毎年クリスマスイブ恒例の「明石家サンタ」を見ていたら、こんなエピソードがあった。
腕をつねったりしながらイチャイチャしていた彼女と分かれたら、しばらくして警察が家にやってきて、元彼女が交際時につねられたとして、暴行罪で告訴してきたと伝えた。結局その男は、暴行罪で罰金10万円の刑を受けた。
この話が本当なのかどうかは知らないが、あり得る話である。被害者の訴えは絶対で、事情は考慮されない。写真だけ撮られて証拠とされたら、乳繰り合っているときにちょっと強くつねっただけなのに、のちに逮捕されることもありそうだ。
これの典型が痴漢冤罪事件だろう。触っていなくても、"被害者"とされる女が触ったと言えば触ったことになる。"加害者"には弁明の余地なし。無罪を証明したければ、「触っていない証拠」という否定の証明が求められる。
日本の司法ではしばしば「被害者は圧倒的に不利」だとか「被害者感情が考慮されていない」などと言われるが、被害者の言い分ばかりが取りれられることもある。
なんだかんだいって、被害者は強いのである。
ついでにいうと、被差別者もかなり強い。
つまりは、被害者にしても被差別者にしても、弱い立場から一転して、強い立場になってものを言うことができるようになるのがこの世の中だ。
この被害者の立場を最大限に利用しているのが、中国と韓国だろう。
先の大戦で日本が負けたことをいいことに、ことあるごとに被害者面をして、日本に対して度重なる謝罪要求と、賠償金などのカネの要求を繰り返す。
特に韓国に至っては、戦争の被害国ではない。第二次大戦前に既に日本に併合されており、日本の資本を多く吸収していたくせに、どの面下げて被害があったというのか。戦後、戦勝国に入れてくれと韓国が要請しても、連合国側から断られたのも当然だ。
今度の安倍首相による靖国参拝で、韓国は「国民の心が痛んだ」などと報道したが、鉄面皮としかいいようがない韓国人の心がどう痛んだのかを問い詰めたい。
靖国参拝が外交カードになると気が付くまで、"A級戦犯"の合祀後も日本の政治家が靖国参拝してもちっとも騒がず、心も痛めていなかったくせに、今さら何を痛めているのか。
中国や韓国は、靖国参拝についていちいち大袈裟に文句を言って、日本の内政に干渉してくる。
「軍国化が進む」などと言うが、どこらへんで軍国化が進むのか。靖国神社に参拝することは、"A級戦犯"を崇拝する儀式をするわけではない。慰霊と軍国化がどう結びつくのか。
「憤怒している」とも言うが、日本が従わないことに腹を立てているのだろうが、勝手に怒っておけ。
「心を痛める」については、これまでに述べたとおり、被害者面して「傷ついた」と言っているだけだ。
本当にたちが悪い。
「調子に乗って被害者面してんじゃねーぞ」と言ってやればいいのだが、世間にはどうも被害者に対してそういうことを言う雰囲気にない。もしも言ったのなら、それが本当のことであっても、加害者側がバッシングされる。
被害者がいつのまにか加害者になり、加害者が被害者になる。
日本はこの中韓二カ国にやられ放題だ。しかも韓国曰く、韓国が被害者で、日本が加害者という関係は1000年続くのだから、これからも加害者たる日本は、中国や韓国に罵声を浴びせられ、金品を要求され続ける。
だから、この負の連鎖は断ち切らねばならない。「いつまでも中国や韓国に対してヘーコラしねえぞ」という姿勢を見せねばならない。
その第一歩が、安倍首相の靖国参拝である。
これで韓国との関係修復の糸口が消えようが、関係が終わろうが、それで構わない。
中国も、また暴動を起こしたり、不買運動を起こすかも知れないが、どうせ長続きしないだろう。
エサが欲しいときに吠える犬がいて、吠える度にエサを与えていたら、犬は吠え癖がついて吠えまくるようになる。
