込んだり、いちいち反論して炎上する芸能人が多いが、華麗にスルーすることができれば、いちいち悩む必要もなくなる。
だから、ダルビッシュの元の嫁のように、どれだけ叩かれても平然としていられる面の皮を持つ、これがネットをする人間が目指すべき目標なのだ。