大津市内にある昔から馴染みの歯科医院に用事があって久しぶりに行ってみたら、入口に「こし直美」とかいうババアの看板があって、中の待合室にも「こし直美」の宣伝ビラがあった。
「誰やねん」とは思ったものの、特に気にもしていなかったのだが、しばらくして、新聞で大津市長に越直美とかいうオバハンが当選していて、そいつだということが分かった。

越直美は36歳で、史上最年少の女性市長らしいが、見た目はかなり老けている。どこぞの市議みたいに、「美人過ぎる市長」だったらよかったのだが、「史上最年少女性市長」と「知事&県庁所在地市長の女性ペア」として注目されているだけである。

大津市でこれまで2期連続で市長を務めていた目片信(めかた・まこと)は、保守系市長で、知事が凍結させた大戸川ダムの建設を主張し、「つくる会」の教科書を評価していた。これに対し、滋賀県で幅を利かせる全教(全日本教職員組合)が糾弾していた。

目片前市長は、部落解放同盟からも糾弾されたことがあった。大津市職員向けに配布した手帳のカレンダーに六曜を表示したことで、部落解放同盟から「迷信である六曜を信じることは、謂われなき差別である部落差別を助長させる」などと難癖を付けられて、手帳を回収させられる憂き目にあっていた。
税金の無駄遣いでしかないのだが、市長だろうが何だろうが、部落解放同盟には逆らえないのだ。

一応保守系ということで、大津市長は目片信でいいと思っていたのだが、大津市民は年齢が目片の半分の越直美を選んでしまった。
主張を見る限り、嘉田由紀子知事と同様、サヨク全開の政治家というよりは、ただの女性政治家っぽいが、これからどうなるか分からない。

それにしても、何故こんなつまらない政治家の応援を、旧知の歯科医がしているのだろうか。
これまで、その歯科医院では、特定の政治家を応援するようなことはしていなかった。ほかの医者と同様に、朝日新聞を取っていて、待合室に置いてあったのだが、ただそれだけだった。
前の先生が半ば引退して、その子供が中心になってきたからそんなことになったのだろう。

何故かよく分からないが、医者のようなインテリは、朝日新聞や民主党や社民党のような左派政党を支持したがるのだろうか。実に不思議である。
医師会は、昔までは自民党についていたのだが、それでも自民党支持の医者は少なかった。

昔まで、左派のイデオロギーを持つ人が賢い人の証のような感じだが、それが今もまだ続いているのだろうか。「オレは医者だから、朝日新聞を読む」とか「オレは医者だから、民主党を支持する」ということになってしまうのだろうか。
それでは、勉強ができても、ただのアホみたいに見えてしまうのだが、それは私が保守的思想の持ち主だからであろうか。