中国や韓国はそれと同じだ。日本から謝罪や賠償、譲歩を引き出したくて、被害者面をして堂々と吠え、日本がそれにいちいち対応していたため、吠えまくるようになった。
中韓は日本に対して吠え癖がついているのである。
安易な要求には応じないのがものごとの基本だ。犬と接する場合も同じである。
犬の要求に応えなければ、犬はそれを学習して無駄なことをしなくなる。中国や韓国だって、犬と同じことくらいはできるだろう。
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韓国よ、サヨウナラ
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)において、自衛隊から韓国軍へ5.56ミリ弾1万発が無償提供されたことについて、韓国の言い分が本当に腹立たしい。
韓国軍が展開して医療活動などを行っている地域の治安が悪化して1万5000人に取り囲まれているとし、持参した銃弾だけでは足らないので国連経由で補給を依頼した。
南スーダンでPKOとして展開してくる国のうち、5.56ミリ弾を使っているのが日本とアメリカのみで、アメリカには余剰分がなかったため、必然的に日本の弾丸が韓国に回されることになった。
韓国軍は国連以外に、自衛隊に直接要請しており、弾丸が届いたおりにも自衛隊に感謝が述べられた。
日本としては、それを黙っていると問題になりそうなので、公表したところ、国内の左派勢力のみならず、当事者である韓国側からの猛烈な反撥があった。1発80円の弾丸1万発を無償提供した相手から反撥を食らったのである。
韓国の主張は、「日本には頼んでいない。国連に頼んだら日本の弾丸が回ってきただけ」というものだ。
また、日本でニュースになったことに対し、安倍政権が進める「積極的平和主義」の宣伝や日本の軍事的役割の拡大に利用されているとし、日本に対して警告の意味を込めて強い"遺憾の意"を伝えたそうな。
なぜ善意の対処をしてあげた相手にキレられないといけないのか、本当に理解に苦しむが、韓国としては、日本に助けて貰ったことを内緒にしておきたかったのに明るみに出たため、韓国国内向けにそのような態度に出ているのだろう。
その上で、「過去に米軍は公表しなかったのに、日本は酷い」「韓国としては、国連から貰ったものだから感謝をしない」「迂回融資元に感謝なんかしてたまるか」と主張した。
さらに朝鮮日報に至っては、「日本がたかだか数十万円分の弾丸を提供しただけなのに恩着せがましい」などと記事に書いていた。
それに輪をかけ、韓国軍から直接自衛隊に要請があったこと、感謝の意が伝えられたという日本の報道については、「日本がでっち上げた妄言」としている韓国人が多い。
韓国人は、感謝するということを知らないのだ。日韓関係が冷え切っていようが、相手から塩を送られても、それに対するマトモな反応もできない。
日本から賠償をふんだくることはあっても、親日派から財産を没収することはあっても、日本からの施しに感謝することなどできないのだ。
これはもう、キチガイレベルの社会不適合者である。
とにかく日増しに腹の立つニュースになりつつあるが、今日26日は、なんと安倍晋三首相が靖国神社に参拝したという号外レベルのニュースが午前中に飛び込んでいた。
前に首相だったときに参拝できなかったことについて「痛恨の極み」としながら参拝する気配がなかったので、中韓との外交を鑑みてあと2~3年は無理かと思っていたが、安倍政権発足1周年となる今日、電撃的に靖国参拝を果たした。
「やっとか」という思いもあるが、「よくぞ参拝してくれた」という思いもある。靖国神社について、ことあるごとに難癖を付けてくる中国と韓国のうち、韓国が特に敏感になっており、日韓関係が悪くなっているこのおりに参拝したということは、安倍首相は「韓国と関係が冷え切ってもいい」という意思表明をしたようなもんだ。
