今、出張先のビジネスホテルにいる。
昨日突然、上司からトラブルが起きている客先に行って、試験に立ち会って来いと言われたからである。

準備して昼過ぎに会社を出て、客先に入ったのが夕方の5時。
その時点でウンザリなのだが、要領悪くちんたら作業をする客のせいで、作業が大して進まなかった上に、夜の11時まで付き合わされた。
もちろん、新幹線の終電なんぞとっくに過ぎているため、仕方なくビジネスホテルに泊まることにした。
今日もこれから作業である。

ビジネスホテルは、ドーミーインという変な名前のビジネスホテルチェーンにした。
近くに東横インもあるのでそっちにしようかと思っていたのだが、現地の営業が「ドーミーインがいいらしい」というのでそこにした。

思ったよりよかった。
6300円という価格ながら、できたばかりという理由もあろうが、施設がキレイで、朝食も簡単なバイキングで腹いっぱい食えた。東横インは無料ながらしょぼいパンが出てくるだけだ。
"天然温泉"とされる大浴場もあって、リラックスできた。

4時間しか寝てないが、朝に温泉に入ってきて、今日も頑張れそうである。

東横インもそうだが、こういうビジネスホテルでは、どういうわけか朝日新聞をタダで配っている。今朝もフロント近くに山積みされていた。
朝日新聞の出版部数のどれほどが、ビジネスホテルで配られているものなのだろうか。

今秋発売の週刊文春に、1974年7月に三大紙で初めて原子力PRの広告が掲載されてから、"反原発の総本山"だった朝日新聞が親原発に転向したという記事が掲載されていた。
そんな朝日新聞であったが、3・11以降は再び反原発に転向し、現在に至る。今日の朝刊も、1面の天声人語から社会面まで反原発記事が踊っていた。

原子力をPRする広告なんかこれから入らないだろうし、弱った電力会社ならいくら叩いても問題ない。水に落ちた犬を叩きまくる中国人と同じやり方だ。
金のために叩くのをガマンしていたのだから、その反動はものすごい。
週刊現代や週刊文春と一緒になって、反原発にせいぜい精を出せばいい。頑張ってネガティブキャンペーンをしても、日本の産業界は急に脱原発に展開できないのは間違いない。

せっかく貰った朝日新聞だが、読むところがあんまりないので、15分ほど眺めたら飽きてしまった。
チェックアウト時に捨てていくことにしよう。