靖国参拝は、最初から外交カードとして日本を困らせるために中韓が切ってきてるものと分かっているから、この対応で正しい。いちいち靖国神社に日本の政治家が行くか行かないかで、他国からごちゃごちゃ言われる筋合いはないし、言われたところでその脅しには屈しないという姿勢を見せることが大切だった。
中国はこの12月26日が毛沢東生誕120周年の記念日であるから、「なんて挑発だ」とキレているが、それ以上にキレているのが韓国である。
「これまでの努力が水の泡になった」などと日本に対して言っているが、最初から日韓友好の努力なんか何もしていないから、ゼロがゼロになったままだけである。
韓国には今度のPKOでの銃弾提供に関する騒動で、日本は「政治利用するな」などと警告されている。
日本も同じように言い返せばいい。「祖国を守ったご先祖様を参拝するだけのことを政治利用するな」と。
自分たちはあらゆることを政治利用するが、日本はダメでは筋が通らない。元々日本は銃弾提供を政治利用しているつもりなどないが、もしそうだとするならば、韓国だって日本の政治家が自身の思想信条で参拝しているだけのことについて、政治利用するべきではない。しかも、韓国国内に向けてだけではなく、日本にごちゃごちゃ言ってくるのだから、内政干渉である。
余計なお世話ではないか。
安倍首相は今回の参拝で、明確に韓国を切ることを決断したのだと思う。「これ以上付き合ってられるか」という声が聞こえてきそうだ。
中国は今は騒いでいるだろうが、実利を取り、自分たちは絶対に損をしないようにする国だから、日本とは距離を置きつつ付き合っていくだろう。靖国参拝の報復として尖閣奪取もあり得るが、可能性は低そうに思える。
ブチ切れ韓国は、振り上げた拳をずっと下ろせそうにない。もう、それでいい。日本がどういう対応をしたところで、この国には関係ないのだから。
新聞報道では、首相の靖国参拝によってどの新聞も「中韓の反撥必至」となっていたが、裏を返せば中国と韓国だけがめちゃくちゃ反撥しているだけだ。あとは台湾のように「遺憾の意」を述べるか、アメリカのように「中韓を刺激しやがって、お前らには失望した」のどちらかしかない。
そんな反応などどうでもいい。中国と韓国は好きに吠えさせておけばいい。
日本に対する雑音は、無視するのが一番なのだ。
勤勉なのはドッチ?
私は仕事のために朝6時過ぎに家を出ている。週刊アスキーと週刊新潮の発売日だけ、通り道にあるローソンによって雑誌を買う。
今日は週刊新潮の発売日だったので、いつものローソンに行ったら、見たことのない女の店員がレジにいた。いつもの大学生らしき男ではない。
日本語は流暢であるが、名札を見る限りは中国人らしかった。
学生アルバイトのウザいところは、下宿生だった場合、お盆や年末年始の繁忙期に「実家に帰る」とか言ってバイトのシフトを空けるよう平然と言ってくるところだ。バイトを雇っている店でシフト担当の社員は、毎年毎年たまったもんじゃないだろう。
それに加えて鬱陶しいのが、クリスマスの時期に休むバイトが多いことである。ローソンのレジにいた中国人女性は、いつもの出勤時間とは違うシフトにむりやりねじ込まれたのだろう。
私がバイトをしていた15年ほど前も今と全く同じで、彼女もいないくせに12月の24日と25日にバイトを休むヤツがいて、本当に鬱陶しかった。
どうも、クリスマスは彼女・彼氏と過ごすから、もしくは、そう見せかけるために見栄を張って、用もないのに休んでいるヤツがいるのだ。
私と折り合いの悪かった、文字通りブタゴリラみたいな他の大学の学生バイトが、クリスマスのときにシフトを空けているのを見て、そいつがいないところで「嘘つけボケコラ」と荒れたもんである。
クリスマスは欧米のキリスト教徒のイベントで、ヤツらは家で家族とパーティをして、子供にプレゼントを渡すことをやっているのだと思っていた。
それを取り入れたのなら、日本でも家族と夜を過ごすべきなのだが、何故か若い男女がデートをして、ラブホテルや彼氏彼女の部屋でセックスするもんだという認識が広まってしまった。
どうしてこうなったのだろうか。
欧米では七面鳥を食うはずだが、七面鳥なんか普段食わない日本では、ケンタッキーフライドチキンがうまいことプロモーションをやって、ニワトリを食うようになってしまった。コカコーラのプロモーションが奏功して、サンタクロースの衣装が赤になったのと同じである。
「日本人はクリスマスにフライドチキンを食う」とか言われて欧米人にバカにされるわけだが、カップルがラブホテルに押しかけ、順番待ちをしてでもセックスをするというのも、本当に奇妙に思われている。
だが、クリスマスがそんなイベントになった日本では、もう後戻りはできないだろう。
だから、クリスマスイブの夜はバイト不足になりがちだ。見栄を張る必要なんかないのに、皆が休む。独身男性の7割が彼女がいないというニュースが最近あったが、それを考えると、バイトに入れるヤツばかりなのにバイトを休みやがる。
ケンタッキーでパートをしているオバハンが、「クリスマスは一番忙しいのに、慣れてるバイトが休みがちやから困るわぁ」などと言っていた。
東京や大阪などの都会は特に顕著で、夜にコンビニや飲食店に行くと、働いているのが中国人ばかりである。
特に東京出張のときに驚いたのだが、24日の夜は、コンビニ、大戸屋、居酒屋、行ったところ全てで中国人が働いていて、「一体この国はどうなっているのか」と思ったもんだ。
「日本人は勤勉だ」などと言われて久しいが、アルバイトの働き具合だけ見ると、中国人の方がよほど勤勉である。中国人は春節のときでも、日本でバイトに勤しむヤツがいるし、元々年末年始に長期休暇を取る風習がないので、大晦日も元日も働く。クリスマスももちろん働く。
仕事の熱心さや丁寧さは知らんが、とにかく不真面目な理由でシフトを空けず、働けるだけ働く。
バイトを雇う方からしてみたら、すぐに休む日本人学生と、とりあえず毎日でも働く中国人なら、後者の方が使い勝手がいいに決まっている。
正直なところ、今の日本人が、単純作業の仕事やきつい肉体労働を嫌がり、アルバイトですら好き勝手休むような状況なのだから、「中国人はダメだ」とかバカにはできないだろう。「そういう仕事は中国人がやればいい」とか思う人もいるかも知れないが、そういう考え方がどんどん国をダメにしていくような気がする。
「代わりに中国人にやらせとけ」という環境はいい加減やめて貰いたいが、どうも終わりそうにもなく、ずっと続いていきそうな予感がする。
武器輸出三原則の見直しを
昨晩のニュースや今日の朝刊1面で大々的に取り上げられているニュースが、国連平和維持活動で南スーダンに駐留している陸上自衛隊から韓国軍に対し、銃弾1万発を提供したというニュースだった。
武器輸出三原則に反するのではないかと、一部メディアや野党が大騒ぎだ。
2011年に独立した南スーダンは、現在も戦闘状態が一部の地域で続いており、東部ジョングレイ州で展開中の韓国軍の銃弾が不足した。
国連と韓国はまず、韓国軍で使用されている自動小銃の5.56ミリ弾を使用している米軍に要請を行うが、米軍も在庫に余裕がなく、少量しか提供されなかった。そこで、米軍以外では自衛隊しか5.56ミリ弾を所有していないため、22日に日本に対して要請が行われた。
安倍首相や麻生太郎副総理、岸田文雄外相、小野寺五典防衛相は23日に国家安全保障会議(日本版NSC)を開き、「緊急性・人道性が高い」として銃弾の提供を決めた。
日本版NSCとやらの力が発揮されたわけだ。これが今でなら、閣僚会議を開いて、チンタラ国会や野党を交えた会議で議論して、めちゃくちゃ時間が経ってから、「やっぱり提供しません」などとなっていたところだろう。
韓国は憎たらしい国であるが、それでも「防衛のための弾が足りない」と要請してきているわけで、人の命が関わっているのだから、無視するわけにはいかない。これに一体何の問題があるというのか。
韓国は、国内世論から「日本から銃弾を恵んで貰うとは何事か」と批判が起こることを恐れ、「不足してない、借りただけ」と苦しい言い訳をしているが、日本からの恩を仇で返すのはこの国のいつものことだから、いちいち気にしないでいいだろう。
水面下で、日本は貸しをひとつ作っただけだ。
それにしても、今回の銃弾の提供相手が米軍であれば、相当な文句も出たであろう。しかし、相手が韓国軍だから日本のサヨク連中の追求も中途半端になる可能性が高い。韓国はあとになって言い訳しているが、韓国が要請し、韓国のために提供を決めたのである。しかも、韓国軍は現地で銃をバンバン撃つつもりで、撃ちもしない自衛隊に豊富にある銃弾を渡しているのである。
それでも、民主党のバカどもは文句を垂れている。「国家安全保障会議ができたからといって、軽率で拙速すぎる」と批判した。
一刻を争うときに、民主党が言うように慎重に対応したり、臨時閣議で緊急性の是非を議論していたら、何のために国家安全保障会議を作ったのかが分からない。こういうときのために、国家安全保障会議があるんだろうが。
本当に民主党のヤツらはアホである。
そもそも、日本は武器輸出三原則なんぞで、他国に武器の輸出ができないことになっているが、そろそろこんな原則は捨てて、武器輸出もすべきなのである。
サヨク連中が大好きな中国は、2012年で18億ドル弱の武器を輸出している。中国の武器は、世界中の紛争地域で使われて、人殺しに役立っている。中国が1個300円で売った対人地雷は、多くのカンボジア人の子供の足を吹き飛ばした。
韓国ですら、1億8000万ドルの武器輸出を行っている。
日本では何故か平和の国と見なされているスイスは2億ドル、スウェーデンは5億ドルの武器輸出を行っていて、スウェーデンでは武器輸出が主要産業といっても過言でない。スウェーデンの高福祉の一端は、武器輸出が担っている。
住友重機が検査データを改竄して自衛隊に機関銃を納入したように、日本製の機関銃や自動小銃、サブマシンガンなどは競争相手もなく、なあなあで採用されるため、性能がイマイチで価格が高いだけ、国際競争力は全くない。
だが、艦船や装甲車、戦車などは世界でも通用するようなものだろうし、売れば買う国が必ずあるはずだ。
また、武器を輸出することで、国際競争力が養われ、より低価格になり、より性能もよくなるに違いない。いいことしかないように思える。
「人殺しの武器を売るのはよくない」とヒステリーを起こす連中がいるわけだが、自衛のために使えるものなのだから、何の問題もないように思える。
仮に、戦争を仕掛け、人を殺すために使われたとして、一体何の問題があるのだろうか。
そういうことは使う方の問題であり、道具の問題ではない。この議論は、通り魔が包丁を使って刺殺すると必ず起きる議論と同じだ。
武器輸出を自ら制限して、ビジネスチャンスを逃している場合なのだろうか。いい加減、武器を売りつけて儲けることを悪いと思う単純脳から脱出すべきだろう。
韓国軍への銃弾提供が、議論を変えるいい機会になればいい。
歴史のお勉強
ハイヒールの漫才のネタに、「リンゴはマジメ過ぎて、麻雀を覚えると言い出して、まず最初に麻雀の歴史から勉強しだした」というのがあった。
普通は麻雀を覚えるといったら、役を覚えたり、牌の取り方を覚えるもんだが、まずは歴史から学ぼうとしたことについて、ヤンキーで中卒だったモモコが大卒のリンゴに対して呆れるというものだ。
それはまあ普通ではないと思うが、クソマジメに言うと、歴史を知ることは間違いではない。
日本で行われているリーチ麻雀というのは、中国から日本に伝わった麻雀に対し、アメリカの進駐軍経由でアメリカ式のルールを取り入れた上で、日本に広まったものだ。
だから、流れでいうと、中国→日本→アメリカ→日本となる。七対子(チートイツ)や緑一色(リューイーソー)は、アメリカ人が考えた役だ。
そういうことを知っておいて損はない。
中国式の麻雀(麻将)は、個人の捨て牌を河に並べていかないから、麻雀でいうリーチなどもない。日本と麻雀と中国の麻雀がなぜ違うのか、歴史を知ることで理解することができる。
ただ、歴史を知るにしても、ある程度正確なものでなければならない。デタラメな歴史なんか、知る必要がないし、知っても悪いことしかない。
デタラメな歴史を使って世間に悪い影響を与えているのは、間違いなく韓国だ。
この国は、歴史は自分たちで都合のいいように作るものだと思っている。だから、自国に5000年の歴史があるとか平気でウソを並べ、挙げ句の果てには、漢字は韓国人が作ったなどと主張する。
その被害は近隣諸国だけでは済まず、「タイのムエタイ(キックボクシング)は韓国起源だ」などと主張して、タイ人から顰蹙を買っていた。
同じ格闘技でいえば、日本の空手についても、「テコンドーから派生した」などと、実際とは真逆の"歴史"が語られている。
テコンドーは、創始者の崔泓熙が日本の松涛館空手を学んだ上で1950年代に作り上げた格闘技である。
その後、韓国が国威発揚のために国技とし、オリンピックの正式種目にするために普及に尽力したものだ。
空手から生まれたテコンドーなのに、キチガイじみた韓国人は、テコンドー(もしくは、のちにテコンドーになる格闘技)が何千年も前に存在し、それを元に空手が生まれたと、全く逆のことをいうのだ。
よくそんなことが言えるものだと思えるが、韓国人の厚顔無恥は今に始まったことではない。
この韓国人による作られた歴史の罠にはまったのが、アメリカ人俳優のチャック・ノリスである。
チャック・ノリスは、1980年代頃に「地獄のヒーロー」や「デルタ・フォース」など、B級アクション映画の主役として活躍した俳優で、ここ数年は、彼の主演映画での無敵の強さを下敷きにした「チャック・ノリス・ファクト」で知られる。
「チャック・ノリス・ファクト」の一例を挙げると、「チャック・ノリスはコブラに噛まれ、5日間苦しんだ末…、コブラが死んだ」などだ。
チャック・ノリス
その「チャック・ノリス・ファクト」について、チャック・ノリス本人が解説したバカバカしい本があって、その日本語翻訳が「チャック全開!」というタイトルで先月発刊された。
その本の前書きでは、チャック・ノリスが自分について、アメリカの空手チャンピオンから、6度防衛の世界チャンピオンになったとか自慢を書いている。
そして、その最後にこう書かれてあった。
恐らく、チャック・ノリスが手ほどきを受けていた韓国のテコンドーの関係者が、彼に対して「テコンドーは4500年の歴史がある」などと解説していたのだろう。
レスリングじゃあるまいし、テコンドーに4500年もの歴史があるわけがない。たかだか60年か70年ほどの歴史しかない、ブラジリアン柔術よりも歴史の浅い格闘技ではないか。
チャック・ノリスは、ウソの歴史を吹き込まれたおかげで、ありもしないテコンドー4500年の歴史を自書に記してしまった。
韓国人からすればしめたものだろうが、チャック・ノリスにすると、ただバカなことを書いて恥をかいただけである。
何が正しい歴史なのか、自分でちゃんと勉強しないと、恥をかくということなのだろう。